手の届く存在~Daughters~

スカーレット

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「この辺でいいか」

近くにあった公園で、二人をベンチに座らせる。
そこそこ賑わっているが、話し声が気になる様なものでもないし、これだけ人がいるのだ、私たちのことなど誰も気には留めまい。

「ちょっと、何をするつもりなの?」
「言っただろ、あんたの病気を治すんだって」
「だから病気じゃ……」
「依存なんて精神病カテゴリだろ。タバコにしてもアルコールにしてもギャンブルにしても、病気じゃないなら更生施設なんか必要ないはずだ」
「う……」
「まぁそんなのはどうでもいいよ。とりあえず、荒っぽいけどほぼ確実に治せる方法を思いついたから」
「乃愛さん、あんまり手荒なことは……」
「大丈夫だって、まぁ見てなよ」

私は以前母から聞いたやり方を思い出す。
とある人間の視界をうんこまみれにしたというあのやり方。
その人は乗り越えて今幸せに暮らしていると聞いているが、こいつみたいな依存症女じゃまず乗り越えられないだろう。

しかし、うんこまみれにしたからって病気が治るわけじゃない。
今回こいつに見せるのは、彼氏の顔だ。
私と千春以外全ての人間の顔を、彼氏に見える様にする。

最悪、その辺を歩いている犬猫鳥に至るまで彼氏の顔にしてやってもいいかもしれない。
正直、これなら勝算はあった。

精神的に弱いこいつのことだ、恐らく顔を見るだけでも嫌悪感を覚える様になるだろう。
あのクソみたいな、クズ男にも致命傷を与えられる。
そこまでいけば私の勝った様なものだ。
逆に万一乗り越えてしまうんだとしたら、私はこいつの思いが本物であると認めざるを得ない。

「じゃあ、やるから。まぁ、最初はパニックになるかもしれないけど……何だ、頑張って」
「え?ちょっと待って、どういうことよ!?」

既にパニックになりかけている池上の質問は完全に無視して、私は池上に例の術をかける。
怖がっているのか、最初は目を閉じていた池上だったが恐る恐る目を開けて、くわっと目が見開かれる。

「な、何これ」

もしかしてだけど、彼氏がこんなにいっぱい、とか歓喜に打ち震えてやしないだろうか。
そうだとしたらもう、真性だと思う。

「ねぇ、私に何したの……?」
「ああ……あんまりにも彼氏彼氏うるさいから、私と千春以外の世界中の人間があんたの彼氏に見える様にしておいた」
「や、やだ……」

何だか思っていたリアクションと違う気がする。
千春は心配なのか、時折こちらを見て、大丈夫なの?っていう顔をする。

「じゃ、私たち帰るから」
「はぁ!?こんな異常なところに私を残して帰るって言うの!?やめてよ!!」

パニック状態の池上が、私のシャツの袖を掴む。
その様子があまりにも必死すぎて、吹き出しそうになるのを必死で堪えた。

「の、乃愛さん……笑ったら悪いよ……」
「だ、だって……」

家に帰っても両親家族はみんな彼氏の顔。
テレビをつけても出てくるのは全員彼氏。
漫画を読もうがアニメを見ようが、それこそ歴史の教科書とか国語の教科書も全部彼氏の顔。

まぁ、私なら気が狂う。
とっても好きになった人だとしても、その顔が何処に行っても目に入るとなったら……ゾッとするな。
というか、実は小さい頃に同じ様なことをされた経験があるんだが。

三歳か四歳くらいの頃、私は優しい父が大好きだった。
事あるごとにパパ大好き、と娘の鑑みたいなことを言って、父を喜ばせていたものだ。
ところが、母がそれに嫉妬したらしく、そんなにパパが好きなら、みーんなパパにしてみちゃう?などと言い出した。

当時純粋だった私は、物凄く喜んでやってやってーと母にせがんだそうだ。
意地悪い笑みを浮かべて母は能力を行使して、めでたく私の視界に映る人間の顔が、全て父になった。
愛美おばさんも和歌おばさんも、おばさん勢全員、母も、その子どもたちも全部。

テレビに映っていた俳優だかも全部。
恐怖を感じた私は、火がついた様に泣いたそうだ。
それ以来、私はしばらく父に近寄りすらしなくなって、父はこれ以上ないくらい沈んだと聞いている。

恐らく、物心ついている池上からしたら、DVなんかしてくる様な彼氏がそこかしこにいるとなれば恐怖以外の感情は生まれないかもしれない。
現にもう顔色がおかしいことになってきている。

