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断章 18
閑話 5 恐るべき子供達 王太子側近の決断(4)
神官長達の間に、動揺が走る。 『戦闘神官」の試練は、助祭が司祭となるべき時に、与えられていた且つての資格試験の様なものであったからだ。 今では形骸化し、王都大聖堂以外の、” 外地 ” に於いて、一定の期間 ” 助祭 ” として民を慈しむ事を以て、試練としていたくらいだった。
それを、助祭ユーリは、戦乱渦巻く、獅子王が御世と同様に、戦地での ” 献身 ” を以て、試練となすと、そう宣言しているからだ。
神官長達も覚えがある。 彼等がまだ ” 助祭 ” で在った頃、聖堂教会の教えに基づき、精霊様方の意思と思召しを以て、戦野に立っていた事を。 神官ゆえに刃物の使用は禁止されているが、その代り、メイスやポールハンマーを持ち、あまたの敵を倒した事は、忘れる事は出来はしない。
剥き出しの ” 殺意 ” に、足が竦んだ事など、数え切れぬくらいであった。
現在の試練と呼ばれるものは、聖堂の内側で、幸少なき者に対しての献身。 そこには ” 敵意 ” も、 ” 害意 ” も、まして、” 殺意 ” など、一片も存在する事は無い。 よって、試練自体は、十五歳になる助祭に課された、課業でもあるのだが、それは平和な時代となったからだった。 ユーリが望む ” 戦場 ” での、試練は、絶えて久しい。
ユーリが望むのは、且つて 神官長達が辿った道でもあり、現在では考えられない程、苛烈な試練となる事は明らかであった。 それゆえ、彼等は軽々と ” 諾 ” の言葉を吐くことは出来ない。
北部大聖堂、神官長 シワーヴェ大司教様が、年老いた渋面に凶悪な表情を載せ、ユーリに問う。
「精霊様のご意志と…… 助祭は申したが、戦場は辛き場所ぞ? その様な細き身体では、武器を振るう事すらままならぬであろう? 精霊様のご意志を成すには、相応の ” 力 ” も求められる。 お主自身が、戦闘は得意では無いと、そう申しておったでは無いか。 ファンダリア王国内に於いて、” 試練 ” を受けるが良いのではないか?」
「……確かに、わたくしは、戦闘が不得手に御座います。 枢機卿様…… いえ、フェルベルト=フォン=デギンズ枢機卿では無く、ヨハン=エクスワイヤー枢機卿様にも、戦野での ” 試練 ” は耐えられぬと、そう申し付かりました。 しかし、試練は何も、戦闘だけでは御座いません。 戦野にて ” 癒し ” の精霊術式を編む事も、また、試練となりましょう。 戦野に於いて、何よりも大切な ” 命 ” 。 生きとし生けるものが、その生命を全うする事こそが、精霊様の御心にも叶う所業に御座います。 ならば、” 生きたい ” と希求する者へ、手を差し伸べる事は、すなわち、精霊様のご意志に他なりません。 わたくしは、戦闘には向かぬ者に御座いますが、 ” 癒し ” に関しましては、精霊様のご加護を十二分に頂いております。 聖堂に於いても…… 修練は怠りませんでした。 枢機卿様も、その事はご存知に御座います。 助祭であるわたくしが、十五の歳になり、試練を受けられる年齢に達しました。 よって、加護を受けし、我が身は、その栄光の対価に献身を求められている…… そう、愚考いたしました」
ハッキリと、自身の意見を述べる ユーリ。 確固たる信念を元に言葉を紡ぐ彼に、神官長達は、かつての聖堂に居た、精霊様に深い祈りを捧げる、真摯な神官達の姿を見た。 そして、古強者である彼等にとって、それは危惧すべき事柄でもあった。
ユーリの述べる事柄を理解しつつも、彼の大叔父である、神官長デギンズが、口を開く。
「ユーリ。 辺境にも、助けを必要とする者が居るぞ? 何故、「居留地の森」なのだ。 わたしも未だ若輩者。 戦場や紛争地には数える程しか出た事は無い。 が、それが故に云える事がある。 戦場では、” 真摯な者 ” から先に、” 命を助けようとする者 ” から先に、精霊様の導きの元、『 遠き刻の輪の接する所 』 に、誘われるのだ。 この場に居られる、ファンダリア王国の至宝の方々も、それをご存知なのだ。 よって、戦地に赴かんとする者を、危惧するのだ。 試練には共に歩む者は居らぬのだッ!」
