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肆
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「母上!」
駆け込んできた息子の声に、文は溜息を吐いた。膝の上でうたたねしていた飼い猫が驚いたように毛を逆立てた。
「粂次郎。あなたもうすぐ元服するというのに、なんて落ち着きがないの――」
「そんなこと、どうでもいいのです!」
「よくありません。いいですか、あなたは仮にも久坂家の当主で――」
「月岡さまが、大変なんです!」
「……え?」
続く粂次郎の言葉に、文は固まる。肩が震え、体中の血液が干上がっていく気がした。
***
朝太郎が文の家を訪ねたのは、最後に彼女と会ってから十日ほど経ってからのことだった。まず粂次郎が縁側から転げ落ちながら、文を呼んだ。秀次郎も真似をして粂次郎の周りを転がりながら、「ははうえー」と言っている。
「母上、母上―――‼ 月岡さまが‼」
そして、台所からぱたぱたと忙しない足音が響く。文は草履が脱げそうになりながら、朝太郎に駆け寄りしゃがみこむと、ばしばしと遠慮なく脚を叩いた。
「い、痛いです、文さん」
「だ、だって……脚がある……」
文は襷がけをしたままその場にへたり込んだ。
「だって、月岡家がお取り潰しになったって、粂次郎が言うから……!」
「と、取り潰し? いや、取り潰しではないですよ」
ひとまず朝太郎は文を立たせると縁側に連れて行った。縁側で向かい合って、粂次郎が持ってきてくれた白湯に口をつける。
「今度、藩主様が拠点を山口から防府の三田尻に移ることになったのはご存じでしょう。その際に、家臣達の家禄を見直すことになったんです」
「……では、そのせいで月岡家は取り潰されるんですか?」
「落ち着いてください。取り潰しにはなりません。家名は残ります。家督を俺が継ぎ、家禄も随分と減らされることにはなりますが」
父はその扱いに不平を零したが、妥当な判断だ――と朝太郎は思っている。月岡家は代々、強き者に媚びて財を気づいただけで、大した働きもない。戦国の頃はあったのかもしれないが、過ぎたことだ。少なくとも長州征伐などの折に大きな働きをした家臣達と同じ扱いでは不平が出る。
時代が新しくなった今――口先ばかりの家は必要ない。
「でも、月岡さまは、これから苦労されますよ……?」
「構いません。むしろ、せいせいしているくらいです。無理に継がなくてもいい――名などなくてもいい。やっと、ただの『朝太郎』になれました」
「月岡さまがそれでいいなら、よいのですけど……」
城では肩身の狭い思いはした。いい気味だと嘲笑われたし、背後に気をつけろと言われもした。それだけ、代々恨まれていたのだと思うと胸は痛む。けれど、その呪いが自分で終わるのだと思うと、やっと救われる気がした。
「文さんに、お願いがあります」
「はい」
「もう一度、あなたに櫛を――簪を渡してもよろしいですか」
文は目線を下げた。そして迷った末に、小さく首を横に振る。
「私は、あなたさまに相応しくはありません。若くはありませんし、月岡さまにはもっと相応しい女人がおられましょう」
「相応しいかどうかは、あなたが決めることではない」
「子どもだって望めるか――」
「子どもなどいなくてもいいんです。養子を取ったっていいし、そもそも継ぐほどの家も、今やない」
「だけど、私は――」
文が言い淀んだ。きっと久坂のことが引っかかっているのだろう。
確かに久坂には妾がいたし、隠し子だっている。しかし、文はそれを承知の上で、久坂の菩提を弔い続けている。
「久坂を想うあなたごと、俺はあなたをもらいたいんです」
久坂と同じように、とはいかない。朝太郎はそこまで人間はできていない。国のために生きられるほど、強くはない。それでも、目の前にある幸せくらいなら、朝太郎のような臆病者にでも守れる気がした。
「贅を尽くした暮らしはさせてあげられません。けれど畑を耕して、一緒に甘酒を飲んで、あなたと話がしたいんです。……そういう暮らしなら、俺達にもできるとは思いませんか?」
文は、小さい声で「やはり簪は受け取れません」と言った。
「……ずっと昔にいただいた櫛が、今もありますから」
文はゆっくりと口角を釣り上げた。十余年前に求婚した時と同じ――朝太郎にとって一番美しい笑顔だった。
