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海の街ララシャ編
いろいろと事件ですっ!! 前編
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ここはどこだろう。俺の目の前は真っ暗で、薄汚い布にくるまれているように感じた。いったい何が?
ズキズキッと頭が痛んだ。そして、おぼろげながら思い出した。
俺は宿屋にいた。まだ朝の早い時間だった。突然俺達がいる部屋のドアが破られ、煙が部屋に充満した。そして一番小さい俺が拉致られた、のか。まだ記憶が曖昧だ。
話し声が聞こえる。
「なぁ、まだ金はよういできてねぇのか。遅い。」
「仕方ないよ兄者。だってエルス金貨300枚だぜ。すぐによういできねぇよ。」
「早くしねぇと、薬が切れちまう。」
こいつら俺を拐った主犯か。金貨300枚と交換予定ってどういうことだ。まだ、価値はわからんがとりあえず脱出だ。ヘルプさん、どう行動したほうがいい?
『 まずは状況の確認です。少し布を破って覗いてください。』
言われた通り布を破る。見渡せば小さな小屋である。俺自身とくに拘束はされていない。赤ん坊だからか。こんなとこで役に立つとは。
『 次に脱出ルートの確認です。どこから逃げ出せそうですか。』
まずは男二人が見張ってる扉、窓はない。俺の後ろの方に小さいが穴が空いている。
『では、選択です。二人の男を倒しドアから出る。小さな穴から見つからないように出る。』
見つからない方で。
『分かりました。』
「なぁ、おいボスからの連絡はまだか?」
「おとなしく待ってろって言ってたじゃないか。」
「くそつまんねぇな。」
二人の興味が俺から外れた瞬間、俺は創造錬金を発動させる。俺と同じくらいの土塊でダミーを作る。そして音をたてないようゆっくりと後ろに下がる。そして穴をくぐった時、頭がつっかえた。
や、やや、やってしまったー。ちょっと出られない。しかも戻れないし。ヤバイヤバイどうしよう。ヘルプ、ヘルプです。
『 マスター。落ち着いてください。こんなこともあろうかと『プランH』を用意しました。』
『プランH』って何?
『 簡単にいえば、目の前の二人を屠ってしまおうという作戦です。』
ヘルプさん。それはもう作戦とは言いません。ごり押しと言うのです。しかし打開策はそれぐらいしかないか。
『 では身体強化魔術を使います。そして、魔力弾を二人に打ち込んでください。頭を狙って。』
よ、よしっ。身体強化魔術を発動。次に魔力弾の形成。とりあえず、めっちゃ固く、速い弾。よーく狙ってー、ドーン。
「グッ、ガッ。」
「グハッ……。」
よし静かになった。これで音を出してもばれないな。しかし、ここがどこかわからんままだ。
こうなったら、地図を思い浮かべる、たくさんとにかくたくさんだ。そしたらマッピングの様子を思い出せ。前世の記憶を頼りにあるだけ思い出す。
『 スキルを取得しました。 探知』
よしきた。探知発動。俺の視界がぶわっと広がった。目を閉じると地図らしきものが見えた。
『ララシャマッピング』そう念じると赤い大きな点がマップの左の方に見えた。案外離れてはいない。『エリーゼ マッピング』今度は人だ、どうだ。出た、赤い小さな点が動いている。母さんの今いる場所はわかるか?『冒険者ギルドララシャ支部』と名前が出た。
よし、現在他もわかった。まずは小屋から脱出だ。穴を少し壊して拡げた。ようやく出られる。しばらくすると冒険者のパーティーのような方達が歩いてきているのが見えた。人生初の誘拐だよ、マジで焦ったワー。
ようやく保護されママンに会えた。俺めっちゃ怖かったよー。この日は子どもに還り、とても甘えまくった。いいじゃないか、子どもなんだから。
「ああ、ディオン、帰ってきたのねー。」
いやー。愛されてるな俺。こんなに泣いてくれるとは嬉しいね。
「しかし、よく誘拐犯に見つからずに脱出できましたね。」
「えっ、あなた達が助けたんじゃないの?」
「ええ、小屋を見つけてどうするか考えていたら、小屋の穴の隙間からこそりこそりと出てきたんですよ。」
「ええー。嘘だろ。そんなことあり得んだろう。マルクスとて、そんな行動はとれんぞ。」
「しかし、本当に出てきたんですよ。」
「いいじゃない。ディオンがこうして帰ってきたのだから。ところで誘拐犯は捕まえたのよね?」
「あ、忘れてました。いやぁ出てきた子どもの方に気をとられて。アハハ。」
その後、冒険者達はいろいろと大変なめにあったらしいが俺には知ったこっちゃない。そんなに疑問に思われることも無かったので、あまり大事にはならなかった。ようやく事件は解決されたのか。
二人の男達は………
「おい、お前ら。俺の命令はなんだった。」
「ガキを見張ることです。」
「そんな簡単なことをどうしてしくじった。」
「急に意識を刈り取られて、気がついたらもう…。」
「そんな嘘が通じるわけがないだろうが!お前ら、もういい帰りの馬車を狙うぞ。さっさと準備に取りかかれ。」
事件はまだ終わらない。
作者の時間
どうも、どうもどうも紅葉でございます。今回はまだ主人公の本気を見せる場面ではないです。まだ赤ん坊ですから大事にはできないのです。
消化不良の方申し訳ない。いつか、いつか必ず無双させるので、それに事件はまだ終わってない。これからに期待です。
ズキズキッと頭が痛んだ。そして、おぼろげながら思い出した。
俺は宿屋にいた。まだ朝の早い時間だった。突然俺達がいる部屋のドアが破られ、煙が部屋に充満した。そして一番小さい俺が拉致られた、のか。まだ記憶が曖昧だ。
話し声が聞こえる。
「なぁ、まだ金はよういできてねぇのか。遅い。」
「仕方ないよ兄者。だってエルス金貨300枚だぜ。すぐによういできねぇよ。」
「早くしねぇと、薬が切れちまう。」
こいつら俺を拐った主犯か。金貨300枚と交換予定ってどういうことだ。まだ、価値はわからんがとりあえず脱出だ。ヘルプさん、どう行動したほうがいい?
