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「XXXしないと出られない」
XXXしないと出られない(5)
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「少々、失礼させてもらうよ」
六堂先生は律儀にそう断ってから、ループタイの襟元を緩めた。少し荒くなった呼吸に合わせて喉仏が上下しているのが見える。先生はそのまま床に腰を下ろした。壁にもたれかかり、片膝を立ててもう一方の長い脚を無造作に前に投げ出す。
普段、キッチリした立ち居振る舞いをしている人が、目の前でこんなふうにくだけた座り方をしているのを見せられると、なんだかこっちがドキリとしてしまう。
メイドのわたしが床に座った雇用主を見下ろしているのも何だか落ち着かないので、わたしもとりあえずスカートを整えて、先生と向かい合うように正座した。
先生はベストのポケットから金色の懐中時計らしきものを取り出した。……そして、その表面を指でなぞり始めた。
「それは……?」
「特注で作らせた懐中スマホだ。このように手袋をしていても操作できるようになっている」
……このお屋敷や、わたしが今着ているメイド服もそうなんだけど、わたしたちが買った『ガランドーア軍国記』の印税がこんなことに使われて……。
いえ、先生のお金だから、好きに使ってくれていいんですけどね。
「やはり電波も入らないようだな。無駄に手が込んだことを……。もっとも、すぐに助けを呼べるあてもないのだがね。出版社にはこんなことで借りを作りたくないしな」
それはわたしにも言える。電波が通じたところで、『XXXしないと出られない部屋に閉じ込められているんです、助けてください』なんて言えるわけがない。相手が咲だったら『よかったね、ごゆっくり♪』とだけ返ってきて終わりそうだ。
先生は海中時計ならぬ懐中スマホを再びポケットにしまうと、わたしに向かって言った。
「面倒なことに巻き込んでしまって申し訳ないな、有紗くん。もちろんこの時間も時給は出させてもらうよ」
「いえ、それはありがたいんですけど……」
この状況で、女の子とふたりっきりで閉じ込められていて、この人はどうしてこんなに落ち着いているのだろう。
ええと、何て言うか、このまま行き着くところまで身を任せたりしてしまいたいわけではもちろんないけど、もうちょっと違う反応があってもいいんじゃないのかな……。
ここまで生身の女の子として意識されないとなると、女子高生としてのアイデンティティが怪しくなる気がする。
頬がまだ少し熱い。もう、こうなったら勢いだ。こういう状況でなければ、二度とわたしのほうから訊く機会はない気がする。
「これは一般論として訊きたいんですけど――やっぱり正しい“ご主人様”としては、メイド相手にそういうことするのはナシですか?」
先生は一瞬キョトンとした顔でわたしを見て、それから何か悟ったようにうなずくと、指先で眼鏡を押し上げ、こう言った。
「あぁ……使用人であるメイドに手をつけるなど、主人として、紳士として、あってはならんことだ」
「でも、実際はけっこうあったんでしょう?」
先生は少し言いにくそうに口ごもりつつも答える。
「ふむ……君の着ているようなそのメイド服も、そもそもはそういうことが起こらないように露出を最低限に抑えた地味なデザインになっていたと聞くが……」
人は抑圧されると反動が来るもので、今となってはそんなメイド服がむしろ萌えや性癖の対象になっていたりするのだから、因果なものだ。
……そして、もっと因果な人が目の前にいる。
「私にとってメイドという存在の魅力は、その一線を隔てた主従関係にこそある。よって私が君にそのような行為を働くことは未来永劫ありえない。安心したまえ」
……あれ、なんだろう……?
