外道降臨~本物の自重無しを見せてやるぜ!悪人プレイで異世界を蹂躙する

アカヤシ

文字の大きさ
56 / 102

第56話 『爆雷』ドロシィ=バルバレス登場

しおりを挟む
「それじゃ、頼ん、三日月君伏せろ!」

七瀬は光ヶ丘を跳び越え、一度三日月達の方を振り向いた。

が、上空から猛スピードで降りてくる生物を目視したため叫んだ!

ドガアアアアアアアアアアアアン!

降りて来た生物が地面に衝突。辺りをまとめて吹き飛ばした。ゴルディエス帝国軍とユステリカ王国軍の死体や生きている兵士も周りの建物も全て破壊して。

七瀬は降りて来た生物を見て昂ってしまった。

『雷を纏った竜』、その竜は自分が戦ってきた人間、悪魔、どの生物より強く、今の己の力量では勝てないと思わされるほどの圧を感じる。
七瀬は普段クールぶってるが本性は根っからの戦闘狂であり、勝てそうにない敵であろうと怯みはしない。

しかし、動けなかった。

雷を纏わせた竜に乗った人間を見つけた瞬間、それまで昂っていた感情が急降下させられ冷静にさせられた。

『次元が違い過ぎる』

その人間を見た瞬間、そう感じた。

「コラッ!雷(ライ)ちゃん!めっ!ですわよ!私(ワタクシ)より目立つのは!」

雷を纏わせた竜は『すいません!姐さん!』と言っているかのように申し訳なさそうに頭をポリポリ掻きながら頭を下げる。

「さて、オッホホホホホ!オオホホホホホ!」

竜に乗っていた女性が突然頭の悪そうな高笑いをする。

「私(ワタクシ)の名前はドロシィ!ドロシィ=バルバレス!『世界を創造した神の末裔』にして『爆雷』を継ぐ者!上空から見てましたが面白そうなので混ぜて下さいまし」

ズドン!

いきなり銃声が鳴る。三日月が狙撃銃で神の末裔(笑)を撃った。

「あらあら、いきなり『銃』で撃ってくるなんて酷い方達ですのね」

「いきなり、竜で落ちて来て辺りを吹き飛ばした、貴女に言われたく、ない」

勿論ドロシィは無傷で弾丸は途中、雷の障壁に防がれ届かなかった。

「見た所『エルフ』でもない、『獣人』、『人魚』、ましてや『巨人』でもない、『銃』を知り、使っていますわね?貴女・・・『どの世界からいらしたの?』」

「「え?」」

「この世界の名は『マグノリア』。銃なんてもの広まっていないはず・・・貴女達は何者かしら?ちなみに私は『マクベス』から来ましたわ」

「ッ!なら君は世界を渡って来たと言う事かい?なら地球を知ってるかい?」

「地球・・・地球・・・ああ!確かご先祖様の故郷がそんな名前がだったかもしれませんね?」

「なら取引しないかい?君の知っている事を教えてくれ。その代わり私の用意できる物なら何でも渡すし、探し出してみせる」

「・・・そうね、なら、『強者』かしらね?」

「え?」

「私(ワタクシ)、自慢ではないんですけど一度も負けた事がありませんの、いえ、苦戦した事がありませんの、ですから『強者』です。私(ワタクシ)と張り合える強い方を、男女は問いませんわ」

ドロシィの要求を聞いた七瀬はこう思った・・・無理!

予想を外した!まさか自分と似た思考だったなんて!

てっきり甘いお菓子とか綺麗な宝石とかイケメンの王子様みたいな、そういうのを欲しがる人間だと思ってた!

ドロシィの姿は、見た目は貴族のご令嬢だ。

艶のある金髪に染みがない綺麗な白い肌に整ったスタイル、赤いドレスを着てハイヒールを履いている。

まさかバトル系脳筋派だとは予想出来なかった。

「あらあら、はしたない人ね」

は?いきなり何を言い出すんだこの人は?

「貴女、今凄く『いやらしい顔』してますわよ?」

七瀬は自分の顔に触れてやっと気付いた。

私は今凄く興奮しちゃてる。

それに気付いた七瀬は野太刀をドロシィに向ける。

「あら、私を見て興奮しちゃたのかしら。けどごめんなさい。貴女は私(ワタクシ)の好みじゃありませわ」

「いやいや、見た目だけじゃわかりませよ?ほら、体の相性とかも大事な要素じゃないかな?」

七瀬はドロシィに殺気を放つがドロシィは軽く受け流す。

「ふふ、つまり私(ワタクシ)と一発ヤりたいのかしら」

七瀬はドロシィに向け駆け出す。

その攻撃に反応してドロシィを乗せた雷竜が七瀬を撃ち落とそうするが、

「雷(ライ)ちゃん、構いませんわ」

ドロシィが雷竜を静止させる。

ドロシィは胸の谷間から扇子を取り出し七瀬の斬撃を簡単に受け止める。

ギィン!キンッ!ギャン!ギィン!ギィン!ギィン!ギャン!キンッ!カキン!ギィン!ギャン!

