5 / 7
親友カノンは
カノンの変化
しおりを挟むそんなごくごく平凡な生活を送っていた優衣と仲良しだった親友のカノンちゃん
自転車で10数分の距離に住んでいた彼女とは三年生で同じクラスになった事がきっかけで仲良くなり、夏休みなどは半分以上彼女と過ごす年もあったくらいの仲でお互いを親友と認めあう関係だった
カノンもまた巨乳家系で、彼女のお母さんはまさに昭和の肝っ玉母さんを絵に描いたような丸々としたポッチャリ体型の爆乳で顔は愛嬌たっぷりのチャキチャキした親しみやすい女性だ
そんな母親の体型もあって、カノンはポッチャリする事を防ごうと家でもランニングをしたりしているとルーティーンになっていて普通体型を維持し運動神経が学年でもトップクラスになっていた
少しハーフが入っていそうな顔立ちに運動神経も良くコミニュケーション能力も高いので男女共に友達も多くて、自分と一番仲良くしているのを優衣もたまに不思議に思う程だった
そして彼女の両親はどちらも帰りが少し遅くて、早くても夜の7時すぎまでは帰ってこないので弟妹が多い優衣の家よりも過ごしやすい彼女の家で遊ぶ事が大半でたまに外でも遊んでいた
どこにでもいる小学生女子の日常…そんな毎日を過ごしていた
そんな何の問題もない日常を当たり前のように過ごしていたある日の事だ
カノンちゃんといつもと変わらず彼女の家でお喋りをしたり遊んでいた時の事
「優衣ちゃん、誰にも言えない秘密ってある?」
学校でも普通の子だったし家で何かしようとしても弟妹がいたので自分が悪さをしたり隠し事をする事も出来ない環境なので人に言えない秘密と言えば片思いの好きな男子の事くらいしかなかった
『カノンちゃん、また男子から変な噂話とか面白い話とか聞いてきたのかなぁ?』
優衣はカノンとは違って教室では比較的女子としか話さずにいて、男子からは話しかけられたら喋る程度だったがカノンは明るい性格なので自分から男子に話しかけたり一緒に遊んだりと誰とでも仲良くしていたので優衣の知らない男子同士の変な話や妙な噂なども聞いてきてはこうやって二人で遊んでいる時に「あのねあのね、○○君達が…………」と楽しげに優衣に喋ってくる事がよくあった
所詮男子の戯言と思って優衣はわざわざその男子の輪に入ってまで聞きたいとは思わないが、カノンが面白がって教えにくるのでその時は鵜呑みにする気もないが毎回どんな内容だろうと思いながら楽しんで聞いていた
そして今回もそんな話だろうと思っていたが彼女の様子が少し違っていた
0
あなたにおすすめの小説
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる