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第22話 乙女ゲーム外伝~その令嬢に敗北は似合わない!~
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「遅すぎだろ!もう一時間以上も経ってるんだぞ!」
「落ち着きなさい馬鹿!」
「落ち着いていられるか!その手を離せ年齢詐欺整形美人!」
「なんだとおら!大体精霊が見目麗しいのが多いのは人間の望みが反映されてるだけよ!さっきから言ってるけどアンタが泉に入ったら体がバラバラになるわよ!」
ヤミが泉に入って3分たったところでそわそわしだしたグレゴリオ。泉に入って5分後には自分も行くと騒ぎ出す。それを止めようとディーネと言い争いになりお互いが胸ぐらを掴み合い取っ組み合いに発展しを繰り返し1時間以上経過しようとしている。
「あの子の邪魔になるからダメだって!」
「邪魔じゃないもん!端っこで応援するだけだから!応援旗を振り回して応援するだけだから!」
「邪魔にしかならないわよ!アンタの応援なんて!」
ヒートアップしていく二人。
「「あっ、」」
泉の側で取っ組み合いをしていた二人が足を滑らせ転落し泉の中へと落ちてしまった。
『あばばばばばばばばばばばばば!!!』
グレゴリオは全身に激痛を感じるが痛みに耐えながら泉の底へと沈んでいく。
『これは・・・何処まで行くんだ?』
グレゴリオは底へと視線を向けるが暗闇が広がっているだけで底が全く見えない。
『これじゃ泉ってより海だろ!それに沈めば沈むほど全身に受ける痛みが増してる気がする。はっ!そうだアイツは?ディーネの奴は無事なのか!』
『アンタは私に遠慮が全くなくなったわね。まあ別にいいけどね』
『どこにいるんだ!無事なのか!お前に何かあったら・・・あったら・・・特にないな』
『ないのかよ!あるでしょ!ヤミちゃんが悲しむとかあるでしょうが!私は別に影響ないから心配しなくていいわよ。ただ姿を見られたくないだけ』
『姿を見られたくないだけ?どういうことだ?はっ、まさか整形美人は本当だったのか!』
『うっさい死ね!ここから先は本当に未知よ。何が起きるか分からないから注意しなさい!ふざけてると死ぬかもしれないわよ』
更に沈んでいくと、いや、いきなり水がなくなり宙に投げ出された。
「へっ、ほあああああああああ!!!死ぬ!死ぬ!マジで死ぬ」
海中探査からのいきなりヒモなしバンジーにグレゴリオは自分のステータスを忘れ慌てだすが、地面間近で急ブレーキがかかりゆっくりと着陸した。
「・・・おお、なんかわかないが助かったのか?お前が助けてくれたのかディーネ?」
「私じゃないわよ、けど誰かしらの干渉はあったわ」
「へえ、この世界に踏み込めるなんて、君何者だい?」
グレゴリオとディーネは同時に声がした後方へ振り向く。
「ようこそ、僕の腐界へ」
そこにはキングサイズを越えるベッドの上に衣服を着てない全裸姿の少女が葉巻をくわえ、その隣には少女と違い下着のみ着用した女性、ヤミの姿があった。
「もう、お嫁さんに、いけない」
ヤミは顔を両手で隠しているが赤面し悶えているのがよくわかった。
「ええやん、ええやん。嫁なんぞにいかんで一生儂の為に働きゃええんや、ぐへへへ」
少女は煙を吹かしヤミの胸を毛布越しにイヤらしく揉みながらオヤジ口調で弄ぶ。
「「ほんとに何があった!!!」」
「いやいや、別に大した事してないよ。最初はバトってたけどヤミが突破口を見つけられなくてね。ワンサイドゲームはつまないからちょっとだけルールを変えて勝負してたんだよねえ~、ヤ~ミちゃん!」
「くっ、殺せ~(棒)」
そこでディーネが気付いた。
『・・・ヤミちゃん、演技が下手すぐる!!!』
「きさまあああ!今すぐヤミ様から離れろおおお!!!」
Σ(Д゚;/)/、グレゴリオさん・・・まさか気付いてない?
『Final evolution』
グレゴリオの全身に黒い靄が発生し、魔力値が10倍以上に上がりどんどん上昇していく。
やっすい!コイツの覚醒ヤッス!
