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第48話 実は・・・!

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「それに第1班の『釘宮慈乃美』の誘拐が必要なのかい?」

「それは月島に頼まれたからよ」

真智子がそう言うと携帯電話を取り出す。

「LINEを見てみて」

七瀬達は携帯電話を覗きこんだ。

『お家建てましたwwww』

おいいいいい!何やってんの!てか家って鉄筋コンクリートのビルじゃねーか!

『そういえばマサ(秋月正満)が魔法を開花しました\(>_<)/』

『魔法名は(デリバリー)。地球の料理を出す事が出来るようだ』

『能力を発動させるとメニューが出て来て、その中の料理を選べるようだ。ただし空腹時にのみ発動でき、能力者が満腹になると発動出来なくなるようだ。満腹になるまでなら無限に出す事が出来るようだ』

そして画像が添付されていた。

月島男組がそれぞれ好物を食べながら撮られた写真である。それから転々と会話が続いていたが。

『さっき送られた動画を見た・・・・よし滅ぼそう』

何があった!

「ああ、それね。銀月大虎の事を調べる為に色々な場所に忍びこんだりしたんだけど、田島獅子王丸が月島と銀月の悪口を言っていたからその動画を撮って送ってあげたのよ」

『よし爆撃機で爆弾落とそう。確か王都は結界で護られてたっけ?なら結界を破壊しろ。ついでに術者を拐ってこい殺して魔法を奪う事にしよう。新しく建てた家に結界をはるから。結界が破壊できたら連絡入れろ』

悪口だけでここまでやるか!

『核をぶちこんでやるぜ。地球でも広島にしか落とされなかった核を異世界で。くはははははは』

ヤバい!しかもイケないやつだ!

「まあいいじゃない、所詮他人なんだし」

真智子さん!冷たすぎじゃない!

「とにかく釘宮慈乃美の誘拐・結界維持装置の破壊は必要よ」

「なら第2班の突入は戦力が足りないんじゃない?実質マイヤーズだけだよね?白河さんは能力に目覚めてもないし」

「そこは仕方がないから、第3班の3人でちゃんとフォローしてあげるわよ。当日は一般席でこの店の常連客を使って軽く騒ぎを起こさせる手筈にもなっているしね。借金をチャラにする代わりにね」

「・・・しかしな、釘宮を月島に差し出すのは気が引けるな。彼女自体は何も月島に対してしてないだろ?」

「敵なら殺す・・・・当然の事じゃないかしら?」

「敵って元クラスメートじゃないか?」

「なら聞くけどクラスだから何?所詮学校で大人が管理しやすいように分けられただけの集団じゃない?何をそこまで気にしてるのマイヤーズさんは、ああ、マイヤーズさんはカタギには手を出したくないの?」

「・・・・まあ、それは、」

「別に仲が良かった訳じゃないんでしょ。ならいいじゃない?」

「・・・・」

「なら結界の維持装置だけ破壊して、爆撃で死んだ事にして逃がせばいいんじゃない?」

「え?いいのか?」

「ふふふ、ただし、口止め料として貴方をめちゃくちゃにしていいなら黙っといてあげてもいいけど?マイヤーズさん?」

「うえっ!」

「何をそんなに慌ててるの?」

「いや、だってだな」

真智子はアナルビーズを振り回しながら。

「大丈夫大丈夫。処女膜はとっといてあげるわよ。お尻よお尻。チョォォォォォト!ズボズボするだけよ。大丈夫よ。私に任せなさい。常に何かを詰めていないと正気を保てないほど感じさせてあ・げ・る」

「嫌だよ!何でそんな事しなきゃなんないんだよ!」

「ふふふ、貴方が月島という男をまだ理解出来ていないからよ」

「マイヤーズさん、貴方はこっちの世界に来る前から人殺しを経験しているわよね。月島だってそう。けど貴方と違って月島は命令されて殺るのではなく、自らの明確な意思で人を殺す。マイヤーズさんが釘宮さんを殺すのを躊躇うのは今まで命令されてきた殺し、もしくは人に乞われた殺ししか経験がないからよ。月島は己の気分次第で人を殺せる男よ。気紛れで人を助け、気紛れで人を殺す。そういう男。失敗すればどうなるか分からない。ならこれくらいの口止め料をもらってもいいじゃない」