面と向かってこうハッキリ言われると……。
――思っていたよりもちょっとだけ、傷ついた。
「でも、お話の中だとそういう身分違いの恋だってあるじゃないですか。ご主人様を本気で慕うメイドがいたらどうします?」
「愚にもつかないフィクションだな。それではメイドという属性が、魅力からただの障害になってしまうじゃないか」
そう言ってから先生は、さすがにわたしが少し憮然とした表情を浮かべていることには気づいたらしい。
「もっともそれは私が書く場合の話で、他人の創作物を全否定するほど私は狭量ではないがね。私の趣味と感性が、世間一般からは若干ズレているということは自覚している。『ガランドーア軍国記』でも、武器商人ボストォの屋敷で働くメイドを登場させてみたところ、ついつい筆が乗って一巻分まるまるそのメイドの話になってしまい、全ボツにされてしまったが」
それは……ほぼまるまる一巻分の幻の原稿ってこと?
延々とメイドさんの話が続くだけだとしても、ファンとしては正直ちょっと読んでみたい。
「先生、それって、ちょっと読ませてもらったりは……」
しかし先生は眉根を寄せつつ首を横に振る。
「申し訳ないがいくら君の頼みでもそれは聞けないな。作家にとって、世に出す前にボツにした原稿を読まれるのは、下着姿を見られるようなものだ」
そう言われるような気はしていた。でも――
……『じゃあ、もしわたしがここでメイド服を脱ぎ捨てて下着姿を見せたら、かわりに読ませてくれますか?』
ふと、そんなセリフが頭に浮かんでしまった。
もちろん本気じゃない。ただちょっと思ってみただけ。そんなこと、実行どころか口に出す勇気さえないし、先生と作品に対しても失礼だ。
それは自分でもわかっているはずなのだけど……もしかしたらわたしは案外、心のどこかで“見てほしい”願望があったりするのかもしれない……なんて思ってしまった。
そう自覚すると我ながら意外な衝動に戸惑ってしまう。でも、相手は誰でもいいわけじゃない。それだけは確信できた。
わたしの内心なんか知るはずもなく真面目くさった顔をしている六堂先生の通った鼻筋を見て、わたしはあらためて思う。
やっぱりわたしは、目の前にいるこの人を、特別な存在として意識してしまっているんだと。
そんなことを考えていると、また心臓の脈が大きくなってくる。
「そう言えば、訊いたことがなかったな」
先生が話題を変えてくれたので、わたしはほっとして息を吐く。伝える勇気もないのなら、最初から考えなければいいのにね。
「君は私のあの作品のどこがそんなにいいのかね? 売れてはいるらしいが、正直言って自分でもよくわからんのだ」
これはとても大事な質問だ。わたしは急いで気持ちを切り替えて、姿勢を正して座り直した。
そしてまっすぐに先生の顔を見て言う。
「好きな要素はいろいろあるんですが……。深い洞察にもとづいたリアルな人間描写、それでいて独創的で奇抜な設定と、予測のつかないストーリー展開が素敵だと思います。自分が今まで考えもしなかった世界の一面を見せてくれる気がするんです」
例えるなら、音楽に合わせて楽しく踊っていたら、いきなり死角からガンと頭を殴りつけられるような。
どうしたらあんな小説が書けるんですか――わたしはそう続けようとして、そして言わなくてよかったと思った。
先生が少し寂しそうにこう答えたからだ。
「似たような評はよく言われる。私はただ、自分が日頃見ている世界を、ただ普通に小説の中に描いているだけのつもりなんだがね。こんなことも想像したことがないなんて、むしろ君たちは世界をどんなふうに見ているのか、こちらが聞きたいよ」
わたしはここに来てあらためて気づいた。先生の小説に惹かれていた理由。
緻密に計算立てて構築されているように見えるその作品の裏側に、目を離せない危うさを感じていたからだ
六堂先生が見ている世界は、わたしたちが見ている世界と違う。先生自身が誰よりもそれを自覚している。
