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6章 こちら側の世界
92話 *白状します
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晴柊は琳太郎のモノをまるで子犬がミルクを舐めるようにぺろぺろと舌を這わせ始めた。最初は半勃ちだった琳太郎のモノは、少し舐めただけで完全に大きくなっている。
「俺のこんな姿見ただけで興奮したのか?」
晴柊はまだ、対して何もやってないぞ、と、挑発するようなことを投げかける。琳太郎は晴柊の胸元に触れると、晴柊が僅かに声を上げた。
「こんな格好してりゃぁな。」
ブラジャーの切れ込みから晴柊の立ち上がった乳首が顔を出す。晴柊はまけじと口の中に琳太郎のものを捻じ込んだ。頬をパンパンにしながら歯を立てないよう必死になめる。今日は自分が気持ちよくなっている場合ではないのだ。
「りんたろうは、先っぽチロチロ舐められるのと……ほぉやっれ(こうやって)、うあすいなめはへうの(裏筋舐められるの)、ろっいがすい?(どっちが好き)」
「……奥、喉でゴリゴリするのが良い。」
そういうと琳太郎は晴柊の頭をぐいっと押し込む。晴柊はその手をぱしっと払う。今日の主導権は嫌でも譲らないらしい。晴柊はじゅぽじゅぽと珍しく、自分から奥へ奥へと咥えていく。晴柊の小さな口では、時々歯が当たってしまう。
晴柊の喉奥に僅かに琳太郎の亀頭が当たる。晴柊が息ができなくなり苦しそうにする表情が堪らなかった。
「この時のお前の顔がいい。こっちに視線向けて。…本当に今日は頑張るな。」
琳太郎はふっと小さく笑うと、晴柊の頭を撫でる。じゅぶじゅぶと立てられる音と、自分のナカに入ることを想像したのか、晴柊の尻が物欲しそうにもじもじと揺れている。
今すぐちょっかいを出してしまいたいが、今日は大人しく言うことを聞くことにした。晴柊のフェラも大分うまくなってきた。琳太郎は何が何だかわからないがとりあえず自分にとっては嬉しい状況ということも功を奏し、少しずつ射精感が上がっていく。
「お前…どこかで練習したんじゃないだろうな?」
「そ、そんなわけないだろ!……琳太郎で、うまく、なったんだよ…」
晴柊はちゅぽんと口から離すと慌てて訂正する。恥ずかしそうにもごもごしたと思えば、また咥えなおす。琳太郎のモノの根元に手を添え、口いっぱいに頬張り、下品な音を鳴らしながらストロークする。
琳太郎のモノが一層大きく膨らみ、余裕無さそうに晴柊の髪を掴む。琳太郎は自分の表情を見ると喜ぶ。そう分かっているから、晴柊は言われなくても視線を琳太郎に向けた。晴柊と琳太郎の視線が交わったとき、琳太郎は勢いよく晴柊の口の中に射精した。
「ぷはっ………へへ、初めてフェラでイかせられたぁ。」
晴柊はべっと舌を出すとそこには琳太郎が出した白いものがあった。晴柊は嬉しそうにそれをゴクッと飲み込む。誰だ、こんな風に育てたのは、と思うがやはりどう考えても自分自身であることに琳太郎は複雑な感情を持った。
「なぁ、なぁ、気持ちよかっただろ?」
晴柊はそう言いながら琳太郎の上に乗っかる。そして出したばかりだというのにまた元気になり始めた琳太郎のモノを手で扱きながら、自分の尻に当てがった。
「おい待て。まだ慣らしてな――」
「全部、やった。……一人で、準備シたから…」
琳太郎は思わず茫然とした。まさか、あの晴柊が?自分とセックスするために尻の準備をした?琳太郎は表情には出さないが、頭の中はプチパニックである。正直、一人でケツに指入れているところだけで抜ける。
「本当にどうした、急に。何かあるんだろう。」
「うるさい。なんでもない!琳太郎は、気持ちよくなってれば、いいの……!」
