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3章 幸せの形は人それぞれ
43話 *我慢が苦手
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早朝に帰宅した琳太郎は、深く眠りについている晴柊の服を脱がしていた。首輪と足枷を外してから、晴柊は部屋着を着るようになっていた。少しオーバーサイズなのが楽ちんだと買い与えた上下白のスウェットを好んで来ていた。琳太郎の財力で質のイイ室内着なのだが、庶民の晴柊は袖を通した瞬間目を輝かせていたのが可愛らしく、その後も琳太郎は日下部に止められるまでたくさんの部屋着を買い与えていた。
そんな晴柊のスウェットを脱がしている。晴柊が急に自分の体温が下がったことに違和感を覚えたように目を覚ました。
「な、なんだよ……」
「帰った。」
「おかえり……」
そうじゃないんだけどな、と晴柊が言う間も与えないまま、琳太郎はあっという間に上の服が無くなった晴柊の首元にキスを落としていた。眠たそうな晴柊から、小さな声が漏れる。晴柊は琳太郎の香水の匂いがいつもより強いことに気付いた。香りが強くなる日は、琳太郎とのセックスがいつもより更に激しくなる合図だった。
琳太郎はいつも人を殺した日に晴柊と会うときは、まるでその「汚れ」を晴柊に付けさせまいとするように香水を沢山つけていた。綺麗な晴柊には似合わない。一度晴柊の前で人を殺したとは思えない男の行動だった。晴柊は琳太郎がそういった仕事をこなした日に香水が強くなっていることに気付いてはいなかったが、その日の琳太郎はどこか焦るような悲しそうな雰囲気を漂わせるので、まるで子供をあやすように普段以上に甘やかすようにしていた。
「り、りんたろっ……いつもそこ、いじりすぎっ……ぁっ…」
琳太郎が晴柊の乳首を執拗に攻める。琳太郎の指先が僅かに触れるだけで、晴柊の桃色の乳首はそれを待ち望んでいたかのように少しずつ膨れていく。琳太郎はまるで女性のように乳をまさぐられて感じる晴柊が好きだった。
「好きだろうが、ここ。」
「ぅ、うっ……服、んっ…こすれて、いたぃのっ…!!」
晴柊が琳太郎の腕を掴んで制止しようとする。日常生活を送るうえで、服が掠れると晴柊の乳首がじくじくと熱を持つことに困っているのだった。琳太郎はまるで処女の頃から確実に変わってきた晴柊の身体に満足していた。自分一人の手で変えたという事実が、琳太郎の独占欲を満たしていくのだった。
琳太郎は晴柊の乳首を扱き上げるようにして指を動かすと、もう片方は爪を軽く立て上下に動かす。ぴんぴんと弾かれるのと同じリズムで、晴柊が喘ぎ身体を震わせていた。晴柊は敏感な体質で、それだけであっという間に下着を濡らすのだった。下着を通り越してスウェットも少し湿っている。
「また汚してる。これ履いたままイくか?」
「ぃ、や……脱ぐから……手、とめ……ぅ、うぅっ…!」
晴柊はズボンと下着を脱ごうと藻掻くが、琳太郎が上に覆いかぶさるようにして乳首を触っているため、うまく脱ぐことができないでいた。なんとか腰から下げ、太ももまでずらすことはできたが、足を抜くことはできないでいた。変に下がったズボンのせいで、足が拘束されたようになり、晴柊は焦る。
「とりあえずこっちでイッとくか。」
「まって、んんっ…!!!ぬが、せて……ちょっと!ひ、ぁ…!」