先生にとって小説はきっと、外界と先生をかろうじて繋いでいる細い吊り橋みたいなものなんだ。
身を削ってその吊り橋を補強すればするほど、その断絶の遠さと深さとを思い知る。
先生の小説を読み込んでいる愛読者だからこそ、そして短い間だけど生身の先生に接したメイドだからこそ、彼の言葉に潜む孤独が読み取れた。
……読み取れたと、思いたい。
六堂先生は律儀にそう断ってから、ループタイの襟元を緩めた。少し荒くなった呼吸に合わせて喉仏が上下しているのが見える。先生はそのまま床に腰を下ろした。壁にもたれかかり、片膝を立ててもう一方の長い脚を無造作に前に投げ出す。
普段、キッチリした立ち居振る舞いをしている人が、目の前でこんなふうにくだけた座り方をしているのを見せられると、なんだかこっちがドキリとしてしまう。
メイドのわたしが床に座った雇用主を見下ろしているのも何だか落ち着かないので、わたしもとりあえずスカートを整えて、先生と向かい合うように正座した。
先生はベストのポケットから金色の懐中時計らしきものを取り出した。……そして、その表面を指でなぞり始めた。
「それは……?」
「特注で作らせた懐中スマホだ。このように手袋をしていても操作できるようになっている」
……このお屋敷や、わたしが今着ているメイド服もそうなんだけど、わたしたちが買った『ガランドーア軍国記』の印税がこんなことに使われて……。
いえ、先生のお金だから、好きに使ってくれていいんですけどね。
「やはり電波も入らないようだな。無駄に手が込んだことを……。もっとも、すぐに助けを呼べるあてもないのだがね。出版社にはこんなことで借りを作りたくないしな」
それはわたしにも言える。電波が通じたところで、『XXXしないと出られない部屋に閉じ込められているんです、助けてください』なんて言えるわけがない。相手が咲だったら『よかったね、ごゆっくり♪』とだけ返ってきて終わりそうだ。
先生は海中時計ならぬ懐中スマホを再びポケットにしまうと、わたしに向かって言った。
「面倒なことに巻き込んでしまって申し訳ないな、有紗くん。もちろんこの時間も時給は出させてもらうよ」
「いえ、それはありがたいんですけど……」
この状況で、女の子とふたりっきりで閉じ込められていて、この人はどうしてこんなに落ち着いているのだろう。
ええと、何て言うか、このまま行き着くところまで身を任せたりしてしまいたいわけではもちろんないけど、もうちょっと違う反応があってもいいんじゃないのかな……。
ここまで生身の女の子として意識されないとなると、女子高生としてのアイデンティティが怪しくなる気がする。
頬がまだ少し熱い。もう、こうなったら勢いだ。こういう状況でなければ、二度とわたしのほうから訊く機会はない気がする。
「これは一般論として訊きたいんですけど――やっぱり正しい“ご主人様”としては、メイド相手にそういうことするのはナシですか?」
先生は一瞬キョトンとした顔でわたしを見て、それから何か悟ったようにうなずくと、指先で眼鏡を押し上げ、こう言った。
「あぁ……使用人であるメイドに手をつけるなど、主人として、紳士として、あってはならんことだ」
「でも、実際はけっこうあったんでしょう?」
先生は少し言いにくそうに口ごもりつつも答える。
「ふむ……君の着ているようなそのメイド服も、そもそもはそういうことが起こらないように露出を最低限に抑えた地味なデザインになっていたと聞くが……」
人は抑圧されると反動が来るもので、今となってはそんなメイド服がむしろ萌えや性癖の対象になっていたりするのだから、因果なものだ。
……そして、もっと因果な人が目の前にいる。
「私にとってメイドという存在の魅力は、その一線を隔てた主従関係にこそある。よって私が君にそのような行為を働くことは未来永劫ありえない。安心したまえ」
……あれ、なんだろう……?