ヤミの下手くそな演技もそうだが一緒にチビッ子もニヤニヤしながらこっちの反応を楽しんでいる様子。
ディーネは単純なグレゴリオを馬鹿にしているがこの『Final evolution』は馬鹿には出来ない性能を秘めているのだ。グレゴリオのこの変身はある乙女ゲームの予約特典についてくるゲームに登場するラスボスを倒すためのイベントキャラなのだ。
『乙女ゲームの名前』外伝!~その令嬢に敗北は似合わない!~に登場するキャラである。
この外伝は完全にスピードの出し過ぎによる脱線したゲーム。本編のキャラは出てくるがはっきり言って別物に仕上がっている。
しかも主人公はグレゴリオ、ヒロインは聖女、仲間にはアレックス他本編の攻略キャラ数人で悪役令嬢はいない。発売当初はなぜこんなタイトルが付けられたかは不明であった。
これは予約特典についていたゲームだからそんなに時間は費やさないだろうとプレイヤー達は考えていた。
甘過ぎるは!!!
この乙女ゲーム開発スタッフが購入者に感謝することなど絶対にありえない。善意10%、悪意200%で構成されているスタッフ陣営がオマケなどつける筈がないのである。
乙女ゲームシリーズが難し過ぎるため難易度を落としてくれとあるプレイヤーが問い合わせると。
『貴重なご意見ありがとうございます。しかし貴方のような自称ゲーム実況者とか凄腕ゲーマーを名乗る輩の鼻をへし折ってやるため更なる地獄を用意したいと思います』
次の日、乙女ゲームのアップデートがなされ敵のステータスが10倍から20倍に跳ね上がり、攻略キャラの好感度が上がり難くなり下がり易くなった。しかも好感度が下がる度に主人公キャラ(聖女)に対して暴言を吐く仕様になった。
この仕様は難易度を下げろと問い合わせたプレイヤーの謝罪文が送られるまで1週間続いた。
乙女ゲームの課金アイテムがクソ過ぎるので高い金出すんだからもっとマシなアイテムを作れと問い合わせたプレイヤーに対して。
『貴重なご意見ありがとうございます。しかし我々スタッフ陣は貴方達のような楽して生きていきたいと思うゆとり世代と違い、努力と熱意で生きてきた叩き上げ世代ですので今後とも貴方達のようなゆとり世代が楽してクリアできないゲームを作っていきたいと思います』
次の日から1ヶ月間、乙女ゲームの課金アイテムの使用ならび購入が不可能になった。
『死ねクソスタッフ!!!』
ただの罵倒には、
『お前が死ねブス!!!』
と返すのが乙女ゲーム制作陣、外伝がただのオマケの筈がない!
しかも第4部以降出てこなくなったグレゴリオと悪役令嬢の名が出ているのだから。案の定本作と同じレベルのボリューム。そして地獄であった。
主人公(聖女)とパートナー(攻略キャラ)の二人でフィールドに出るのは変わらないが外伝では操作キャラだけでなくCPUの二人で戦闘するスタイル。
戦闘が有利になる?甘い、甘々過ぎる!楽して勝たせようとは思わないのが乙女ゲームスタッフ陣。実はこのゲーム・・・異常状態無効化アイテムがあるのに異常状態回復アイテムが存在しないのだ。つまり無効化アイテムを見つけなければ早々に詰む。しかも序盤は定番である毒異常を与えるモンスターがかなりの確率で出る。始まりの町で足踏みさせる開発陣営、鬼畜の所業である。
ちなみに毒異常状態無効アイテムは最初から所持しているという悪辣さ。
アイテム名『ただのファブリーズ・部屋用』
プレイヤー達の反応→
『『『『『???は????』』』』』
『何でコイツはファブリーズ持ち歩いてやがる!!!』
まあ当然の反応ですわな。
ただこのアイテムは結構良い値段で売れるので、甘ちゃんルーキーは大概が売って装備を整えても結局詰んでしまう。中堅プレイヤーは自身の鑑定などのスキルで調べたり(過去の乙女ゲームシリーズには金だけ取られて嘘の情報を流す鑑定屋がいたため)し、実は意味深なアイテムと見せ掛けておいて実はただの換金用のアイテムではと、プレイヤーが掌の上で踊っているのを笑うスタッフを想像し疑い出す。古参のプレイヤーは完全にこれは特別なアイテムだと断定して捜査を始める。