琳太郎が晴柊のそそり立つモノを掴んだ。琳太郎の長い指が、小ぶりな晴柊のモノに絡みつく。そして、わざと音を響かせながら扱き上げるのだった。琳太郎のもう片方の手は晴柊の乳首から離そうとはしない。晴柊の顔が蕩けきっている。今にでもイキたいという顔だった。晴柊は早漏気味で堪え性がない。生半可な自慰行為による快感しかしらなかった晴柊にとって、琳太郎の乱暴で激しい攻め方は耐えられないのであった。
精子がせりあがってくる快感が晴柊を襲う。もうイきそうだと、晴柊の脚に力が入った。
「ぃ、くっ…いくっ……!!ん、んんっ…………ぇ……っ…?」
晴柊が射精しようと身構えたときだった。さっきまで放出寸前だった快感が、晴柊の身体に留まった。琳太郎が全ての刺激する手を止めていたのだった。その顔はいつもの意地悪そうな顔だった。
「我慢しろ。」
「なんでぇっ………やだ、りんたろっ……」
「イきたい?」
琳太郎がゆるゆると晴柊のモノを扱いた。晴柊の身体にまた力が入る。そして、琳太郎がまたぴたりと動きをとめると、晴柊の身体をめぐるその快感が再び絶頂手前で止まる
「ぅ、んっ……あっ……!!う、うぅ…もうやだぁ…!悪趣味…!変態!」
イきたくて仕方がない晴柊は、目に涙を溜め琳太郎を睨んだ。
「腰ヘコヘコさせてるお前のほうが変態だろうが。ほら、イきたいならどうするか教えたろ。」
晴柊は無意識に琳太郎の手の動きを求めるかのように、自分の腰を動かしていた。それを指摘されると顔を真っ赤にする。琳太郎は晴柊に何がとは言わないが要求してくる。口でおねだりしろと言うことなのか、とも思ったが、まだ理性を保っている晴柊にとって淫語を口にすることは恥ずかしくて言えそうにはなかったので晴柊は身体を起こすと、琳太郎をゆっくりとベッドに倒した。そして、琳太郎のモノをスーツ越しに触る。
琳太郎は予想外の行動ではあったが、晴柊のやることを止めずに見ていた。晴柊は琳太郎のベルトを外し、下着ごとスーツをずらすと既に立ち上がっている自分のモノよりはるかに大きなそれを目の前にして、ごくりと唾を飲んだ。改めてまじまじと見ると、いつもこんなものが自分の中に入っているのかと信じられなかった。
「……ふ、ぅ……ん……」
「へぇ、自分がイきたいならまずご主人様をイかせてあげようってか?ご奉仕精神は良いことだな。」
晴柊はそこまでフェラの経験がなかった。何回か練習させられたことはあったが、琳太郎の大きなモノを口に含むことで精いっぱいだった。とにかく歯を当てないようにと気を付けながら、晴柊は少しずつ琳太郎のモノを口に埋め込んでいく。半分ほど入ったところで、晴柊の口の中はいっぱいいっぱいだった。
晴柊の舌が、以前教わった通りに琳太郎の裏筋に這うようにして当たっている。晴柊が必死に琳太郎を気持ちよくさせようと奮闘している。いや、自分がイくために必死になっているのかもしれない。どちらにせよその姿が可愛らしかった。
琳太郎はギリギリまで晴柊のことを見守るようにして好きにさせていたが、その温かい口の中と、時折目が合う晴柊のその視線に煽られると、晴柊の後頭部を掴むと、ぐっと一気に押し込んだ。
「んぅ˝っ…!?……ぉ、˝っ……!!!」
晴柊が驚き身体を離そうとするが、琳太郎に頭を押さえられているせいで離れることができない。晴柊の喉に琳太郎の亀頭が突き刺さる。息が上手くできないせいで頭に酸素が回らずボーっとしてくる。目から押し出されるようにして涙があふれ、唾液も零れ落ちていく。晴柊は苦しさにもがこうにももがけないでいた。
琳太郎は思いのままに腰を動かしていた。
