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番外編 ハーレムな光の勇者の夢を見た
第4話
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村長め、皮肉を吐いたつもりなのに、
「わしの気まぐれでしかない」
と喜んでいた。
宿で休んでいた。
何故、誰も俺の手を貸してくれなかった?
心は、何故か孤独だった。
一晩宿で休み、町を出て、親戚の家に訪れた。
「あっ、ヤンゲル」
「久しぶり」
「どうしたの?急に帰ってきて」
「いろいろあってな」
親戚のウェンリィはきょとんとしてたけど、何も言わなかった。
「ヤンゲルは、勇者とかの旅に出てたんじゃないの?」
「勇者、やめたいんだ」
「どうして?」
「やってらんないから」
「やってられないとか、勇者になれる人なんて一握りなのに?」
「だとしても、勇者は望んでやった方がやりがいがあるだろうし、誰かに言われてやるようだと、辛いことがあっても、乗り越えられそうにない」
「そんなの応援するよ」
「応援だけじゃだめなんだ」
「ヤンゲル…。
わかったよ、ヤンゲルがそれを望むのなら、何も言わない。
ヤンゲルの人生は、ヤンゲル自身が決めるしかないもんね」
「ウェンリィ…」
何もかもわかってくれるのは、ウェンリィだけだよ。
しばらくは、親戚の家に泊まることにしていた。
ウェンリィは、可愛いし、しっかり者で、俺がいつも支えられていた。
ウェンリィが好きかもしれないと思う自分がいたけど、
腐れ縁だし、
居心地がいい安心感からかもな。
「お姉ちゃん、ここで何してるの?
あっ、ヤンゲル、帰って来てたのね!」
ウェンリィの妹のリジーが現れた。
「リジーてっば」と俺。
「リジーに内緒で帰ってくるとか、ヤンゲルは連絡ひとつもできないの?」
「うるさいよ」
気が弱くて、優しくて、穏やかで、真面目で、頼りなくて、謙虚な姉のウェンリィ。
気が強くて、傲慢で、自己中で、強がりで、上から目線で、口が悪くて、お転婆で、短気で、いたずら好きな妹のリジー。
同じ血の繋がった姉妹とは、思えないくらい正反対だった。
そんな幸せが崩れ去るとか、夢にも思わなかった。
思いたくなかった。
自分の大切な人たちを、巻き添えなんかにしたくなかったから。
俺は、いつも通りに川で水くみをしていた。
今日も、いい天気だな。
ここは、雨が降ることとか、雪が降ることとか、雷が落ちることも滅多にない。
気温は寒くもないし、暑くもない。
なら、いっそのこと、ここにずっといてもいいかもな。
そう思っていた矢先に、雨が降った。
まずい、雨だ。
おかしいな。雨なんて普段は降らないし、天気予報はしばらく晴れのはすだ。
急いで、雨宿りできるところを探して、洞窟に入った。
洞窟は暗いし、あまり好きではないけど、ないよりはよかった。
俺はこうして洞窟の中で、雨が止むのを待った。
いっこうに止まない。
いつの間にか、俺は眠ることになっていた。
俺は夢を見ていた。
不思議な夢だった。
「少年よ」
どこからともなく、声が聞こえた。
「少年よ、今こそ勇者として目覚める時だ」
「勇者としてなんて、どうやって?」
「勘で目覚めればいい」
勘?もっとまともな答えはないのか。
「少年は、勇者の命運から逃げられると思うか?」
「はい、逃げられます」
「よろしい」
逃げていいんだ…!
「逃げるも、戦うも、少年の意志だ。
無理やり行わせることもできない」
「ありがどうございます。強制ではないんですね!」
「だが、大切な人がいるのではなかろうか?」
「どうゆうことですか?」
「守りたいと思う者こそ、魔王は危害を加えるであろう。
勇者を、立ち直らせないために」
ここで、俺は起きた。
あの夢が何なのか、気になる。
雨は止んでいた。
急いで、戻ろう。
俺が戻る頃には、おじさん、おばさん、ウェンリィ、リジーが倒れていた。
「おじさん、おばさん、ウェンリィ、リジー」
そんな…!俺がいない間に…。
「わはははははは」
「お前は?」
「我が魔王」
「魔王が何しに来た?」
「うむ、何も考えてない」
考えてないんだ。
「とどめだ」
魔王が俺に向かって、刃を向けた。
やられる!
俺は、瞬時に目を閉じた。
「起きて…起きて…」
ここは、見覚えのあるベッドの上だった。
あたりを見渡すと、俺の部屋。
仕事に来ていくような黒いスーツが、ハンガーにかけてある。
夢だった。
よかった、夢なんだ。
「朝だよ、遅刻していいの?」
中学生の娘に起こされるのか。
長女は、中学三年生。15歳。
二女は、中学二年生。14歳。
三女は、中学一年生。13歳。
俺を起こしたのは、末娘だ。
夢というかんじがしない夢だった。
まあいい。なんだか気になるけど、普通に日常を過ごすとしよう。
きっと何もかもが気のせいでしかない。
女三人いればやかましいということわざがある。
俺の娘たちも例外ではない。
会社では同期で、息子しかいないという家庭が羨ましかった。
男同士なら、何かとわかり合えそうだった。
昔から、女という存在がめんどくさかった。
そしたら何で結婚したかなんて話になるかもしれないけど、気がついたらそんな形になっていたとしか言い様がない。
会社に行こう。
俺の嫌いな会社に向かうことになった。
お腹がすかないので、朝食は抜いた。
仕事とかは順調だった。
だけど、女性社員は仕事中でも、恋愛話をしていた。
俺は、そんな話が好きではないので、入らなかった。
「今年も終わりを迎えるのか・・・」
休憩時間中に、缶コーヒーを飲みながら、呟いた。
大人になると、一年という月日が早すぎるように感じた。
どうしてなのかはわからない。
新卒で入社したころは、そんなんでもなかったけど、
10年、20年、働き続けていくうちに月日が早く感じるようになった。
そして異様に疲れる。
仕事から帰れば、寝てばかりとなる。
ファンタジーの世界は、楽しそうに思えてくる。
若者が剣を振り回せばいいのだから。
俺は、若者ではない。
いつまでも若くはいられない。
いつか、年をとる。
孫がほしい。
孫が生まれたら、俺は当然、おじいちゃんとなる。
「おじいちゃん」
どこからか、そんな声が聞こえた。
だけど、誰もいない。
缶コーヒーを飲み終えて、仕事に戻る。
純粋なあの頃に戻りたい。
「俺、将来おおきくなったら、勇者になるんだ」
小学生のころに、声を大にして自慢していた。
今なら、懐かしい。
「わしの気まぐれでしかない」
と喜んでいた。
宿で休んでいた。
何故、誰も俺の手を貸してくれなかった?
心は、何故か孤独だった。
一晩宿で休み、町を出て、親戚の家に訪れた。
「あっ、ヤンゲル」
「久しぶり」
「どうしたの?急に帰ってきて」
「いろいろあってな」
親戚のウェンリィはきょとんとしてたけど、何も言わなかった。
「ヤンゲルは、勇者とかの旅に出てたんじゃないの?」
「勇者、やめたいんだ」
「どうして?」
「やってらんないから」
「やってられないとか、勇者になれる人なんて一握りなのに?」
「だとしても、勇者は望んでやった方がやりがいがあるだろうし、誰かに言われてやるようだと、辛いことがあっても、乗り越えられそうにない」
「そんなの応援するよ」
「応援だけじゃだめなんだ」
「ヤンゲル…。
わかったよ、ヤンゲルがそれを望むのなら、何も言わない。
ヤンゲルの人生は、ヤンゲル自身が決めるしかないもんね」
「ウェンリィ…」
何もかもわかってくれるのは、ウェンリィだけだよ。
しばらくは、親戚の家に泊まることにしていた。
ウェンリィは、可愛いし、しっかり者で、俺がいつも支えられていた。
ウェンリィが好きかもしれないと思う自分がいたけど、
腐れ縁だし、
居心地がいい安心感からかもな。
「お姉ちゃん、ここで何してるの?