晴柊がムキになり始める。そしてゆっくりと腰を落とし、自らの中に琳太郎のモノを沈めていく。晴柊のナカは確かにもうローションでしっかり濡れており、解されていた。晴柊のモノははち切れんばかりにティーバックからはみ出て膨らんでいる。晴柊が全部入れ込んだタイミングで琳太郎は晴柊のはみ出ている先端を指でなぞる。
「ひゃっ、ぁ、ん……はぁ、あっ………俺が動く、から…」
琳太郎に寝るように肩を押す。琳太郎が背をベッドに付けると、晴柊をじっと見た。枕のお陰で頭の位置が少し高く、晴柊の姿が良く見える。ぎこちなく腰をゆすり始める晴柊。ただ、自分の身体を支えるために晴柊の華奢な腕が琳太郎の上半身に置いて腰をふっているせいで、せっかくの絶景が隠れてしまっている。
「腕が邪魔でよく見えない。これで支えるものが、お前のケツに入った俺のちんぽだけになったな。」
琳太郎が晴柊の両手を繋ぐようにして退けさせる。晴柊のモノに目が行くと思わず琳太郎は晴柊の仕舞い切れていない先端を指でなぞった。
「あっ……あん、……ぅっ……ぁっ、いや、さわっちゃ…だ、め……!」
琳太郎がパッと手を離す。違う、やめないで。もう言ってしまった方が早いかもしれない。どのみち恥ずかしい思いをしているのだ。変な意地を張らないで、乱暴されるのが好きって――
「ひ、ぃ˝っ…!?……あ、ここ、んぁっ…ここだぁっ…ぁ、˝ん゛っ…!♡」
晴柊は自分のイイところを偶然見つけたのか、そこを一心に腰をゆすり始める。しかし自分で動かすからか、どこか手加減してしまう。そうじゃない、琳太郎のあの無茶苦茶な刺激が欲しいのだ。
「晴柊。足立てろ。…そう、そうだ。その方が動きやすいだろ。」
「は、恥ずかしい……あ゛、んっ……ぁ˝~~っ…♡」
晴柊は膝をついて腰を動かしていたのを、両足を立て股を開く形で琳太郎の上で腰を振る。琳太郎がにぎにぎしていた両手を解放すると、晴柊は思わずぐらつき後ろに手を付く形を取る。晴柊のピンク色の乳首が切れ込みから覗く上半身も、琳太郎のモノを美味しそうに咥えレースの下着をぐっしょに濡らしている下半身も、琳太郎から丸見えになる。
「ぁ、うっ、イけなぃ……んっ…りんたろぉっ…♡」
うまく腰が動かせないらしく自分でイけないとぐずり始めた。これなら、下からガン突きしてくれるだろう。晴柊はそんな期待をわずかに持っていた。
すると、琳太郎は身体を起こし晴柊をぎゅっと抱きしめる。
「無理するな。ほら、ここ触ってやるから。」
琳太郎が晴柊のモノを優しく触り始める。優しい。優しすぎる。嬉しいのには変わりない。優しく丁寧に、大事にされているのは嬉しい。しかし、違うのだ。晴柊は痺れを切らす。こんなにもじもじしている自分にも腹が立った。
「違う!!違うのっ……俺、おれ……」
晴柊が大きな声を出した。琳太郎は思わず動きを止める。晴柊が何か言いたげにしているのでじっと見つめて待った。
「………く、されたい………」
ぼそぼそと晴柊が話し始めた。顔を見せまいと俯いているせいで余計に声が聞こえない。
「何だ?聞こえな――」
「激しくされたいの!!前のときみたいに、お尻壊れるんじゃないかってほどぐちゃぐちゃにされて、意地悪言われながら乳首もち、んぽも触られて、もうイきたくないって泣いちゃうまで責められるのが好きなんだよ!!!全部琳太郎のせいなんだからな!!!」
晴柊は半ばやけくそに包み隠さず言葉を述べる。こんな格好までして恥ずかしい思いをしたのに、結局作戦は失敗。もっと恥ずかしいことを自分でいう羽目になったのだった。
「あれから琳太郎、優しいく抱いてくれるの、嬉しいけどっ……俺、ドMなんだよっ……だから、だから、前みたいにしてくれなきゃ、満足できなっ、ひ、ぁ˝んんんっ!?!?」
晴柊が恥ずかしさで涙を流しそうになった時、琳太郎は晴柊の言葉を最後まで待たずして下から思い切り突き上げた。急な刺激に晴柊は驚き、目の前がチカチカする感覚に陥る。
「なるほど、そういうことか。だからこんな格好して、誘ってたわけか。やっと自分をマゾだと自覚したか?それならもう手加減する必要はないってことか。回りくどいことしやがって。……まぁ、そのお陰でこんな据え膳もらったんだから、許してやるよ。」
琳太郎はさっきまでの大人しさとは裏腹に、晴柊を下からトントンっと突き上げるようにして動いてくる。晴柊は琳太郎の肩に手を当て必死に倒れないようにする。気持ちい。自分の拙い腰の動きとはまるで違う。晴柊は気持ちよさに甘い声を上げ喜んだ。
「ん、ぁ、あっ……りんたろ、うが…ぁ˝っ、お˝っ……臆病ものだから、ぁ˝っ……こうして、っ…んんっ…!」
「でも、実はお前はこうされるのが好きだってことだろ?じゃぁ話はついたな。」
琳太郎の大きなモノが、擦りつけるようにして晴柊の前立腺を通過したとき、晴柊は背筋を弓なりにさせ派手にイく。ガクガクと体を震わせ、足は爪先がピンっと伸びる。今日はじめての射精であった。イッたばかりの敏感な身体が無意識に逃げようとするせいで腰が引けていく。
「逃げるなよ。今日は「ご奉仕」してくれるんだろ?」
「も、もうそれは、おわ、り……ん、ん゛ぅ、っ…はぁ…あっ!」
「可愛かったぞ。お前が頑張って腰降ってる姿。」
琳太郎は晴柊にキスをすると、そのままベッドに押し倒す。晴柊が寝転がるのは今日初めてだった。
「…もっと言って。」
「ん?」
「可愛いって、もっと言って!」
相当今日のことを頑張ってくれたのだろう。晴柊は褒めて欲しい、ご褒美が欲しいと言わんばかりに甘えてくる。琳太郎は胸を鷲掴みされたようにきゅんっとする。
「はは、さっきまでご奉仕だなんんだって張り切ってたのに、甘えたになったな。」
「最近ずっと我慢してたんだ。俺を満足させろ。」
まるで我儘お嬢様である。しかし、そんな晴柊もまた、愛おしいのだった。
「俺のこんな姿見ただけで興奮したのか?」
晴柊はまだ、対して何もやってないぞ、と、挑発するようなことを投げかける。琳太郎は晴柊の胸元に触れると、晴柊が僅かに声を上げた。
「こんな格好してりゃぁな。」
ブラジャーの切れ込みから晴柊の立ち上がった乳首が顔を出す。晴柊はまけじと口の中に琳太郎のものを捻じ込んだ。頬をパンパンにしながら歯を立てないよう必死になめる。今日は自分が気持ちよくなっている場合ではないのだ。
「りんたろうは、先っぽチロチロ舐められるのと……ほぉやっれ(こうやって)、うあすいなめはへうの(裏筋舐められるの)、ろっいがすい?(どっちが好き)」
「……奥、喉でゴリゴリするのが良い。」
そういうと琳太郎は晴柊の頭をぐいっと押し込む。晴柊はその手をぱしっと払う。今日の主導権は嫌でも譲らないらしい。晴柊はじゅぽじゅぽと珍しく、自分から奥へ奥へと咥えていく。晴柊の小さな口では、時々歯が当たってしまう。
晴柊の喉奥に僅かに琳太郎の亀頭が当たる。晴柊が息ができなくなり苦しそうにする表情が堪らなかった。
「この時のお前の顔がいい。こっちに視線向けて。…本当に今日は頑張るな。」
琳太郎はふっと小さく笑うと、晴柊の頭を撫でる。じゅぶじゅぶと立てられる音と、自分のナカに入ることを想像したのか、晴柊の尻が物欲しそうにもじもじと揺れている。
今すぐちょっかいを出してしまいたいが、今日は大人しく言うことを聞くことにした。晴柊のフェラも大分うまくなってきた。琳太郎は何が何だかわからないがとりあえず自分にとっては嬉しい状況ということも功を奏し、少しずつ射精感が上がっていく。
「お前…どこかで練習したんじゃないだろうな?」