「・・・・確かに、けどお尻はヤダ!」

「まあいいけど、考えておいてね」

「で?結界の維持装置はどこにあるんだい?」

「王都で一番大きい教会のてっぺんにある鐘がそうよ。けどあそこは今回の処刑云々関係なしに結構な警備が敷かれているわよ。王宮から能力者も派遣されているようだし」

「なら私が行きましょうか?第1班を更に分けましょう。時間が惜しいですから」

結界維持装置破壊は碧海が担当。

「釘宮慈乃美は王宮の地下に監禁されている。そこは教会より厳重な警備が敷かれているわよ。精々気をつけなさい」

釘宮の誘拐は七瀬・三日月 ペアが担当。

「そして処刑場に突入するマイヤーズさんと白河さん、処刑場には恐らく田島獅子王丸と銀月大虎だけだと思うけど、いける?」

田島獅子王丸の相手はマイヤーズ、銀月救出は白河が担当。

「で、アニスちゃんとラクシャータちゃんは闘技場の警備兵をボコボコにしちゃてね!私は無能力者だから一般席から常連客を使って騒ぎを起こさせる役ね」

アニス・ラクシャータは警備排除、諸星は暴動煽動を担当。

「さあ、今日はゆっくり休んで明日に備えましょう。地下に部屋を用意したから。あと体が疼いたら私をすぐに呼んでね。私は女の子同士でもいける口だから。一番好きなのは小さい女の子だけどね」

月島女組は案内された部屋で寛ぐ。

そして諸星は一人、自分の部屋に戻り月島に渡されたパソコンを開き電源を入れた。

『で?どうなった?』

「概ね予定通りってとこね」

『そうか・・・・』

「貴方を裏切りそうな子はいなさそうだけど?マイヤーズさんは釘宮を殺すと言った時にちょっと渋ってたけど?どうするの?田島獅子王丸に『始末』させるの?」

『いや、本番で失態を演じなければいい。一先ずは置いとけ。だが今後、同郷だからといって殺しを躊躇うならそれも考えねばならんかもな。それに田島獅子王丸は殺すのは確定事項だ』

「田島獅子王丸は殺すとして他のクラスメートはどうするの?」

『ほっとけ肉壁にもならんカスには用はない。それより銀月大虎の様子は?』

「変わらないわね。今にもポックリ逝っちゃいそうよ」

『・・・・そうか』

「白河さんは『生け贄』になり得るの?」

『銀月は白河に無自覚で惚れていたしな。目の前で傷付くか死ねば何らかの反応は示すだろう』

「酷い人よね、貴方って?」

『別に死んだなら生き返らせればいいだけの話だろ?』

「あら、もう手に入れたの?」

『いや、今楽しんでいる最中だ。お前も来るか?』

真智子はパソコンに送られて来た動画を見ると、

「行く行く!私にもとっときなさいよね!」

真智子はパソコンの電源を落として、店を出て指定された宿屋に猛ダッシュで駆けて行った。

その宿屋はボロボロの宿屋・・・・だった。

店に入ると受付の奥に店員らしき男の死体が転がっていたが、真智子は構わず二階に上がっていった。
そしてある一室の前に止まるとノックして返事を待たずに扉を開けた。

「はぅん!んあっ!あっ!はっ!あんっ!ああっ!」

「ん?おお、来たのか?早かったな?」

「それは小さい女の子のハメ動画を送られたらね」

部屋の中には全裸の月島竜一と金髪の10歳くらいのスクール水着を着せられた女の子が手を縛られた状態で月島に犯されている最中だった。

「へえ、スクール水着とはまた定番よね。嫌いじゃないけど。それよりその子が、」

「ああ!ふんっ!ユステリカ王国の『死者を蘇らせる魔法使い』。教会の秘蔵っ子の聖女ミリス=フェリチちゃんだ!」

「ふうん、ねえねえ終わったらこの子頂戴よ。スッゴク可愛い」

「駄目だ、コイツの魔法を奪うために殺さないといけないからな」

「ひいっ!お願いします!何でもしますから殺さないで!」

「そうなの、残念ね」

真智子は学生服を脱ぎ捨て全裸になり、ベッドで騎乗位で犯されている少女の上半身を月島の方に倒すと少女のお尻の穴に舌を入れ音を鳴らせながら舐め始めた。

「相変わらずアナルが好きなんだな」

「ふふふ、貴方にも入れてあげようか?指を?」

「遠慮する!俺は入れるのは好きだが、入れられるのは好きじゃない!」

それから三時間後、王都に衝撃のニュースが!

『聖女殺害事件!!!』

『殺害現場には聖女の首だけが残されていた!』

『聖女は強姦されたのちに殺された!』

『教会はもう奇跡は起こせない!』

瞬く間に王都中に広がっていった。

「くくく、いい具合に話は広まり教会や闘技場や王宮の警備はより厳重になったな」

「酷いわね月島、わざわざクエスト難度をeasyからherdに引き上げるなんて」

「これはテストだ。同郷だからと馴れ合いをする気はない。役に立たないなら切り捨てるまでだ。例え好きな女だろうが役に立たないなら捨てていく。とは言っても碧海・三日月・アニス・ラクシャータは大丈夫だろうがな」

「つまり七瀬・マイヤーズ・白河、そして銀月のテストってわけ?」

「・・・・それだけじゃない。警備が厳重になるほど能力者も多く配備されるだろうから、便利そうな能力者がいれば片っ端から殺して奪う為にな」
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