28 / 31
28 婚約破棄
しおりを挟む
――婚約破棄?
僕のメアリはなにを言った?
「……な、なぜそんなことを?」
わからない。僕らは愛し合っているはずだ。父もようやく認めてくれたのに。
「もしかすると君に『魔王の手先』とひどいことを言ったからか? 君はやはり僕が許せないのか?」
婚約者は首を振る。僕はメアリに合わせて立ち上がった。
「いえ、殿下のお立場なら、『生まれ変わり』である私をそのように呼ぶのは、当然です」
「メアリ、僕は二度とそんなことは言わない。繰り返すが、君の前世は大切にすべきだ」
「こんな私に優しくしてくださって……ごめんなさい」
メアリの目に涙があふれてきた。
「でも殿下は国王になられる方。結婚がいつ認められるかわからない私ではなく、王位を継承できる御子を授かるため、曇りのない令嬢と結ばれるべきです」
「王位は、叔父上が継げばよい。僕は、メアリ以外の女と子供を作りたくない」
「ああ殿下……こんな私に……そんな言葉を……」
婚約者がブルネットの巻き毛を揺らしている。
「ですが殿下。恋の痛みは、時間と新たな出会いが忘れさせてくれます」
彼女は僕の背中を優しくさすった。まるで母が子供をあやすように……唐突に思い出す。前世で彼女は、四十代半ばまで生きたことを。
「君も前世で恋の痛みを覚えたのか? 君は独身で、恋人もいなかったと言っていなかったか?」
メアリはただ寂しげに微笑みを返すのみ。
僕はなに愚かなことを聞いている? 四十年以上生きていれば、男の一人や二人、好きになるのは当然だ。
「殿下はまだ、生涯を共にする女性と出会っていないだけです」
「違う! 絶対に違う!」
先ほど口づけした時より一層強く抱きしめる。が、メアリは僕の腕の中でもがき、また離れていく。
「……私、クマダ博士の言葉が忘れられないのです」
騒動の翌日、サイ・クマダ博士は警察に逮捕されたが、なぜここで彼が出てくる?
「あの日、博士は帰り際、私ともっと早く会えれば患者は死なずに済んだとおっしゃって……」
あの研究施設で、クマダ博士とメアリは手術の方式について、僕にはわからない会話を交わしていた。メアリの前世の世界では、医学が発達していたのだろう。
「私が勇気を出して、博士に前世の医学についてお知らせすれば、施設の患者たちが救われたのかと思うと……」
「博士の人体実験はメアリのせいじゃない! 手術で人が死んだとしても、メアリのせいではない!」
「いえ殿下。私は前世で、困っている人を見かけても手を差し伸べることをためらう卑怯者でした。なにも善行をなさず生を終えたのです。このままでは、現世でも同じことになります」
「断言する! 君の前世は絶対に卑怯者なんかじゃない!」
「ありがとうございます。ですが私が二度目の生を与えられたのは……史師エリオンはお認めにならないでしょうが、私に使命があるからに他なりません」
「君の成すべきことは、僕の傍にいることだ」
メアリは眉を寄せて首を振った。
「駄目です! 私は、殿下の即位の妨げにしかなりません」
「何十回でも繰り返すが、王は勇者セオドアの末裔なら誰でもなれる」
「いいえ、先日国王陛下は、国内に蔓延る移民差別へのご懸念を、お示しになりました。これは誰でも成せることではございません」
「……父上が名君なのは、間違いないよ」
「殿下も王太子の役目を見事果たされました。マイクとスピーカーを設置して録音する……私、この世界では初めてラジオを聞きました。みな殿下の発案と伺っています」
「君の前世では、当たり前のことなんだろう? 僕は依頼しただけで、実際に設置したのは企業の社員たちだ」