ちなみにこのアイテムは物語スタート地点である始まりの町にある5つもある教会の内の1つにある隠し階段を降りた先(モンスターは出ないが罠盛り沢山のフィールド扱い)にある異教徒を捕らえる牢屋の中にいる酔っ払った神父『罪深きファブリーズ使い(彼の名はアルチュー)』に『聖なる鑑定』をしてもらわなくてはならない。
プレイヤー達の反応→
『ファブリーズ使いってなんだよ!』
『アルチューって銀魂に出てこなかったっけ?新八がメガネ壊して幽霊が見えるメガネを貰った時の回だっけ?』
『コイツいない時があるんですけど!何脱獄してやがる!』
『最初話しかけたら酒を要求されたぞ!(要求をのまないとその日1日無視される。翌日行くと普通に会話できるようになる)』
『酒を所持してなく要求をのむを選んだら酒瓶投げつけられて一撃で死んだぞ!(翌日には普通に会話できるようになった)』
『始まりの町の神父が即死攻撃wwwww』
『殺しておいて翌日に素知らぬ顔で普通に会話かい!』
しかも聖なる鑑定をしてもらっても鑑定結果は。
『毒異常状態無効化(吹きかけタイプ)の容器』
中に入ってるのは別物だ。詰め替える必要有り。このままでは使用できない。
『『『『『???は???』』』』』
ここで始まりの町で伝説の酒のつまみ『龍神酎』を持っていると鑑定後にその場を立ち去ろうする主人公を持っていることに気付いた神父が呼び止めて会話に突入し、そのアイテムと交換で毒異常状態無効アイテム(液体)の中身が手に入る。
プレイヤー達の反応→
『『『『『ウゼーーーんですけど!!!』』』』』
『鑑定ついでに寄越せよ酔っ払い!』
『ていうか吹きかけタイプってなんだよ!無効化アイテムと聞いたら指輪とか腕輪のようなアイテムかスキルを思い浮かべるだろ普通!』
『二度手間じゃねーか!』
『メンドクセー!!!!』
この答えは神父の会話に出てくるが『依頼されたのは聖なる鑑定だけですが?』
プレイヤー達の神経を逆撫でするのが得意なスタッフ陣はドS集団である。
乙女ゲーム公式サイトにて『この外伝は本編より難易度がはるかに高いです!』と。
「落ち着きなさい馬鹿!」
「落ち着いていられるか!その手を離せ年齢詐欺整形美人!」
「なんだとおら!大体精霊が見目麗しいのが多いのは人間の望みが反映されてるだけよ!さっきから言ってるけどアンタが泉に入ったら体がバラバラになるわよ!」
ヤミが泉に入って3分たったところでそわそわしだしたグレゴリオ。泉に入って5分後には自分も行くと騒ぎ出す。それを止めようとディーネと言い争いになりお互いが胸ぐらを掴み合い取っ組み合いに発展しを繰り返し1時間以上経過しようとしている。
「あの子の邪魔になるからダメだって!」
「邪魔じゃないもん!端っこで応援するだけだから!応援旗を振り回して応援するだけだから!」
「邪魔にしかならないわよ!アンタの応援なんて!」
ヒートアップしていく二人。
「「あっ、」」
泉の側で取っ組み合いをしていた二人が足を滑らせ転落し泉の中へと落ちてしまった。
『あばばばばばばばばばばばばば!!!』
グレゴリオは全身に激痛を感じるが痛みに耐えながら泉の底へと沈んでいく。
『これは・・・何処まで行くんだ?』
グレゴリオは底へと視線を向けるが暗闇が広がっているだけで底が全く見えない。
『これじゃ泉ってより海だろ!それに沈めば沈むほど全身に受ける痛みが増してる気がする。はっ!そうだアイツは?ディーネの奴は無事なのか!』
『アンタは私に遠慮が全くなくなったわね。まあ別にいいけどね』
『どこにいるんだ!無事なのか!お前に何かあったら・・・あったら・・・特にないな』
『ないのかよ!あるでしょ!ヤミちゃんが悲しむとかあるでしょうが!私は別に影響ないから心配しなくていいわよ。ただ姿を見られたくないだけ』
『姿を見られたくないだけ?どういうことだ?はっ、まさか整形美人は本当だったのか!』
『うっさい死ね!ここから先は本当に未知よ。何が起きるか分からないから注意しなさい!ふざけてると死ぬかもしれないわよ』
更に沈んでいくと、いや、いきなり水がなくなり宙に投げ出された。
「へっ、ほあああああああああ!!!死ぬ!死ぬ!マジで死ぬ」
