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番外編 好きな人が二人いて
第3話
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「あなたは、火塚の何なの?」
「あなたこそよ」
そう、私にはわかる。
美奈さんは、既婚で、子供がいながら、火塚が好きでいること。
「私は、火塚の恋人候補よ」
「私も、恋人候補。そして、友達から始めて、いつか付き合うつもり」
火塚に不倫なんてさせたら、火塚に慰謝料請求が発生して、火塚が不幸になる。
火塚は騙されてる、私がなんとかしないと。
そう、私のライバルは美奈さんだった。
どっちが争えば、どっちが勝てるのかは定かではないけれど、勝ってみせるわ。
どのように勝負していいのかすら、わからなかった。
いくら好きでも、この思いは、どちらにしても、火塚には届かない。
諦めるしかないようにも感じてきた。
そこで、上司に相談してみた。
年上で、頼りになる私の上司の金屋《かなや》さん。
「金屋さん、聞いてください。私の好きな人は、振り向かなんです」
「そんなのいつものことじゃないか」
そうなんだけども・・・・。
「叶わない恋を思い続ける人の身にもなってみてくださいよ」
「叶わない恋ね。俺も、学生の頃に体験したことあるな」
上司は、今は、既婚者で、子供が一人いるらしい。
そして、今は離婚するかしないかで、夫婦で揉めているらしい。
確か、お子さんの年齢は、小学六年生だから、これから学費だの食費だのかかるから、離婚が難しいらしい。
「だけど、いざ、中学を卒業して、高校が変われば、そんな気持ちはなくなったよ。
今、目の前にいるから、好きなだけじゃない?」
そうなのかな?
いざ、火塚が辞めたり、異動になったりしたらどうなるのかな?
そうこう考えている間に、火塚の異動は決まってしまって、異動先が隣の件になって、会えなくなってしまった。
最初こそは落ち込んだものの、しばらくしたら、また好きな人ができた。
そう、上司の金屋さんを好きになってしまった。
金屋さんは優しいし、相談によく乗ってくれたし、仕事で困ったら助けてくれたし、金屋さんが既婚者でわかっていても、思っていたかった。
後は、中野。好きな人は、いつも二人いる。
そこで、幼なじみの愛深《あいふか》に相談することにした。
そう、愛深には失恋の度によく助けてもらっていた。
だから、高校時代の私の失恋話をよく知っていて、私の初恋の人も知っていた。
異性の幼なじみだけど、恋愛感情はない。
小学の頃から、高校までは一緒だった。だけど、大学から進路が別になって、就職先も違うところだった。
「愛深、聞いて。私、好きな人が二人いるの」
「いつもだろ?いつも、好きな人は二人いる」
「あなたこそよ」
そう、私にはわかる。
美奈さんは、既婚で、子供がいながら、火塚が好きでいること。
「私は、火塚の恋人候補よ」
「私も、恋人候補。そして、友達から始めて、いつか付き合うつもり」
火塚に不倫なんてさせたら、火塚に慰謝料請求が発生して、火塚が不幸になる。
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そう、私のライバルは美奈さんだった。
どっちが争えば、どっちが勝てるのかは定かではないけれど、勝ってみせるわ。
どのように勝負していいのかすら、わからなかった。
いくら好きでも、この思いは、どちらにしても、火塚には届かない。
諦めるしかないようにも感じてきた。
そこで、上司に相談してみた。
年上で、頼りになる私の上司の金屋《かなや》さん。
「金屋さん、聞いてください。私の好きな人は、振り向かなんです」
「そんなのいつものことじゃないか」
そうなんだけども・・・・。
「叶わない恋を思い続ける人の身にもなってみてくださいよ」
「叶わない恋ね。俺も、学生の頃に体験したことあるな」
上司は、今は、既婚者で、子供が一人いるらしい。
そして、今は離婚するかしないかで、夫婦で揉めているらしい。
確か、お子さんの年齢は、小学六年生だから、これから学費だの食費だのかかるから、離婚が難しいらしい。
「だけど、いざ、中学を卒業して、高校が変われば、そんな気持ちはなくなったよ。
今、目の前にいるから、好きなだけじゃない?」
そうなのかな?
いざ、火塚が辞めたり、異動になったりしたらどうなるのかな?
そうこう考えている間に、火塚の異動は決まってしまって、異動先が隣の件になって、会えなくなってしまった。
最初こそは落ち込んだものの、しばらくしたら、また好きな人ができた。
そう、上司の金屋さんを好きになってしまった。
金屋さんは優しいし、相談によく乗ってくれたし、仕事で困ったら助けてくれたし、金屋さんが既婚者でわかっていても、思っていたかった。
後は、中野。好きな人は、いつも二人いる。
そこで、幼なじみの愛深《あいふか》に相談することにした。
そう、愛深には失恋の度によく助けてもらっていた。
だから、高校時代の私の失恋話をよく知っていて、私の初恋の人も知っていた。
異性の幼なじみだけど、恋愛感情はない。
小学の頃から、高校までは一緒だった。だけど、大学から進路が別になって、就職先も違うところだった。
「愛深、聞いて。私、好きな人が二人いるの」
「いつもだろ?いつも、好きな人は二人いる」
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