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Aルート月島

第18話 とある中学生の『走馬灯』 その1

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パン!パン!パン!パン!

「あ♪あ♪あん!くる、きちゃう!凄いの!気持ちいい!」

パン!パン!パン!パン!

ベッドしかおかれていない薄暗い部屋に肌と肌が激しくぶつかり合い渇いた音が響く。

「あ~~~~~~~♪あ~~~~~♪」

ズチャ!ヌチャ!ヌプッ!ゴチュ!

女性の声と水音が響く。

「ひおおおおおおおおおおおお!!!」

女性は快楽の波に呑まれ自我を失い目の焦点が合わず舌を垂らしながらも更なる快楽を得るために激しく腰を振っている。そしてその下には男性が女性のされるがままに寝そべっている。男性は女性をただただ観察している。

『こいつもそろそろ飽きたな。出荷時期かな?』

男の名前は安堂健太(アンドウ ケンタ)。

見た目は完全に普通程度だが、芸能事務所の社長の息子であり中学に上がったばかりでありながら女遊びを覚え、毎夜毎夜部屋に様々な女性を連れ込みセックスをしていた。
しかもその女性達は父の会社に所属する者だ。
だが咎められることはない。
何故ならそもそも芸能事務所とは表の仕事であり、裏では所属する女性や一般人をAV女優やデルヘル嬢等へ『強制的に』転属させて客へ派遣する会社だった。父は女なんて商品としてしか見ておらず働く女は売上を拡大するための付加価値を高めるものしか思っていない。

『歌手』『芸人』『アナウンサー』『スポーツ選手』『教師』『医師』『学生』等々。

女を手に入れるためには手段を選ばなかった。レッスン代や衣装代等テキトーな理由で高額の借金をさせたり、楽屋の飲み物や弁当に薬物を飲ませて会社で薬物検査を自主実施して検査結果で脅したり、女性の過去を調べたり、万引きや置き引き等の冤罪を擦り付けといろいろやり完全にブラックである。犯罪者街道を爆走しているが安堂健太は気にもしなかった。

いま犯している女性も会社のスポンサーの一人に『出荷』予定の女を出荷する前に味わっておこうと連れ込んでいた。

安堂健太は抱いた女の数は50人までは数えていたが後は覚えいない。もしかしたら100人以上抱いたかもしれない。

ちなみに最初の女は、父に与えられた『実の妹』だった。

『いいか健太。女は道具だ。女は男の為にだけ生きていけばいい。女に自分の人生など必要ない。女に情けなどかけるな。血の繋がりも関係ない』

最初は父の言っていることを健太は理解出来なかった。中学の入学祝いを渡すと言われ家から車で三時間以上かけて山奥にある屋敷についていかれ、その屋敷の地下に実の妹である安堂金海(アンドウ カナウ)が閉じ込められていた。

『今日からその女はお前の所有物だ。女は死なない限りは金になる道具だ。手入れはしっかりするように』

そして父から『課題』が出された。

『健太、お前にこれから課題を出す。クリアできなければ家から追放する・・・課題は『それ』を使って一週間で三百万円稼げ。道具は隣の部屋に一通り揃えてある。薬や道具は自由に使え』

隣の部屋に行くと色々な『物』が置かれていた。一般人では手に入れることが出来ないような薬品や明らかに使用感のある拷問器具、檻に入れられた複数人の男女。

『薬品の説明書はこのタブレットに入力してある。医師も用意している。その檻にいるのは借金を踏み倒して夜逃げしようとした連中だ。安心しろそいつらは無戸籍者共だ。殺したところで問題はない』

そういうと父は置かれた道具の中からバトン式スタンガンを取り出すとスイッチをいれ躊躇なく檻の中の人間に押し当てる。

バチバチバチバチバチバチッ!!!