***
萩城下の屋敷を整理しながら、朝太郎は頬を染めた。手元には、真新しい櫛がある。
文は、櫛も簪も要らないと言ったが、どうしても朝太郎が渡したかったのだ。あまり着飾ることを、文はしない。だから飾り櫛ではなく、髪を梳くための櫛を用意することにした。高価な品ではないが、文の綺麗な髪を整えるのには向いているだろう。
城を出ながら、朝太郎は、昔、亡き母に聞いた櫛を贈る意味を思い出した。
櫛は、「苦」「死」という意味にも通じる。だから贈り物には向かないと。しかし唯一求婚の時だけは、「苦しみも死ぬまで分かち合う」という意味になるのだと。
(文さんが一度は失った幸せ――今度こそ、守ってみせる)
文は、動乱の世で一度は幸せを失った。だからこそ、弱くても自分が、彼女を守りたいと思った。
「月岡朝太郎だな」
「え?」
玄関を出た朝太郎が振り返った時だった。ぼろぼろの身なりの男が朝太郎に向かって短刀を構えていた。
「なんで……お前達が……! 俺は、お前達のせいで全てを失ったのに……ッ」
――背後に気をつけろ
同輩達の冷笑を思い出したのは、地面に伏せてからだった。刀を抜く間もなく視界いっぱいに血の花が広がる。かはっ、と血を吐きながら、朝太郎は振り上げられる刃から逃げることもできなかった。
城を後にする朝太郎に、同輩達は呪いをぶつけた。
人を不幸にした一族。
その血が一滴でも残る限り、末代までその呪いは続く。
人の業から逃れられるものなどいるわけがない。
自分達だけ、罪から逃れられると思うなよ。
血を吐きながら、朝太郎は手を伸ばした。少し離れた場所に落ちた紅葉の葉に。しかしそれは紅葉などではなく、朝太郎から流れる血だった。
父の業を憎む朝太郎は――最後まで他人事だった。色んなことから逃げてきて、そのツケを支払っただけなのかもしれない。
視界には、白無垢姿の文がいる。三三九度は甘酒でいいですよね、と冗談めかして言っていた笑顔にもう一度会えないことだけが悔やまれた。
***
コトコトと鍋の中で音がする。
「いい匂い」
秀次郎が文の前掛けを掴んだ。これ、と軽く小突く。
「台所には入ってはいけないと言ったでしょう。火傷でもしたらどうするの」
「はぁい、ごめんなさぁい」
たいして反省もしていないくせに、と文は溜息を吐いた。だが、そんな姿を可愛いと思ってしまう辺り、我ながら親バカなのかもしれない。
「甘酒作ってるの?」
「ええ。明日は――父上のお墓にご挨拶に行きましょう」
「ちちうえも、甘酒飲むの?」
「ええ。父上はお酒にあんまり強くなくて……ああ、あとお餅。大福でも拵えましょうか」
秀次郎を抱きながら、框に上がる。粂次郎の、首の後ろで結った髷が跳ねていた。文は帯の隙間から櫛を取り出すと、そっと粂次郎の髪を梳いた。
「きれいな櫛だねぇ」
粂次郎が微笑む。紅葉の模様の櫛――何度も捨てようと思ったし、焚火に投げつけようと思ったこともある。その度になぜか久坂が止めに来て、「物に罪はないんだから」と待ったをかけてくれた。
「にいさま、遅いね」
秀次郎が不貞腐れている。昼寝をしている間に粂次郎が買い出しに出かけてしまったことを恨んでいるのだろう。血の繋がりはないが、秀次郎は粂次郎が大好きだ。まるで久坂が松陰を追い回しているようで、懐かしさと愛おしさを覚える。
「ははうえ、ちちうえとなにを話すの?」
「さあ……なにを話そうかしら」
怒られるかもしれない、と一瞬思った。寂しがり屋で泣き虫な久坂は、文が再婚すると知ったら拗ねるだろう。しかも相手が朝太郎だと知ったら、尚のこと。
(まあ、いいか。あなたにも秀次郎の母君がいるでしょうと言い返してやるんだから)
ふふふ、と笑みを零すと、秀次郎も釣られて笑った。白い猫が、文の足元に擦り寄った。
「あら、甘酒。今日は甘えん坊ね」
「……ねえははうえ」
秀次郎が若干据わった目で文の顔を覗き込んだ。
「なんでこの猫、『甘酒』なの? ほかになかったの?」
「あら、可愛い名前じゃない。……大好きなのよ、甘酒」
「えー……」
不満そうな秀次郎を抱きしめながら、小豆を煮なくては、と考える。明日は、朝太郎も来るはずだ。そうしたら朝太郎と、子ども達と一緒に久坂の墓参りに行こうと決める。久坂とも朝太郎とも子ども達とも、たくさん話したいことがある。
外からは、慌ただしい足音が響く。きっと粂次郎が帰って来たのだろう。
「まったく忙しない子ね」
