【完結】異世界に転生したら、元カレが敵みたいですが、溺愛騎士様がいるので大丈夫です。

ゆうの屋敷

ゆうは、コロパンで倒れていたところ、薬師のジョンに助けてもらった。

ジョンは、あらゆる分野の薬を作っている。病気の治癒はもちろん、

表向きには、薬屋として営業しているが、裏では危ない薬も扱っている。

その危ない薬は、非公認でどんな影響を与えるかわからない。

だから、治験者が必要らしい。ジョンは若いころ、女性にいじめられていた。

だから、治験者は必ず女性にしているらしい。

今までは、飲めば殺せる薬やしびれ薬などは、薬を飲ませるだけでよかった。

しかし、今回は俺が、ジョンの代わりにその治験者たちの面倒を

見ることになった。治験者を扱うための屋敷をくれた。俺は、かわいいく、

綺麗な女性ばかりなので驚いた。ジョンは実は女性嫌いではなく、

ただの面食いなサイコパスではないだろうか。

ジョンは女性を連れてくるときに、大金を稼ぐ気はないかと言って、

この屋敷に連れていく。

そして、俺はメイドとして屋敷の掃除や身の周りのことなどが

仕事だと説明する。一度家に帰り、相談するという女性は、お香をたいた

部屋に入れ、自分のこともわからない状態にしてしまう。

だから、誰一人連れ去られたという事実に気づかない。

途中の実験で気づいた女性も、その時点でその部屋に入れられる。

俺はその部屋を記憶抹消部屋と呼んでいる。

今、ジョンが研究している薬は媚薬と呼ばれる類らしい。

しかし、ジョンは女性嫌いであるから、その効能が効いているのか試せないので、

俺が必要だったらしい。俺は、媚薬なんて作れないと思い、この仕事を受けた

のだった。しかし、それは間違っていた。

梓を馬車に乗せ、屋敷に連れてきた。梓は眠っている。梓にも媚薬を使えば

まり子のように乱れて喘ぐ姿を見られるだろうか。そう考えただけで、

俺は手で自分のモノをしごいていた。