頷きを以て、同意する「神官長」達。 僅か十五歳の助祭に戦場での働きを期待する方が無茶なのだと、その瞳はユーリに語り掛ける。 その視線を静かに受け、ほんの少し、その美麗とも云える顔に微笑みを載せ、ユーリは応える。
「ご懸念…… いいえ、ご心配をお掛け致しております。 誠に有難き思召し……」
「「 ならばッ! 」」
「いいえ、翻意は致しません。 聖堂教会の神官としてでは無く、ファンダリア王国の貴種に生まれた男として、申し上げます。 「居留地の森」の事は、以前より気にかけておりました。 獣人族が方々は、原始的な治療しか行われていません。 幼少の獣人族の方々が、不十分な医療体制の中、落とさなくても良い命を、易々と落としていると。 この事は、王城外苑に於いて、第四〇〇〇護衛隊の獣人族の方々から、お聞きしました。 プーイさんと云われる、穴熊族の戦士の方です。 強大な力を持つ彼女にしても、病魔には打ち勝つことは容易い事では無いと。 まして、小さい子供なら抵抗する事も出来ず命を落としてしまう…… と。 種族的に、医療に関しては、懐疑的な方々です。 呪術医の方々が、命を守るべく、” 精霊様 ” に、御縋りしているのが現状かと…… わたくしの加護は…… そう、『 癒し 』なのです。 『樹』と『土』の精霊様に頂いた、大切な 『御加護』なのです。 獅子王陛下の御遺志は、獣人族の方々の友誼を結びし事。 この手に、その鍵が握られているのならば、彼等との懸け橋になるべきであると…… 精霊術式ならば、彼等も受け入れましょう。 たとえ、わたくしが人族で在ろうと、その ” 御力 ” は精霊様より下賜された、大切なモノ。 種族の間にある垣根を取り払う事は…… わたくしが、精霊様より授かった 『 使命 』 に、御座います」
覚悟はとうの昔に決めていたと、そう云う様な表情を浮かべている。 戦野に向かうのでは無く、獅子王陛下の御遺志を…… 精霊様の御意思を顕現する為に向かうのだと、そう表情は物語っている。
「それに……」
と、彼は続ける。
「先ほど、ドワイアル子爵様が、北東ギフリント砦に向かわれると…… そう、申されました。 彼もまた、「居留地の森」に於いて、ファンダリア王国が何か成さねばならないと…… とも、申されておりました。 わたくしは、精霊様にお仕えする神官であると共に、このファンダリア王国の貴種に生まれし者。 ファンダリア王国に忠誠を誓う家に生まれし者にも御座います。 わたくしが、「居留地の森」へ向かい、獣人族の方々を『 癒し 』ます事は…… ドワイアル子爵の側面を助ける事に繋がり…… さらには、存亡の岐路に立たされてしまった、 ” ファンダリア王国 ” にとっても、必要な行動だと、思われます。 心よりお願い申し上げます、神官長様方。 どうか、ご認可を……」
手に『樹』と、『大地』の印紋を組んだまま、真摯に、そして、確固たる意志の光をたたえた光を宿した瞳を向け、ユーリは願う。 その迫力は、僅か十五歳の助祭とは言えない、加護厚き神官のモノとなんら遜色は無い。 気圧された様に、唸る 神官長達。
そして……
――――― 宣下は下される。
「助祭、ユーリ=カネスタント=デギンズ…… そなたの望み、認可を精霊様の聖名を持ち、認可なさしむ。 これ、我が名、南部大聖堂、神官長ズサーク大司教を持ちて、宣下す。 ユーリ…… 命を粗末にするな。 お前の手で助ける為には、お前自身が生き延びなければならん。 戦野に於いて…… 人を慈しむ事は、何よりも尊き事。 しかし、一旦心を病めば、行いは神聖を失い、魔に堕ちる。 心せよ、若者よ。 精霊様の御加護と恩寵の有らん事を……」
瞑目し、『 光 』の ” 印紋 ” を組み首を垂れる、ズサーク大司教。 彼の ” 言祝ぎ ” を受け、他の大司教も、同様に己に授けられた、精霊様の印紋を、それぞれに組み、同様に瞑目し、首を垂れ…… 祝福を祈願する言葉を発する。
Fiat voluntas Tua
Sicut in caelo, et in terra
Et dimitte nobis debita nostra
Et ne nos inducas in tentationem
Sed libera nos a Malo
Gloria Pet, Si Santo, sicut erat inPrincipio
Et nunc et semper et in saecula saeculorum.