檻の中の人は悲鳴を上げるが抵抗は一切しない。払いのけることもせずただただ痛みを受け入れている。

『こいつらには恐怖を刻み込んである・・・骨の随までたっぷりとな。逆らわないはずだが絶対ではないから注意しておけ・・・ふふふっ』

父が笑った。

『私も実の息子には甘いものだと思ってな。私の時は父の命令で強制的に男根の肥大手術と包茎手術を受けさせられたものだ。あてがわれた女も年がやや上でそこそこ顔が整っている程度の商売女だったからな。しかもその女で一週間で一千万円稼げと言われたからな』

息子には甘く、娘は物扱い。そういえば最近母を見なくなった。家事等は今まで家事代行に全部やらせていたような。

『ああ、『あれ』は必要なくなったから離婚して売り払った。今頃は海外の変態金持ちと仲良くやってるだろう』

その言葉を聞いても安堂健太はなにも感じなかった。怒りも哀しみも湧いてこない。ただ『そっか・・・』としか思わなかった。そういえば顔すら思い出せない。健太はこの時初めて気が付いた。自分は母親と妹を気にもとめていなかったことに。過去を思い返すと父との思い出しかよみがえってこない。ファザコンかよと健太は心の中で苦笑いをした。

その後、父は仕事があると言って帰っていった。

健太はまず与えられた敷地内のチェックを始めた。

大きな屋敷本邸に少し離れた場所には医師や運転手等の従者の待機場になっている家に畜舎まであった。家畜舎の方に行くと立派な馬や牛や豚がいた。これはつまり『そういう事』に使えということだろうか?

改めて地下に行く。もちろん妹のいる部屋へ。

「おにぃ!助けて!お父さんはおかしいよ!狂ってる!警察にいこうよ!言って助けてもらお・・・おにぃ?聞いてる?』

健太は妹である金海を無視して携帯電話を取り出し電話をし始めた。金海は警察に電話してくれていると思った。助かる、そう信じていた。

「もしもし健太です。どうもです・・・実は小学生の処女、避妊具不要の中生出しOKで十時間で十万円で人数追加は料金は応相談でどうですか?」

「え?おにぃ?ねえ、おにぃ?どこに電話してるの?」

「よかったな金海、お前の初マンコ・・・十万どころか百万で買ってくれるらしいぞ。それだけじゃない後ろの穴、口、鼻の穴や耳穴なんてのも売れたぞ。三百万円なんてあっという間だ!すげえ、女ってすげえな!ん?待てよ、もしかして三百万円稼げとは言われたけど三百万円までとは言われてないな。こうなったら稼げるだけ稼ぎまくってやるぜ!」

健太は満面の笑みを金海に向ける。

「いや、いやあああああああ!助けて!誰か助けてええええええええええ!!!」

金海は健太から携帯電話を奪おうとするが男と女。膂力に差があり過ぎあっさり取り押さえられる。

「金海、駄目じゃないか。怪我でもしたら商品価値が下がっちゃうじゃないか。大丈夫大丈夫。そんなに心配しなくても跡が残らない程度の殴打しか認めてないから。最初くらいは優しくしてくれるさ・・・たぶん?」

こうして健太は一週間で金海を『使って』一千万円以上稼いだ。

金海は現在、家の玄関の『靴箱』の中で飼われている。金海は朝晩以外は靴箱の中で過ごし、靴箱は鍵が掛けられ金海は自分で外に出ることは出来ない。

健太の通う中学校は彼の手中にある。

ほとんどの男子生徒は金海の利用者であり、教師陣も利用しているので全く問題ない。
健太の通う中学校では土曜日は学校の体育館は部活での使用は午後15時までしか利用できず日曜日は使用できない。というより基本は休日は部活をやってない。健太の要望に学校側が対応した結果だ。それ以降は全ての扉と窓に鍵を掛けられ厚いカーテンで遮断、扉には必ず二人以上見張りが立っており体育館に入るためには許可が必要である。
この学校では土曜日の15時から~日曜日の20時まで体育館ではなんと乱交パーティーが開かれているのだ。有料ではあるが金海を筆頭に健太が連れてくる幼女から人妻など様々な女は思春期真っ盛りの中学生にとっては薬物と同じで一度味わえばもう逃げられない。中学生にとっては高い料金でも親の金を盗んでも参加する者が続出し健太の命令には喜んで従っていた。中には料金のかわりに自分の姉妹や従姉妹や母親、彼女を差し出す者もいた。教師陣は1ヶ月に数回、無料で乱交パーティーを開いている。無料の代わりに色々と融通してもらっている。
金海は男子生徒と教師陣に一番人気だ。身体は完全に子供だが様々なプレイを嫌な顔をせずに嬉々として受け入れ、どんだけ不細工な男でも体臭が酷い男でも平等に受け入れる。彼等からは女神(笑)と呼ばれている。金海はもう完全に人間をやめてしまっている。完全に自分は物であると。

