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モモの思い
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モモは、自分で言ってて、情けなくなった。婚約者だったのは、
幼少期のいう口約束である。祖母たちが私たちが仲が良かったので
大人になったら結婚させましょうと言っていただけである。
それを信じて、私は今までカイン一筋で生きてきた。
それに、カインは今まで女嫌いだったから、私以外の女は近づけなかった。
だから、私はゆっくり時間を掛けながらカインに好きになってもら
おうと考えていたのに。なんで。いきなり結婚相手の女性を
私の家なんかに連れてくるの。それに友達になってほしいって。
カインが私を頼ってくれたのが嬉しくて、
引き受けたけど恋敵とお茶なんか絶対したくないし。どうしよう。
私はそう思いながらも、紅茶を入れることにした。
「どうぞ、私お茶を入れるのは上手なのよ。召し上がって」
「はい、ありがとうございます。こちらにきて同世代の女の子とお茶できるなんてとっても嬉しいです」
笑顔で飲むアズサ。
「ゲッホ。おいしいですね」
私は茶葉をたっぷり入れて苦みたっぷりにして、お砂糖ではなく塩を
入れたので絶対おいしいわけがない。
それなのに、この子はおいしいと言った。私のことバカに
しているのかなと思い、余計に腹が立った。
「カインのこと教えてほしいのですが、お話してくださりますか?」
「まぁ、いいわよ」
私は、カインのことを話していると楽しくて幸せな気持ちになってきた。
知らない間に笑顔も出ていたようだ。
「モモさんも、カインが大好きなんですね。カインが色々な方に愛されて私嬉しいです」
笑顔でアズサは言った。この子は言い子なんではないか。
なにしろ、カインが結婚相手に選んだのだから。
そう思ったモモは、もう一度キッチンに立った。
「どうしたのですか?お手伝いしましょうか」
「いえ、けっこうよ」
私は、今度はちゃんと温度や茶葉の量を考えて紅茶を入れ、アズサに出した。
「どうぞ、こちらを飲んでみて」
「え?はい」
アズサは紅茶を一口飲み、ホッとした。こんなおいしい紅茶今まで飲んだことない。
本当に紅茶を入れるのが上手なんだわ。
「モモさん、この紅茶今まで飲んだものと比べられないくらいおいしいです」
「そうでしょ?」
「さきほどは、間違われたんですね。それに気づかれてもう一度入れ直してくださるとかお優しいお方ですね。さすがは、カインの婚約者さんです」
アズサは泣きそうになっている。私は決して意地悪したかったわけではない。
ちょっと嫉妬しただけだ。
間違いと思い、私を優しいと言ってくれたアズサ。
あなたこそカインにふさわしいわね。私の負けだわ。
「婚約者だったのは、昔の話よ。小さかった頃に親同士で言ってただけよ。ごめんなさい。少し焼きもちを妬いてしまったみたい」
「え?そうなんですか。それを聞いて安心しました。教えて下さりありがとうございます。やっぱりモモさんは親切で、優しい」
そう言って、アズサはモモに抱き着きに行きました。
突然、抱き着かれたモモはびっくりして顔が真っ赤になりました。
この子、いきなりかわいいことしだすじゃない。
これは、カインゾッコンになるはずだわね。
少し、カインの気持ちがわかったモモだった。
幼少期のいう口約束である。祖母たちが私たちが仲が良かったので
大人になったら結婚させましょうと言っていただけである。
それを信じて、私は今までカイン一筋で生きてきた。
それに、カインは今まで女嫌いだったから、私以外の女は近づけなかった。
だから、私はゆっくり時間を掛けながらカインに好きになってもら
おうと考えていたのに。なんで。いきなり結婚相手の女性を
私の家なんかに連れてくるの。それに友達になってほしいって。
カインが私を頼ってくれたのが嬉しくて、
引き受けたけど恋敵とお茶なんか絶対したくないし。どうしよう。
私はそう思いながらも、紅茶を入れることにした。
「どうぞ、私お茶を入れるのは上手なのよ。召し上がって」
「はい、ありがとうございます。こちらにきて同世代の女の子とお茶できるなんてとっても嬉しいです」
笑顔で飲むアズサ。
「ゲッホ。おいしいですね」
私は茶葉をたっぷり入れて苦みたっぷりにして、お砂糖ではなく塩を
入れたので絶対おいしいわけがない。
それなのに、この子はおいしいと言った。私のことバカに
しているのかなと思い、余計に腹が立った。
「カインのこと教えてほしいのですが、お話してくださりますか?」
「まぁ、いいわよ」
私は、カインのことを話していると楽しくて幸せな気持ちになってきた。
知らない間に笑顔も出ていたようだ。
「モモさんも、カインが大好きなんですね。カインが色々な方に愛されて私嬉しいです」
笑顔でアズサは言った。この子は言い子なんではないか。
なにしろ、カインが結婚相手に選んだのだから。
そう思ったモモは、もう一度キッチンに立った。
「どうしたのですか?お手伝いしましょうか」
「いえ、けっこうよ」
私は、今度はちゃんと温度や茶葉の量を考えて紅茶を入れ、アズサに出した。
「どうぞ、こちらを飲んでみて」
「え?はい」
アズサは紅茶を一口飲み、ホッとした。こんなおいしい紅茶今まで飲んだことない。
本当に紅茶を入れるのが上手なんだわ。
「モモさん、この紅茶今まで飲んだものと比べられないくらいおいしいです」
「そうでしょ?」
「さきほどは、間違われたんですね。それに気づかれてもう一度入れ直してくださるとかお優しいお方ですね。さすがは、カインの婚約者さんです」
アズサは泣きそうになっている。私は決して意地悪したかったわけではない。
ちょっと嫉妬しただけだ。
間違いと思い、私を優しいと言ってくれたアズサ。
あなたこそカインにふさわしいわね。私の負けだわ。
「婚約者だったのは、昔の話よ。小さかった頃に親同士で言ってただけよ。ごめんなさい。少し焼きもちを妬いてしまったみたい」
「え?そうなんですか。それを聞いて安心しました。教えて下さりありがとうございます。やっぱりモモさんは親切で、優しい」
そう言って、アズサはモモに抱き着きに行きました。
突然、抱き着かれたモモはびっくりして顔が真っ赤になりました。
この子、いきなりかわいいことしだすじゃない。
これは、カインゾッコンになるはずだわね。
少し、カインの気持ちがわかったモモだった。
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