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プロローグ
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私はかつて貴族だった。
私はかつて公爵家の長女だった。
私にはかつて婚約者がいた。
婚約者は次期国王になる予定の人間だった。
しかし私は婚約破棄された。
婚約者には真に愛する人がいたからだ。
その愛する方は特別な力を持った平民だった。
ある時婚約者にその平民へのやってもいない虐めを告発され婚約破棄どころか公爵家追放を言い渡された。
私は母親からわずかばかりのお金を手切れ金だと渡され放逐された。
私は冒険者になった。
最初はサポーター、冒険者補助員をやっていた。
しかしそれでは食べていけず、私は娼婦の真似事をした。
本番なしで口や手で男性客をとり、なんとか食い繋いだ。
いつしか私は剣をとった。
私はある程度に地位を手に入れた。
しかしそれから先には行けなかった。
娼婦の真似事をしていた過去がある私には品格がなく相応しくないと言われそれ以上には行けなかった。
ある日貴族の屋敷で行われる夜会のパーティー会場の護衛の手伝いを依頼された。
正直貴族にあまり関わりたくないがその護衛依頼を受けた冒険者達にはかつて世話になったので断れず引き受けた。
だがそれは罠だったようだ。
その夜会で暗殺未遂事件が起こった。
その夜会には元婚約者とかつて平民だった、今は私がいた公爵家に引き取られていたあの女も出席しておりその彼女が狙われたのだ。
そして首謀者は私だと決めつけられその場で取り押さえられた。
あの女が隠れて笑みを浮かべていた。
あの女は私にだけ見えるように笑う。
冒険者達は私を助けてくれず、申し訳なさそうな顔をして視線を逸らせていた。
私は尋問という名の拷問を受けた。
生活が苦しくても守った私の初めては木の棒で貫通させられた。
私の体はボロボロにされ、全裸で手足を縛られたまま治安の悪いと言われている場所に置き去りにされた。
そして私は盗賊に捕まり約一年間、精液処理道具にされた。
最初の頃に復讐を誓った気持ちが霧散し、泣き喚きもせず抵抗もせず無反応になり始めた頃に、盗賊に飽きられ今度はゴブリンの巣穴近くに放置された。
私はゴブリンの巣穴に持ち帰られ今度はゴブリンの精液処理道具となった。
もうこの頃になるとゴブリンに犯されることなど気にもならなくなった。
どうせ私は子供が産めない体になっているのだから。
私の置かれている部屋は物置小屋らしくゴブリンには似つかわしくない硬貨や宝石などが山のように積み上げられていた。
もしかしたらこの洞窟に元々誰かが宝の隠し場所として利用していたのを偶々ゴブリン達が巣穴として洞窟を利用し始めたのかもしれない。
もう月日を数えるのも面倒になった頃、私のところには一番の下っ端のゴブリン達しか来なくなった。
どうやら新鮮な精処理道具が手に入ったらしく、最初からボロボロで締まりが悪く反応が薄い私より、抵抗し泣き喚く新鮮な女性達に群がっているようだ。
恐らく私は間もなく殺処分されるだろう。
新しく入った女性達を生かしていくために余分な口減らしの為に。
ある日ゴブリン達の悲鳴が洞窟内に響いていた。
どうやら冒険者達がゴブリンの巣穴に乗り込んで来てゴブリン達を駆除をしているようだった。
しかし私が救助されることはなかった。
どうやら私のいた物置小屋は隠し部屋だったらしく冒険者達は気付かずに引き上げてしまった。
私は完全に閉じ込められた。
内から開けれず、外からしか開けられない仕様の扉のようだ。
私は縛られていなかったものの食事はゴブリンから与えられていたので当然すぐに飢える。
物置にはゴブリン達の戦利品しかなく保存食の類いはない。武器などの類いは置いてるわけもなく、あるのは金貨や銀貨といった硬貨の類いに宝石などの装飾品しかない。
死にたいと思いながらも必死に生きる道を探す私に苦笑した。
もう復讐しようという気概もなく、生きる目的もないのに。
私は空腹で狂いそうになる。
空腹のあまり私は床に散乱していた金貨を舐め回し、私は我慢出来ずに歯が欠けようがお構い無しにかじり、そして硬貨を飲み込んだ。
喉が渇き、水を探す。
床に散乱している物を掻き分け必死に探す。
すると怪しい色の液体が入った小瓶を数本発見した。
腐っているのか元々こんな色なのか、そんな事どうでもよく私は躊躇いもせず蓋を開け飲み干す。
かつて私は何でも口にした。
盗賊達には面白半分に小便や長期間貯めて腐った精液や弱い毒物の類いに、ゴブリン達には食料として毒草毒茸や生と腐った動物肉や虫や人間の肉まで食べさせられていたのだ。
今さら気にもしなかった。
予想に反して味はしなかったが少しは潤った。
私は目を覚ます。
どうやらいつの間にか気を失っていたらしい。
気が付くと部屋には何もなかった。
あれほど山のように積み上げてあった硬貨や宝石の類いの物がなくなっていた。
もしかしたら気絶している間に誰かがやって来て、私を放置してそれ以外を持ち去ったと思ったその時、誰かの声が頭に流れているのに気が付く。
