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2.どうなってんだ異世界
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アルタイル王国。
どうやら俺は、事故に遭った瞬間にそう呼ばれる異世界に飛んできてしまったらしい。
俺を介抱してくれていた女性はノアといい、アルタイル王国のお姫様なんだそうだ。
ノアは四人姉妹の長女で、俺が休ませてもらっていた王宮には他にレア、リア、ミアという三人の姉妹がいるらしい。
ノアの姉妹……きっと三人ともすごく美人なんだろうな。
そんなことを考えながら、俺はひとしきりノアの説明を聞いたあと、ベッドの上でぼんやりとしていた。
今頃、元の世界の俺の体はどうなっているんだろう。
今の俺は無傷だけど、あの事故で無傷だなんて到底思えない。
まさか、死んだ……?
これは、死後の世界なのか?
その時、ちょうど今居た部屋のドアが開き、俺は状態を起こす。
「逞様」
見ると、ノアの姿だ。
それに続き、三人の美女が入ってきた。
金髪のノアに対して、それぞれの美女も順にシルバー、ピンク、ブロンドの髪色をしていて、それぞれの髪色と同じ色の瞳があった。
「重大なお知らせがあります」
ノアによると、この世界のお告げでこの世界に降り立った者が姫の婚約者になると言われているらしい。
そのため、将来的に目の前にいる美女四姉妹の中の誰かを選んで結婚してほしいのだとか。
こんなことあっていいのだろうか。
異世界転移した結果、ハーレム尽くしじゃないか!!
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