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魔法都市国家
カイトの昔話(回想)後半
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ここは、どこだろう。瞼の上からちらつく光が僕の意識を覚醒させる。何がなんやら。悪い夢でも見ていたのだろうか。
信じたくない心が無理矢理に俺の記憶をあやふやにしたようだ。しかし、耳に残る仲間の叫び声が消えてはくれなかった。信じるしかないのだ。そして、忘れてはいけないのだ。
辺りを見回した。どうやらここは、どこかの草原のようだ。人の姿は見えないが。ここに居続けても仕方がないので、適当に歩くことにした。
数十時間歩き続けようやく村を見つけることができた。草原から歩いてきた俺を見た村人は訝しげにこちらを見ている。そして、一人が話しかけてきた。
「おう、兄ちゃん。あんた、今、迷いの草原から歩いてきたよな。」
「迷いの草原?」
「おうよ、絶対に抜け出せない草原だ。」
「適当に歩いてきただけなので。」
「そうか、ん?兄ちゃんもしかして、勇者様か!?」
勇者、そう、確かに魔王を倒したから勇者。しかし、俺にその称号を受ける権利はあるのだろうか。
「俺、王都であんたをみたぜ。でっけぇパレードの時によ。」
「アハハ、ありがとうごさいます。でも、僕のことはカイトって呼んでください。」
「お、おう。わかった。んじゃ、カイトの兄ちゃんよ泊まるとこがねぇなら俺んちに来な!娘に自慢してやりてぇんだよ!」
「いいですよ。こっちもありがたいです。」
ということで、僕はしばらくの間この村で過ごした。ザイルさんの家に泊まり、畑仕事を手伝い。たまにモンスターを狩る。そんな生活だった。
この頃の僕は、死ぬに死ねず。いきる希望もなく。まったく笑わなかった。寝れば悪夢を見て、気持ちが悪くなる。しかし、僕はだんだんと回復していった。それには、ある理由がある。
それは、ザイルさんの娘さんのエイルちゃんがこんな僕を気遣い、どうにか笑わせようと頑張ってくれたからだ。ちなみにその子は、8歳だ。僕が苦しんでいるときは手を握り、悪夢を見て眠れない時は、そっとその小さな体で僕を抱き締めてくれた。それは、とても暖かく、優しく、そして大きかった。
僕は、少しずつ辛い現実を受け入れていき。落ち着きを取り戻し始めた。そして、何かをしていないと嫌なことを考えてしまうので僕は、フィギュア作りにはまった。
数年が経ち、僕は決心した。新たに世界を巡る旅に出ようと。村の人にはとても世話になった。エイルちゃんは行かないでと泣きついてきた。だけど、僕はどうしても行かなければいけないと感じたのだ。目的は転生者を探すこと。そして、神について教える。これが、僕のすべきことだと。
僕は世界を旅し続けた。永遠に終わらないような、そんな旅。数十年が経ち、エイルちゃんが死んだことを風の便りで聞いた。エイルちゃん、いやエイルは聖女になって世界の人々を救っていたらしい。村を訪れて、エイルの最後の言葉を聞いた。
「私は、あなたのことがずっと好きだったの。子供のちょっとした恋心が、あなたと会えない時間のせいでパンッパンに膨れ上がったの。だから、私はまだ独身よ。フフッ、私は先にいってるわ、だけど、あなたに会えるまでずっと待ってるから。」
それを聞いた僕は涙が止まらなかった。ここまで、純粋に愛してくれた人がいただろうか?僕は彼女と過ごした日々を思いだし、そして、ロリコンになった。僕を受け入れてくれるのは幼女だけだと。エイルは大人になっても無邪気な子供のようだったという。そうしないと、僕に気付いてもらえないからだと。僕は、本当の愛に目覚めたのかもしれない。
そして、それから約二百年後、僕はディオン君と出会った。ようやく巡り会えたのだ。僕は、彼にすべてを託すことにした。
信じたくない心が無理矢理に俺の記憶をあやふやにしたようだ。しかし、耳に残る仲間の叫び声が消えてはくれなかった。信じるしかないのだ。そして、忘れてはいけないのだ。
辺りを見回した。どうやらここは、どこかの草原のようだ。人の姿は見えないが。ここに居続けても仕方がないので、適当に歩くことにした。
数十時間歩き続けようやく村を見つけることができた。草原から歩いてきた俺を見た村人は訝しげにこちらを見ている。そして、一人が話しかけてきた。
「おう、兄ちゃん。あんた、今、迷いの草原から歩いてきたよな。」
「迷いの草原?」
「おうよ、絶対に抜け出せない草原だ。」
「適当に歩いてきただけなので。」
「そうか、ん?兄ちゃんもしかして、勇者様か!?」
勇者、そう、確かに魔王を倒したから勇者。しかし、俺にその称号を受ける権利はあるのだろうか。
「俺、王都であんたをみたぜ。でっけぇパレードの時によ。」
「アハハ、ありがとうごさいます。でも、僕のことはカイトって呼んでください。」
「お、おう。わかった。んじゃ、カイトの兄ちゃんよ泊まるとこがねぇなら俺んちに来な!娘に自慢してやりてぇんだよ!」
「いいですよ。こっちもありがたいです。」
ということで、僕はしばらくの間この村で過ごした。ザイルさんの家に泊まり、畑仕事を手伝い。たまにモンスターを狩る。そんな生活だった。
この頃の僕は、死ぬに死ねず。いきる希望もなく。まったく笑わなかった。寝れば悪夢を見て、気持ちが悪くなる。しかし、僕はだんだんと回復していった。それには、ある理由がある。
それは、ザイルさんの娘さんのエイルちゃんがこんな僕を気遣い、どうにか笑わせようと頑張ってくれたからだ。ちなみにその子は、8歳だ。僕が苦しんでいるときは手を握り、悪夢を見て眠れない時は、そっとその小さな体で僕を抱き締めてくれた。それは、とても暖かく、優しく、そして大きかった。
僕は、少しずつ辛い現実を受け入れていき。落ち着きを取り戻し始めた。そして、何かをしていないと嫌なことを考えてしまうので僕は、フィギュア作りにはまった。
数年が経ち、僕は決心した。新たに世界を巡る旅に出ようと。村の人にはとても世話になった。エイルちゃんは行かないでと泣きついてきた。だけど、僕はどうしても行かなければいけないと感じたのだ。目的は転生者を探すこと。そして、神について教える。これが、僕のすべきことだと。
僕は世界を旅し続けた。永遠に終わらないような、そんな旅。数十年が経ち、エイルちゃんが死んだことを風の便りで聞いた。エイルちゃん、いやエイルは聖女になって世界の人々を救っていたらしい。村を訪れて、エイルの最後の言葉を聞いた。
「私は、あなたのことがずっと好きだったの。子供のちょっとした恋心が、あなたと会えない時間のせいでパンッパンに膨れ上がったの。だから、私はまだ独身よ。フフッ、私は先にいってるわ、だけど、あなたに会えるまでずっと待ってるから。」
それを聞いた僕は涙が止まらなかった。ここまで、純粋に愛してくれた人がいただろうか?僕は彼女と過ごした日々を思いだし、そして、ロリコンになった。僕を受け入れてくれるのは幼女だけだと。エイルは大人になっても無邪気な子供のようだったという。そうしないと、僕に気付いてもらえないからだと。僕は、本当の愛に目覚めたのかもしれない。
そして、それから約二百年後、僕はディオン君と出会った。ようやく巡り会えたのだ。僕は、彼にすべてを託すことにした。
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