「ね、ねぇ乃愛さん、池上さんやばくない?」
「おや、千春がそんな言葉使うとは意外だね」
「そういうやばいじゃないって……顔色、おかしいって」
「う、うん……でもなぁ……」

今やめたら意味が無い気がする。
ここは心を鬼にして耐えるしかない。

「何かもう、目の焦点合ってないよ?」
「…………」

少しだけ、良心の呵責というやつを感じる。
だが、本人が音を上げるまでは……。

「はっ……はっ……う、宇堂さん……佐々木さん……」
「何?どうしたの?」
「あなたたちだけが普通に見えるのが、救いだわ……」
「あ、そ、そう……」
「あ、荒療治って……言ってたのがわかる気がする……」
「の、乃愛さん!!」
「うーむ……」

千春がかなり必死な表情で、私にすがりつく。
あったかいなぁこいつ、なんて呑気なことを思う一方で、千春には見ていられないのかもしれない、とも思う。

「乃愛さん、池上さんの術解かないんだったら……私にも同じ術かけて。私が一番怖いものに見える様に」
「は?お前何言ってるの?同じ苦しみ味わってどうするのさ」
「池上さんだけ、こんなの……可哀想だよ……」
「うーん……」

どうしよう。
解いてやるべきか?
でも本人が解いてくれとは言ってないからなぁ。

「じゃあ、千春の一番怖いものって、何?」
「ご、ゴキブリ」

何だこいつ、人間全てがそう見える様にしたらどうなると思ってるんだろうか。
巨大なゴキブリが、その辺を闊歩する世界の出来上がりだ。
千春じゃなくても気が狂うんじゃないか?

「や、やって!池上さんが乗り越えるまで、私もやるから!!」
「あ、あんたそこまで……でも、マジできついと思うよ?家族もその辺の人も全部巨大な……」
「い、言わないで!!」

泣きそうな顔で千春が懇願する。
何だろう、この嗜虐心を刺激される顔。

「わかった、きつかったらすぐ言えよ?」

私は千春にも術をかける。
ああ……こいつショックで死んだりしないだろうな、本当……。
千春も池上と同じ様に、目を閉じている。

「もう開けていいよ……いいってことはないか。まぁいいや、見てみ」

千春も恐る恐る目をあける。
その顔が、一瞬で恐怖に歪んだ。

「あ、あ、あ……」
「いわんこっちゃない……」
「だ、だい……じょうぶ……だもん……」

涙目になって、やせ我慢をしているのが見え見えだ。

「と、トイレ、行っとけば良かった……」
「は?行きたいの?」
「う、うん、おしっこ……」
「おいおい漏らすなよ……?」

二人に目を閉じる様言って、池上を待たせて公園のトイレに千春を連れて行く。
何か介護でもしてるかの様な気分だ。

「お前、入るまで絶対目開けるなよ?」
「う、うん……」

千春を個室に押し込んで、千春が鍵をかけたのを確認する。

「離れるからな?終わったら自分で戻って来いよ」

冷たいかな、と思ったが、離れた瞬間にトイレから軽く悲鳴が聞こえた。
小さい虫も全部そう見える様にしてあるからな、まぁ地獄だよな。
まぁ、千春が自分からやるって言ったんだし、こっちは放っておこう。

「気分はどうよ?」
「さ、最悪だわ……こっちを見る人全員が私に暴力ふるってくるんじゃないかって気分になる……」

まぁ、そうだろうな。

「そこまで思えるなら、お前あいつと別れてもやっていけるんじゃね?」
「ど、どうかしら……しばらく会いたくないとは思ってるけど……」
「それ、もう十分だろ……」
「ねぇ、私あいつと別れた方がいいって、本当に思う?」
「ああ、思うね。別にあんたがどうなろうと知ったことじゃないけど、知り合いが辛い顔してんの見るのは気分悪いから」
「べ、別に見なければいいだけじゃない、それ」
「もう見知ってるのにか?それは意外と難しいもんだぞ」

