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長期休み
新たな力
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前回パルミラさんが言っていた、体内の微弱な電気を増幅させる方法を学んだが、魔力がでたらめすぎる。細胞の活性化、神経の伝達で起こる微弱な電気を大量の魔力に帯電、同時に魔力同士を衝突させ起こる抵抗により電気を生み出しては帯電させ増幅させるのだ。その名も『バイオレクト』。
体内に帯電させると内臓や心臓に負担が多くかかるので、帯電させるのは体外である。ちなみに魔力の膜で守られているので自身が傷つくことはないという。
まじで、これを考えた奴は頭がおかしいとしか思えないよ、隣にいるけど…。
「ディオン、身体強化魔法について教えられることはほとんど教えた、そろそろ戦ってみるか。」
「誰とです?」
「マッスルに相手してもらうか。マッスル!こっち来いや!」
自主練に励んでいたマッスルさんがこちらに向かって小走りに走ってくる。
「なんすか師匠?」
「お前、ディオンと戦え。」
「了解っす。あの、師匠こいつにどこまで教えました?」
「ブレイクスルー以外全部じゃな。なかなか筋がええぞこいつは。」
「はぁ⁉ちょ、師匠!」
「頑張れよ、わしは審判をするからな、マッスル、武器を使っていいぞ。ディオンは身体強化魔法のみじゃ。」
「おいおい、それでもイーブンじゃねぇだろ。」
そういいながらも、マッスルさんは愛用の大剣を用意する。俺も戦闘で使うのは初めてだから気を抜かないようにしないと。
「よし、構えて。はじめっ!」
パルミラさんの合図とともに体の細胞、神経に魔力を纏わせる。その一瞬を狙ったかのように鉄の塊が目の前に現れる。
とっさに後ろに、飛ぶ。が、そのまま地面に倒れた。
見ると、俺の左足にマッスルさんの足が置かれていた。誘導されたか。次の一手が来る前にそのまま起き上がりながら頭突きを繰り出す。
もちろん避けられる。
しかし、そのまま勢いに体をまかせ後ろ脚を振り上げ回し蹴りをくらわせる。
大剣で防がれてしまった。
「危ねぇ、ディオン『クロックアップ』はもう使ってんのか?」
「いや、使ってないよ。これから使うさ。」
「まじかよ、やっぱ、最初で決めるべきだったな。」
マッスルさんが愚痴をこぼしている隙にクロックアップを使い始める。だんだんとマッスルさんの動きが遅くなっていく。さて、次はこっちから攻めよう。まずは腕だ。
力を抜き、体を重力のままに前に倒す。地面がゆっくり近づく。足に力を籠め、ぎりぎりで一気に開放する。地面すれすれを滑るように走る。そのまま懐に潜る。勢いはそのままに猿臂をくらわせる。相手は予想通り手でガードした。そのまま吹き飛ぶ。
しかし、手ごたえがない。
「ディオン、クロックアップ使ってんのか?目で追えるぞ。」
思っていたよりもマッスルさんは化け物みたいだ。通常の3倍だぞ。煽られたならやるしかない、さらに加速させる。5倍だ。
しかし、制御が難しい。力が強すぎる。思うように動けない。
「よし、かかった!」
こうなることをわかっていたようにマッスルさんは大剣を横薙ぎに振る。
脇腹に剣が迫る。両足を開き無理やり身を屈めて避ける。ぎりぎりで避けた。そのまま、足に攻撃をする。
ガンっと岩をぶつけ合ったような音が響く。硬化で守られた、そして互いに距離を取る。
「よし、硬化は有効だな。」
「マッスルさん、まさかこれも目で追えんのか?」
「なんとかな。」
クロックアップを使ったのに、ついてくるとは、5倍だぞ。予知能力でもあるんじゃねぇかって思うほどだ。だけどまだ切り札はある。バイオレクト、少し準備に時間がかかるのが欠点だが、これだけ距離があるなら大丈夫だろう。脳への魔力の供給を細胞と神経に集中させる、そして魔力操作で体の周りに魔力を集めて帯電させる。
「おいおい、まじでそれも使えるのかよ。」
「さっき習得したんですよ。」
この状態だとクロックアップは2倍しか使えない。だが一瞬だけなら5倍に引き上げられそうだ。まずは魔力操作で帯電した魔力をマッスルさんに飛ばす。稲妻がマッスルさんにすごい速さで向かっていく。
すぐさま、マッスルさんは大剣を投げる。稲妻はそれに引き寄せられてしまい当たらなかった。
それでいい、相手は素手になった。そのまま近接格闘に持ちこむ。
軽いジャブを出し、死角を作り膝蹴りを一発腹にくらわせる。入った。
入った。が、足をつかまれ投げられる。だが俺は今帯電している、密着しているのでそのまま電撃をくらわせた。
「いっっって!!」
少しの間だが、マッスルさんが痙攣して手が離れた。クロックアップで5倍に時間を伸ばす、冷静に考え、身を回転させながら相手の頭に裏拳を叩きつけた。
「そこまで!」
パルミラさんから決着を告げられ終わった。勝った、なんとか勝てた。
「くぅ、効いたぜ。硬化がちょっと間に合わなかったか。」
「あんた、どんだけ化け物なんだよ。」
「師匠はもっとエグイことしてくるからな。」
「まじかよ。」
「よし、マッスルも成長したな、ディオンもなかなかだがまだ経験が足りんな。まぁ、ものにはなったな。」
「俺も魔力がもうちょいあればな。」