『課金スキルを作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『課金スキルが作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『課金スキルが作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『自動ステ振りを停止するには操作が必要です。注意して下さい』
『自動ステ振りを停止するには操作が必要です。注意して下さい』
よく分からない単語が混じった言葉が聞こえていた。
『初回特典のため今回は課金残高は減りません』
体力 +100 (限界値999)
耐久力+100 (限界値999)
持久力+100 (限界値999)
筋力 +100 (限界値999)
技量 +100 (限界値999)
魔法 +100 (限界値999)
信仰 0 (限界値999)
魔法
火属性 0(限界値999)
風属性 +100(限界値999)
土属性 0(限界値999)
水属性 0(限界値999)
信仰
光属性(神) 0(限界値999)
闇属性(邪神) +100(限界値999)
体力回復
耐久力回復
持久力回復
『次回からは課金残高が減少します。残高には気をつけて下さい』
『次回からは課金残高が減少します。残高には気をつけて下さい』
『課金すると返金は出来ません。気をつけて下さい』
『課金すると返金は出来ません。気をつけて下さい』
残り金額9999999E(エクスード)
現在の限界振り込み金額(9999999E)
私の体の傷や空腹感が消えていく。
それだけではなく力がわき上がってくる。
私は扉に両手を付けて思い切り押した。
バゴオオオオオオオオオオオオオオオン!
もの凄い勢いで扉が吹き飛び元ゴブリンの巣穴の洞窟内の壁に衝突、亀裂が入り洞窟が崩れそうになる。
私は慌てて地面に寝床として敷いた布切れの一枚を体に巻いて洞窟を出ようとするがすぐに体を止める。
生きてどうする?ここから出てどうする?このまま生き埋めになって死んだ方がいいんじゃないか?
復讐する気力も残ってない。生きる目的もないのに。
私は走り出した。
洞窟の外に。
ガラガラガラガラガラガラ!
完全に崩れて洞窟が塞がった。
私はいつぶりか分からない、久し振りの太陽の下に、洞窟の外に出た。
何の為に生きるか?それはまだ私には分からない。
私は布切れ一枚、布の下は全裸。
両腕には今は効果が失っている黒色の魔法封じの為に嵌められていた腕輪。
私は歩き出した。
この物語はとある女性の再生の物語である。
私はかつて公爵家の長女だった。
私にはかつて婚約者がいた。
婚約者は次期国王になる予定の人間だった。
しかし私は婚約破棄された。
婚約者には真に愛する人がいたからだ。
その愛する方は特別な力を持った平民だった。
ある時婚約者にその平民へのやってもいない虐めを告発され婚約破棄どころか公爵家追放を言い渡された。
私は母親からわずかばかりのお金を手切れ金だと渡され放逐された。
私は冒険者になった。
最初はサポーター、冒険者補助員をやっていた。
しかしそれでは食べていけず、私は娼婦の真似事をした。
本番なしで口や手で男性客をとり、なんとか食い繋いだ。
いつしか私は剣をとった。
私はある程度に地位を手に入れた。
しかしそれから先には行けなかった。
娼婦の真似事をしていた過去がある私には品格がなく相応しくないと言われそれ以上には行けなかった。
ある日貴族の屋敷で行われる夜会のパーティー会場の護衛の手伝いを依頼された。
正直貴族にあまり関わりたくないがその護衛依頼を受けた冒険者達にはかつて世話になったので断れず引き受けた。
だがそれは罠だったようだ。
その夜会で暗殺未遂事件が起こった。
その夜会には元婚約者とかつて平民だった、今は私がいた公爵家に引き取られていたあの女も出席しておりその彼女が狙われたのだ。
そして首謀者は私だと決めつけられその場で取り押さえられた。
あの女が隠れて笑みを浮かべていた。
あの女は私にだけ見えるように笑う。
冒険者達は私を助けてくれず、申し訳なさそうな顔をして視線を逸らせていた。
私は尋問という名の拷問を受けた。
生活が苦しくても守った私の初めては木の棒で貫通させられた。
私の体はボロボロにされ、全裸で手足を縛られたまま治安の悪いと言われている場所に置き去りにされた。
そして私は盗賊に捕まり約一年間、精液処理道具にされた。
最初の頃に復讐を誓った気持ちが霧散し、泣き喚きもせず抵抗もせず無反応になり始めた頃に、盗賊に飽きられ今度はゴブリンの巣穴近くに放置された。
私はゴブリンの巣穴に持ち帰られ今度はゴブリンの精液処理道具となった。
もうこの頃になるとゴブリンに犯されることなど気にもならなくなった。
どうせ私は子供が産めない体になっているのだから。
私の置かれている部屋は物置小屋らしくゴブリンには似つかわしくない硬貨や宝石などが山のように積み上げられていた。
もしかしたらこの洞窟に元々誰かが宝の隠し場所として利用していたのを偶々ゴブリン達が巣穴として洞窟を利用し始めたのかもしれない。
もう月日を数えるのも面倒になった頃、私のところには一番の下っ端のゴブリン達しか来なくなった。
どうやら新鮮な精処理道具が手に入ったらしく、最初からボロボロで締まりが悪く反応が薄い私より、抵抗し泣き喚く新鮮な女性達に群がっているようだ。
恐らく私は間もなく殺処分されるだろう。
新しく入った女性達を生かしていくために余分な口減らしの為に。
ある日ゴブリン達の悲鳴が洞窟内に響いていた。
どうやら冒険者達がゴブリンの巣穴に乗り込んで来てゴブリン達を駆除をしているようだった。
しかし私が救助されることはなかった。
どうやら私のいた物置小屋は隠し部屋だったらしく冒険者達は気付かずに引き上げてしまった。
私は完全に閉じ込められた。
内から開けれず、外からしか開けられない仕様の扉のようだ。
私は縛られていなかったものの食事はゴブリンから与えられていたので当然すぐに飢える。
物置にはゴブリン達の戦利品しかなく保存食の類いはない。武器などの類いは置いてるわけもなく、あるのは金貨や銀貨といった硬貨の類いに宝石などの装飾品しかない。
死にたいと思いながらも必死に生きる道を探す私に苦笑した。
もう復讐しようという気概もなく、生きる目的もないのに。
私は空腹で狂いそうになる。
空腹のあまり私は床に散乱していた金貨を舐め回し、私は我慢出来ずに歯が欠けようがお構い無しにかじり、そして硬貨を飲み込んだ。
喉が渇き、水を探す。
床に散乱している物を掻き分け必死に探す。
すると怪しい色の液体が入った小瓶を数本発見した。
腐っているのか元々こんな色なのか、そんな事どうでもよく私は躊躇いもせず蓋を開け飲み干す。
かつて私は何でも口にした。
盗賊達には面白半分に小便や長期間貯めて腐った精液や弱い毒物の類いに、ゴブリン達には食料として毒草毒茸や生と腐った動物肉や虫や人間の肉まで食べさせられていたのだ。
今さら気にもしなかった。
予想に反して味はしなかったが少しは潤った。
私は目を覚ます。
どうやらいつの間にか気を失っていたらしい。
気が付くと部屋には何もなかった。
あれほど山のように積み上げてあった硬貨や宝石の類いの物がなくなっていた。
もしかしたら気絶している間に誰かがやって来て、私を放置してそれ以外を持ち去ったと思ったその時、誰かの声が頭に流れているのに気が付く。
『課金スキルを作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『課金スキルが作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『課金スキルが作動していますが先ほどからスキル保有者の応答なし。自動ステ振りを起動します』
『自動ステ振りを停止するには操作が必要です。注意して下さい』
『自動ステ振りを停止するには操作が必要です。注意して下さい』
よく分からない単語が混じった言葉が聞こえていた。
『初回特典のため今回は課金残高は減りません』
体力 +100 (限界値999)
耐久力+100 (限界値999)
持久力+100 (限界値999)
筋力 +100 (限界値999)
技量 +100 (限界値999)
魔法 +100 (限界値999)
信仰 0 (限界値999)
魔法
火属性 0(限界値999)
風属性 +100(限界値999)
土属性 0(限界値999)
水属性 0(限界値999)
信仰
光属性(神) 0(限界値999)
闇属性(邪神) +100(限界値999)
体力回復
耐久力回復
持久力回復
『次回からは課金残高が減少します。残高には気をつけて下さい』
『次回からは課金残高が減少します。残高には気をつけて下さい』
『課金すると返金は出来ません。気をつけて下さい』
『課金すると返金は出来ません。気をつけて下さい』
残り金額9999999E(エクスード)
現在の限界振り込み金額(9999999E)
私の体の傷や空腹感が消えていく。
それだけではなく力がわき上がってくる。
私は扉に両手を付けて思い切り押した。
バゴオオオオオオオオオオオオオオオン!
もの凄い勢いで扉が吹き飛び元ゴブリンの巣穴の洞窟内の壁に衝突、亀裂が入り洞窟が崩れそうになる。
私は慌てて地面に寝床として敷いた布切れの一枚を体に巻いて洞窟を出ようとするがすぐに体を止める。
生きてどうする?ここから出てどうする?このまま生き埋めになって死んだ方がいいんじゃないか?
復讐する気力も残ってない。生きる目的もないのに。
私は走り出した。
洞窟の外に。
ガラガラガラガラガラガラ!
完全に崩れて洞窟が塞がった。
私はいつぶりか分からない、久し振りの太陽の下に、洞窟の外に出た。
何の為に生きるか?それはまだ私には分からない。
私は布切れ一枚、布の下は全裸。
両腕には今は効果が失っている黒色の魔法封じの為に嵌められていた腕輪。
私は歩き出した。
この物語はとある女性の再生の物語である。
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(小説家になろう様にも投稿しています)
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