316 / 376
The 29th episode
4
しおりを挟む
黙って祥ちゃんは着いて来ていたけど、ふと、「ねぇ潤」と呼ぶ。
「俺のことどう思う?」
何故そんな。
答えにくいことを聞くんだろう。
この戦艦は、そんな自傷の一つだけ。
祥ちゃんだって、あの時は、どうだったって。
ふいに後ろへ手を引っ張られた。
体勢を崩してあぁ、思い出すんだあの時の、あの変態の。
口を塞がれ、俺に馬乗りになった祥ちゃんは悲しそうでも、嘲笑うかのようでもあった。
「答えられないか、これじゃ」
左手に祥ちゃんの右手が重なる。
耳元で、吐息のように祥ちゃんは、吐き捨てた。
「君なんて大嫌いだよ、潤」
そうか。
何故俺は抵抗しないんだろう。
右手は離れてネクタイが緩められる。嫌でも、有島や栗林のあの舌の感触が思い出される。低酸素だ。だけど、自分がやって来たことの一つで。今日は、
今日も、ヒーローはいない。
首筋の舌触りに泣きそうになった。祥ちゃん、俺はね、だからあんたとはそうなりたくないよって言ってきたと思う。あんたは、いるだけで、生きてるって感じていたから。ねぇ、
「君の純粋なその、綺麗な水のようなそれは、ホントに、ホントに大嫌いだよ、」
変わりに左手にはひんやりとした、
触っただけでも解る、コンバットマグナムが握らされて。
けどどうして祥ちゃん。
俺の胸で悶えて吐く息、言葉、それが泣いてるように熱いんだよ、ねぇ。
悶えた、と言うよりしがみついた祥ちゃんは俺の首筋に舌を這わせているけど。だから性感帯は脳に遠く響いてるんだけど。
シャツの第一ボタンで俺はこの人を止めなくてはならないと本能的に、そのコンバットを自分の蟀谷に当てていた。
祥ちゃんが一瞬怯んで「はぁ?」と、泣きそうな顔を上げた瞬間、利き手じゃないくせに右手でその頬をぶっ叩いていた。
祥ちゃんの、俺の呼吸を奪っていた右手はよろけた彼の体重を支える。
「喧嘩売ってんの、このヘタクソ」
唖然とした、ショックだった、取り敢えずどちらも見てとれる表情のまずは左頬に手を添えてみた。
優しくそこから首筋へ指を這わせて上半身を起こして抱きついた。コンバットは邪魔だからそのまま床に起きっぱ。
俺のマウント取ろうなんざ10年、いや、百万年早いんだよ。
形勢逆転した俺は祥ちゃんを組強いて言う、
「だからなんだってんだよこのクソ野郎っ、」
手に取ったのは、
M92だった。
額に押し付けた瞬間に祥ちゃんは、諦めたような、悲しくも微笑む表情だった。
「ねぇ祥ちゃん、俺たちが出会ったときを俺は忘れてないよ。祥ちゃん、あんたはあの時俺があそこにいるだなんて知らなかったんだ。あんたは自分で死のうとしたんだ、でもさ、今生きてるじゃん、俺たち生きてるじゃん」
答えない。
「嫌いでも偶然でもなんでもいいよ、だけど俺は多分忘れないんだよ!
知ってる?ここ、雨さんに助けられた場所なの。あの時の俺は生きてると感じた、死んでるように。そんなのあんたみたいな、死体食ってでも生きようとしたあんたになんてわかんないでしょ、」
「…やめろよ、」
「流星にだって、俺がこんな、よくわかんねぇ重い銃、撃てないなんてわかんないかもしれないけど、」
今度はM92を捨て、自分のスミスアンドウェッソンのスライドを引いて蟀谷に当てた。
「やめろって潤、」と止めるときには泣いていた。
雨さん、雨さん、
俺やっぱ、大人になっちゃったみたいだよ、ねぇ?