「そ、そんなわけないだろ!……琳太郎で、うまく、なったんだよ…」
晴柊はちゅぽんと口から離すと慌てて訂正する。恥ずかしそうにもごもごしたと思えば、また咥えなおす。琳太郎のモノの根元に手を添え、口いっぱいに頬張り、下品な音を鳴らしながらストロークする。
琳太郎のモノが一層大きく膨らみ、余裕無さそうに晴柊の髪を掴む。琳太郎は自分の表情を見ると喜ぶ。そう分かっているから、晴柊は言われなくても視線を琳太郎に向けた。晴柊と琳太郎の視線が交わったとき、琳太郎は勢いよく晴柊の口の中に射精した。
「ぷはっ………へへ、初めてフェラでイかせられたぁ。」
晴柊はべっと舌を出すとそこには琳太郎が出した白いものがあった。晴柊は嬉しそうにそれをゴクッと飲み込む。誰だ、こんな風に育てたのは、と思うがやはりどう考えても自分自身であることに琳太郎は複雑な感情を持った。
「なぁ、なぁ、気持ちよかっただろ?」
晴柊はそう言いながら琳太郎の上に乗っかる。そして出したばかりだというのにまた元気になり始めた琳太郎のモノを手で扱きながら、自分の尻に当てがった。
「おい待て。まだ慣らしてな――」
「全部、やった。……一人で、準備シたから…」
琳太郎は思わず茫然とした。まさか、あの晴柊が?自分とセックスするために尻の準備をした?琳太郎は表情には出さないが、頭の中はプチパニックである。正直、一人でケツに指入れているところだけで抜ける。
「本当にどうした、急に。何かあるんだろう。」
「うるさい。なんでもない!琳太郎は、気持ちよくなってれば、いいの……!」
晴柊がムキになり始める。そしてゆっくりと腰を落とし、自らの中に琳太郎のモノを沈めていく。晴柊のナカは確かにもうローションでしっかり濡れており、解されていた。晴柊のモノははち切れんばかりにティーバックからはみ出て膨らんでいる。晴柊が全部入れ込んだタイミングで琳太郎は晴柊のはみ出ている先端を指でなぞる。
「ひゃっ、ぁ、ん……はぁ、あっ………俺が動く、から…」
琳太郎に寝るように肩を押す。琳太郎が背をベッドに付けると、晴柊をじっと見た。枕のお陰で頭の位置が少し高く、晴柊の姿が良く見える。ぎこちなく腰をゆすり始める晴柊。ただ、自分の身体を支えるために晴柊の華奢な腕が琳太郎の上半身に置いて腰をふっているせいで、せっかくの絶景が隠れてしまっている。
「腕が邪魔でよく見えない。これで支えるものが、お前のケツに入った俺のちんぽだけになったな。」
琳太郎が晴柊の両手を繋ぐようにして退けさせる。晴柊のモノに目が行くと思わず琳太郎は晴柊の仕舞い切れていない先端を指でなぞった。
「あっ……あん、……ぅっ……ぁっ、いや、さわっちゃ…だ、め……!」
琳太郎がパッと手を離す。違う、やめないで。もう言ってしまった方が早いかもしれない。どのみち恥ずかしい思いをしているのだ。変な意地を張らないで、乱暴されるのが好きって――
「ひ、ぃ˝っ…!?……あ、ここ、んぁっ…ここだぁっ…ぁ、˝ん゛っ…!♡」
晴柊は自分のイイところを偶然見つけたのか、そこを一心に腰をゆすり始める。しかし自分で動かすからか、どこか手加減してしまう。そうじゃない、琳太郎のあの無茶苦茶な刺激が欲しいのだ。
「晴柊。足立てろ。…そう、そうだ。その方が動きやすいだろ。」
「は、恥ずかしい……あ゛、んっ……ぁ˝~~っ…♡」
晴柊は膝をついて腰を動かしていたのを、両足を立て股を開く形で琳太郎の上で腰を振る。琳太郎がにぎにぎしていた両手を解放すると、晴柊は思わずぐらつき後ろに手を付く形を取る。晴柊のピンク色の乳首が切れ込みから覗く上半身も、琳太郎のモノを美味しそうに咥えレースの下着をぐっしょに濡らしている下半身も、琳太郎から丸見えになる。
「ぁ、うっ、イけなぃ……んっ…りんたろぉっ…♡」