面と向かってこうハッキリ言われると……。
――思っていたよりもちょっとだけ、傷ついた。
「でも、お話の中だとそういう身分違いの恋だってあるじゃないですか。ご主人様を本気で慕うメイドがいたらどうします?」
「愚にもつかないフィクションだな。それではメイドという属性が、魅力からただの障害になってしまうじゃないか」
そう言ってから先生は、さすがにわたしが少し憮然とした表情を浮かべていることには気づいたらしい。
「もっともそれは私が書く場合の話で、他人の創作物を全否定するほど私は狭量ではないがね。私の趣味と感性が、世間一般からは若干ズレているということは自覚している。『ガランドーア軍国記』でも、武器商人ボストォの屋敷で働くメイドを登場させてみたところ、ついつい筆が乗って一巻分まるまるそのメイドの話になってしまい、全ボツにされてしまったが」
それは……ほぼまるまる一巻分の幻の原稿ってこと?
延々とメイドさんの話が続くだけだとしても、ファンとしては正直ちょっと読んでみたい。
「先生、それって、ちょっと読ませてもらったりは……」
しかし先生は眉根を寄せつつ首を横に振る。
「申し訳ないがいくら君の頼みでもそれは聞けないな。作家にとって、世に出す前にボツにした原稿を読まれるのは、下着姿を見られるようなものだ」
そう言われるような気はしていた。でも――
……『じゃあ、もしわたしがここでメイド服を脱ぎ捨てて下着姿を見せたら、かわりに読ませてくれますか?』
ふと、そんなセリフが頭に浮かんでしまった。
もちろん本気じゃない。ただちょっと思ってみただけ。そんなこと、実行どころか口に出す勇気さえないし、先生と作品に対しても失礼だ。
それは自分でもわかっているはずなのだけど……もしかしたらわたしは案外、心のどこかで“見てほしい”願望があったりするのかもしれない……なんて思ってしまった。
そう自覚すると我ながら意外な衝動に戸惑ってしまう。でも、相手は誰でもいいわけじゃない。それだけは確信できた。
わたしの内心なんか知るはずもなく真面目くさった顔をしている六堂先生の通った鼻筋を見て、わたしはあらためて思う。
やっぱりわたしは、目の前にいるこの人を、特別な存在として意識してしまっているんだと。
そんなことを考えていると、また心臓の脈が大きくなってくる。
「そう言えば、訊いたことがなかったな」
先生が話題を変えてくれたので、わたしはほっとして息を吐く。伝える勇気もないのなら、最初から考えなければいいのにね。
「君は私のあの作品のどこがそんなにいいのかね? 売れてはいるらしいが、正直言って自分でもよくわからんのだ」
これはとても大事な質問だ。わたしは急いで気持ちを切り替えて、姿勢を正して座り直した。
そしてまっすぐに先生の顔を見て言う。
「好きな要素はいろいろあるんですが……。深い洞察にもとづいたリアルな人間描写、それでいて独創的で奇抜な設定と、予測のつかないストーリー展開が素敵だと思います。自分が今まで考えもしなかった世界の一面を見せてくれる気がするんです」
例えるなら、音楽に合わせて楽しく踊っていたら、いきなり死角からガンと頭を殴りつけられるような。
どうしたらあんな小説が書けるんですか――わたしはそう続けようとして、そして言わなくてよかったと思った。
先生が少し寂しそうにこう答えたからだ。
「似たような評はよく言われる。私はただ、自分が日頃見ている世界を、ただ普通に小説の中に描いているだけのつもりなんだがね。こんなことも想像したことがないなんて、むしろ君たちは世界をどんなふうに見ているのか、こちらが聞きたいよ」
わたしはここに来てあらためて気づいた。先生の小説に惹かれていた理由。
緻密に計算立てて構築されているように見えるその作品の裏側に、目を離せない危うさを感じていたからだ
六堂先生が見ている世界は、わたしたちが見ている世界と違う。先生自身が誰よりもそれを自覚している。
先生にとって小説はきっと、外界と先生をかろうじて繋いでいる細い吊り橋みたいなものなんだ。
身を削ってその吊り橋を補強すればするほど、その断絶の遠さと深さとを思い知る。
先生の小説を読み込んでいる愛読者だからこそ、そして短い間だけど生身の先生に接したメイドだからこそ、彼の言葉に潜む孤独が読み取れた。
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