それに、千春がこのまま放置なんてしたらうるさいことになりそうだ。
キャンキャンと、子犬みたいに吠えまくられては適わない。

「ま、色々で乗りかかった船だし、助けてやるよ」
「そ、そう……」


少しして、千春が真っ青な顔をして戻ってくる。
なるべく周りの人を見ない様にしている様だ。

「の、乃愛さん助けて……」
「あ?何かあったの?」
「小さい子どもだと思うんだけど、無邪気に走って寄って来られて……」
「ああね……」

もう早くもトラウマになりかけている様だ。
こりゃ早いところ、術を解いたほうが良さそうなんだけど……。

「まだ、まだ池上さんが頑張ってるから……」

本当に頑固な女だ。

「ねぇ、あなたのその不思議な力って、どういうものなの?」
「どういうって?私が本来持ってる力だよ。それがどうかした?」
「そ、そういうのって隠しておいたりしないの?」
「だってあんたら、別に人に話したりはしないだろ?だったら無意味な口封じをする必要もないからな」
「私が友達とかに話したら、って思わないの?」
「証拠がまずないからな。話したところであんたの頭がおかしくなった、とか思われるのがオチだろ。それに、バレたって全員の記憶消すくらい朝飯前だし」
「な、何でもありなのね……」

言いながら池上は顔を上げ、周りの人を見てひっ、とかうう……とかやっている。
そろそろ潮時かな。

「なぁ、私の友達がもう限界っぽいんだけどさ。あんたがギブするまでやめないとか言ってるの。そろそろ終わりにしない?」
「そ、そうね……私、あの男とは手を切るわ……」
「ほう、その心は?」
「何だかもう、恐怖しかない。辛さしかない」
「そ、そうか。だそうだ、良かったな千春」
「う、うん……」

顔面蒼白の二人の術を解く。
すると、二人の顔色が少しずつ元に戻っていくのがわかった。

「い、生きた心地がしなかった……あんな世界あったら私真っ先に自殺してる……」
「私もよ……もう顔も見たくないわ……」

それは何よりだ。
何とか救済できたのかも、なんて思っていたが、私は千春の時の教訓を忘れてはいない。

「これからあんたに、監視の目をつける。とはいっても、あんたからはそれを視認することはできないから安心してもらっていいよ」
「安心って……トイレとかも?」
「いや、トイレはちょっと……私も見たくないかな……行きたくなったら何か合図でもしてくれれば……」
「それ、必要なの?というか何で監視なの?」
「実際にはあんたというか、あんたに迫る危険がないか、っていうものなんだけど……嫌ならやめとくよ」

まぁ、嫌だっつってもつけますけど。
どうせバレはしない。
私は中和の力を働かせながら、監視の概要を説明する。
あの男の怪我は大したことがない。

入院とかにはなっていないだろうし、池上を追ってくる可能性が高い。
そうなれば、池上がまたDVの餌食になることは明白だった。

「嫌……嫌だけど、つけてもらおうかしら。何かあったら宇堂さんが、何とかしてくれるんでしょう?」
「池上さん、断ってくるだけまだマシなんだよ?私のときなんか一言もなかったんだから……」
「だからそれは悪かったって……」

こんなやりとりをしながら、池上に追跡の目をつけた。
トイレの合図は軽く右手を挙げる、だ。
ひとまずこの日はこれで解散にすることにした。

仮にあの男が池上を追ってきたとして、私ならすぐに対処できる。
それに千春が一緒だと、千春にまで危険が及ぶことが考えられたので、なるべく手元に置いておきたくなかったというのもある。

帰宅して早々に、愛美さんが絡んでくる。
やはりこの人酒飲んでるのか……。
漫画喫茶でも行ってれば良かった。

「どうだったよ、お友達とのおデートは?」
「どうって……ていうか女同士でデートとかないですし」
「またまたぁ、大事にしてんだろう?」

ああ、本当にうざい。
おばさんでなかったら殴って黙らせてやるのに。

「別に、大事っていうか……自分より弱い存在なんだから、守るのって普通じゃないですか」
「そうだな、うんうん。お前の口から守るなんて言葉が出るなんてなぁ」
「…………」
「それに、お前女っていうか女神として生まれたけど、性別なんかどうとでもなるんじゃね?」
「私に、あんな禍々しいものをぶら下げろ、と?既に本来の姿が禍々しいのに?」
「そりゃお前の親父は確かにご立派だけど……それこそ形も色も大きさもより取り見取りだろ」
「あれ?こないだ乃愛ちゃん、男性化してなかったっけ」

またも余計なことを……。
あれはただの出来心だった。
暇だった時に、つい男ってどんな感じなんだろう、って思ってしまったのがそもそもの過ち。

しかも、間の悪いことに母が部屋に入ってきて、それを母に見られるという。
その時はさすがに、家出しようかとさえ考えた。
恥ずかしくて死ぬ様な思いだったのを思い出す。
これならまだ中二病でも患っている方がマシというものだろう。