「そう、上手上手。歯立てんなよ。ああ~口マンコ気持ちい。ほら、晴柊、こっち向いて。出してやるから。」
琳太郎が晴柊の顔を上げさせるように手で向けさせると、晴柊の喉奥に一層自分のものを突き刺し、そのまま果てた。晴柊の体内に直接精子が注ぎ込まれていく。ずるっという効果音と共に、琳太郎の熱を帯びたものが糸を引くようにして晴柊の口から抜かれると、晴柊は咳き込んで必死に呼吸をしているようだった。
「ひ、ひどぃ…!」
「ちんたらやってるからだろ。相変わらず下手だなぁ。でも、良かったんだろ?」
琳太郎が晴柊を煽るような発言をした後、晴柊のモノを足で触るようにして示した。晴柊のモノは萎えるどころか、先ほどのイく直前の状態をキープしてぴくぴくと震えていた。晴柊は顔を真っ赤にさせる。苦しんでいたはずなのに、琳太郎のモノを咥えこんでいただけで自分が期待するように気持ちよくなっていたことが恥ずかしくてたまらなかった。
「まだイけてなくて切なくてたまらないんだろ?さっきまで美味しそうに咥えこんでたコレ、ナカに入れてやるから、後ろ向いて手ついて尻突き出して見せな。」
琳太郎は身体を起こし、晴柊に指示する。晴柊は抵抗しようとしたが、もうイきたくてたまらなかった。自分のプライドと目先の快感が天秤にかけられたとき、僅かに快感が下になると、晴柊はおずおずと琳太郎に背中を向けた。脱ぎ掛けだったズボンを全部脱ぎ、四つん這いになるように手を付いた。琳太郎の視界に、晴柊のアナルが早く入れてというようにヒク付いているのが見えた。
「もっと腰上げろ。」
琳太郎が晴柊の尻を平手打ちする。乾いた音と晴柊の甘い声が漏れた。琳太郎は晴柊が言うことを聞くまで、何度も尻を叩いた。赤くなるそれが色っぽかった。
「叩かれて喜んでんじゃねぇよ。はーやーく。」
晴柊はもうどうにでもなれ、早くイッてしまいたいという思考に頭が支配されると上半身をベットにつけるようにすると、腰から尻はそのまま上に突き上げるような態勢になった。晴柊の秘所が隠すものもなく露になる。
しかし、ココを乗り越えたのだから、琳太郎のモノが入ってくるだろうと、晴柊は今か今かと琳太郎を待ち望んでいた。しかし、晴柊を襲った次の快感は、くすぐったいようなものだった。いつもの貫かれるような、圧迫感のような快感とは違う。
「ぅ、えっ…!?だ、だめっ…ぁ、…そんなとこ……!」
晴柊の穴に触れていたのは、琳太郎の舌だった。パクパクと誘っていた穴に、琳太郎は思わず舌を這わせていた。入口をなぞるように動かすと、晴柊は初めてのことに戸惑うのと同時に、そんなところ舐めてはいけないと身体を動かそうとした。
「動くな。手はここ。」
琳太郎は当たり前のように止めることなく、晴柊の手を晴柊の尻に置くよう誘導した。晴柊がまるで自ら秘所をさらけ出しているような恰好だった。琳太郎の舌が、晴柊のナカに入り込む。入口付近の浅いところを、琳太郎の舌が出し入れするように動いた。恥ずかしさに耐えられなくなり、晴柊は涙と鼻水で綺麗なその顔面をぐちゃぐちゃにさせた。
晴柊のソコが、琳太郎の唾液で光る様子に満足したのか、琳太郎はやっと自分のモノを当てがった。晴柊はもうすでに限界が来ているような様子だった。一度もイかせていないのだから無理はない。
「ほら、待ち望んでたやつ、入れてやるぞ。」
「ぅ、うっ……ん…はや、くっ……はやくぅっ…!」