文は呆れながら、次の言葉を言う支度をした。「おかえりなさい」は、文が一番大切にしている言葉だった。
【了】
駆け込んできた息子の声に、文は溜息を吐いた。膝の上でうたたねしていた飼い猫が驚いたように毛を逆立てた。
「粂次郎。あなたもうすぐ元服するというのに、なんて落ち着きがないの――」
「そんなこと、どうでもいいのです!」
「よくありません。いいですか、あなたは仮にも久坂家の当主で――」
「月岡さまが、大変なんです!」
「……え?」
続く粂次郎の言葉に、文は固まる。肩が震え、体中の血液が干上がっていく気がした。
***
朝太郎が文の家を訪ねたのは、最後に彼女と会ってから十日ほど経ってからのことだった。まず粂次郎が縁側から転げ落ちながら、文を呼んだ。秀次郎も真似をして粂次郎の周りを転がりながら、「ははうえー」と言っている。
「母上、母上―――‼ 月岡さまが‼」
そして、台所からぱたぱたと忙しない足音が響く。文は草履が脱げそうになりながら、朝太郎に駆け寄りしゃがみこむと、ばしばしと遠慮なく脚を叩いた。
「い、痛いです、文さん」
「だ、だって……脚がある……」
文は襷がけをしたままその場にへたり込んだ。
「だって、月岡家がお取り潰しになったって、粂次郎が言うから……!」
「と、取り潰し? いや、取り潰しではないですよ」
ひとまず朝太郎は文を立たせると縁側に連れて行った。縁側で向かい合って、粂次郎が持ってきてくれた白湯に口をつける。
「今度、藩主様が拠点を山口から防府の三田尻に移ることになったのはご存じでしょう。その際に、家臣達の家禄を見直すことになったんです」
「……では、そのせいで月岡家は取り潰されるんですか?」
「落ち着いてください。取り潰しにはなりません。家名は残ります。家督を俺が継ぎ、家禄も随分と減らされることにはなりますが」
父はその扱いに不平を零したが、妥当な判断だ――と朝太郎は思っている。月岡家は代々、強き者に媚びて財を気づいただけで、大した働きもない。戦国の頃はあったのかもしれないが、過ぎたことだ。少なくとも長州征伐などの折に大きな働きをした家臣達と同じ扱いでは不平が出る。
時代が新しくなった今――口先ばかりの家は必要ない。
「でも、月岡さまは、これから苦労されますよ……?」
「構いません。むしろ、せいせいしているくらいです。無理に継がなくてもいい――名などなくてもいい。やっと、ただの『朝太郎』になれました」
「月岡さまがそれでいいなら、よいのですけど……」
城では肩身の狭い思いはした。いい気味だと嘲笑われたし、背後に気をつけろと言われもした。それだけ、代々恨まれていたのだと思うと胸は痛む。けれど、その呪いが自分で終わるのだと思うと、やっと救われる気がした。
「文さんに、お願いがあります」
「はい」
「もう一度、あなたに櫛を――簪を渡してもよろしいですか」
文は目線を下げた。そして迷った末に、小さく首を横に振る。
「私は、あなたさまに相応しくはありません。若くはありませんし、月岡さまにはもっと相応しい女人がおられましょう」
「相応しいかどうかは、あなたが決めることではない」
「子どもだって望めるか――」
「子どもなどいなくてもいいんです。養子を取ったっていいし、そもそも継ぐほどの家も、今やない」
「だけど、私は――」
文が言い淀んだ。きっと久坂のことが引っかかっているのだろう。
確かに久坂には妾がいたし、隠し子だっている。しかし、文はそれを承知の上で、久坂の菩提を弔い続けている。
「久坂を想うあなたごと、俺はあなたをもらいたいんです」
久坂と同じように、とはいかない。朝太郎はそこまで人間はできていない。国のために生きられるほど、強くはない。それでも、目の前にある幸せくらいなら、朝太郎のような臆病者にでも守れる気がした。
「贅を尽くした暮らしはさせてあげられません。けれど畑を耕して、一緒に甘酒を飲んで、あなたと話がしたいんです。……そういう暮らしなら、俺達にもできるとは思いませんか?」
文は、小さい声で「やはり簪は受け取れません」と言った。
「……ずっと昔にいただいた櫛が、今もありますから」
文はゆっくりと口角を釣り上げた。十余年前に求婚した時と同じ――朝太郎にとって一番美しい笑顔だった。
***
萩城下の屋敷を整理しながら、朝太郎は頬を染めた。手元には、真新しい櫛がある。