「励むことだな。また稽古をつけてほしいならここを訪れな。とりあえずは各自、目標を定めて戦い方を確立することじゃな。」
いったん稽古は終わりらしい。新たに戦い方を考えないと、ここで学んだことを生かせるように。パルミラさんには感謝だな、オーバーマジックフロウもなんとか止めることに成功したし、アリスたちにも会いに行けるか。
体内に帯電させると内臓や心臓に負担が多くかかるので、帯電させるのは体外である。ちなみに魔力の膜で守られているので自身が傷つくことはないという。
まじで、これを考えた奴は頭がおかしいとしか思えないよ、隣にいるけど…。
「ディオン、身体強化魔法について教えられることはほとんど教えた、そろそろ戦ってみるか。」
「誰とです?」
「マッスルに相手してもらうか。マッスル!こっち来いや!」
自主練に励んでいたマッスルさんがこちらに向かって小走りに走ってくる。
「なんすか師匠?」
「お前、ディオンと戦え。」
「了解っす。あの、師匠こいつにどこまで教えました?」
「ブレイクスルー以外全部じゃな。なかなか筋がええぞこいつは。」
「はぁ⁉ちょ、師匠!」
「頑張れよ、わしは審判をするからな、マッスル、武器を使っていいぞ。ディオンは身体強化魔法のみじゃ。」
「おいおい、それでもイーブンじゃねぇだろ。」
そういいながらも、マッスルさんは愛用の大剣を用意する。俺も戦闘で使うのは初めてだから気を抜かないようにしないと。
「よし、構えて。はじめっ!」
パルミラさんの合図とともに体の細胞、神経に魔力を纏わせる。その一瞬を狙ったかのように鉄の塊が目の前に現れる。
とっさに後ろに、飛ぶ。が、そのまま地面に倒れた。
見ると、俺の左足にマッスルさんの足が置かれていた。誘導されたか。次の一手が来る前にそのまま起き上がりながら頭突きを繰り出す。
もちろん避けられる。
しかし、そのまま勢いに体をまかせ後ろ脚を振り上げ回し蹴りをくらわせる。
大剣で防がれてしまった。
「危ねぇ、ディオン『クロックアップ』はもう使ってんのか?」
「いや、使ってないよ。これから使うさ。」
「まじかよ、やっぱ、最初で決めるべきだったな。」
マッスルさんが愚痴をこぼしている隙にクロックアップを使い始める。だんだんとマッスルさんの動きが遅くなっていく。さて、次はこっちから攻めよう。まずは腕だ。
力を抜き、体を重力のままに前に倒す。地面がゆっくり近づく。足に力を籠め、ぎりぎりで一気に開放する。地面すれすれを滑るように走る。そのまま懐に潜る。勢いはそのままに猿臂をくらわせる。相手は予想通り手でガードした。そのまま吹き飛ぶ。
しかし、手ごたえがない。
「ディオン、クロックアップ使ってんのか?目で追えるぞ。」
思っていたよりもマッスルさんは化け物みたいだ。通常の3倍だぞ。煽られたならやるしかない、さらに加速させる。5倍だ。
しかし、制御が難しい。力が強すぎる。思うように動けない。
「よし、かかった!」
こうなることをわかっていたようにマッスルさんは大剣を横薙ぎに振る。
脇腹に剣が迫る。両足を開き無理やり身を屈めて避ける。ぎりぎりで避けた。そのまま、足に攻撃をする。
ガンっと岩をぶつけ合ったような音が響く。硬化で守られた、そして互いに距離を取る。
「よし、硬化は有効だな。」
「マッスルさん、まさかこれも目で追えんのか?」
「なんとかな。」
クロックアップを使ったのに、ついてくるとは、5倍だぞ。予知能力でもあるんじゃねぇかって思うほどだ。だけどまだ切り札はある。バイオレクト、少し準備に時間がかかるのが欠点だが、これだけ距離があるなら大丈夫だろう。脳への魔力の供給を細胞と神経に集中させる、そして魔力操作で体の周りに魔力を集めて帯電させる。
「おいおい、まじでそれも使えるのかよ。」
「さっき習得したんですよ。」
この状態だとクロックアップは2倍しか使えない。だが一瞬だけなら5倍に引き上げられそうだ。まずは魔力操作で帯電した魔力をマッスルさんに飛ばす。稲妻がマッスルさんにすごい速さで向かっていく。
すぐさま、マッスルさんは大剣を投げる。稲妻はそれに引き寄せられてしまい当たらなかった。
それでいい、相手は素手になった。そのまま近接格闘に持ちこむ。
軽いジャブを出し、死角を作り膝蹴りを一発腹にくらわせる。入った。
入った。が、足をつかまれ投げられる。だが俺は今帯電している、密着しているのでそのまま電撃をくらわせた。
「いっっって!!」
少しの間だが、マッスルさんが痙攣して手が離れた。クロックアップで5倍に時間を伸ばす、冷静に考え、身を回転させながら相手の頭に裏拳を叩きつけた。
「そこまで!」
パルミラさんから決着を告げられ終わった。勝った、なんとか勝てた。
「くぅ、効いたぜ。硬化がちょっと間に合わなかったか。」
「あんた、どんだけ化け物なんだよ。」
「師匠はもっとエグイことしてくるからな。」
「まじかよ。」
「よし、マッスルも成長したな、ディオンもなかなかだがまだ経験が足りんな。まぁ、ものにはなったな。」
「俺も魔力がもうちょいあればな。」
「励むことだな。また稽古をつけてほしいならここを訪れな。とりあえずは各自、目標を定めて戦い方を確立することじゃな。」
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