うまく腰が動かせないらしく自分でイけないとぐずり始めた。これなら、下からガン突きしてくれるだろう。晴柊はそんな期待をわずかに持っていた。
すると、琳太郎は身体を起こし晴柊をぎゅっと抱きしめる。
「無理するな。ほら、ここ触ってやるから。」
琳太郎が晴柊のモノを優しく触り始める。優しい。優しすぎる。嬉しいのには変わりない。優しく丁寧に、大事にされているのは嬉しい。しかし、違うのだ。晴柊は痺れを切らす。こんなにもじもじしている自分にも腹が立った。
「違う!!違うのっ……俺、おれ……」
晴柊が大きな声を出した。琳太郎は思わず動きを止める。晴柊が何か言いたげにしているのでじっと見つめて待った。
「………く、されたい………」
ぼそぼそと晴柊が話し始めた。顔を見せまいと俯いているせいで余計に声が聞こえない。
「何だ?聞こえな――」
「激しくされたいの!!前のときみたいに、お尻壊れるんじゃないかってほどぐちゃぐちゃにされて、意地悪言われながら乳首もち、んぽも触られて、もうイきたくないって泣いちゃうまで責められるのが好きなんだよ!!!全部琳太郎のせいなんだからな!!!」
晴柊は半ばやけくそに包み隠さず言葉を述べる。こんな格好までして恥ずかしい思いをしたのに、結局作戦は失敗。もっと恥ずかしいことを自分でいう羽目になったのだった。
「あれから琳太郎、優しいく抱いてくれるの、嬉しいけどっ……俺、ドMなんだよっ……だから、だから、前みたいにしてくれなきゃ、満足できなっ、ひ、ぁ˝んんんっ!?!?」
晴柊が恥ずかしさで涙を流しそうになった時、琳太郎は晴柊の言葉を最後まで待たずして下から思い切り突き上げた。急な刺激に晴柊は驚き、目の前がチカチカする感覚に陥る。
「なるほど、そういうことか。だからこんな格好して、誘ってたわけか。やっと自分をマゾだと自覚したか?それならもう手加減する必要はないってことか。回りくどいことしやがって。……まぁ、そのお陰でこんな据え膳もらったんだから、許してやるよ。」
琳太郎はさっきまでの大人しさとは裏腹に、晴柊を下からトントンっと突き上げるようにして動いてくる。晴柊は琳太郎の肩に手を当て必死に倒れないようにする。気持ちい。自分の拙い腰の動きとはまるで違う。晴柊は気持ちよさに甘い声を上げ喜んだ。
「ん、ぁ、あっ……りんたろ、うが…ぁ˝っ、お˝っ……臆病ものだから、ぁ˝っ……こうして、っ…んんっ…!」
「でも、実はお前はこうされるのが好きだってことだろ?じゃぁ話はついたな。」
琳太郎の大きなモノが、擦りつけるようにして晴柊の前立腺を通過したとき、晴柊は背筋を弓なりにさせ派手にイく。ガクガクと体を震わせ、足は爪先がピンっと伸びる。今日はじめての射精であった。イッたばかりの敏感な身体が無意識に逃げようとするせいで腰が引けていく。
「逃げるなよ。今日は「ご奉仕」してくれるんだろ?」
「も、もうそれは、おわ、り……ん、ん゛ぅ、っ…はぁ…あっ!」
「可愛かったぞ。お前が頑張って腰降ってる姿。」
琳太郎は晴柊にキスをすると、そのままベッドに押し倒す。晴柊が寝転がるのは今日初めてだった。
「…もっと言って。」
「ん?」
「可愛いって、もっと言って!」
相当今日のことを頑張ってくれたのだろう。晴柊は褒めて欲しい、ご褒美が欲しいと言わんばかりに甘えてくる。琳太郎は胸を鷲掴みされたようにきゅんっとする。
「はは、さっきまでご奉仕だなんんだって張り切ってたのに、甘えたになったな。」
「最近ずっと我慢してたんだ。俺を満足させろ。」
まるで我儘お嬢様である。しかし、そんな晴柊もまた、愛おしいのだった。
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