異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

文字の大きさ
254 / 393
番外編 空賊に愛されて

第4話

しおりを挟む
俺は、グラマーとか美人とかに興味がなくて、小学生みたいなロリが好きだった。

 ロリの魅力は可愛いし、俺よりも小柄になるし(女性はヒールを履くから俺の方が背が低くなったり、同じくらいになったりするから、ヒールを履いても俺より低い女子が好みとなる)、その理想を叶えたのが、炎か。

 141センチなんて10代でなかなかいないしな。

 だけど、ロリを振り向かすにはどうしたらいいんだろう?



 ちなみに、炎かの髪が青いから、それも魅力的だった。

 炎の使い手は、赤い髪ってイメージもあるし。



「炎か」

「なあに?」

「炎かは、彼氏とかいるの?」

「いないよ」

 よっしゃ、これはきた。

「結婚したいとか考えたことある?」

「と言っても、炎か結婚できるような年齢じゃないから‥‥」

 いいんだよ。

 これから俺好みに育ててあげるよ。



 いつか、炎かを落としてみせる。

 だけど、そうなると俺が好きなホモ男タンパニーが邪魔となる。



「だいら君、一緒に氷の世界行く?」

「氷の世界?」

「うん。炎かやだいら君と住んでる世界とはまた別世界。

炎化ちゃんも予定が合わないみたいだから、一緒に行く人がほしいの」

「俺でいいの?」

「一緒にいてくれるだけでいいの」

 よっしゃ、寒い国で熱い恋をしてやる。





 俺は、炎かと一緒に氷の世界に来た。

 街長のテレポートで一瞬で行けた。



 炎かは、寒いということなので、5センチの分厚い厚底ブーツを履いているが、俺よりも小柄なのは変わらなかった。

 そこがいいんだよ。



「氷の世界に行って来てとの依頼があったから」

「依頼?」

「仕事でやってるもん。

とにかく、氷の女王と呼ばれる人がいるから、炎の使い手に退治してほしいらしい」

「氷の女王って‥‥?」

「名前は、氷狩《ひかり》って言うらしいの。

炎かも会ったことがないから詳しいことはわからないけど」



 歩いても歩いても、雪または氷ばかり。

「疲れた?

おぶる?それとも抱っこがいい?」

 素直に甘えてもいいのかな?



「あっ、見つけた‥‥氷の城‥‥!」

 氷の城?氷が固まっているだけにしか見えないが‥‥

「行くよ‥‥」

 

 

 俺と炎かは、中に入った。

 しばらく滑りやすい氷の上を二人で歩く。



「助けてくれ‥‥」

 男が牢屋の中にいる。

「うん、今助けるよ」



「そうはさせませんわよ」

「氷狩‥‥」と男は言う。



「死んでもらいますわ」

「それはどうかな」

 炎かが、銃から炎の玉を撃つと、氷狩は燃えた。

「どうなったの?」

「逃げられたね」



 どこからか声が響く。

「炎の使い手よ、今回は引き下がりますわ。

こっちだって手は考えてありますし、必ず不幸に‥‥殺してみせますわ」







 俺、男、炎かの三人で街に向かった。



「炎化ちゃんは、しばらく帰ってこないようだよ」

「そうか」

 俺は、あまり興味がなかった。



 男の名前を聞くと「ほのめ」らしい。



 

 しばらくして、俺と炎かは、付き合うようになった。

 ロリの彼氏になることが叶ったのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~

よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】 多くの応援、本当にありがとうございます! 職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。 持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。 偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。 「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。 草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。 頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男―― 年齢なんて関係ない。 五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

処理中です...