自分の一番恥ずかしいところを舐められたことで、晴柊の理性は飛びどうでも良くなったというようにおねだりを始めた。素直になった晴柊の様子を見て、琳太郎はにやりと笑うと、そのまま後ろから晴柊のことを貫いた。晴柊は律儀に自分の尻を広げるようにまだ持っている。その手をそのままにさせるように、琳太郎は晴柊の両腕を抑えるようにして掴み、腰をゆっくりと動かし始めた。
晴柊の気持ちよくてもうどうでも良くなったと言わんばかりの声が寝室に響き渡っていた。
そんな晴柊のスウェットを脱がしている。晴柊が急に自分の体温が下がったことに違和感を覚えたように目を覚ました。
「な、なんだよ……」
「帰った。」
「おかえり……」
そうじゃないんだけどな、と晴柊が言う間も与えないまま、琳太郎はあっという間に上の服が無くなった晴柊の首元にキスを落としていた。眠たそうな晴柊から、小さな声が漏れる。晴柊は琳太郎の香水の匂いがいつもより強いことに気付いた。香りが強くなる日は、琳太郎とのセックスがいつもより更に激しくなる合図だった。
琳太郎はいつも人を殺した日に晴柊と会うときは、まるでその「汚れ」を晴柊に付けさせまいとするように香水を沢山つけていた。綺麗な晴柊には似合わない。一度晴柊の前で人を殺したとは思えない男の行動だった。晴柊は琳太郎がそういった仕事をこなした日に香水が強くなっていることに気付いてはいなかったが、その日の琳太郎はどこか焦るような悲しそうな雰囲気を漂わせるので、まるで子供をあやすように普段以上に甘やかすようにしていた。
「り、りんたろっ……いつもそこ、いじりすぎっ……ぁっ…」
琳太郎が晴柊の乳首を執拗に攻める。琳太郎の指先が僅かに触れるだけで、晴柊の桃色の乳首はそれを待ち望んでいたかのように少しずつ膨れていく。琳太郎はまるで女性のように乳をまさぐられて感じる晴柊が好きだった。
「好きだろうが、ここ。」
「ぅ、うっ……服、んっ…こすれて、いたぃのっ…!!」
晴柊が琳太郎の腕を掴んで制止しようとする。日常生活を送るうえで、服が掠れると晴柊の乳首がじくじくと熱を持つことに困っているのだった。琳太郎はまるで処女の頃から確実に変わってきた晴柊の身体に満足していた。自分一人の手で変えたという事実が、琳太郎の独占欲を満たしていくのだった。
琳太郎は晴柊の乳首を扱き上げるようにして指を動かすと、もう片方は爪を軽く立て上下に動かす。ぴんぴんと弾かれるのと同じリズムで、晴柊が喘ぎ身体を震わせていた。晴柊は敏感な体質で、それだけであっという間に下着を濡らすのだった。下着を通り越してスウェットも少し湿っている。
「また汚してる。これ履いたままイくか?」
「ぃ、や……脱ぐから……手、とめ……ぅ、うぅっ…!」
晴柊はズボンと下着を脱ごうと藻掻くが、琳太郎が上に覆いかぶさるようにして乳首を触っているため、うまく脱ぐことができないでいた。なんとか腰から下げ、太ももまでずらすことはできたが、足を抜くことはできないでいた。変に下がったズボンのせいで、足が拘束されたようになり、晴柊は焦る。
「とりあえずこっちでイッとくか。」
「まって、んんっ…!!!ぬが、せて……ちょっと!ひ、ぁ…!」
琳太郎が晴柊のそそり立つモノを掴んだ。琳太郎の長い指が、小ぶりな晴柊のモノに絡みつく。そして、わざと音を響かせながら扱き上げるのだった。琳太郎のもう片方の手は晴柊の乳首から離そうとはしない。晴柊の顔が蕩けきっている。今にでもイキたいという顔だった。晴柊は早漏気味で堪え性がない。生半可な自慰行為による快感しかしらなかった晴柊にとって、琳太郎の乱暴で激しい攻め方は耐えられないのであった。
