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最終章「プロポーズは指輪と共に!」
20 チチ
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「え、レノ!?」
……お前、どうやって来たん!? しかも、シアさんとお爺までッ!? ここ天界だぞ!?
俺は三人の登場に普通に驚く。
「坊ちゃん!」
「レノ、お前どうやってここまで」
……俺のこと大好きマンだとは知っていたけど、天界まで追ってくるのはすごすぎィ。いや、ここはさすが粘着ストーカーというべきか。
俺はレノを見ながら、能天気にそんな事を考えてしまう。だが、レノがまるで俺の考えを見透かすようにじろっと俺を見る。……やべっ!!
「そろそろ来る頃だと思っていたわ」
「リャーナ、キトリー君を返してくれ。罰なら私が受けよう」
リャーナ様が席を立って言うと、シアさんが声を上げた。でも、俺の頭の中にハテナが浮かぶ。
……なんで、シアさんが罰を受けるんだ?
「彼女がバレンシアだからよ」
俺の心の疑問に答えるようにリャーナ様が教えてくれた。
「え!? シアさんがバレンシア様!?」
俺が驚いて言うと、シアさんは一度顔を俯かせ、髪を掻き上げると同時に顔を上げる。すると、そこにいたのは神聖国で見た彫刻そっくりのバレンシア様のお顔が!
目鼻立ちはスッキリし、銀髪は美しく、紫の瞳は宝石のように煌めいている。シアさんの時も美人だったが、変身したバレンシア様は美人度二倍増しだ。
「ま、マジでバレンシア様だァ」
あんまりにも綺麗だから、目がチカチカしてくる。しかし、俺は「ん?」と首を傾げる。
……けど、なんでバレンシア様がわざわざ変身してシアさんに? 確かお爺の話じゃ、シアさんはレノの父ちゃんのことを知ってるって話だったよな? でもリャーナ様はバレンシア様が決まりを破って、ある人物に会いに行ったって……?
なんだか、頭の中で話がまとまらない。まるで一番大事なピースが抜けているような気がする。
そしてその答えは目の前にあった。
「貴方達の関係を教えてあげたら?」
「カンケイ?」
リャーナ様は三人を見て言い、俺は呟いた。そうすればレノは小さく息を吐いて答えた。最後の大事なピースを。
「バレンシア様は私の父なんです」
レノはそう俺に告げた。しかし俺はレノの言葉がすんなりと頭に入ってこない。
……ちち……チチ……乳……父ッ!?
数秒をかけて俺は理解し、目を見開く。
「父ぃ――ッ!?」
……いやいや、待て待て! バレンシア様がチチって、どゆことッ!? どっちかって言うとハハだろ!?
そう思うが、レノの父親というピースを得て、頭の中で色々とカチリと全てが合う。
……まさか、リャーナ様がさっき言ってた少し前にバレンシア様が決まりを破って直接会った女性ってサラおばちゃんじゃ!? んで、バレンシア様は息子であるレノに会いに来たってことか?!
バッと顔を上げれば、バレンシア様は俺の気持ちを読んで答えた。
「その通りだよ、キトリー君」
……マジか! でもレノの父ちゃんは蛇獣人でバレンって名前だって。……ん? バレンとシアで、バレンシア様のこと?! それにそーいえば、バレンシア様は動物に変身する時、蛇の姿だって昔話が。
俺はバレンシア様の足先に見える鱗の文様を見つめる。あれは蛇の鱗なのだろう。そう思えば、バレンシア様がレノの父だという話は真実味を帯びる。
けど、そうなると、つまり。
……え、レノってば半神(ハーフゴット)って事?! なに、それ。ハリウッド映画の主人公みたいじゃんッ!! Wow(ワァオ)!
俺はレノをチラチラと見つめる。そうすればレノは俺を呆れた顔で見つめた。
「この状況であなたの危機感のなさには驚きますよ。……それはそれとしてリャーナ様、キトリー様をお返しください」
レノは俺を見た後、リャーナ様に言った。
……ん? そういや、どうして俺ってばリャーナ様に連れられてきたんだっけ? バレンシア様がレノに会ったからだって話だけど。
俺はリャーナ様を見上げる。でも、そんな俺の肩をリャーナ様はガシッと掴んで、俺の体を引き寄せた。うぉっ!
「駄目よ。バレンシアは約束を破った。約束の反故には罰則が必要だわ。この子は私が預かる」
「えっ!?」
……俺ってば誘拐された上に監禁されちゃうの!?
俺は心の中で呟き、姉ちゃんが持っていた監禁BLがちらりと頭を過る。するとその考えはリャーナ様にも届いたらしく。
「そんなことしないわよ!」
ちょっと恥ずかしそうに声を上げた。
「あ、違うの?」
……て、事は帰してくれるの?
「違うわよ! もー、ちょっと黙ってなさい!」
リャーナ様に怒られ、俺は口を閉じつつ『はぁーい』と心の内で返事をする。まあ、俺とリャーナ様の心の会話がわからないレノはちょっと怪訝な顔を見せたが。
でもそんな中、今まで黙っていたお爺がようやく声を上げた。
……お前、どうやって来たん!? しかも、シアさんとお爺までッ!? ここ天界だぞ!?