海中探査からのいきなりヒモなしバンジーにグレゴリオは自分のステータスを忘れ慌てだすが、地面間近で急ブレーキがかかりゆっくりと着陸した。
「・・・おお、なんかわかないが助かったのか?お前が助けてくれたのかディーネ?」
「私じゃないわよ、けど誰かしらの干渉はあったわ」
「へえ、この世界に踏み込めるなんて、君何者だい?」
グレゴリオとディーネは同時に声がした後方へ振り向く。
「ようこそ、僕の腐界へ」
そこにはキングサイズを越えるベッドの上に衣服を着てない全裸姿の少女が葉巻をくわえ、その隣には少女と違い下着のみ着用した女性、ヤミの姿があった。
「もう、お嫁さんに、いけない」
ヤミは顔を両手で隠しているが赤面し悶えているのがよくわかった。
「ええやん、ええやん。嫁なんぞにいかんで一生儂の為に働きゃええんや、ぐへへへ」
少女は煙を吹かしヤミの胸を毛布越しにイヤらしく揉みながらオヤジ口調で弄ぶ。
「「ほんとに何があった!!!」」
「いやいや、別に大した事してないよ。最初はバトってたけどヤミが突破口を見つけられなくてね。ワンサイドゲームはつまないからちょっとだけルールを変えて勝負してたんだよねえ~、ヤ~ミちゃん!」
「くっ、殺せ~(棒)」
そこでディーネが気付いた。
『・・・ヤミちゃん、演技が下手すぐる!!!』
「きさまあああ!今すぐヤミ様から離れろおおお!!!」
Σ(Д゚;/)/、グレゴリオさん・・・まさか気付いてない?
『Final evolution』
グレゴリオの全身に黒い靄が発生し、魔力値が10倍以上に上がりどんどん上昇していく。
やっすい!コイツの覚醒ヤッス!
ヤミの下手くそな演技もそうだが一緒にチビッ子もニヤニヤしながらこっちの反応を楽しんでいる様子。
ディーネは単純なグレゴリオを馬鹿にしているがこの『Final evolution』は馬鹿には出来ない性能を秘めているのだ。グレゴリオのこの変身はある乙女ゲームの予約特典についてくるゲームに登場するラスボスを倒すためのイベントキャラなのだ。
『乙女ゲームの名前』外伝!~その令嬢に敗北は似合わない!~に登場するキャラである。
この外伝は完全にスピードの出し過ぎによる脱線したゲーム。本編のキャラは出てくるがはっきり言って別物に仕上がっている。
しかも主人公はグレゴリオ、ヒロインは聖女、仲間にはアレックス他本編の攻略キャラ数人で悪役令嬢はいない。発売当初はなぜこんなタイトルが付けられたかは不明であった。
これは予約特典についていたゲームだからそんなに時間は費やさないだろうとプレイヤー達は考えていた。
甘過ぎるは!!!
この乙女ゲーム開発スタッフが購入者に感謝することなど絶対にありえない。善意10%、悪意200%で構成されているスタッフ陣営がオマケなどつける筈がないのである。
乙女ゲームシリーズが難し過ぎるため難易度を落としてくれとあるプレイヤーが問い合わせると。
『貴重なご意見ありがとうございます。しかし貴方のような自称ゲーム実況者とか凄腕ゲーマーを名乗る輩の鼻をへし折ってやるため更なる地獄を用意したいと思います』
次の日、乙女ゲームのアップデートがなされ敵のステータスが10倍から20倍に跳ね上がり、攻略キャラの好感度が上がり難くなり下がり易くなった。しかも好感度が下がる度に主人公キャラ(聖女)に対して暴言を吐く仕様になった。
この仕様は難易度を下げろと問い合わせたプレイヤーの謝罪文が送られるまで1週間続いた。
乙女ゲームの課金アイテムがクソ過ぎるので高い金出すんだからもっとマシなアイテムを作れと問い合わせたプレイヤーに対して。
『貴重なご意見ありがとうございます。しかし我々スタッフ陣は貴方達のような楽して生きていきたいと思うゆとり世代と違い、努力と熱意で生きてきた叩き上げ世代ですので今後とも貴方達のようなゆとり世代が楽してクリアできないゲームを作っていきたいと思います』
次の日から1ヶ月間、乙女ゲームの課金アイテムの使用ならび購入が不可能になった。
『死ねクソスタッフ!!!』
ただの罵倒には、
『お前が死ねブス!!!』
と返すのが乙女ゲーム制作陣、外伝がただのオマケの筈がない!