柔らかな光が、ユーリの周りに降り注ぎ…… 精霊様の御加護がその身に宿る。 神官長達の言祝ぎは、それほどまでに精霊様方の御心に叶っている証左に違いなかった。 ゆっくりと、唱和にユーリの声も合わさる。
王太子執務室に集う漢達、淑女達はその神聖な空気に息を飲む。
ユーリの命を懸けた覚悟に…… その、固く美しいまでの信仰に、驚きすら覚えるのだった。
―――― また一人……
ウーノル王太子は、遣る瀬無い思いを胸に、その神聖な情景を見詰めていた。 これ程までに、自身の側近たるべき者達は、成長していたのかと、驚きすら覚える。 各人が、この国の未来の為に、成すべき事を見詰め、そして、それを成さんが為に、並みいる ” 大人達 ” を、説き伏せ、納得させ、必要な手段を手に入れ、以て……
ファンダリア王国の未来に光を齎さんと……
力の限り…… いや、自身の力を大きく超える事柄に、挑戦しようとしている。 深い感銘を覚える。 目を閉じ、そっと呟く。
「ファンダリアの未来に光を……」
傍らに持していた、少年が言葉を紡ぐ。
「殿下。 御側に控えし者達が、自身の役割を見つけ、御側を離れる事に成りました。 しかし、武辺にはアンソニーに及ばず、外交にはミレニアムに及ばず、精霊様の御加護はユーリに及ばない、非才なるわたくしは、人として、このファンダリア王国、王城コンクエストムに在り、宰相共々、細々とした対応を致しましょう。 わたくしの忠誠は殿下に御座います。 殿下の御宸襟に有る物を見、以てその権限たるを、成さしめんが為、非才では御座いますが、わたくしは尽力いたします」
「エドワルド…… そうか…… お前は残ると云うのだな」
「残る…… のではありません。 殿下の行く道を照らす、松明となりましょう。 暗き策謀が満ち満ちる、この王城コンクエストムに於いて、足元を照らす一条の光とならん事を、御誓い申し上げます。 宰相が家に生まれし者。 ドワイアルが、テイナイトがそうであったと同じくらい、わたくしも又、ノリステンが名を名乗る男に御座います。 汚れた仕事も又、わたくしの家が担うべき事柄。 ファンダリア王国内の有象無象の貴種達を、御宸襟に沿う形に誘導する事も我が家の家命に御座いましょう」
「…………」
「憎まれ、畏れられ、蔑まれ、罵られる事も又、必要な事柄。 殿下の藩屏たるを自認するわたくしは、その様な羽虫の羽ばたきが如き雑音を全て、引き受けましょう。 殿下は…… 殿下は望まれる未来を掴んで頂きたい。 それが、その事が、何よりも嬉しく思う事柄に御座いますれば……」
「エドワルド。 宰相家、ノリステン公爵家は、わたしの側に常に立つと云うのか? 盾となると……」
「はい、左様に御座います。 父にも…… 宰相ケー二ス=アレス=ノリステン公爵閣下にも、その様に伝え居ります。 雛が如き者が…… と、笑われました。 しかし、その父にしても、各家の御子息方の覚悟を、見て、聞いて…… わたくしの覚悟もお判りいただけたかと…… 思います」
「そうか…… そうだな。 頼りにするぞ」
「勿体なく。 もう一つ、お伝えして置かねばならぬ事が御座います」
「なんだ?」
「ロマンスティカ嬢との婚約の件に御座います。 有難い思召しには御座いましたが、ご辞退申し上げました。 彼女を…… 暗渠の中に引きずり込むような事は出来かねます。 あの方は…… 王城にて…… 魔導院特務局の長として…… 王妃殿下の傍らに侍すべき、尊き御方。 地の底を這いずるわたくしと、未来を共にしてよい御方ではございません。 ニトルベイン大公閣下にも、そうお伝え申し上げました。 激しく叱責されましたが……」
仄暗い光を瞳に宿すエドワルド。 その表情を見、そして、彼もまた確固たる意志を持つ者だと、理解したウーノル王太子は、ただ頷きを以てそれに応える。 凛と佇むロマンスティカを視界の端に捕らえたウーノル王太子は、心の中で、そっと呟く。
” ティカ…… 君を想う者が居たぞ。 真摯に想いを持つ者が。 一人では無いのだ。 君も又…… ファンダリアに無くては成らないモノなのだよ…… 義姉様…… あぁ…… 何故に、此処にエスカリーナ姉様が居られぬのだッ! あの方ならば…… 私の記憶の中にある、あの方ならばッ…… この様な状況に成るのならばッ‼ その命を以て、王国の安寧を護る様な事には…… ならなかった…… ”
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