精子がせりあがってくる快感が晴柊を襲う。もうイきそうだと、晴柊の脚に力が入った。
「ぃ、くっ…いくっ……!!ん、んんっ…………ぇ……っ…?」
晴柊が射精しようと身構えたときだった。さっきまで放出寸前だった快感が、晴柊の身体に留まった。琳太郎が全ての刺激する手を止めていたのだった。その顔はいつもの意地悪そうな顔だった。
「我慢しろ。」
「なんでぇっ………やだ、りんたろっ……」
「イきたい?」
琳太郎がゆるゆると晴柊のモノを扱いた。晴柊の身体にまた力が入る。そして、琳太郎がまたぴたりと動きをとめると、晴柊の身体をめぐるその快感が再び絶頂手前で止まる
「ぅ、んっ……あっ……!!う、うぅ…もうやだぁ…!悪趣味…!変態!」
イきたくて仕方がない晴柊は、目に涙を溜め琳太郎を睨んだ。
「腰ヘコヘコさせてるお前のほうが変態だろうが。ほら、イきたいならどうするか教えたろ。」
晴柊は無意識に琳太郎の手の動きを求めるかのように、自分の腰を動かしていた。それを指摘されると顔を真っ赤にする。琳太郎は晴柊に何がとは言わないが要求してくる。口でおねだりしろと言うことなのか、とも思ったが、まだ理性を保っている晴柊にとって淫語を口にすることは恥ずかしくて言えそうにはなかったので晴柊は身体を起こすと、琳太郎をゆっくりとベッドに倒した。そして、琳太郎のモノをスーツ越しに触る。
琳太郎は予想外の行動ではあったが、晴柊のやることを止めずに見ていた。晴柊は琳太郎のベルトを外し、下着ごとスーツをずらすと既に立ち上がっている自分のモノよりはるかに大きなそれを目の前にして、ごくりと唾を飲んだ。改めてまじまじと見ると、いつもこんなものが自分の中に入っているのかと信じられなかった。
「……ふ、ぅ……ん……」
「へぇ、自分がイきたいならまずご主人様をイかせてあげようってか?ご奉仕精神は良いことだな。」
晴柊はそこまでフェラの経験がなかった。何回か練習させられたことはあったが、琳太郎の大きなモノを口に含むことで精いっぱいだった。とにかく歯を当てないようにと気を付けながら、晴柊は少しずつ琳太郎のモノを口に埋め込んでいく。半分ほど入ったところで、晴柊の口の中はいっぱいいっぱいだった。
晴柊の舌が、以前教わった通りに琳太郎の裏筋に這うようにして当たっている。晴柊が必死に琳太郎を気持ちよくさせようと奮闘している。いや、自分がイくために必死になっているのかもしれない。どちらにせよその姿が可愛らしかった。
琳太郎はギリギリまで晴柊のことを見守るようにして好きにさせていたが、その温かい口の中と、時折目が合う晴柊のその視線に煽られると、晴柊の後頭部を掴むと、ぐっと一気に押し込んだ。
「んぅ˝っ…!?……ぉ、˝っ……!!!」
晴柊が驚き身体を離そうとするが、琳太郎に頭を押さえられているせいで離れることができない。晴柊の喉に琳太郎の亀頭が突き刺さる。息が上手くできないせいで頭に酸素が回らずボーっとしてくる。目から押し出されるようにして涙があふれ、唾液も零れ落ちていく。晴柊は苦しさにもがこうにももがけないでいた。
琳太郎は思いのままに腰を動かしていた。
「そう、上手上手。歯立てんなよ。ああ~口マンコ気持ちい。ほら、晴柊、こっち向いて。出してやるから。」
琳太郎が晴柊の顔を上げさせるように手で向けさせると、晴柊の喉奥に一層自分のものを突き刺し、そのまま果てた。晴柊の体内に直接精子が注ぎ込まれていく。ずるっという効果音と共に、琳太郎の熱を帯びたものが糸を引くようにして晴柊の口から抜かれると、晴柊は咳き込んで必死に呼吸をしているようだった。