「俺も自分なんて、こんなクソ野郎なんて大嫌いだよ、」
「待って、潤、」
「待てねぇよ!」
歯を食いしばって。
焦って止めようとするその祥ちゃんの右肩にスミスアンドウェッソンを押し当てた。動けないように、近付いて鼻先で告げる。
俺、あんたの生き様はカッコいいと思ったんだよ、祥ちゃん、
「死にてぇなら何度でも殺してやるからぁ、」
『お前は護身用だな』
樹実さんの笑顔が滲む。
片手とか、マジ衝撃。こんな軽い銃だって。
祥ちゃんは舌を噛んだように顔を歪めた。
「俺は祥ちゃん、大好きだよ、ねぇ!」
二度と、これで。
祥ちゃんは、いつも嘘吐きだったんだ。
唸って肩を押さえる祥ちゃんの腕に、自分のジャケットを脱いできつめに縛った。止血とは程遠いけど。
苦しそうに「潤、」と、唸る祥ちゃんの、さっきぶっ叩いてしまった頬を、血塗れになったその手で撫でるしかない。
「…ぶっ叩いてごめんね。思ってないけど。
帰ろうか祥ちゃん」
「くふっ…ぅ、」
初めてだ。祥ちゃんは、痛みに耐えるように、
全てに耐えるように泣いた。そんな祥ちゃんから降りて、肩を貸して立ち上がらせる。
残念ながらおぶれないけど。
所持した銃はそれぞれ、生きた証として拾っといた。
肩から下がる祥ちゃんの腕からは血が流れている。どういう意図か知らないが、多分、銃弾が入ってもいないM92に思う。
悪いな流星。俺は俺のやり方で地獄の番人を引きずり下ろしたよ。
そして持ち帰るもんは戦利品だ。確か車にコートくらいあったよな。それで勘弁してくれ。こっちだって事故だし。
「ごめん、潤、」
泣きながら謝る祥ちゃんは、無視し続けた。
第三資料室までの道は血塗れだ。だが
「悪いな流星。車出すから早く行こう、コート、確かあるから」
そう聞いた流星は驚いたようだが、
「わかった」
それだけ言って環ちゃんを、背中に抱えて歩き出し、俺たちは海軍訓練所を出た。
第三資料室から入り口まで、血塗れになった。
「そうそう、お前のクソ使えねぇ拳銃は返すよ」
「俺のことどう思う?」
何故そんな。
答えにくいことを聞くんだろう。
この戦艦は、そんな自傷の一つだけ。
祥ちゃんだって、あの時は、どうだったって。
ふいに後ろへ手を引っ張られた。
体勢を崩してあぁ、思い出すんだあの時の、あの変態の。
口を塞がれ、俺に馬乗りになった祥ちゃんは悲しそうでも、嘲笑うかのようでもあった。
「答えられないか、これじゃ」
左手に祥ちゃんの右手が重なる。
耳元で、吐息のように祥ちゃんは、吐き捨てた。
「君なんて大嫌いだよ、潤」
そうか。
何故俺は抵抗しないんだろう。
右手は離れてネクタイが緩められる。嫌でも、有島や栗林のあの舌の感触が思い出される。低酸素だ。だけど、自分がやって来たことの一つで。今日は、
今日も、ヒーローはいない。
首筋の舌触りに泣きそうになった。祥ちゃん、俺はね、だからあんたとはそうなりたくないよって言ってきたと思う。あんたは、いるだけで、生きてるって感じていたから。ねぇ、
「君の純粋なその、綺麗な水のようなそれは、ホントに、ホントに大嫌いだよ、」
変わりに左手にはひんやりとした、
触っただけでも解る、コンバットマグナムが握らされて。
けどどうして祥ちゃん。
俺の胸で悶えて吐く息、言葉、それが泣いてるように熱いんだよ、ねぇ。
悶えた、と言うよりしがみついた祥ちゃんは俺の首筋に舌を這わせているけど。だから性感帯は脳に遠く響いてるんだけど。
シャツの第一ボタンで俺はこの人を止めなくてはならないと本能的に、そのコンバットを自分の蟀谷に当てていた。
祥ちゃんが一瞬怯んで「はぁ?」と、泣きそうな顔を上げた瞬間、利き手じゃないくせに右手でその頬をぶっ叩いていた。
祥ちゃんの、俺の呼吸を奪っていた右手はよろけた彼の体重を支える。
「喧嘩売ってんの、このヘタクソ」
唖然とした、ショックだった、取り敢えずどちらも見てとれる表情のまずは左頬に手を添えてみた。
優しくそこから首筋へ指を這わせて上半身を起こして抱きついた。コンバットは邪魔だからそのまま床に起きっぱ。
俺のマウント取ろうなんざ10年、いや、百万年早いんだよ。
形勢逆転した俺は祥ちゃんを組強いて言う、
「だからなんだってんだよこのクソ野郎っ、」
手に取ったのは、
M92だった。
額に押し付けた瞬間に祥ちゃんは、諦めたような、悲しくも微笑む表情だった。
「ねぇ祥ちゃん、俺たちが出会ったときを俺は忘れてないよ。祥ちゃん、あんたはあの時俺があそこにいるだなんて知らなかったんだ。あんたは自分で死のうとしたんだ、でもさ、今生きてるじゃん、俺たち生きてるじゃん」
答えない。
「嫌いでも偶然でもなんでもいいよ、だけど俺は多分忘れないんだよ!