「アハハハハハハハハハハハ!!!」

七瀬の顔は他所様には見せれないような凶悪かつやらしい笑顔で斬撃を繰り出していき、その速度はどんどん速くなるがドロシィは簡単に捌き、額や手首や鳩尾に扇子を打ち込んでいく。

七瀬も狂喜に身を委ねながらもドロシィをちゃんと見ていた。

『一撃一撃が凄く重い、それに凄く速い、それと扇子に今まで感じた事のない『エネルギー』を感じる。扇子を強化してるのか?なら扇子は武器を目的とした物ではないかも、わざわざ扇子を強化して刃を受けるなら、体にさえ刃が届けばあるいは』

「何なんだあの化け物共は、」

「勇者光ヶ丘が最強じゃなかったのか?」

「動きが全く見えないだが、」

吹き飛ばされた兵士達が目を覚まし始めた。が、まだ気絶していたかったという気持ちでいっぱいだった。

目が覚めるとドラゴンいるは、最強と信じていた勇者よりも強い賊が現れるは、肝心の勇者光ヶ丘はドラゴンの尻尾に半尻晒して引っ掛かって気絶してるし。

これ捕まえるの無理じゃね。しかし敵前逃亡はまずい。もし宰相にバレたら自分達みたいな一兵士なんか簡単に切り捨てられ処刑されてしまうかもしれない。そう判断した兵士達はやられた振りをして倒れ込み、転げながらその場を離れていく。

やられたんならしょうがないよね!!!

兵士達が言い訳をしながらその場を逃げ出している間に七瀬の動きは鈍くなり速度もガタ落ちしてしまう。

「ふふ、まあ、ここまでかしらね。そこそこは楽しめましたわ。お礼にキッチリトドメを差してあげますわ」

ドロシィは扇子を胸の谷間に戻す。

『無差別格闘爆雷流・豪雷型』!!!

そしてドロシィの右腕に赤雷の巨腕が形成される。

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオン!

赤雷の巨腕の張り手をくらい七瀬は後方にあった王城を突き破りながら遠くに飛んで行った。

呆気にとられていた三日月は正気に戻り、ゲームアイテム『ヒューマンレーダー』で七瀬の位置を確認するが表記されない。死んだ場合でも索敵範囲内なら反応するので少なくとも10km以上先まで吹き飛ばされた可能がある。生死の確認が出来ない。

「安心しなさい。死んではいないみたい」

まるで七瀬の姿を見ているかのような口振りのドロシィ。

「貴女の目的は何?強い人を探しているの?」

「私(ワタクシ)のご先祖は『地球』から『マクベス』と呼ばれる世界に跳ばされたの、そしてその世界にはエルフや獣人や人魚や巨人といった他種族がおりましたの。けど他種族は人間達に差別され奴隷として扱われた時期があったそうなの。だからご先祖が神様になった時、ご先祖は世界を分けたそうよ。エルフはエルフしかいない世界に、獣人は獣人しかいない世界にのようにね」

「・・・亜人が奴隷扱いされるそこら辺はラノベみたいだね」

「人類は肌の色や宗教の違いや国の違いで簡単に戦争を引き起こす。人類には他種族と共存するには早すぎると『世界を九つに分けた』のです。ただご先祖様は唯一人間でありながら各種族の王と親しき間柄だったため世界を分けた時、世界を往き来できる門を作ったらしいです。いつか自分達の祖先の代なら共存できるかもしれないって」

「なら貴女の目的は他種族との共存?」

「・・・いいえ、今のはご先祖様が残したといわれている石碑に記している事、ただ100年以上前にある若い男女が『世界は九つではなく十つあったんだ』って言ったらしいの。ふふふ、神様が残した言葉は九つ、その若い男女は十つと言った。ならその男女の言葉を信じるなら、十番目のその世界はどんな世界なのか、想像するだけで私(ワタクシ)ワクワクが止まりませんわ!」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。

しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。 しかし―― 彼が切り捨てた仲間こそが、 実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。 事実に気づいた時にはもう遅い。 道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。 “荷物持ちがいなくなった瞬間”から、 アレクスの日常は静かに崩壊していく。 短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。 そんな彼と再び肩を並べることになったのは―― 美しいのに中二が暴走する魔法使い ノー天気で鈍感な僧侶 そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。 自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。 これは、 “間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる” 再生の物語である。 《小説家になろうにも投稿しています》

スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~

みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった! 無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。 追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...