そんな金海にも夫がいる。夫の名前はエドガー。外人ではない・・・人間でもない、馬だ。

父から貰った家畜舎にいた立派な白馬だ。

金海とエドガーの結婚式(企画物)は爆笑ものだった。

「いだあああああああああああああ!!!ダメっ!壊れる!壊れちゃうよおおおおおおおお!」

結婚式場に女の悲鳴が響き渡る。

「んがああああああ!!!ダメダメダメダメーー!!!」

ウェディングドレスを着て四肢を丸めるようにガチガチに拘束、固定された金海を背後から金海の膣を犯すエドガー(白馬)。

そこに猛々しく腹の底から吐き出されたような声を出すエドガーが腰を激しくピストンしている。エドガーの、馬の巨大な男根が金海の膣を抉る。

「あがああああああああああ!!!やめ、やめてえ!!!お願いだから!止まってええええええ!少しでいいから!!!」

金海が本気で泣きながら喉を震わせ絶叫している。やはり千人以上に抱かれた女、歴戦の変態痴女へ調教された金海でも未体験の『ソレ』にはたまらず叫ぶ。快感より痛みが凄まじいのだろう。休む間もなく何時間も犯されているから無理はないかもしれない。男である健太には気持ちは全く理解してやれないが。する気など全くない。

ぐぞぶぶぶっ!ぐぼおっ!ぞじょ!ぞぶっ!

人間ではけして真似ることができぬ激しいピストンだったがエドガーは更に強さと速さを上げていく。

「ひおおおお!おほっ!んぐおおおおお!!!」

ブビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!

限界がきたのかエドガーの男根の先端がぶくぶくと膨張し金海の膣に盛大に射精した。

「ひゃあああああああああがああああああああああ!!!!熱い!!!このチンコ汁あっつつつつ!!!んぐおおおおお!!!」

金海はとうとう馬との交尾に熱さと悦びを感じ始めた。

「イっくうううう!!!イっちゃうううう!!!馬チンコっ!イっくうううううううう!!!」

エドガーが金海の姿に興奮したのかピストンを再開させる。

金海の顔には始めた頃の泣き顔や苦痛に満ちた顔はもうなく完全に牝の顔になっている。

「ぎゃははははは!!!金海ちゃん完全に感じてんじゃん!」

「馬なんかに犯されて本気で感じてやがる!!!」

「射精されて喜んでるぜ!!!」

「家畜同士仲がよろしいようで!!!」

「金海ちゃあああん!!!よかったですね!!!ぎゃははははは!!!」

堕ちるところまで堕ちた金海とエドガー(白馬)の交尾姿は参加者全員で腹を抱えて笑ったものだ。

「ワタシ~、安堂金海は~、エドガーの馬チンコに一目惚れしてましたのでこの馬チンコと結婚します~!これからはお馬さんの妻として皆々様の牝奴隷として生涯現役でチンコに貫ぬかれて生きたいで~す!白人、黒人、中国系、フィリピン系、日系、朝鮮系、ラテンアメリカ系、太平洋諸島諸族、南アジア系、西アジア、アラブ系なんでもござれ人種差別はしませ~ん!おチンコついてる皆様全員神様で~す!,二十四時間、年中無休で奉仕させていただきます~!!!」

その後参加者全員(二百人以上)で金海を陵辱したけどね(笑)。ヤり過ぎて金海がガバガバになってしばらく使い物にならなくなっちゃったけどな。

安堂健太がベッドの上で天井を眺めながら自身の過去を思い返しているとさっきまで下半身に感じていた感覚がなくなった。健太の下半身が女の出した分泌物でびしょびしょになっており、女はベッドに倒れ込みヘタってしまっている。健太が女の頬を軽くペチペチと叩いてみるが完全にトリップしてしまっている。健太は用意していた縄を取り出すと女を縛り上げ、女の膣と後ろの穴に玩具を突っ込む。女は僅かに反応するだけ、健太は携帯電話を取り出しメールを打つ。

『○○○ホテルの○○○室にて現役高校生抱き放題!値段はなんと一発千円!中出し放題!出荷前の今だけ!!!』

馴染みの客へのメール。あとは管理と後始末を任せるために父の部下へと連絡すると健太は風呂に入り汚れを落とし身なりを整えると早々とホテルを後にした。

不完全燃焼だ。健太は呼び出せばいくらでもいる女ではなく新たなカモを見つけるため町を散策を始めた。そしてとある女性をナンパし強引に嫌がる女性をカラオケボックスに連れ込み飲み物に睡眠薬を混ぜて飲ませ、分量をミスってしまったのか昏倒した女性を構わずレイプした。