「社員の方が開発中の装置を惜しみなく設置されたのは、日頃から殿下がみなさまにお心配りをされていたからかと……殿下は間違いなく、陛下の跡を継ぐべきお方です」
僕は、名君と名高い祖父デイヴィッド二世にも、父にも到底叶わないと、自覚している。なのにメアリは、優しく僕を励ましてくれる。
「陛下は、転生者は悪魔つきではなく哀れな病人だと、おっしゃいました。どれほど私は救われたことでしょう」
「僕は、君が哀れな病人とも思っていないよ」
彼女は、首を傾げて微笑んだ。
「本当に殿下はお優しい方……でも優しさに甘えるのはもうやめます。私、ようやくこの世界で本当になすべきことを見つけました」
「何百回でも言おう。君の成すべきことは、僕の妻になることだ!」
「いえ、その役目に相応しい令嬢は、ほかにいらっしゃいます」
彼女はゆっくりと形のよい唇を動かした。
「決意が固まりました……私は、前世の記憶について公表します」
二人の間の空気が凍り付く。
婚約破棄を告げられた以上の衝撃が、僕を襲った。
「前世を公表? いくら陛下が偏見を失くせとおっしゃっても、長い歴史で染みついた観念はそう簡単に取り払われない。君は『悪魔つき』と呼ばれる。下手すれば命だって危うくなるぞ」
「それは怖いけれど……でも博士から『もっと早く知れば死人が減っていた』と言われて……私が沈黙している間に、誰かが命を落とすかもしれないと思うと……」
僕はメアリの肩を揺さぶった。
「君のせいで誰かが命を落とすなんて考えるな! 前世の知識で気になることがあったら、二人で時間をかけて実現しよう! 昨日亡くなった一人を憂うより、明日、救える二人のことを考えるんだ」
「ええ……そうですね……それも……いいえ!」
メアリは、僕の腕を振り切った。
「私が本当に助けたいのは、この国にいるかもしれない、もう一人の私です」
僕が間抜けな顔を浮かべると、メアリは微笑み言葉を続けた。
「転生者が悪魔つきと呼ばれるこの国では、まず転生者自身が、自分が魔王の手先になったと苦しみます。陛下が偏見を失くせとおっしゃっても、この苦しみは、当事者でなければわかりません」
「メアリ、君を魔王の手先などと呼んで、本当にすまなかった」
「殿下、私は気に留めておりませんので、もうあやまらないでください」
彼女に触れようと腕を伸ばしてみるが引っ込めた。なぜか、彼女が神聖な光に包まれているように見えたのだ。
「今、前世の記憶に苦しむ人がいたら、私は伝えたいのです。あなたはひとりではない、私もあなたと同じ転生者だ。あなたの苦しみはよくわかる、と」
僕の婚約者は微笑んだ。聖妃アタランテの像そのままに。
「転生者への偏見も、転生者の苦しみも、失くすのは簡単ではありません。でも、孤独ではない、と知るだけで、生きる希望になります」
誰かの希望となるために、自分の幸せを投げ捨てる……。
彼女の前世は、自虐するようなつまらない人物ではなく、ましてや魔王でもなく、アタランテそのものではないのか?
「……だから、僕と婚約破棄をすると?」
メアリは大きく頷いた。
「今すぐ私の前世を明かせば、殿下と両親にご迷惑をおかけします。まず両親のもとを離れ、殿下が他のご令嬢ととめでたく結ばれ愛らしい王子や姫君が誕生した暁に、明かすつもりです」
なにを言えばいい? 聖妃さながらの神々しさに溢れた女性と、ただの人間でしかない僕。
立ち尽くしていると、ノックの音が響く。
セバスチャンが「ディナーの準備が整いました」と告げた。
僕のメアリはなにを言った?
