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第1話 魔法はぶちかましてなんぼじゃろ!!!
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「はあ、はあ、はあ、かつては英雄と呼ばれた儂の最後がコレか・・・」
白髪にシワだらけで体は病によりガリガリの老人が口から血を流し息を荒げてフラフラと立っている。
目の前には3mほどの筋骨隆々の人間のような巨体を持つ生物。ただし人間にない鋭利な爪に、頭が山羊頭で、体表が黒い、尾が蛇の怪物。こんな化け物は見たことがない。
『何でこんな化け物と殺り合っとるんじゃっけ儂?』
あっ、思い出した。
たしか儂が所属している『魔装騎士団』に『謎の生物が近隣の村や町を襲い被害が出ている至急謎の生物を討伐せよ』という上からの命令で魔装騎士団の精鋭50名と雑用係の儂で来たんじゃった。
駆り出された兵士達は皆が旅行気分だった。たかが野生の動物程度で軍の最高戦力が集うエリート集団である自分達がと。
それに今回の部隊を率いる部隊長はボンボンの貴族の倅、実戦経験がほとんどなく家柄だけの男だったから。こんな奴に部隊長を任せるくらいだ簡単な任務だろうと。
結果・・・50名中46名死亡。
遭遇した謎の生物は突然変異を疑いたくなるほどの化け物だった。
魔装騎士団は、『魔法』の素養がない人間でも魔法が使える最新式の『魔装具』を配備されている最新鋭にして最高戦力の兵団である。
火を纏った剣、雷を纏った槍、耐久力が上がった鎧や盾等、そしてそれらを使いこなす屈強な兵士達。
しかしその怪物には一切通用しなかった。
最初の遭遇時に驚愕のあまりに立ち尽くしていたところを怪物の鋭利な爪に引き裂かれて5名が絶命。怪物の爪が光り赤黒い魔力で形成された三日月状の刃を5枚同時に飛んできて13名死亡。
そう、この謎の生物は魔法を使ってきたのだ。
この世界で魔法が使えるのは人間だけのはず、野生の動物が使えるなど聞いたことがない。
怪物が一人の兵士を掴んで木の小枝のようにブン回し20名以上が死亡。成人男性+鎧の重量を軽々持ち上げる膂力も脅威だ。
儂は最後尾で魔装具の交換用の『魔石』の入ったリュックを背負い待機していたため巻き込まれずにすんだが、自分も恐らく動けなかったろう。
他国が作った生物兵器だろうか?こんな生物が自然に発生していいわけがない。
恐慌状態となった部隊は最後尾の儂の近くにいた部隊長と取り巻き達の4人+儂以外瞬く間に化け物に殺された。
そして部隊長は、『ジジィ!!!喰われて囮になれ!いや、私は応援を呼びに行ってくるからソイツを足止めしていろ!いいか!これは敵前逃亡ではないんだからな!』と叫びながら取り巻き達と鎧を脱ぎ捨て体を身軽にして全速力で走り出した。邪魔だからいなくなって助かるがな。
「はあ、はあ、悪いが儂は騎士が、『魔剣士』がやるような近接戦闘が大嫌いでな。儂は砲台で遠距離攻撃が大好きな『魔砲師』じゃ。儂があと30歳若けりゃお主との、魔法を使う生物との魔法戦ならワクワクしたじゃろうが体が既にボロボロで限界のようじゃ。悪いが一撃で決めさせてもらうぞ!!!」
意識が消えかけてはっきりしない今の状態の儂では細かい制御が必要な魔法を放っても当たらないか当たっても仕留めきれない可能性が高い。ならばありったけの魔力を込めた周囲ごと消し飛ばす強力な一撃を叩き込む。
儂の掌に小さい白い光が集まり光の玉を形成する。その光の玉は外周が30cmほどの大きさに留まり、最初は白色だった玉が次第に赤色・オレンジ・黄色・緑色・水色・青色・紫色の七色が混じり合う玉に変化していく。
それを見ていた怪物が、己の鋭利な爪に魔力を込め強化してこちらに突撃してきた。
その怪物の行動に儂が怒りが沸き起こる。
「貴様のような化け物もか」
最近の連中はすぐ道具に頼るし、身体強化や回復魔法?ふざけるなよ!