あっ、ヤンゲル、帰って来てたのね!」
ウェンリィの妹のリジーが現れた。
「リジーてっば」と俺。
「リジーに内緒で帰ってくるとか、ヤンゲルは連絡ひとつもできないの?」
「うるさいよ」
気が弱くて、優しくて、穏やかで、真面目で、頼りなくて、謙虚な姉のウェンリィ。
気が強くて、傲慢で、自己中で、強がりで、上から目線で、口が悪くて、お転婆で、短気で、いたずら好きな妹のリジー。
同じ血の繋がった姉妹とは、思えないくらい正反対だった。
そんな幸せが崩れ去るとか、夢にも思わなかった。
思いたくなかった。
自分の大切な人たちを、巻き添えなんかにしたくなかったから。
俺は、いつも通りに川で水くみをしていた。
今日も、いい天気だな。
ここは、雨が降ることとか、雪が降ることとか、雷が落ちることも滅多にない。
気温は寒くもないし、暑くもない。
なら、いっそのこと、ここにずっといてもいいかもな。
そう思っていた矢先に、雨が降った。
まずい、雨だ。
おかしいな。雨なんて普段は降らないし、天気予報はしばらく晴れのはすだ。
急いで、雨宿りできるところを探して、洞窟に入った。
洞窟は暗いし、あまり好きではないけど、ないよりはよかった。
俺はこうして洞窟の中で、雨が止むのを待った。
いっこうに止まない。
いつの間にか、俺は眠ることになっていた。
俺は夢を見ていた。
不思議な夢だった。
「少年よ」
どこからともなく、声が聞こえた。
「少年よ、今こそ勇者として目覚める時だ」
「勇者としてなんて、どうやって?」
「勘で目覚めればいい」
勘?もっとまともな答えはないのか。
「少年は、勇者の命運から逃げられると思うか?」
「はい、逃げられます」
「よろしい」
逃げていいんだ…!
「逃げるも、戦うも、少年の意志だ。
無理やり行わせることもできない」
「ありがどうございます。強制ではないんですね!」
「だが、大切な人がいるのではなかろうか?」
「どうゆうことですか?」
「守りたいと思う者こそ、魔王は危害を加えるであろう。
勇者を、立ち直らせないために」
ここで、俺は起きた。
あの夢が何なのか、気になる。
雨は止んでいた。
急いで、戻ろう。
俺が戻る頃には、おじさん、おばさん、ウェンリィ、リジーが倒れていた。
「おじさん、おばさん、ウェンリィ、リジー」
そんな…!俺がいない間に…。
「わはははははは」
「お前は?」
「我が魔王」
「魔王が何しに来た?」
「うむ、何も考えてない」
考えてないんだ。
「とどめだ」
魔王が俺に向かって、刃を向けた。
やられる!
俺は、瞬時に目を閉じた。
「起きて…起きて…」
ここは、見覚えのあるベッドの上だった。
あたりを見渡すと、俺の部屋。
仕事に来ていくような黒いスーツが、ハンガーにかけてある。
夢だった。
よかった、夢なんだ。
「朝だよ、遅刻していいの?」
中学生の娘に起こされるのか。
長女は、中学三年生。15歳。
二女は、中学二年生。14歳。
三女は、中学一年生。13歳。
俺を起こしたのは、末娘だ。
夢というかんじがしない夢だった。
まあいい。なんだか気になるけど、普通に日常を過ごすとしよう。
きっと何もかもが気のせいでしかない。
女三人いればやかましいということわざがある。
俺の娘たちも例外ではない。
会社では同期で、息子しかいないという家庭が羨ましかった。
男同士なら、何かとわかり合えそうだった。
昔から、女という存在がめんどくさかった。
そしたら何で結婚したかなんて話になるかもしれないけど、気がついたらそんな形になっていたとしか言い様がない。
会社に行こう。
俺の嫌いな会社に向かうことになった。
お腹がすかないので、朝食は抜いた。
仕事とかは順調だった。
だけど、女性社員は仕事中でも、恋愛話をしていた。
俺は、そんな話が好きではないので、入らなかった。
「今年も終わりを迎えるのか・・・」
休憩時間中に、缶コーヒーを飲みながら、呟いた。
大人になると、一年という月日が早すぎるように感じた。
どうしてなのかはわからない。
新卒で入社したころは、そんなんでもなかったけど、
10年、20年、働き続けていくうちに月日が早く感じるようになった。
そして異様に疲れる。
仕事から帰れば、寝てばかりとなる。
ファンタジーの世界は、楽しそうに思えてくる。
若者が剣を振り回せばいいのだから。
俺は、若者ではない。
いつまでも若くはいられない。
いつか、年をとる。
孫がほしい。
孫が生まれたら、俺は当然、おじいちゃんとなる。
「おじいちゃん」
どこからか、そんな声が聞こえた。
だけど、誰もいない。
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今なら、懐かしい。
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