【完結】異世界に転生したら、元カレが敵みたいですが、溺愛騎士様がいるので大丈夫です。

SORA

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ゆうの心

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梓が家を出ていった。俺はどうするか。梓は俺を一番に考えて、

いつも行動してくれる。わがままを言ったり、暴言を吐いたりしても、

ゆうは色々と辛かったんだねと包み込んでくれ、一緒にいて楽だった。

けれど、あっちの方は全然だった。いわゆるマグロ状態である。

俺がいくら愛撫に時間をかけても、まったく反応することはなかった。

そうしているうち、俺が下手すぎるのかとどんどん自信をなくしていった。

そんなある日、会社の飲み会があった。社内で有名なビッチと呼ばれる彼女が

俺のそばに来て、声をかけてきた。

「ゆう先輩、楽しく飲んでいますか。全然お酒進んでいませんよ。悩み事なら

私が聞いてあげますよ。」

と上目遣いで胸を強調して俺の腕に当てながら言ってくる。

俺は、今しかないと思い、一気にビールのグラスを空にした。

そして、次の瞬間に

「一度、抱かせてくれないか。」

と酔っぱらった俺は勢いで彼女に尋ねていた。彼女は、獲物を見つけた

ハンターのように笑顔で頷いていた。

俺は、その子の名前がまりこなのに、陰ではビッチのやり子と呼ばれている

理由が分かった気がした。

俺は、家にまりこを連れてきた。まりこは部屋に入るなり、俺にキスをしてくる。

積極的な彼女に俺は圧倒されていた。しかし、俺も負けずと舌を入れ、まりこの

口内をかき乱す。すると、まりこはもぞもぞしだす。俺は慌ててキスをやめる。

すると、まり子は涙目で物欲しそうな顔をしながら、俺に訴えかける。

「私、キスだけでこんなにトロトロになっちゃうの初めてです。

早くベッドへ連れてって。」

俺は興奮度がMaxになっていた。自分のテクニックがビッチに通用する。

そのことがうれしくて、俺はまり子をベッドの上に、服を脱がせながら

押し倒していた。Hカップもあるらしい胸が、俺を誘惑する。俺はがむしゃらに、

胸を揉みしだき、乳首を口に含み、舌先で転がすと、まり子は気持ちよさそうに、

喘ぎだす。女性の喘ぐ姿がこんなにも興奮するものなのか。俺は自分のズボンに

手をかけ、ベルトを外す。いつも以上に勃起している自身のモノが早く入れろと

主張している。入れたい衝動を我慢して、俺はまり子のパンツに手を入れた。

触ると、そこはすでにビチョビチョで、下着がしみになっていた。梓なんか濡れる

どころか痛がって、早く終わってほしそうな顔で俺を見てくる。

辛そうな梓を見ると、俺は挿入をやめて、口でしてとお願いする。

そして、いつの間にか俺らのセックスはそれが普通になった。まり子の中は、

暖かい沼のように俺の指をどんどんと飲み込んでいく。刺激を与えれば与えるほど、

蜜はあふれ出し、まり子の声も絶頂へと近づいていく。そして、奥にあるスポットを

一気に刺激してあげると、まり子は、叫び声に近い声を上げ、一瞬意識を手放した

ようだった。まり子は俺の耳元でささやく。

「早く、その大きな棒をちょうだい。こんなに気持ちいいの久しぶりなの。」

俺は、梓への罪悪感も消え、理性を失い、一心不乱に腰をつかい、ただの獣と

化していた。お互いに満足いくまで抱き合っていた結果、知らない間に

寝ていたようだった。

家のチャイムで目が覚める。まり子が扉を開けに出ていく。

なんでお前が出るんだよと思いながら眠い俺は任せることにした。

おばさんが来たよ。と、まり子が言うが俺には身内なんか一人もいない。

まさかと思った瞬間、梓が俺を見た。ばれた。たった一度とはいえ、浮気は浮気だ。

俺は言い訳するのも、馬鹿らしくなり、別れることを選んだ。でも、梓との時間を

考えるとやっぱり、惜しくなった。俺は、慌てて梓を追いかける。

すると、梓がトラックに轢かれそうになっていた。慌てて、俺は飛び出し、梓を抱き

しめたけれど、時すでに遅く、二人同時にトラックに轢かれてしまった。俺は梓を

助けられなかった。

そして、目覚めたら、コロパンという国にいた。ある人に出会い、貴族として

家を買い与えられて、暮らせるようになった。

梓は、黙って聞いてくれていた。こういうところが好きだったんだ。梓をそばに

置きたい。

「しゃべりすぎて、のどが乾いた。なにか飲ませてくれないか。」と頼んでみた。

けれども、梓は首を振る。

「ごめん。ゆう。ここは私がお世話になっている人の家なの。勝手に部屋に入れる

わけにはいかない。」

俺は、なぜか腹が立った。お世話になっている人だと。お前には俺がいただろ。

俺は嫉妬していることに気づかなかった。

「でも、井戸に水があるから、今から水を汲んでくるね。」

梓がそういった瞬間に俺はハンカチで梓の口と鼻を抑えていた。すると、梓は目を

パチクリとし、驚いた顔をしていたが、すぐに目を閉じ、力を抜いた。

俺は、ある人からもらった催眠薬を使ったのであった。

そして、梓を自分の屋敷に連れ帰ることにした。
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