「魔法はぶちかましてなんぼじゃろがああああああ!!!」
時代遅れの古臭い考え。近年の戦場じゃあ近接戦闘もこなせる魔剣士が重宝されている。魔力を使い切れば単なるお荷物に成り下がり剣をろくに振れない魔砲師なんぞ役立たずと言われも仕方がない。
じゃが儂は考えを改める気は毛頭ない。
「スタアアアァァァァァ・ブレイクウウウウウウ!!!!」
儂は光の玉を怪物に投げる。怪物は直線に走り向かってくる。怪物は魔力を帯びた爪で光の玉を切り裂こう振るうが光の玉に触れた瞬間、魔力を帯びて強度が増した爪が粉々に砕け散る。怪物は逃げようとするがもう遅い。光の玉が怪物の胴体まで到達し接触。
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!
怪物は光に呑まれて消えていく。その光は老人をも呑み込みどんどん広がっていく。
『しもうたの・・・ちぃとばかし、やり過ぎたかのう・・・』
それでも本来の威力の百分の一程度だ。
老人は光に呑まれながら走馬灯を見た。
彼ははやくに両親を戦争で亡くし、後の魔法の師匠となる女性に育てられ旅をしていた。
彼女は星が好きでよく夜空を眺めていた。
儂は師匠に『そんなに好きならいつか星を撃ち落としてプレゼントしてやる』と言ったことがあったのお。思えば恥ずかしいセリフじゃな。師匠には『口説いてんのか?このマセガキ』と笑われてしもうたが。儂は師匠が亡くなった後も続け、生涯を賭けて挑み続けたが結局は届かなかった。『星落とし』と自身でつけた通り名がいつの間に変化して、『星砕き』と呼ばれるほど魔法の威力は凄かったんじゃが空を越えて星に当てることはできなんだ。
『もし次があっても儂は魔砲師で居続ける。儂は最強じゃなくてもいい・・・いつか・・・いつの日か星を撃ち落とすほどの、』
白髪にシワだらけで体は病によりガリガリの老人が口から血を流し息を荒げてフラフラと立っている。
目の前には3mほどの筋骨隆々の人間のような巨体を持つ生物。ただし人間にない鋭利な爪に、頭が山羊頭で、体表が黒い、尾が蛇の怪物。こんな化け物は見たことがない。
『何でこんな化け物と殺り合っとるんじゃっけ儂?』
あっ、思い出した。
たしか儂が所属している『魔装騎士団』に『謎の生物が近隣の村や町を襲い被害が出ている至急謎の生物を討伐せよ』という上からの命令で魔装騎士団の精鋭50名と雑用係の儂で来たんじゃった。
駆り出された兵士達は皆が旅行気分だった。たかが野生の動物程度で軍の最高戦力が集うエリート集団である自分達がと。
それに今回の部隊を率いる部隊長はボンボンの貴族の倅、実戦経験がほとんどなく家柄だけの男だったから。こんな奴に部隊長を任せるくらいだ簡単な任務だろうと。
結果・・・50名中46名死亡。
遭遇した謎の生物は突然変異を疑いたくなるほどの化け物だった。
魔装騎士団は、『魔法』の素養がない人間でも魔法が使える最新式の『魔装具』を配備されている最新鋭にして最高戦力の兵団である。
火を纏った剣、雷を纏った槍、耐久力が上がった鎧や盾等、そしてそれらを使いこなす屈強な兵士達。
しかしその怪物には一切通用しなかった。
最初の遭遇時に驚愕のあまりに立ち尽くしていたところを怪物の鋭利な爪に引き裂かれて5名が絶命。怪物の爪が光り赤黒い魔力で形成された三日月状の刃を5枚同時に飛んできて13名死亡。
そう、この謎の生物は魔法を使ってきたのだ。
この世界で魔法が使えるのは人間だけのはず、野生の動物が使えるなど聞いたことがない。
怪物が一人の兵士を掴んで木の小枝のようにブン回し20名以上が死亡。成人男性+鎧の重量を軽々持ち上げる膂力も脅威だ。