この強姦が安堂健太の順風満帆な人生を狂わせることになる。

それから数日後、健太は中学校から帰宅途中何者かに襲撃、誘拐されてしまう。歩いているとワゴン車が猛スピードで突っ込んできて健太のすぐ側に急停止するとワゴン車から顔全体が見えない覆面をした数人の男達がでてきて、健太の顔に黒い布袋を被せ、手足を結束バンドで拘束し身動きできなくするとワゴン車に詰め込まれた。時間にして十秒程度。明らかに誘拐し慣れた者の手際だった。
健太がワゴン車から降ろされ黒い布袋を顔から取られるとすぐ寝袋に押し込められ天井から吊らされる。健太を囲む大勢の男達、百は越える人数に健太は息を飲む。左右を見ると同じように吊るされた見た感じ30代くらいのオッサンと20代くらいの外国人の男がいた。
囲む大勢の男達を見ると全員が同じような白い特攻服を着ており刻まれたチーム名を見て、健太は。

「ドラゴンクロス?嘘だろ?何で連中が俺を?」

ドラゴンクロスとは、かつて闇血鳩炉栖(アンチクロス)というチームが堂島組に出入りしている月島竜一に勝負を挑み、完膚なきまでに叩き潰されたチームだが、当時の闇血鳩炉栖の副総長である『斑鳩 凶死朗(♀)』(イカルガ キョウシロウ)が堂島の暴れ龍こと月島竜一に惚れ、心酔し、壊滅したチームを再結成させて月島の傘下に加わった(月島竜一は凶死朗以外は興味がなく許可してはいないが都合がいいので利用しているだけ)喧嘩チーム。

ミドルフィンガー(中指を立てた)腕とブーイングポーズ(親指を下に向ける)腕をクロスさせ十字架に見立て、その十字架に龍が巻き付いたのが彼等ドラゴンクロスの印でありチームに所属する連中は殴り愛が半端ない喧嘩太郎ばかり。
大人達から見放された未成年で構成された問題者集団である。
赤い特攻服に金色の刺繍が総長、黒い特攻服に赤い刺繍が幹部クラス、白い特攻服に黒い刺繍が一般の戦闘員、金と赤と黒の三色リストバンドをつける事を強制された私服メンバーが他のチームに所属していたがドラゴンクロスに敗れ吸収された兵隊奴隷。

つまり健太を取り囲んでいるのは私服の者はおらず全員が白い特攻服。ドラゴンクロスのメンバーであり逮捕上等のバリバリの戦闘員の機嫌を損ねると下手な事をすれば即死は逃れない。今は黙っておこう。

カツーン!カツーン!カッツーン!

白い特攻服の集団から少し離れた場所で木製バットに五寸釘を打ち込む者。金色の刺繍の施された赤い特攻服。目が据わり眉間にシワを寄せ口角が下がりに下がった、普段は黙っていれば見た目だけは大和撫子と言われている美人が台無しのまるで般若のような鬼の形相で釘バットを製作している女性。

斑鳩 凶死朗(実名)19歳。最終学歴は高校中退。現在月島竜一の金貸し屋のアルバイト員である。本人は月島竜一の肉奴隷希望(月島に一度も抱かれたことはない)。

バキャア!!!

「ちっ!また割れた!おい!新しいバット持ってこいや!」

「総長!それもう十本目っすよ!盗ってきたヤツだから無駄にしていいわけじゃないっすよ!」

「雷の呼吸、壱の型・霹靂○閃!!!」

「へぶんっ!!!」

バキャア!!!チュザザザザザ!!!

凶死朗が折れた木製バットで注意したヤツへ目にも止まらない速さで懐に潜り込みバットで殴り10m以上吹き飛んでいった。

「ああん!!!姉貴分に手を出されて黙っていられるか!!!処刑執行するぞ!!!明日の朝日を拝めると思うなよ!!!言っとくけどガチだからな。三人とも最終的海に沈めるからな!!!」

あ、これ死んだわ。

白い特攻服の戦闘員の内の三人が吊るされた三人の前に出てきた。戦闘員三人は手にメリケンを装備していた。

「「「人間サンドバッグ打ち、3分間開始」」」

カーーーーン!!!

処刑執行のコングが鳴り響いた。
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