恐怖心で現状維持をした結果~妹からもパーティーからも捨てられて~

来佳

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3話 ラナード

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 2週間ほど経って、やっとラナードについた。やっとというが、実はもっと時間がかかってたかもしれないことを考えると、大分早くなったほうかもしれない。話がまとまって、最初は街の外で朝を待って、馬車に乗ってラナードまで行こうと思ったのだが、そこでミレティアが。

「せっかく街もでたし、次の街までは距離も短い、まあ一緒に野宿しながら仲を深めようじゃないか」

 と提案してきたので、僕もそれにのっかり野宿をしつつ次の街を目指した。途中食材の調達や、ギルドやダンジョンについての話がいろいろと聞けて最初のほうはとても役に立ったが、さすがに次の街について、馬車に乗っていこうとまた提案したのだが、頑なに歩いていこうとするミレティアを問い詰めると重大な秘密をミレティアは隠していた。

「実は。お金がなくて......。初めて会ってパーティー組んで、さっそくお金借りるのもなと思って、実習みたいな感じでラナードまで行こうと思って。まあなんか金になる魔物でもいれば狩って換金して乗ろうとも思ったんだが......。今回運がいいのか悪いのか」

 なんて言って野宿生活に戻りかけていたので、無理を言って僕がお金を出して、馬車でやってきたのだ。


「やっとつきましたね」

「やっとついたなー」

「歩いたら倍はかかりましたよ」

「その節はほんとに助かった。ありがとう。ダンジョンに入ったらすぐに返すからな。そこは安心してくれ。とりあえず一緒にギルドに行こう」

「そうですね」

 そんな会話をして僕たちはギルドを探した。ダンジョンができるまでは、ほとんど用もなかったのだろう。かなりこじんまりとしたギルドで普通ならなかなか見つからなかっただろうけど、ダンジョン景気でわいわいと騒ぐ声のおかげですぐに見つかった。
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