「……な、なぜそんなことを?」
わからない。僕らは愛し合っているはずだ。父もようやく認めてくれたのに。
「もしかすると君に『魔王の手先』とひどいことを言ったからか? 君はやはり僕が許せないのか?」
婚約者は首を振る。僕はメアリに合わせて立ち上がった。
「いえ、殿下のお立場なら、『生まれ変わり』である私をそのように呼ぶのは、当然です」
「メアリ、僕は二度とそんなことは言わない。繰り返すが、君の前世は大切にすべきだ」
「こんな私に優しくしてくださって……ごめんなさい」
メアリの目に涙があふれてきた。
「でも殿下は国王になられる方。結婚がいつ認められるかわからない私ではなく、王位を継承できる御子を授かるため、曇りのない令嬢と結ばれるべきです」
「王位は、叔父上が継げばよい。僕は、メアリ以外の女と子供を作りたくない」
「ああ殿下……こんな私に……そんな言葉を……」
婚約者がブルネットの巻き毛を揺らしている。
「ですが殿下。恋の痛みは、時間と新たな出会いが忘れさせてくれます」
彼女は僕の背中を優しくさすった。まるで母が子供をあやすように……唐突に思い出す。前世で彼女は、四十代半ばまで生きたことを。
「君も前世で恋の痛みを覚えたのか? 君は独身で、恋人もいなかったと言っていなかったか?」
メアリはただ寂しげに微笑みを返すのみ。
僕はなに愚かなことを聞いている? 四十年以上生きていれば、男の一人や二人、好きになるのは当然だ。
「殿下はまだ、生涯を共にする女性と出会っていないだけです」
「違う! 絶対に違う!」
先ほど口づけした時より一層強く抱きしめる。が、メアリは僕の腕の中でもがき、また離れていく。
「……私、クマダ博士の言葉が忘れられないのです」
騒動の翌日、サイ・クマダ博士は警察に逮捕されたが、なぜここで彼が出てくる?
「あの日、博士は帰り際、私ともっと早く会えれば患者は死なずに済んだとおっしゃって……」
あの研究施設で、クマダ博士とメアリは手術の方式について、僕にはわからない会話を交わしていた。メアリの前世の世界では、医学が発達していたのだろう。
「私が勇気を出して、博士に前世の医学についてお知らせすれば、施設の患者たちが救われたのかと思うと……」
「博士の人体実験はメアリのせいじゃない! 手術で人が死んだとしても、メアリのせいではない!」
「いえ殿下。私は前世で、困っている人を見かけても手を差し伸べることをためらう卑怯者でした。なにも善行をなさず生を終えたのです。このままでは、現世でも同じことになります」
「断言する! 君の前世は絶対に卑怯者なんかじゃない!」
「ありがとうございます。ですが私が二度目の生を与えられたのは……史師エリオンはお認めにならないでしょうが、私に使命があるからに他なりません」
「君の成すべきことは、僕の傍にいることだ」
メアリは眉を寄せて首を振った。
「駄目です! 私は、殿下の即位の妨げにしかなりません」
「何十回でも繰り返すが、王は勇者セオドアの末裔なら誰でもなれる」
「いいえ、先日国王陛下は、国内に蔓延る移民差別へのご懸念を、お示しになりました。これは誰でも成せることではございません」
「……父上が名君なのは、間違いないよ」
「殿下も王太子の役目を見事果たされました。マイクとスピーカーを設置して録音する……私、この世界では初めてラジオを聞きました。みな殿下の発案と伺っています」
「君の前世では、当たり前のことなんだろう? 僕は依頼しただけで、実際に設置したのは企業の社員たちだ」
「社員の方が開発中の装置を惜しみなく設置されたのは、日頃から殿下がみなさまにお心配りをされていたからかと……殿下は間違いなく、陛下の跡を継ぐべきお方です」
僕は、名君と名高い祖父デイヴィッド二世にも、父にも到底叶わないと、自覚している。なのにメアリは、優しく僕を励ましてくれる。
「陛下は、転生者は悪魔つきではなく哀れな病人だと、おっしゃいました。どれほど私は救われたことでしょう」
「僕は、君が哀れな病人とも思っていないよ」
彼女は、首を傾げて微笑んだ。
「本当に殿下はお優しい方……でも優しさに甘えるのはもうやめます。私、ようやくこの世界で本当になすべきことを見つけました」
「何百回でも言おう。君の成すべきことは、僕の妻になることだ!」
「いえ、その役目に相応しい令嬢は、ほかにいらっしゃいます」
彼女はゆっくりと形のよい唇を動かした。
「決意が固まりました……私は、前世の記憶について公表します」
