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前世でゲームをプレイしていたときは、どれだけレニーナは悪役なのだろうと思ったが、このレニーナがルドルフの大切な人たちを傷つけるようなことばかりを言うというルドルフの証言こそがウソ偽りでしかないのだから。
本当に腹立たしい!!
レニーナの立場になって初めてわかったルドルフのクソさだ!!
それほどまでにシーナと結婚したいのだろうか。
こんなクソ野郎が幸せになるだなんて、許せない!!
「そんなのあんたの言いがかりじゃないの。今に見てなさい。自分たちの幸せしか考えずに私に恥をさらさせたことを後悔させてやるんだから……!」
私の両脇から兵士が現れて私を連れていく。
ルドルフが見えなくなるまで私は彼らへの復讐を叫び続けた。
このまま引き下がるわけないじゃない!!
バッドエンドになるってわかってて、はいそうですか、と納得して素直に用意されたエンドに向かうほど私はバカじゃない。
私は兵士に引き連れられながら、口許に笑みを浮かべた。
これまで私がシナリオを通りに過ごすなか考えていた策を実行する日が来たようだ。
◇
私は兵士に捨てられた森を歩く。
どうしてここまでシナリオ通りに生きてきたかというと、前世の記憶からルドルフのシーナへの愛の固さをしっていたからだ。
そんなルドルフはシーナ視点でゲームをプレイしていたときこそ素敵に見えたが、今の私はレニーナだ。
もう、ルドルフの裏の顔や考えが見えてしまってうんざりだった。
「着いたわ!!」
私は湖に着くなり、見知ったその場所をくるくると回った。
前世の記憶が戻ってから、私はこの日のためにある企てをしていた。
このままバッドエンドにはさせない。
私が湖に両手を向けると、唸るよな地鳴りとともに湖の水が渦を巻いて縦に伸びた。
悪役令嬢に転生したことに気づいた私は、魔術の腕を研いていたのだ。
私は目の前に湖の水でモニターを作ると、それをまだみんなが集まっているパーティー会場へと繋いだ。
「まずはお礼を言わせてもらうわ、ルドルフ。婚約破棄してこの地に私を送ってくれて」
突如パーティー会場の天井に映し出された私を見て、ルドルフはこちらを(正確には天井にできたモニター)見て息を呑んだ。
本当に腹立たしい!!
レニーナの立場になって初めてわかったルドルフのクソさだ!!
それほどまでにシーナと結婚したいのだろうか。
こんなクソ野郎が幸せになるだなんて、許せない!!
「そんなのあんたの言いがかりじゃないの。今に見てなさい。自分たちの幸せしか考えずに私に恥をさらさせたことを後悔させてやるんだから……!」
私の両脇から兵士が現れて私を連れていく。
ルドルフが見えなくなるまで私は彼らへの復讐を叫び続けた。
このまま引き下がるわけないじゃない!!
バッドエンドになるってわかってて、はいそうですか、と納得して素直に用意されたエンドに向かうほど私はバカじゃない。
私は兵士に引き連れられながら、口許に笑みを浮かべた。
これまで私がシナリオを通りに過ごすなか考えていた策を実行する日が来たようだ。
◇
私は兵士に捨てられた森を歩く。
どうしてここまでシナリオ通りに生きてきたかというと、前世の記憶からルドルフのシーナへの愛の固さをしっていたからだ。
そんなルドルフはシーナ視点でゲームをプレイしていたときこそ素敵に見えたが、今の私はレニーナだ。
もう、ルドルフの裏の顔や考えが見えてしまってうんざりだった。
「着いたわ!!」
私は湖に着くなり、見知ったその場所をくるくると回った。
前世の記憶が戻ってから、私はこの日のためにある企てをしていた。
このままバッドエンドにはさせない。
私が湖に両手を向けると、唸るよな地鳴りとともに湖の水が渦を巻いて縦に伸びた。
悪役令嬢に転生したことに気づいた私は、魔術の腕を研いていたのだ。
私は目の前に湖の水でモニターを作ると、それをまだみんなが集まっているパーティー会場へと繋いだ。
「まずはお礼を言わせてもらうわ、ルドルフ。婚約破棄してこの地に私を送ってくれて」
突如パーティー会場の天井に映し出された私を見て、ルドルフはこちらを(正確には天井にできたモニター)見て息を呑んだ。
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