異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 世界でたった一人の魔法少女

第5話

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 私は22世紀の未来をどう過ごせばいい?
 こんな未来は‥‥。

「気がつきましたか?」
 看護士さんがいる‥‥。
だけど、この人も22世紀で生まれて、22世紀だけを生きる人たちの一人。
「はい‥‥」
「住所は憶えてる?」
 憶えていても、きっと役に立たない。
 私の住所がなくなっているかもしれないし、あったとしても知らない人が住んでいるかもしれない。

「わかりません」
 わかっていても、わかっていなくても、そう答えるのが正解のような気がしたから。

「そうですか」
 私は記憶喪失ではないか、と病院のお医者さんたちから調査を受けることにもなった。
 だけど、私は記憶喪失ではないし、
 一時的に忘れていたのは宇宙の情報を地球に漏らさないためだけであって、
 地球に情報を与えないようにウサが私のマークを常にすることになっている。
 そのため、私は最低限の情報しか伝えることができなくなった。
 21世紀で生まれたとか、宇宙から来たとかは言ってはならない。
 それに22世紀でも宇宙人の存在は認知されていないようだし、その生命体を発見できる程まで科学は発展していない。
 となると、宇宙人という存在を地球人たちが見つけられるまで私達の機密事項となる。

 だけど、私がやらなきゃ地球を救うことは誰にもできない。
 22世紀だけではなく、23世紀や24世紀とか、ずーと先の未来も守らなくちゃならないから。
 それに魔法少女は長寿で老化が遅いとしても、不老不死ではない。 
 魔法少女になるには条件があるらしいけど、私にはその条件が何なのかわからない。
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