二人の間の空気が凍り付く。
婚約破棄を告げられた以上の衝撃が、僕を襲った。
「前世を公表? いくら陛下が偏見を失くせとおっしゃっても、長い歴史で染みついた観念はそう簡単に取り払われない。君は『悪魔つき』と呼ばれる。下手すれば命だって危うくなるぞ」
「それは怖いけれど……でも博士から『もっと早く知れば死人が減っていた』と言われて……私が沈黙している間に、誰かが命を落とすかもしれないと思うと……」
僕はメアリの肩を揺さぶった。
「君のせいで誰かが命を落とすなんて考えるな! 前世の知識で気になることがあったら、二人で時間をかけて実現しよう! 昨日亡くなった一人を憂うより、明日、救える二人のことを考えるんだ」
「ええ……そうですね……それも……いいえ!」
メアリは、僕の腕を振り切った。
「私が本当に助けたいのは、この国にいるかもしれない、もう一人の私です」
僕が間抜けな顔を浮かべると、メアリは微笑み言葉を続けた。
「転生者が悪魔つきと呼ばれるこの国では、まず転生者自身が、自分が魔王の手先になったと苦しみます。陛下が偏見を失くせとおっしゃっても、この苦しみは、当事者でなければわかりません」
「メアリ、君を魔王の手先などと呼んで、本当にすまなかった」
「殿下、私は気に留めておりませんので、もうあやまらないでください」
彼女に触れようと腕を伸ばしてみるが引っ込めた。なぜか、彼女が神聖な光に包まれているように見えたのだ。
「今、前世の記憶に苦しむ人がいたら、私は伝えたいのです。あなたはひとりではない、私もあなたと同じ転生者だ。あなたの苦しみはよくわかる、と」
僕の婚約者は微笑んだ。聖妃アタランテの像そのままに。
「転生者への偏見も、転生者の苦しみも、失くすのは簡単ではありません。でも、孤独ではない、と知るだけで、生きる希望になります」
誰かの希望となるために、自分の幸せを投げ捨てる……。
彼女の前世は、自虐するようなつまらない人物ではなく、ましてや魔王でもなく、アタランテそのものではないのか?
「……だから、僕と婚約破棄をすると?」
メアリは大きく頷いた。
「今すぐ私の前世を明かせば、殿下と両親にご迷惑をおかけします。まず両親のもとを離れ、殿下が他のご令嬢ととめでたく結ばれ愛らしい王子や姫君が誕生した暁に、明かすつもりです」
なにを言えばいい? 聖妃さながらの神々しさに溢れた女性と、ただの人間でしかない僕。
立ち尽くしていると、ノックの音が響く。
セバスチャンが「ディナーの準備が整いました」と告げた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完】チェンジリングなヒロインゲーム ~よくある悪役令嬢に転生したお話~
えとう蜜夏
恋愛
私は気がついてしまった……。ここがとある乙女ゲームの世界に似ていて、私がヒロインとライバル的な立場の侯爵令嬢だったことに。その上、ヒロインと取り違えられていたことが判明し、最終的には侯爵家を放逐されて元の家に戻される。但し、ヒロインの家は商業ギルドの元締めで新興であるけど大富豪なので、とりあえず私としては目指せ、放逐エンド! ……貴族より成金うはうはエンドだもんね。
(他サイトにも掲載しております。表示素材は忠藤いずる:三日月アルペジオ様より)
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
モブ令嬢アレハンドリナの謀略
青杜六九
恋愛
転生モブ令嬢アレハンドリナは、王子セレドニオの婚約者ビビアナと、彼女をひそかに思う侯爵令息ルカのじれじれな恋を観察するのが日課だった。いつまで経っても決定打にかける二人に業を煮やし、セレドニオが男色家だと噂を流すべく、幼馴染の美少年イルデフォンソをけしかけたのだが……。
令嬢らしからぬ主人公が、乙女ゲームの傍観者を気取っていたところ、なぜか巻き込まれていくお話です。主人公の独白が主です。「悪役令嬢ビビアナの恋」と同じキャラクターが出てきますが、読んでいなくても全く問題はありません。あらすじはアレですが、BL要素はありません。
アレハンドリナ編のヤンデレの病み具合は弱めです。
イルデフォンソ編は腹黒です。病んでます。
2018.3.26 一旦完結しました。
2019.8.15 その後の話を執筆中ですが、別タイトルとするため、こちらは完結処理しました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる