外道降臨~本物の自重無しを見せてやるぜ!悪人プレイで異世界を蹂躙する

アカヤシ

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第69話 最後のテストは制限時間内に・・・

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「・・・まあ、全員及第点だな」

「及第点?」

「いや、こっちの話だ。それよりほれ、トモが出した回復薬だ。飲ませてやれ」

月島は小瓶に入れたポーションを女共に投げ渡す。

「ほれ、てめえも飲め」

月島はリオンにも回復薬を投げ渡す。

「・・・回復薬?ひょっとして最近噂になってる飲むと傷が治る液体か?何を企んでやがる!俺は敵だぞ!」

「お前のちっぱいが気に入ったからだ!」

「今の俺は能力を使い過ぎてちじんでるだけだ!本当の俺はもっと大人の体をだなあ!」

リオンは小瓶の蓋を開け匂いを確認する。

『毒物は入っていないな・・・というか良い香だな』

リオンは小瓶の中身を一気に飲み干した。

「う!・・・・旨い!美味しい!何だコレは!凄い!本当に体の傷が治ってる!・・・・あれ?体が元に戻らないんだが?」

リオンの体の傷は全快したが肉体は少女のままだった。

「おい、ひょっとして月島、お前、アレを飲ませたのか?」

傷が治ったフォルテ達は冷たい眼差しで月島を見た。

「「「「「「コイツ盛りやがった」」」」」」

「お前が飲んだポーションにはロリウィルスが入っていたのだ!お前は一生その姿だ!」

「なにいいいいいいいいい!なんてもの飲ませやがる!殺す!殺してやる!」

リオンは『雄の獅子になる能力』を発動させようとする。

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!

「ふあっ!あれ?お腹が、急に!いたっ!いたたたた!」

リオンは腹を押さえ苦しみだした。

「敵だとぬかす奴から薬と言われて普通飲むかよ、っては言わねえよ。なんせ小瓶の表面に薬が塗ってあっただけだしな」

「て、てめえ!卑怯だぞ!」

リオンは体をプルプル震わせ、内股になり必死に我慢している。

「おいおい、顔を赤くして体を震わせてどうしたんだ?ん?」

ガクガクと体を震わせるリオン。

「ちょっとタンマ!トイレに!トイレに行かせて!」

「え~、何て言ったの?よく聞こえな~い」

目に大粒の涙を溜めて、いや、もう泣いてた。

「俺、今年で24歳だぜ。24の女が人前で糞漏らすなんてみっともないだろ?なっ、お願いしますトイレに行かせて!」

「大丈夫大丈夫、不本意だが王都の民はほとんど避難していて、もう俺等しかいないから」

「人前であるのは変わりないだろ!あ、叫んだらお腹が更に、」

リオンはお腹を押さえしゃがみこんでしまった。

「動けないよ、我慢がもう!お願い、トイレに連れて行って下さい」

さっきまでの凶悪な漆黒の獅子と同一人物だとは思えないほど弱りきっていた。

「なら、これを着けろ。それは『奴隷の首輪』というか『奴隷のチョウカー』だな。俺の仲間の三日月友という女の能力で出したものなんだが、」

「着けます!着けるから!」

月島はアニスとラクシャータを地面に降ろすとリオンに近く。

リオンは顎を上げてつけやすいようにする。月島は『奴隷のチョウカー』をリオンの首につけた。

「これでいいでしょ!早く連れて行って!」

「仕方がないな。アニス、ラクシャータ、連れて行ってやれ」

リオンは二人の少女に抱えられトイレに向かった。

「月島、お前酷いな・・・」

「最低だよ、月島君」

「おお、キチクですネ」

「素敵ですご主人様!氷狐にも同じプレイを所望します!」

「さて、最後のテストに移るか」

「「「「「「へ?」」」」」」

月島竜一の右側を真上に掲げると右腕の手の甲の宝石が禍々しい光を放つ。



そして月島は詠唱を開始した。



“我を過ぐれば 憂ひの都あり”

“我を過ぐれば 永遠の苦患あり”

“我を過ぐれば 滅亡の民あり”

“義は尊きわが造り主を動かし”

“聖なる威力 比類なき智慧”

“第一の愛 我を造れり”

“永遠の物のほか物として”

“我よりさきに”

“造られしはなし”

“しかして 我永遠に立つ”

“汝こゝに入るもの一切 望みを捨てよ”



ユステリカ王都の上空に突如巨大な門が出現した。

その門を見た七瀬達は震えが止まらなかった。

『あれは人間がどうこうできるものじゃない!』

「今から王都を消し去る。制限時間内までに王都を脱出しろ。制限時間は約20分くらいだ。王都には今、何か知らんが『青い炎を纏った鬼』の大群がどこからかわき上がっているようだ。俺はトモを回収していくからお前等は先に行け。アニス達にはもう伝えてある・・・よおい、ドン!」

「え!今の話をもっと詳しく!ってもう消えた!くそっ!全員走るぞ!」

「あっ!あれ?飛べない?何で?」

「月島・・・のせいじゃないね?何か王都中に妙な気が蔓延してる?阻害されてるのか?」

「・・・・『霊気』だ。『幻界の幽鬼』のな」

「大虎!良かった目が覚めたのね!」

「ああ、お前も無事でよかった。ッ!射光矢(イルミ)!アイツは今どこにいる!」

メキメキメキメキ!

先ほどまでアプリコットは大虎に、肩を貸していたのだが現在は大虎の首を締めていた。

「・・・どうして射光矢さんの名前が大虎の口から出てくるのかな?ねえどうして?もしかして知り合いだったのかな?私には内緒で会っていたのかな?ねえ大虎?どうしてなの?ねえ?」

「違うんだ!射光矢の母親に頼まれッ!」

ゴキゴキゴキゴキ!

「親公認なの?もうそこまで進んでいたの?ねえ?ひょっとして私は愛人さんにする気だったのかな?ねえひょっとして月島さんみたいに大勢の女の人を囲いたいのかな?ねえ?どうなの?ねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえねえ?」

「二人共、痴話喧嘩は後にしたまえ!」

「お嬢!そんな甲斐性なし別れるべきです!お嬢は私が幸せにしてみせます!」

「マイヤーズ君!煽るのは止めたまえ!」

「あの青い炎は何?木造じゃない建物も燃えてるんだけど。石畳とかほら」

闘技場を出た月島組の目に入ってきた光景は青い炎に焼かれていく町の姿だった。

碧海は試しに能力で水を青い炎にかけてみるが、逆に炎の勢いが増した。

「炎の勢いが増した?どういう能力なのかな?」

「アッ!」

「どうしたの?」

「田島さんはどうしましょう?」

「「「「「  (゜ロ゜;!  」」」」」

闘技場の端に忘れられ、月島に薬ももらえず、重症で倒れこんでいる田島獅子王丸。

「もうよくない、正直、リオンと能力がかぶってるし、月島がリオンを気に入ったようだし、あれ絶対に仲間に引き入れたよね」

「・・・田島を助けに行きたい人いる?」

「「「「・・・よし!行こう!」」」」

全員は王都の出口に向かって走り出した。
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