儂は最後尾で魔装具の交換用の『魔石』の入ったリュックを背負い待機していたため巻き込まれずにすんだが、自分も恐らく動けなかったろう。
他国が作った生物兵器だろうか?こんな生物が自然に発生していいわけがない。
恐慌状態となった部隊は最後尾の儂の近くにいた部隊長と取り巻き達の4人+儂以外瞬く間に化け物に殺された。
そして部隊長は、『ジジィ!!!喰われて囮になれ!いや、私は応援を呼びに行ってくるからソイツを足止めしていろ!いいか!これは敵前逃亡ではないんだからな!』と叫びながら取り巻き達と鎧を脱ぎ捨て体を身軽にして全速力で走り出した。邪魔だからいなくなって助かるがな。
「はあ、はあ、悪いが儂は騎士が、『魔剣士』がやるような近接戦闘が大嫌いでな。儂は砲台で遠距離攻撃が大好きな『魔砲師』じゃ。儂があと30歳若けりゃお主との、魔法を使う生物との魔法戦ならワクワクしたじゃろうが体が既にボロボロで限界のようじゃ。悪いが一撃で決めさせてもらうぞ!!!」
意識が消えかけてはっきりしない今の状態の儂では細かい制御が必要な魔法を放っても当たらないか当たっても仕留めきれない可能性が高い。ならばありったけの魔力を込めた周囲ごと消し飛ばす強力な一撃を叩き込む。
儂の掌に小さい白い光が集まり光の玉を形成する。その光の玉は外周が30cmほどの大きさに留まり、最初は白色だった玉が次第に赤色・オレンジ・黄色・緑色・水色・青色・紫色の七色が混じり合う玉に変化していく。
それを見ていた怪物が、己の鋭利な爪に魔力を込め強化してこちらに突撃してきた。
その怪物の行動に儂が怒りが沸き起こる。
「貴様のような化け物もか」
最近の連中はすぐ道具に頼るし、身体強化や回復魔法?ふざけるなよ!
「魔法はぶちかましてなんぼじゃろがああああああ!!!」
時代遅れの古臭い考え。近年の戦場じゃあ近接戦闘もこなせる魔剣士が重宝されている。魔力を使い切れば単なるお荷物に成り下がり剣をろくに振れない魔砲師なんぞ役立たずと言われも仕方がない。
じゃが儂は考えを改める気は毛頭ない。
「スタアアアァァァァァ・ブレイクウウウウウウ!!!!」
儂は光の玉を怪物に投げる。怪物は直線に走り向かってくる。怪物は魔力を帯びた爪で光の玉を切り裂こう振るうが光の玉に触れた瞬間、魔力を帯びて強度が増した爪が粉々に砕け散る。怪物は逃げようとするがもう遅い。光の玉が怪物の胴体まで到達し接触。
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!
怪物は光に呑まれて消えていく。その光は老人をも呑み込みどんどん広がっていく。
『しもうたの・・・ちぃとばかし、やり過ぎたかのう・・・』
それでも本来の威力の百分の一程度だ。
老人は光に呑まれながら走馬灯を見た。
彼ははやくに両親を戦争で亡くし、後の魔法の師匠となる女性に育てられ旅をしていた。
彼女は星が好きでよく夜空を眺めていた。
儂は師匠に『そんなに好きならいつか星を撃ち落としてプレゼントしてやる』と言ったことがあったのお。思えば恥ずかしいセリフじゃな。師匠には『口説いてんのか?このマセガキ』と笑われてしもうたが。儂は師匠が亡くなった後も続け、生涯を賭けて挑み続けたが結局は届かなかった。『星落とし』と自身でつけた通り名がいつの間に変化して、『星砕き』と呼ばれるほど魔法の威力は凄かったんじゃが空を越えて星に当てることはできなんだ。
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