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長期休み
魔力制御の特訓
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パルミラさんから話を聞いて、魔力の操作を始める。魔力感知のおかげで漏れ出る魔力の様子は目で見える。なんとか留めようとするが繊細な操作は非常に難しい。目で見ると、まるで転生前に漫画で見た念〇力のようだ。しかし今は出力を抑えることはできないのでうまくいかない。
「ディオン、無理に留めようとしてはダメじゃ。循環させろ。」
「どう循環させれば?」
「昨日の様子を思い出せ。魔力がどう動いていた。」
魔力は、風に吹かれたり、溢れたり、動いていた。風に吹かれると物質である限り抵抗をうけて動くんだ。少し、体の周りに風を発現させよう。
風を発生させると放出される魔力がかすかに動き始める。体の周りの数か所に風を生み出すようにすると、魔力が循環し始めた。
「そう、そこで密度を上げていけ。」
風の吹く速度を上げていくと魔力の放出が減ってきたように感じる。風の速度が上がると魔力がその風の流れに乗り風の壁ができ始めた。
「そのままだと遠心力により魔力が飛び出してしまう。体内の魔力を圧縮しろ。魔力には特異性がある。よりの濃度の高い魔力に集まる習性だ。それを利用して放出される魔力を限りなくゼロに近づけろ。」
言われた通り魔力を圧縮するが同時に様々なことを展開するのが難しい。注意力が散漫し安定しない。ハイルに
まかせるべきか?
『一時的に風の制御は可能ですが、私自身存在し続けられるか不明なので推奨はしません。』
そうか、なら、なんとか自分で制御するしかないか。
そしてひたすら、維持することに全力を尽くした。魔力の流出は減ったが完全とはいえず、風の制御にも魔力を使うので現状プラマイ0といったところか。これを常に意識し、無意識でも可能にしなければならない。しかし、自分は今、風を纏っているがパルミラさんはそんな風には見えない。いったいどうしているのだろうか。
「パルミラさんは風を使ってないみたいですけどどうやって制御しているんですか?」
「ん?魔力の制御ができるようになれば薄い魔力の膜を張ることもできるようになる。それで防いでおるよ。ディオンも魔力の制御を覚えたらできるじゃろう。できない今はそうするしかない。」
なるほど、ならこれを続けるしかないんだな。仕方ない。
そこから、三日三晩維持を続けた。その結果かなり魔力を安定させることに成功した。ハイルによる補助などもあったが命の危険が迫っていたからなのかここまで熱心に取り組むことがあっただろうかというくらい努力した。この身体の成長も早かったのもあるのか魔力制御のスキルが手に入り、パルミラさんと同じように薄い魔力の膜を張ることに成功した。
この結果にはパルミラさん自身も驚いたようだった。そして俺も学んだことがある。創造錬金でスキルは作り出せるが本質を知らないと100%の力が引き出せないことだ。いくらスキルがあったとしても器用貧乏どころかスキルの選択肢の多さで混乱してしまう。本当に自分に必要なスキルを厳選する必要がある。
ある朝__
「ディオンよ、お前わしの弟子にならんか?」
「へ?弟子ですか?」
「おう、なかなか素質もあるし頭も悪くない、わしの言ったこともある程度理解してたろ。」
「あの、弟子ってなにをするんですか?」
「いや、身体強化魔法について教えたくなったんじゃよ。お前ほどの逸材がこの魔法の真価を理解したとき、どういう使い方をするのか気になったんじゃ。」
身体強化魔法って、まだ隠された秘密みたいなのがあるのかよ。しかし、この魔法はかなり使えるし知っておいて損はないか。
「お願いします!」
「よし、それでは明日から教えていくとしよう。マッスルは習得できんだからな。」
「え、マッスルさんが習得できないって、そんな難しいんですか?」
「生物についての専門的な知識と、膨大な魔力があればいい。マッスルは魔力量はそんなに多くないから習得できんのだ。」
改めて思う、パルミラさんってステータスどうなってんだ。ちょっと試しに確認してみる。
パルミラ・ガーランド 108歳 一級魔術師 Lv80
体力 100,000,000
魔力 600,000,000
魔導Lv99(R)、身体強化魔法Lv 、回復魔術Lv99、飛行魔法Ⅴ、速読、気配感知、魔力感知、魔力制御
称号
身体強化魔法開祖
神すらも想定しなかった魔法をこの世界に生み出したもの。Lvの概念を超える。
なんだこの人、バグってやがる。魔力量の異常さも目立つが、身体強化魔法のLvが空白なんだが、概念すら突破してるんだが。まさか、昔の魔術師ってみんながこうってことはないよな。ないよな、あったら世界滅亡するぞ。
「なにか面白いもんは見れたか?」
「え、どうしてわかったんです?」
「視線じゃよ、わかりやすいな。もう少し、そういったところにも注意を向けるべきじゃな。はっはっは!」
こうして、パルミラさんの弟子になった。しばらくはここで修練するとしよう、アリスにも会いたいな。休暇が終わる前には会いに行かなきゃ。
「ディオン、無理に留めようとしてはダメじゃ。循環させろ。」
「どう循環させれば?」
「昨日の様子を思い出せ。魔力がどう動いていた。」
魔力は、風に吹かれたり、溢れたり、動いていた。風に吹かれると物質である限り抵抗をうけて動くんだ。少し、体の周りに風を発現させよう。
風を発生させると放出される魔力がかすかに動き始める。体の周りの数か所に風を生み出すようにすると、魔力が循環し始めた。
「そう、そこで密度を上げていけ。」
風の吹く速度を上げていくと魔力の放出が減ってきたように感じる。風の速度が上がると魔力がその風の流れに乗り風の壁ができ始めた。
「そのままだと遠心力により魔力が飛び出してしまう。体内の魔力を圧縮しろ。魔力には特異性がある。よりの濃度の高い魔力に集まる習性だ。それを利用して放出される魔力を限りなくゼロに近づけろ。」
言われた通り魔力を圧縮するが同時に様々なことを展開するのが難しい。注意力が散漫し安定しない。ハイルに
まかせるべきか?