俺は三人の登場に普通に驚く。
「坊ちゃん!」
「レノ、お前どうやってここまで」
……俺のこと大好きマンだとは知っていたけど、天界まで追ってくるのはすごすぎィ。いや、ここはさすが粘着ストーカーというべきか。
俺はレノを見ながら、能天気にそんな事を考えてしまう。だが、レノがまるで俺の考えを見透かすようにじろっと俺を見る。……やべっ!!
「そろそろ来る頃だと思っていたわ」
「リャーナ、キトリー君を返してくれ。罰なら私が受けよう」
リャーナ様が席を立って言うと、シアさんが声を上げた。でも、俺の頭の中にハテナが浮かぶ。
……なんで、シアさんが罰を受けるんだ?
「彼女がバレンシアだからよ」
俺の心の疑問に答えるようにリャーナ様が教えてくれた。
「え!? シアさんがバレンシア様!?」
俺が驚いて言うと、シアさんは一度顔を俯かせ、髪を掻き上げると同時に顔を上げる。すると、そこにいたのは神聖国で見た彫刻そっくりのバレンシア様のお顔が!
目鼻立ちはスッキリし、銀髪は美しく、紫の瞳は宝石のように煌めいている。シアさんの時も美人だったが、変身したバレンシア様は美人度二倍増しだ。
「ま、マジでバレンシア様だァ」
あんまりにも綺麗だから、目がチカチカしてくる。しかし、俺は「ん?」と首を傾げる。
……けど、なんでバレンシア様がわざわざ変身してシアさんに? 確かお爺の話じゃ、シアさんはレノの父ちゃんのことを知ってるって話だったよな? でもリャーナ様はバレンシア様が決まりを破って、ある人物に会いに行ったって……?
なんだか、頭の中で話がまとまらない。まるで一番大事なピースが抜けているような気がする。
そしてその答えは目の前にあった。
「貴方達の関係を教えてあげたら?」
「カンケイ?」
リャーナ様は三人を見て言い、俺は呟いた。そうすればレノは小さく息を吐いて答えた。最後の大事なピースを。
「バレンシア様は私の父なんです」
レノはそう俺に告げた。しかし俺はレノの言葉がすんなりと頭に入ってこない。
……ちち……チチ……乳……父ッ!?
数秒をかけて俺は理解し、目を見開く。
「父ぃ――ッ!?」
……いやいや、待て待て! バレンシア様がチチって、どゆことッ!? どっちかって言うとハハだろ!?
そう思うが、レノの父親というピースを得て、頭の中で色々とカチリと全てが合う。
……まさか、リャーナ様がさっき言ってた少し前にバレンシア様が決まりを破って直接会った女性ってサラおばちゃんじゃ!? んで、バレンシア様は息子であるレノに会いに来たってことか?!
バッと顔を上げれば、バレンシア様は俺の気持ちを読んで答えた。
「その通りだよ、キトリー君」
……マジか! でもレノの父ちゃんは蛇獣人でバレンって名前だって。……ん? バレンとシアで、バレンシア様のこと?! それにそーいえば、バレンシア様は動物に変身する時、蛇の姿だって昔話が。
俺はバレンシア様の足先に見える鱗の文様を見つめる。あれは蛇の鱗なのだろう。そう思えば、バレンシア様がレノの父だという話は真実味を帯びる。
けど、そうなると、つまり。
……え、レノってば半神(ハーフゴット)って事?! なに、それ。ハリウッド映画の主人公みたいじゃんッ!! Wow(ワァオ)!
俺はレノをチラチラと見つめる。そうすればレノは俺を呆れた顔で見つめた。
「この状況であなたの危機感のなさには驚きますよ。……それはそれとしてリャーナ様、キトリー様をお返しください」
レノは俺を見た後、リャーナ様に言った。
……ん? そういや、どうして俺ってばリャーナ様に連れられてきたんだっけ? バレンシア様がレノに会ったからだって話だけど。
俺はリャーナ様を見上げる。でも、そんな俺の肩をリャーナ様はガシッと掴んで、俺の体を引き寄せた。うぉっ!
「駄目よ。バレンシアは約束を破った。約束の反故には罰則が必要だわ。この子は私が預かる」
「えっ!?」
……俺ってば誘拐された上に監禁されちゃうの!?
俺は心の中で呟き、姉ちゃんが持っていた監禁BLがちらりと頭を過る。するとその考えはリャーナ様にも届いたらしく。
「そんなことしないわよ!」
ちょっと恥ずかしそうに声を上げた。
「あ、違うの?」
……て、事は帰してくれるの?
「違うわよ! もー、ちょっと黙ってなさい!」
リャーナ様に怒られ、俺は口を閉じつつ『はぁーい』と心の内で返事をする。まあ、俺とリャーナ様の心の会話がわからないレノはちょっと怪訝な顔を見せたが。
でもそんな中、今まで黙っていたお爺がようやく声を上げた。
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