「ひ、ひどぃ…!」
「ちんたらやってるからだろ。相変わらず下手だなぁ。でも、良かったんだろ?」
琳太郎が晴柊を煽るような発言をした後、晴柊のモノを足で触るようにして示した。晴柊のモノは萎えるどころか、先ほどのイく直前の状態をキープしてぴくぴくと震えていた。晴柊は顔を真っ赤にさせる。苦しんでいたはずなのに、琳太郎のモノを咥えこんでいただけで自分が期待するように気持ちよくなっていたことが恥ずかしくてたまらなかった。
「まだイけてなくて切なくてたまらないんだろ?さっきまで美味しそうに咥えこんでたコレ、ナカに入れてやるから、後ろ向いて手ついて尻突き出して見せな。」
琳太郎は身体を起こし、晴柊に指示する。晴柊は抵抗しようとしたが、もうイきたくてたまらなかった。自分のプライドと目先の快感が天秤にかけられたとき、僅かに快感が下になると、晴柊はおずおずと琳太郎に背中を向けた。脱ぎ掛けだったズボンを全部脱ぎ、四つん這いになるように手を付いた。琳太郎の視界に、晴柊のアナルが早く入れてというようにヒク付いているのが見えた。
「もっと腰上げろ。」
琳太郎が晴柊の尻を平手打ちする。乾いた音と晴柊の甘い声が漏れた。琳太郎は晴柊が言うことを聞くまで、何度も尻を叩いた。赤くなるそれが色っぽかった。
「叩かれて喜んでんじゃねぇよ。はーやーく。」
晴柊はもうどうにでもなれ、早くイッてしまいたいという思考に頭が支配されると上半身をベットにつけるようにすると、腰から尻はそのまま上に突き上げるような態勢になった。晴柊の秘所が隠すものもなく露になる。
しかし、ココを乗り越えたのだから、琳太郎のモノが入ってくるだろうと、晴柊は今か今かと琳太郎を待ち望んでいた。しかし、晴柊を襲った次の快感は、くすぐったいようなものだった。いつもの貫かれるような、圧迫感のような快感とは違う。
「ぅ、えっ…!?だ、だめっ…ぁ、…そんなとこ……!」
晴柊の穴に触れていたのは、琳太郎の舌だった。パクパクと誘っていた穴に、琳太郎は思わず舌を這わせていた。入口をなぞるように動かすと、晴柊は初めてのことに戸惑うのと同時に、そんなところ舐めてはいけないと身体を動かそうとした。
「動くな。手はここ。」
琳太郎は当たり前のように止めることなく、晴柊の手を晴柊の尻に置くよう誘導した。晴柊がまるで自ら秘所をさらけ出しているような恰好だった。琳太郎の舌が、晴柊のナカに入り込む。入口付近の浅いところを、琳太郎の舌が出し入れするように動いた。恥ずかしさに耐えられなくなり、晴柊は涙と鼻水で綺麗なその顔面をぐちゃぐちゃにさせた。
晴柊のソコが、琳太郎の唾液で光る様子に満足したのか、琳太郎はやっと自分のモノを当てがった。晴柊はもうすでに限界が来ているような様子だった。一度もイかせていないのだから無理はない。
「ほら、待ち望んでたやつ、入れてやるぞ。」
「ぅ、うっ……ん…はや、くっ……はやくぅっ…!」
自分の一番恥ずかしいところを舐められたことで、晴柊の理性は飛びどうでも良くなったというようにおねだりを始めた。素直になった晴柊の様子を見て、琳太郎はにやりと笑うと、そのまま後ろから晴柊のことを貫いた。晴柊は律儀に自分の尻を広げるようにまだ持っている。その手をそのままにさせるように、琳太郎は晴柊の両腕を抑えるようにして掴み、腰をゆっくりと動かし始めた。
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