【完結】異世界に転生したら、元カレが敵みたいですが、溺愛騎士様がいるので大丈夫です。

コスプレさせられたアズサ

騎士や女性たちはもうどうでもいいようで、メイドに着替えさせるように命ずる。

着替えを嫌がるアズサに無理やり服を脱がせようとするメイドたち。

すると、つかみ合いになってしまい、アズサの前ボタンを誰かが引っ張った。

アズサの胸がポロリしてしまう。

「キャー」

「お前たち後ろを向いていろよ。見たやつ全員殺す」

俺は、絶対アズサの胸を見られたと嫉妬心で狂いそうだったが、

みんな俺のアズサへの愛を知っているから後ろを向いた。

ただし、ベンをのぞいては。ベンはずっと見入ってしまっている。

俺は、無理やりベンを後ろに向かせようとしたら、ベンのアソコが大きくなって

ズボンにシミを作っていた。コイツ、マリをオカズにしやがったのか。

絶対殺す。もう俺は頭がおかしくなりそうだったがなんとかベンを

こちらに向かせた。

マットは着替えるのを見ているが、体を見ているのではなく、

衣装を見ていており、女性に興味がなさそうだったのであまり苛立たなかった。

というより俺の希望のドレス姿を着せてくれているので、感謝している部分が

あるのかもしれない。

「よし、できたぞ。お前の言った通り、純白ドレスは彼女のために

作られているのではと思うほど美しい。これは今までの中で最高だ」

俺もアズサの美しさに見とれてしまっている。アズサも心なしか

恥ずかしそうである。かわいい。

このまま、結婚式挙げてしまいたい。俺は一人妄想を始めてしまっていた。

「アズサ、綺麗だよ。でもアズサにはもっと綺麗にならせることが

できるものを持っているよな」

俺はアズサに伝えたいことを伝えた。アズサは、首を傾げている。

その姿ですらかわいいくて、愛おしい。

いや今はいいんだ。伝わってくれ。頼む。すると、アズサはマットの手を握った。

「俺にプロポーズかな？俺に惚れちゃったかな。でも俺女は嫌いだからごめんね」

と言い終わるときには、もうマットが黄色い光に包まれてしまった。

そして、アズサが倒れてしまう。俺はアズサの元へと駆け寄った。

「アズサ、大丈夫か」

何度か、肩をゆするとアズサは目覚めた。俺はホッとした。

そして、マットをみると何かおかしい。女性たちを見て覚えている。

「いじめないで。ブサイクって言わないで」

と泣き叫び始めた。アズサは慌ててマットに近づこうとしたが、怖がってしまう。

「殴らないで、蹴らないで、ごめんなさい、ごめんなさい」

と謝っている。アズサは怖がるマットの手をもう一度握って、

「大丈夫。あなたを誰もいじめない」

と言って安心させた。マットはおとなしく眠り、ラリーが準備していた拘束魔法で

拘束した。

人形のようにさせられていた女性たちは、家に帰すことになった。

こうして、コロパンでの事件は解決したのである。

そして、家に帰宅すると、ナース服やドレス姿を見たカインが我慢の限界を

迎えることとなった。