しかも第4部以降出てこなくなったグレゴリオと悪役令嬢の名が出ているのだから。案の定本作と同じレベルのボリューム。そして地獄であった。
主人公(聖女)とパートナー(攻略キャラ)の二人でフィールドに出るのは変わらないが外伝では操作キャラだけでなくCPUの二人で戦闘するスタイル。
戦闘が有利になる?甘い、甘々過ぎる!楽して勝たせようとは思わないのが乙女ゲームスタッフ陣。実はこのゲーム・・・異常状態無効化アイテムがあるのに異常状態回復アイテムが存在しないのだ。つまり無効化アイテムを見つけなければ早々に詰む。しかも序盤は定番である毒異常を与えるモンスターがかなりの確率で出る。始まりの町で足踏みさせる開発陣営、鬼畜の所業である。
ちなみに毒異常状態無効アイテムは最初から所持しているという悪辣さ。
アイテム名『ただのファブリーズ・部屋用』
プレイヤー達の反応→
『『『『『???は????』』』』』
『何でコイツはファブリーズ持ち歩いてやがる!!!』
まあ当然の反応ですわな。
ただこのアイテムは結構良い値段で売れるので、甘ちゃんルーキーは大概が売って装備を整えても結局詰んでしまう。中堅プレイヤーは自身の鑑定などのスキルで調べたり(過去の乙女ゲームシリーズには金だけ取られて嘘の情報を流す鑑定屋がいたため)し、実は意味深なアイテムと見せ掛けておいて実はただの換金用のアイテムではと、プレイヤーが掌の上で踊っているのを笑うスタッフを想像し疑い出す。古参のプレイヤーは完全にこれは特別なアイテムだと断定して捜査を始める。
ちなみにこのアイテムは物語スタート地点である始まりの町にある5つもある教会の内の1つにある隠し階段を降りた先(モンスターは出ないが罠盛り沢山のフィールド扱い)にある異教徒を捕らえる牢屋の中にいる酔っ払った神父『罪深きファブリーズ使い(彼の名はアルチュー)』に『聖なる鑑定』をしてもらわなくてはならない。
プレイヤー達の反応→
『ファブリーズ使いってなんだよ!』
『アルチューって銀魂に出てこなかったっけ?新八がメガネ壊して幽霊が見えるメガネを貰った時の回だっけ?』
『コイツいない時があるんですけど!何脱獄してやがる!』
『最初話しかけたら酒を要求されたぞ!(要求をのまないとその日1日無視される。翌日行くと普通に会話できるようになる)』
『酒を所持してなく要求をのむを選んだら酒瓶投げつけられて一撃で死んだぞ!(翌日には普通に会話できるようになった)』
『始まりの町の神父が即死攻撃wwwww』
『殺しておいて翌日に素知らぬ顔で普通に会話かい!』
しかも聖なる鑑定をしてもらっても鑑定結果は。
『毒異常状態無効化(吹きかけタイプ)の容器』
中に入ってるのは別物だ。詰め替える必要有り。このままでは使用できない。
『『『『『???は???』』』』』
ここで始まりの町で伝説の酒のつまみ『龍神酎』を持っていると鑑定後にその場を立ち去ろうする主人公を持っていることに気付いた神父が呼び止めて会話に突入し、そのアイテムと交換で毒異常状態無効アイテム(液体)の中身が手に入る。
プレイヤー達の反応→
『『『『『ウゼーーーんですけど!!!』』』』』
『鑑定ついでに寄越せよ酔っ払い!』
『ていうか吹きかけタイプってなんだよ!無効化アイテムと聞いたら指輪とか腕輪のようなアイテムかスキルを思い浮かべるだろ普通!』
『二度手間じゃねーか!』
『メンドクセー!!!!』
この答えは神父の会話に出てくるが『依頼されたのは聖なる鑑定だけですが?』
プレイヤー達の神経を逆撫でするのが得意なスタッフ陣はドS集団である。
乙女ゲーム公式サイトにて『この外伝は本編より難易度がはるかに高いです!』と。
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