『一時的に風の制御は可能ですが、私自身存在し続けられるか不明なので推奨はしません。』
そうか、なら、なんとか自分で制御するしかないか。
そしてひたすら、維持することに全力を尽くした。魔力の流出は減ったが完全とはいえず、風の制御にも魔力を使うので現状プラマイ0といったところか。これを常に意識し、無意識でも可能にしなければならない。しかし、自分は今、風を纏っているがパルミラさんはそんな風には見えない。いったいどうしているのだろうか。
「パルミラさんは風を使ってないみたいですけどどうやって制御しているんですか?」
「ん?魔力の制御ができるようになれば薄い魔力の膜を張ることもできるようになる。それで防いでおるよ。ディオンも魔力の制御を覚えたらできるじゃろう。できない今はそうするしかない。」
なるほど、ならこれを続けるしかないんだな。仕方ない。
そこから、三日三晩維持を続けた。その結果かなり魔力を安定させることに成功した。ハイルによる補助などもあったが命の危険が迫っていたからなのかここまで熱心に取り組むことがあっただろうかというくらい努力した。この身体の成長も早かったのもあるのか魔力制御のスキルが手に入り、パルミラさんと同じように薄い魔力の膜を張ることに成功した。
この結果にはパルミラさん自身も驚いたようだった。そして俺も学んだことがある。創造錬金でスキルは作り出せるが本質を知らないと100%の力が引き出せないことだ。いくらスキルがあったとしても器用貧乏どころかスキルの選択肢の多さで混乱してしまう。本当に自分に必要なスキルを厳選する必要がある。
ある朝__
「ディオンよ、お前わしの弟子にならんか?」
「へ?弟子ですか?」
「おう、なかなか素質もあるし頭も悪くない、わしの言ったこともある程度理解してたろ。」
「あの、弟子ってなにをするんですか?」
「いや、身体強化魔法について教えたくなったんじゃよ。お前ほどの逸材がこの魔法の真価を理解したとき、どういう使い方をするのか気になったんじゃ。」
身体強化魔法って、まだ隠された秘密みたいなのがあるのかよ。しかし、この魔法はかなり使えるし知っておいて損はないか。
「お願いします!」
「よし、それでは明日から教えていくとしよう。マッスルは習得できんだからな。」
「え、マッスルさんが習得できないって、そんな難しいんですか?」
「生物についての専門的な知識と、膨大な魔力があればいい。マッスルは魔力量はそんなに多くないから習得できんのだ。」
改めて思う、パルミラさんってステータスどうなってんだ。ちょっと試しに確認してみる。
パルミラ・ガーランド 108歳 一級魔術師 Lv80
体力 100,000,000
魔力 600,000,000
魔導Lv99(R)、身体強化魔法Lv 、回復魔術Lv99、飛行魔法Ⅴ、速読、気配感知、魔力感知、魔力制御
称号
身体強化魔法開祖
神すらも想定しなかった魔法をこの世界に生み出したもの。Lvの概念を超える。
なんだこの人、バグってやがる。魔力量の異常さも目立つが、身体強化魔法のLvが空白なんだが、概念すら突破してるんだが。まさか、昔の魔術師ってみんながこうってことはないよな。ないよな、あったら世界滅亡するぞ。
「なにか面白いもんは見れたか?」
「え、どうしてわかったんです?」
「視線じゃよ、わかりやすいな。もう少し、そういったところにも注意を向けるべきじゃな。はっはっは!」
こうして、パルミラさんの弟子になった。しばらくはここで修練するとしよう、アリスにも会いたいな。休暇が終わる前には会いに行かなきゃ。
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