異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 モテるお嬢様の苦悩

第2話

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異世界人と人間のハーフであるため、男を惹きつける魅力があるということになる。
あと、お母さんは種族的に女しか産むことができず、男は婿養子となる。
ハーフである私が女しか産めないかどうかは不明で、産んでみないとわからないらしい。
人間世界の人間と結ばれて、男が生まれたという前例もあるみたいだから。
第二王女は国王となり、娘が生まれて、娘も大変モテるらしい。

お母さんはと言うと、今は、専業主婦。
結婚してからずっと専業主婦。

私の名前は、冬胡《ふゆこ》。冬生まれだから。星座はうお座。2月19日生まれ。
二女の名前は、夏胡《なつこ》。夏生まれだから。星座はおとめ座。8月23日生まれ。
三女の名前は、春胡《はるこ》。春生まれだから。星座はおうし座。4月20日生まれ。
四女の名前は、秋胡《あきこ》。秋生まれだから。星座はさそり座。10月24日生まれ。

私はマンションの最上階に住んでいて、夜空は綺麗だった。
だから、窓を眺めていたら、「綺麗な女だな」と男の人に手を引っ張られ、誘拐された。
暴れてみたけど、男の人の方が力が強かった。
状況は理解できなかった。

「お嬢ちゃん、可愛いね」
男の人が言う。不細工な人だった。
マンションの最上階にいるのに、どうやって来れた?
そんなことを考えている場合ではない。
一刻も早く、この状況を何とかしなければ。
しなければ?

この男は、浮いている。空を飛んでる。
空を飛んでるってことは、異世界人?
場合によっては、私の叶う相手ではないかもしれない。
空を飛んでいるなら、下手に私が暴れたら、落ちるかもしれない。
落ちたら、それをどうしたらいい?
ひたすら助けを求める以外、思いつかない。

私が助けを求めようと叫ぼうとした瞬間だった。
目の前に大きいブラックホールみたいなものが現れて、男も私も吸い込まれていった。
気がつけば、見知らぬ場所にいた。
ここは、どこ?
状況を理解できなかった。
脱出しよう。
どうやって、家に帰ればいい?

男は、いた!

「お嬢ちゃん、綺麗だし、オレと一緒に・・・・」
「行かない」

誰があんたなんかと・・・・。

「ほう、異世界人のハーフのくせに」

どうして、それを?
ここは下手に出るより、何も知らないふりをした方がいいかもしれない。

「何の話かわからないけど、帰りたいの。帰して」
きつい口調かもしれない。
だけど、おどおどしていられなかった。

「お嬢ちゃん、わかっているくせに。
母親から聞かなかったのかい?第一王女の婿候補の話」

そういえば・・・・・。
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