『 まずは状況の確認です。少し布を破って覗いてください。』
言われた通り布を破る。見渡せば小さな小屋である。俺自身とくに拘束はされていない。赤ん坊だからか。こんなとこで役に立つとは。
『 次に脱出ルートの確認です。どこから逃げ出せそうですか。』
まずは男二人が見張ってる扉、窓はない。俺の後ろの方に小さいが穴が空いている。
『では、選択です。二人の男を倒しドアから出る。小さな穴から見つからないように出る。』
見つからない方で。
『分かりました。』
「なぁ、おいボスからの連絡はまだか?」
「おとなしく待ってろって言ってたじゃないか。」
「くそつまんねぇな。」
二人の興味が俺から外れた瞬間、俺は創造錬金を発動させる。俺と同じくらいの土塊でダミーを作る。そして音をたてないようゆっくりと後ろに下がる。そして穴をくぐった時、頭がつっかえた。
や、やや、やってしまったー。ちょっと出られない。しかも戻れないし。ヤバイヤバイどうしよう。ヘルプ、ヘルプです。
『 マスター。落ち着いてください。こんなこともあろうかと『プランH』を用意しました。』
『プランH』って何?
『 簡単にいえば、目の前の二人を屠ってしまおうという作戦です。』
ヘルプさん。それはもう作戦とは言いません。ごり押しと言うのです。しかし打開策はそれぐらいしかないか。
『 では身体強化魔術を使います。そして、魔力弾を二人に打ち込んでください。頭を狙って。』
よ、よしっ。身体強化魔術を発動。次に魔力弾の形成。とりあえず、めっちゃ固く、速い弾。よーく狙ってー、ドーン。
「グッ、ガッ。」
「グハッ……。」
よし静かになった。これで音を出してもばれないな。しかし、ここがどこかわからんままだ。
こうなったら、地図を思い浮かべる、たくさんとにかくたくさんだ。そしたらマッピングの様子を思い出せ。前世の記憶を頼りにあるだけ思い出す。
『 スキルを取得しました。 探知』
よしきた。探知発動。俺の視界がぶわっと広がった。目を閉じると地図らしきものが見えた。
『ララシャマッピング』そう念じると赤い大きな点がマップの左の方に見えた。案外離れてはいない。『エリーゼ マッピング』今度は人だ、どうだ。出た、赤い小さな点が動いている。母さんの今いる場所はわかるか?『冒険者ギルドララシャ支部』と名前が出た。
よし、現在他もわかった。まずは小屋から脱出だ。穴を少し壊して拡げた。ようやく出られる。しばらくすると冒険者のパーティーのような方達が歩いてきているのが見えた。人生初の誘拐だよ、マジで焦ったワー。
ようやく保護されママンに会えた。俺めっちゃ怖かったよー。この日は子どもに還り、とても甘えまくった。いいじゃないか、子どもなんだから。
「ああ、ディオン、帰ってきたのねー。」
いやー。愛されてるな俺。こんなに泣いてくれるとは嬉しいね。
「しかし、よく誘拐犯に見つからずに脱出できましたね。」
「えっ、あなた達が助けたんじゃないの?」
「ええ、小屋を見つけてどうするか考えていたら、小屋の穴の隙間からこそりこそりと出てきたんですよ。」
「ええー。嘘だろ。そんなことあり得んだろう。マルクスとて、そんな行動はとれんぞ。」
「しかし、本当に出てきたんですよ。」
「いいじゃない。ディオンがこうして帰ってきたのだから。ところで誘拐犯は捕まえたのよね?」
「あ、忘れてました。いやぁ出てきた子どもの方に気をとられて。アハハ。」
その後、冒険者達はいろいろと大変なめにあったらしいが俺には知ったこっちゃない。そんなに疑問に思われることも無かったので、あまり大事にはならなかった。ようやく事件は解決されたのか。
二人の男達は………
「おい、お前ら。俺の命令はなんだった。」
「ガキを見張ることです。」
「そんな簡単なことをどうしてしくじった。」
「急に意識を刈り取られて、気がついたらもう…。」
「そんな嘘が通じるわけがないだろうが!お前ら、もういい帰りの馬車を狙うぞ。さっさと準備に取りかかれ。」
事件はまだ終わらない。
作者の時間
どうも、どうもどうも紅葉でございます。今回はまだ主人公の本気を見せる場面ではないです。まだ赤ん坊ですから大事にはできないのです。
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