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番外編 天罰を受けた者たち
第8話
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僕にはヤントウさんという、僕はそのつもりはなかったけどヤントウさんは付き合っているつもりだったらしい。
ヤントウさんには一方的にキスされたり、あんなことやそんなこと‥‥。
思い出すだけでも恥ずかしくなってくる。
僕は笑ったり、泣いたりはするけど怒ったことはない。
最後に怒ったのがいつかはわからなくなった。
怒るという機能を天罰によって失ってしまって、何に対しても怒らないし、怒れなくなった。
怒りとは無縁。
普通の人なら怒るようなことも平穏としているからそれが自分でも不思議になってくる。
ヤントウさんには一方的に振ったことがある。
「別れましょう」
「どうして?」
「僕たちやっていけません」
「決めつけはよくないぞ‥‥」
「決めつけなんかではありません。ヤントウさん、僕たち男ですよ?男同士で付き合っていいんですか?」
「愛に性別なんて関係ない、お互いを好きでいればいい」
「好きだとしても‥‥」
僕は人間じゃない。
「後悔させてやる‥‥ヤキモチやかせてやるから‥‥」
「ごめんね」
俺は怒ったり、笑ったりはするけど泣いたことはない。
最後に泣いたのはいつなのかわからなくなった。
天罰を飲んでからは、泣くという機能を失って、悲しいとかは感じなくなった。
他の人が泣くようなところでも泣いたりなんかしないから、女子からしたらかっこよくなるのかな‥‥?
俺にはタシミという付き合っている男がいた。
男同士で恋人って変だろ?
だけど、実際やっていたんだ。
もちろん、キスをしたり、手を繋いだこともある。
ある時、俺は水の天罰で特異体質になったため、タシミを傷つけたくないし、振る勇気もないため何も言わずに去った。
答えを聞くのがこわかった。
ユウヅキには泣いたり、怒ったりするけど笑ったことはない。
最後に笑ったのがいつなのかわからなくなった。
光の天罰を受けて以来、ユウヅキには笑うという機能がなくなった。
他の人が笑うようなところを笑わないから「楽しくないのかな?」「面白くないのかな?」と心配されたり、「協調性のないやつ」と白い目で見られるようになってきた。
ユウヅキにはカントというキスをする関係までいきついた恋人がいたけど、カントには幸せになってほしいからという理由であえて冷たくして「カントが嫌いになったから」と理由をつけて別れることにした。
「納得いかねえ、何で嫌いになるの?」
「なぜって言われても、そうゆうものだから」
「どこが嫌いなのか教えてくれよ」
「カントの個性に口は出せない」
「個性でも何でもいい、とにかくユウヅキと一緒にいたい。いられるためには何だってする」
「カント‥‥」
「離れていかないようにしてやる」
カントは一方的にユウヅキにキスをした。
生暖かい舌がユウヅキの口に入ってくるけど、ユウヅキはカントのキスが好きだよ。
だけど、ユウヅキはカントの舌を噛んだ。
「いってえ」
「嫌いになったというのが聞いてなかったの?」
ユウヅキはその場を去った。
自分がひどいことをしているのはわかってる。
だけど、これしかないんだ。カント、ユウヅキのこと忘れて幸せになってね。
ヤントウさんには一方的にキスされたり、あんなことやそんなこと‥‥。
思い出すだけでも恥ずかしくなってくる。
僕は笑ったり、泣いたりはするけど怒ったことはない。
最後に怒ったのがいつかはわからなくなった。
怒るという機能を天罰によって失ってしまって、何に対しても怒らないし、怒れなくなった。
怒りとは無縁。
普通の人なら怒るようなことも平穏としているからそれが自分でも不思議になってくる。
ヤントウさんには一方的に振ったことがある。
「別れましょう」
「どうして?」
「僕たちやっていけません」
「決めつけはよくないぞ‥‥」
「決めつけなんかではありません。ヤントウさん、僕たち男ですよ?男同士で付き合っていいんですか?」
「愛に性別なんて関係ない、お互いを好きでいればいい」
「好きだとしても‥‥」
僕は人間じゃない。
「後悔させてやる‥‥ヤキモチやかせてやるから‥‥」
「ごめんね」
俺は怒ったり、笑ったりはするけど泣いたことはない。
最後に泣いたのはいつなのかわからなくなった。
天罰を飲んでからは、泣くという機能を失って、悲しいとかは感じなくなった。
他の人が泣くようなところでも泣いたりなんかしないから、女子からしたらかっこよくなるのかな‥‥?
俺にはタシミという付き合っている男がいた。
男同士で恋人って変だろ?
だけど、実際やっていたんだ。
もちろん、キスをしたり、手を繋いだこともある。
ある時、俺は水の天罰で特異体質になったため、タシミを傷つけたくないし、振る勇気もないため何も言わずに去った。
答えを聞くのがこわかった。
ユウヅキには泣いたり、怒ったりするけど笑ったことはない。
最後に笑ったのがいつなのかわからなくなった。
光の天罰を受けて以来、ユウヅキには笑うという機能がなくなった。
他の人が笑うようなところを笑わないから「楽しくないのかな?」「面白くないのかな?」と心配されたり、「協調性のないやつ」と白い目で見られるようになってきた。
ユウヅキにはカントというキスをする関係までいきついた恋人がいたけど、カントには幸せになってほしいからという理由であえて冷たくして「カントが嫌いになったから」と理由をつけて別れることにした。
「納得いかねえ、何で嫌いになるの?」
「なぜって言われても、そうゆうものだから」
「どこが嫌いなのか教えてくれよ」
「カントの個性に口は出せない」
「個性でも何でもいい、とにかくユウヅキと一緒にいたい。いられるためには何だってする」
「カント‥‥」
「離れていかないようにしてやる」
カントは一方的にユウヅキにキスをした。
生暖かい舌がユウヅキの口に入ってくるけど、ユウヅキはカントのキスが好きだよ。
だけど、ユウヅキはカントの舌を噛んだ。
「いってえ」
「嫌いになったというのが聞いてなかったの?」
ユウヅキはその場を去った。
自分がひどいことをしているのはわかってる。
だけど、これしかないんだ。カント、ユウヅキのこと忘れて幸せになってね。
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