Eccentric Late Show

二色燕𠀋

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in DIVE CITY Tokyo

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「エッレのギターは東京ってか千葉ちばだけど」
「そうなのげんちゃん」
「確か」
「昴、まだ着かんの?観覧車これやん」
「一回建物通るんだよ」
「なんば?」
「わからん」

 建物内に入れば太一、「すげぇー!」だの、展示された車を見て「車!スバルやん!」とか言ってる。

 とにかく太一、興奮中。ライブ前のこのテンション、大丈夫だろうか。

「…この人テレビの丸いヤツみたらさぁ」
「失神どころか死ぬかも知れないな」

 あれなんとなく帰りに視界に入るもんな。あれ、てかさっきは入らなかったのか?

 まぁそんなもんか。

「今日のライブ、なんか中継あるらしいね」
「え、なにそれ富士?」
「んなバンドじゃないやんico生。まぁマイナーバンドあるあるだよね」

 それは確かに。
 会社立ち上げるには有難いのか?多分。なんかそんなバンドあった気がする。

 しかしだ。

 果たして今日のライブ自体、まずどこの会社持ちなんだろうか。今月いっぱいとか言ってたし、新柴あらしば

「来るのかなぁ…」
「先輩、降りるよ」

 建物から出たときに声を掛けられた。太一は「うぉぉ、」と下を見て驚く。

「ここだけ非現実的というか…なんや隔離されとるなぁ…」

 確かに。

 上がファンシー(観覧車とか)なのに対して急になんか、The ライブハウスが下にあるんだから。
 しかもここだけ2人分くらいしか横幅のない階段だし、もう露骨なるライブハウスの、入り口横のロッカーわちゃわちゃだし。

 手すりみたいな仕切りの線が扉にあって、扉の前でスタッフがチケット確認している。

 そうだと思い、俺は太一に、ショルダーバッグ(サブカルクソ眼鏡?)からチケットを取り出し、階段を降りながら渡す。それに太一はビビっていた。

「あぶねぇよ、高いし!降りてからでも…」
「はい」

 わりと慣れている。
 ついでにタバコと財布とケータイをジーパンのポケットに移動。これで大体準備OK。

 しかし、まぁ。

「あたしも準備しなきゃなぁ」
「俺はもう」
「あー、太一は見た瞬間わかったよ。お前それでよく来れたなマジ」
「まぁなー」
「つかタバコ中吸える?」

 まずは降りて、階段下の灰皿前で議論。最早わりと人がいるので、向かいの石段に座ることにする。

 三人でタバコに火をつけながら「あー」と思い返す。

「狭かったと思う。自販機は確かなかったような気がする」
「じゃやっぱ持ってこ。ワンドリンク確か500円だよね」
「うん」
「てか財布持ってくの古里さん」
「持ってく。だってCD買うもん」
「ん?」
「新曲先行だもーん」
「マジか。じゃぁあとで返すからあたし財布しまうわ」
「俺もそうする!」
「じゃ1個でいいな。行くかー。てか中確かロッカーあったよ。中にしね?
 まだ時間あるからロッカー開いてんだろ、つうか意外と開いてんだろ」

 3人で吸い殻を頑張って灰皿に捨て、入場。
 入場してすぐに太一にドリンクを任せ、北谷はなんだかんだアルバムを、新曲のミニアルバム含めトータル3枚とタオルとライブTシャツを買っていた。俺も多分同じくらい買った。
 太一には手土産にタオルと新曲を買ってやった。

 中のロッカーは案外誰も気付いてないらしい。空きまくりだった。

 どうせ楽屋挨拶してから出るからいいや、帰りに人の波でこれを開けるのは困ることもないが、一応北谷達にはそれを告げ、別々に荷物を入れた。

 ちゃっかり俺はタバコのフィルムに1000円を挟み、財布もしまうことにした。ポケットにはタバコのみ。みんなそんな感じで。

 ドリンクはジントニックを頼んだ。やっぱ最初はこれ。

「場所取っとくの?」
「あそうだね」
「別々?それとも一緒派?」
「どっちでもいーよ、明日休みだし」
「でも意外と地蔵なのか」 
「意外と盛り上がるけどな」
「まぁ失神してるもんな」
「今回ほら!ここ一段一段手すりあるから大丈夫!」
「じゃ手すり前にしよ。真ん中あたりにしよ」

 良い選択だねぇサブカルクソ女子。

「しっかし昴。こんバンド俺YouTubeでしか見られんかったけん、」
「あぁ、昨日の今日だかんね。えぇっとね」

 ふいに思い出した。
 昨日の帰りを。
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