文は、櫛も簪も要らないと言ったが、どうしても朝太郎が渡したかったのだ。あまり着飾ることを、文はしない。だから飾り櫛ではなく、髪を梳くための櫛を用意することにした。高価な品ではないが、文の綺麗な髪を整えるのには向いているだろう。
城を出ながら、朝太郎は、昔、亡き母に聞いた櫛を贈る意味を思い出した。
櫛は、「苦」「死」という意味にも通じる。だから贈り物には向かないと。しかし唯一求婚の時だけは、「苦しみも死ぬまで分かち合う」という意味になるのだと。
(文さんが一度は失った幸せ――今度こそ、守ってみせる)
文は、動乱の世で一度は幸せを失った。だからこそ、弱くても自分が、彼女を守りたいと思った。
「月岡朝太郎だな」
「え?」
玄関を出た朝太郎が振り返った時だった。ぼろぼろの身なりの男が朝太郎に向かって短刀を構えていた。
「なんで……お前達が……! 俺は、お前達のせいで全てを失ったのに……ッ」
――背後に気をつけろ
同輩達の冷笑を思い出したのは、地面に伏せてからだった。刀を抜く間もなく視界いっぱいに血の花が広がる。かはっ、と血を吐きながら、朝太郎は振り上げられる刃から逃げることもできなかった。
城を後にする朝太郎に、同輩達は呪いをぶつけた。
人を不幸にした一族。
その血が一滴でも残る限り、末代までその呪いは続く。
人の業から逃れられるものなどいるわけがない。
自分達だけ、罪から逃れられると思うなよ。
血を吐きながら、朝太郎は手を伸ばした。少し離れた場所に落ちた紅葉の葉に。しかしそれは紅葉などではなく、朝太郎から流れる血だった。
父の業を憎む朝太郎は――最後まで他人事だった。色んなことから逃げてきて、そのツケを支払っただけなのかもしれない。
視界には、白無垢姿の文がいる。三三九度は甘酒でいいですよね、と冗談めかして言っていた笑顔にもう一度会えないことだけが悔やまれた。
***
コトコトと鍋の中で音がする。
「いい匂い」
秀次郎が文の前掛けを掴んだ。これ、と軽く小突く。
「台所には入ってはいけないと言ったでしょう。火傷でもしたらどうするの」
「はぁい、ごめんなさぁい」
たいして反省もしていないくせに、と文は溜息を吐いた。だが、そんな姿を可愛いと思ってしまう辺り、我ながら親バカなのかもしれない。
「甘酒作ってるの?」
「ええ。明日は――父上のお墓にご挨拶に行きましょう」
「ちちうえも、甘酒飲むの?」
「ええ。父上はお酒にあんまり強くなくて……ああ、あとお餅。大福でも拵えましょうか」
秀次郎を抱きながら、框に上がる。粂次郎の、首の後ろで結った髷が跳ねていた。文は帯の隙間から櫛を取り出すと、そっと粂次郎の髪を梳いた。
「きれいな櫛だねぇ」
粂次郎が微笑む。紅葉の模様の櫛――何度も捨てようと思ったし、焚火に投げつけようと思ったこともある。その度になぜか久坂が止めに来て、「物に罪はないんだから」と待ったをかけてくれた。
「にいさま、遅いね」
秀次郎が不貞腐れている。昼寝をしている間に粂次郎が買い出しに出かけてしまったことを恨んでいるのだろう。血の繋がりはないが、秀次郎は粂次郎が大好きだ。まるで久坂が松陰を追い回しているようで、懐かしさと愛おしさを覚える。
「ははうえ、ちちうえとなにを話すの?」
「さあ……なにを話そうかしら」
怒られるかもしれない、と一瞬思った。寂しがり屋で泣き虫な久坂は、文が再婚すると知ったら拗ねるだろう。しかも相手が朝太郎だと知ったら、尚のこと。
(まあ、いいか。あなたにも秀次郎の母君がいるでしょうと言い返してやるんだから)
ふふふ、と笑みを零すと、秀次郎も釣られて笑った。白い猫が、文の足元に擦り寄った。
「あら、甘酒。今日は甘えん坊ね」
「……ねえははうえ」
秀次郎が若干据わった目で文の顔を覗き込んだ。
「なんでこの猫、『甘酒』なの? ほかになかったの?」
「あら、可愛い名前じゃない。……大好きなのよ、甘酒」
「えー……」
不満そうな秀次郎を抱きしめながら、小豆を煮なくては、と考える。明日は、朝太郎も来るはずだ。そうしたら朝太郎と、子ども達と一緒に久坂の墓参りに行こうと決める。久坂とも朝太郎とも子ども達とも、たくさん話したいことがある。
外からは、慌ただしい足音が響く。きっと粂次郎が帰って来たのだろう。
「まったく忙しない子ね」
文は呆れながら、次の言葉を言う支度をした。「おかえりなさい」は、文が一番大切にしている言葉だった。
【了】
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