「まぁ、力が暴走したりするよりはマシじゃね?あの時大変だったからなぁ」
「!」
「どうしたの?」
「動いた……ちょっとごめん、行って来る」

バカな話をしてる間に、池上が玄関へ向かうのが見えた。
あの男に呼び出されて、何かされそうになっているのかもしれない。
ひとまず、池上の家から少しだけ離れたところへワープして、陰から見守る。

何やら、あの男と口論になっている様だ。
男が池上の肩を掴んで、何やらもめているのが見える。
会話までは聞こえないが、これはやばいかもしれない。

だが、まだ決定打になる様なものが何もない。
池上が男の手を振り払う。
心底嫌そうな顔をしているのが見えて、思わず吹き出しそうになる。

だが、笑っている場合じゃなくなったのはそのすぐ後だった。
男は何処から仕入れてきたのか、懐から拳銃を取り出したのだ。
この暑いのにジャケットなんか着てると思ったら、そういうことだったのか。

池上がはっと息を呑むのがわかった。
さすがにあんなものをこんなところでぶっ放されてはかなわない、と私は走る。
こいつを何処かへ転送させるのが一番だろうか。

男の下まであと数メートル。
間に合わない……!!
男が引き金に指をかけ、そして――。

「つっ……!!」

銃声が私の到達よりも早くこだまして、鮮血が舞う。
一瞬、目を閉じてしまったが、すぐに目を開けてその光景を見る。
痛みに蹲っていたのは、池上ではなく男の方だった。

泣き叫びながら地面を転がっている。
銃はその砲身から弾丸を飛ばすことなく、暴発していた。
右腕の手首より少し上辺りから先が吹き飛んだのか、おびただしいほどの血が流れている。

池上が血を見て青ざめ、地に膝をついた。
近所から何事かと人が出てくる。
池上の家からも家族が飛び出してきた様だった。
少ししてパトカーと救急車が同時に、この住宅街に到着する。
夕闇にサイレンの音と、赤色灯の光が眩しく点滅し続けていた。


「彼ね、暴力団と繋がりがあったみたい」

翌日の昼休みの屋上で私と千春、池上が三人で昼食を採っている。
あのあと男は病院に搬送され、今も治療を受けているのだとか。
治療が終わり次第、恐喝とか傷害とか銃刀法違反とか色々で逮捕されるらしい。

拳銃の提供元であるとか、そういう部分についても近いうちに調べられることとなるんだろう。
池上も警察で事情聴取を受けたらしいが、池上の話を聞いて被害者であることが証明され、すぐに解放された。

「とりあえず、怪我とかなくてよかったよ。まぁ、あの男については自業自得だけど」
「うん……宇堂さん、ありがとう。佐々木さんもあんなきついことに付き合ってくれて……」
「私はほとんど何もしてないけどな。結果だけ見たらただ嫌がらせしただけにしか見えないし」
「私もただ怯えてただけなんだけどね……ははは……」

千春が顔を引きつらせている。
昨日のあの光景を、思い出しているのだろう。

「ううん、昨日のアレがなかったらきっとまた私、流されてあの男に着いて行っちゃってたから」

それはあるかもしれない。
着いて行っていればいずれ、薬漬けにでもされて売り飛ばされていたりと悲惨な結末を迎えていたかもしれないのだ。
そう考えると、私のやったことも全くの無駄ではなかったのかも、なんて思えてくる。

「だから、本当にありがとう。目が覚めたわ」
「そりゃ良かった。まぁ今後は男選び、もう少し慎重にした方がいいと思うよ。あんた思い込み激しそうだし」
「そうね……今回は高い授業料払って勉強したんだと思うことにするわ。それより宇堂さん」
「ん?」
「あなたの不思議な力、応用性が高そうに見えるんだけど……」
「ああ、まぁ……ぶっちゃけ何でもありだからな」
「人の性別を変えたり、できるのかしら?」
「は?……まぁ、出来る……けど」

嫌な予感がする。
池上から、何やら不穏な空気を感じた。

「あなた、男に変身して私の彼氏にならない?」
「ああ!?絶対やだよ!!お前重そうだもん!」
「何よ、女の子に重いとか失礼じゃない!?」
「そういう意味じゃねぇ!大体なんで私がそんな手間かけてまで……」
「私、今回のことであなたのファンになっちゃったみたい。だから、ね?」
「ね?じゃねぇよ!!おい千春、黙って見てないで何とか言え!!」
「え?んー……乃愛さんが人気者になったら、私もちょっと嬉しいかな」
「何だよそれ!助ける気ねーだろ!!」

何はともあれ、今回の池上の件は無事に幕を閉じた。
何でも首を突っ込んでしまう私の性格が招いたこの結末、どう落とし前をつけようか……。
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