知ってる?ここ、雨さんに助けられた場所なの。あの時の俺は生きてると感じた、死んでるように。そんなのあんたみたいな、死体食ってでも生きようとしたあんたになんてわかんないでしょ、」
「…やめろよ、」
「流星にだって、俺がこんな、よくわかんねぇ重い銃、撃てないなんてわかんないかもしれないけど、」
今度はM92を捨て、自分のスミスアンドウェッソンのスライドを引いて蟀谷に当てた。
「やめろって潤、」と止めるときには泣いていた。
雨さん、雨さん、
俺やっぱ、大人になっちゃったみたいだよ、ねぇ?
「俺も自分なんて、こんなクソ野郎なんて大嫌いだよ、」
「待って、潤、」
「待てねぇよ!」
歯を食いしばって。
焦って止めようとするその祥ちゃんの右肩にスミスアンドウェッソンを押し当てた。動けないように、近付いて鼻先で告げる。
俺、あんたの生き様はカッコいいと思ったんだよ、祥ちゃん、
「死にてぇなら何度でも殺してやるからぁ、」
『お前は護身用だな』
樹実さんの笑顔が滲む。
片手とか、マジ衝撃。こんな軽い銃だって。
祥ちゃんは舌を噛んだように顔を歪めた。
「俺は祥ちゃん、大好きだよ、ねぇ!」
二度と、これで。
祥ちゃんは、いつも嘘吐きだったんだ。
唸って肩を押さえる祥ちゃんの腕に、自分のジャケットを脱いできつめに縛った。止血とは程遠いけど。
苦しそうに「潤、」と、唸る祥ちゃんの、さっきぶっ叩いてしまった頬を、血塗れになったその手で撫でるしかない。
「…ぶっ叩いてごめんね。思ってないけど。
帰ろうか祥ちゃん」
「くふっ…ぅ、」
初めてだ。祥ちゃんは、痛みに耐えるように、
全てに耐えるように泣いた。そんな祥ちゃんから降りて、肩を貸して立ち上がらせる。
残念ながらおぶれないけど。
所持した銃はそれぞれ、生きた証として拾っといた。
肩から下がる祥ちゃんの腕からは血が流れている。どういう意図か知らないが、多分、銃弾が入ってもいないM92に思う。
悪いな流星。俺は俺のやり方で地獄の番人を引きずり下ろしたよ。
そして持ち帰るもんは戦利品だ。確か車にコートくらいあったよな。それで勘弁してくれ。こっちだって事故だし。
「ごめん、潤、」
泣きながら謝る祥ちゃんは、無視し続けた。
第三資料室までの道は血塗れだ。だが
「悪いな流星。車出すから早く行こう、コート、確かあるから」
そう聞いた流星は驚いたようだが、
「わかった」
それだけ言って環ちゃんを、背中に抱えて歩き出し、俺たちは海軍訓練所を出た。
第三資料室から入り口まで、血塗れになった。
「そうそう、お前のクソ使えねぇ拳銃は返すよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 〇
設楽理沙
ライト文芸
♡~好きになった人はクールビューティーなお医者様~♡
やさしくなくて、そっけなくて。なのに時々やさしくて♡
――――― まただ、胸が締め付けられるような・・
そうか、この気持ちは恋しいってことなんだ ―――――
ヤブ医者で不愛想なアイッは年下のクールビューティー。
絶対仲良くなんてなれないって思っていたのに、
遠く遠く、限りなく遠い人だったのに、
わたしにだけ意地悪で・・なのに、
気がつけば、一番近くにいたYO。
幸せあふれる瞬間・・いつもそばで感じていたい
◇ ◇ ◇ ◇
💛画像はAI生成画像 自作
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
はじまりと終わりの間婚
便葉
ライト文芸
画家を目指す夢追い人に
最高のチャンスが舞い降りた
夢にまで見たフィレンツェ留学
でも、先立つ物が…
ある男性との一年間の結婚生活を
ビジネスとして受け入れた
お互いのメリットは計り知れない
モテないおじさんの無謀な計画に
協力するだけだったのに
全然、素敵な王子様なんですけど~
はじまりから想定外…
きっと終わりもその間も、間違いなく想定外…
ミチャと私と風磨
たったの一年間で解決できるはずない
これは切実なミチャに恋する二人の物語
「戸籍に傷をつけても構わないなら、
僕は300万円の報酬を支払うよ
君がよければの話だけど」
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
愛のかたち
凛子
恋愛
プライドが邪魔をして素直になれない夫(白藤翔)。しかし夫の気持ちはちゃんと妻(彩華)に伝わっていた。そんな夫婦に訪れた突然の別れ。
ある人物の粋な計らいによって再会を果たした二人は……
情けない男の不器用な愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる