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第3話 獣人の生い立ち
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さっそく義手を売り込んでくれるわ!!!
アガトラムが歩き出したためティアもアガトラムの隣について歩き出した。
「なんて呼べばいい?アガトラムって呼び捨ては、馴れ馴れしいかな?さん?くん?先輩?」
「・・・好きに呼べ」
「じゃあ呼び捨てる!アガトラムは元冒険者なのか?さっきの動きは素人じゃ絶対にできないだろ?・・・片腕をモンスターにやられて引退したみたいな?」
出会ってすぐの奴に話したくないだろうが、私は己の研究のためなら他人の傷口に塩を塗りたくり抉ることも辞さないのだ!!!
「・・・・俺は冒険者じゃない、というよりなれない」
アガトラムは左腕を見せてくる。
「????」
ティアはアガトラムが何が言いたいのかが理解出来なかった。アガトラムは左腕にある黒の二本線、シンプルなタトゥーを指差す
がそれでもティアはわからないでいた。
アガトラムは説明する。
左腕にある二本線のタトゥーは特別な道具で彫られる『絶対に消えないタトゥー』で罪人を意味する。
冒険者になるためには、冒険者ギルドに登録する必要がある。登録時に、『名前』・『出身地』・『希望役職』と『制約書』にサインを書かされる。基本的には、それだけで冒険者にはなれる。
だが犯罪歴がある者は、罪の軽い重い関係なく王国に属する貴族の保証人が必要なのだ。冒険者だけではなく王国で罪人は保証人なしでは真っ当な仕事には就けず、犯罪者は犯罪を繰り返すらしい。
「お前、神国から来たのか?」
「まあ、その、・・・・そうだが」
神国と王国は今のところ敵対はしてないが、仲が良いとは言い難く変に言い訳すると間者と疑われ通報されてしまうかもしれないのでとりあえずは素直に肯定しておく。
「・・・・そうか、お前がこの国に住み続けるなら魔物が食えるようにならないとな」
「えっ!!!王国じゃあ魔物を食べるのか!!!」
「・・・・『オーク』とかな」
「うえええ!!!あの豚面野郎食べるのか!!!」
オークとは猪のような牙が目立つ豚のような顔、肌の色は灰色で分厚い筋肉に覆われ巨漢のような体躯で二足歩行をし、山間部や荒れ地によく発見される残虐な食人性を持つモンスターで、旺盛な生殖欲を持ち、エルフ以外の人種と交配が可能と云われている。オークの上異種の中には予知に近い能力を持つ者がいると言われている厄介なモンスターだ。
「学生時代に食堂で魔物肉入りと知らずに頼んだ神国の留学生が吐いて大変だったな。ブリドン王国だけじゃなくて他の国でも食べてるぞ、」
アガトラムは急に立ち止まる。
「どうした?」
「ちょうどオークが歩いてるぞ」
アガトラムが指差す方向にはオークが一体で歩いてる。
「近辺にはオークはアイツしかいないな。群れから離れたのか?」
「『気配察知』でも使えるの?」
「いや、匂いで分かる。少なくとも2~3キロ圏内にはいないな」
何を言っているんだこの男は?嗅覚に特化した獣人は他にもいるが数キロ先の匂いが嗅ぎとれるやつなんていないぞ。
『・・・・いや、待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!まさか!!!!『原種』に限りなく近い血筋なのか!!!!それならあり得る!!!!』
現代の獣人は人間に獣の耳や尻尾等の部分を足したような容姿をしているが古代は違った。どちらかと言えばモンスターに部類されてしまいそうな容姿だったらしい。
私が見つけた古文書にそう記されていた。
これを世間に発表しても信じてはもらえないだろうが。というより自分達の先祖がモンスターに部類されるような存在など絶対に獣人達は認めないだろう。
古代の獣人は、動物の頭部と人間のような構造の上半身に脚部が動物の足、動物の尾、 全身を毛皮で包まれていた。
今のような容姿になったのは『獣王』と呼ばれた一体の狼の獣人『銀狼』のせいとも記されていた。
現在、大陸の人口は人間の方が圧倒的に多いが、昔は獣人の方が多かった。かつて大陸では『竜種』等の圧倒的な強さを誇るモンスターが数多く、当時は特殊な力を持たなかった人間はモンスターの食料にされていた。獣人は逃げ切るだけの身体能力があるため、モンスターに遭遇しても人間よりは生存率が高かった。
そんな時代に一体の獣人が現れ、獣人の栄光と失墜の時代が訪れる。
その獣人は竜種のような強力なモンスターを捕食していた。そのおかげで獣人だけでなく他の種族の生存率がグッと上がり、道の往来が可能となり、今まで関わり合うことのなかった他の種族同士が出会い、多少の衝突はあったものの和解し、親交を深めていった。このおかげで人間は他種族との血が交ざり、様々な能力を身に宿すようになる。
他種族達は銀狼を最強の獣人、『獣王』と呼び、崇める者もいたらしい。
獣人達は獣王を真似て、我関せずで孤高を貫き強力なモンスターを狩り続けたが問題が発生した。
狩り続けた結果、自分達より強い、または苦戦するほどの強いモンスターが減り食料が少なくなった。おまけに『生態系が崩れる何かしらの現象』が起こり、竜種に次ぐ強いモンスターも急激に数を減していった。
なら別の物を食べればいいじゃんと思った人もいるだろうが、銀狼を筆頭に、当時の上位獣人は・・・・残念ながら脳筋馬鹿だった。
『我は己が狩った肉しか喰わぬ!!!なにいいい、畑で採れた野菜を食えばいいだと?馬鹿か?あんな草なんぞエルフにでも食わせていろ!!!』
『なにいいい、我が狩った獲物を保存して置いた?これならセーフだと?そんな屁理屈まかり通るか!!!そんな物、欲しがっている他種族にでもくれてやれ!!!』
『新生竜を見つけたので狩りに行きませんかだと?成竜になるまで待てぬか馬鹿が!!!新生竜なんぞ弱過ぎるわ!!!百年以上掛かる?なら別の竜種を見つけてこい!!!』
『・・・・弱い、弱過ぎる!!!貴様等が食え!!!我は強者しか食わぬが捨て置くのはさすがに気が引けるのでな!!!』
銀狼は十年以上、食べ物を口にせず衰弱死した。
強い獣人たちは飢えて次々に死んでいった。
竜種のような強力な力を持つモンスターは激減したものの人種が手に負えないモンスターもまだまだ残っている。全ての獣人が強いわけではない。
中には狩りが不得意な獣人達も存在する。
原種の獣人は若い頃は一ヶ所に定住せず旅をして一人で生き、伴侶を見つけると縄張りを作り生涯をその地で生きる。自身の子ができた場合は成人まで育て、その後は住み処から追い出し二度と帰ってこさせなかったが、このままでは獣人の絶滅は避けられない。最初は群れを作り協力しあい生活していたが、なかなか上手くいかず、獣人達は他種族と手を組むことを決断。
そして多くの他種族と交流し、この大陸で始めて『国』というものを作った人間と接触し、永い年月を掛けて人間から集団での生活のノウハウを学び、その対価として獣人は身体能力を活かして人間の国で肉体労働で支払った。獣人達は村を作り、町を作り、国を作り上げていった。
その永い年月、人間との深い交流によって獣人の中に人間の血が濃く混ざり、段々と獣の血が薄まり、見た目が今のような姿になり獣人の生き方も人間とたいして変わらないものとなった。
って!!!腕の話から見事に逸らされて別の事を考えてたよ!
「おい、食わねえのか?」
思考の海に沈んでいる間にオークを倒していたようだが、私は信じられない光景を目にする。
ゴキャア!!ブチブチブチ!!!バチュン!!!
アガトラムは地面に倒れたオークの体を足で踏み固定した後にオークの右手首を掴むと力一杯引っ張り引き千切る。そして信じられないことにアガトラムはそのオークの腕にかぶりついた。
ワイルドおおおお!!!野性味溢れ過ぎだろ!!!え?ブリドン王国って生で魔物の肉食べるの?焼かないの?ヤバい、生きていける気がしないんですけど!!!『お父様』があの国は野蛮人の国と言っていたが気持ちがわかる気がする!!!
立ち尽くす私を見て何かに気付いたかのように、アガトラムは自身の腰にあるバックの中に手を突っ込み、ある物を取り出すと私に近付き手渡してきた。
ティアは『ナイフ』と『フォーク』を手に入れた。
・・・・ちげえええええよ!!!別に口や手を汚したくなくて食べないわけじゃないから!!!え?口周りをオークの血で汚れたままでぎこちない笑みを浮かべて、ほら、遠慮すんな、みたいな顔?え?ホントに食べるの?食べなきゃダメ?
少し涙目になっている私を見たアガトラムはまた腰のバックの中に手を入れてある物を取り出し私に渡してきた。
ティアは『タオル』を手に入れた。
だから、ちげえええから!!!汚れを気にしてるわけじゃねえよ!!!あああもういい!!!女は度胸!!!やってやんよ!!!
私はアガトラムが持っていたオークの腕にかぶりつく。
・・・・うえええええええ!!!口一杯に広がるオークの血!!!ていうか、まんま生肉なんですけど!!!不味い不味い不味い不味い!!!吐きそう!!!けど我慢!!!根性!!!噛みきれないいいい!!!オークの筋肉かっったい!!!ようやく噛み千切れたけど・・・無理!!!やっぱり無理だよおおおお!!!!!!!うえええええええ!!!・・・・飲み込めた、やった、やったぞ、お父様、お母様、お兄様、私は試練に打ち勝ったぞ。
「・・・・まあ、調理せずに生で食うのは俺くらいなもんだがな」
ティアはその場で崩れ落ち、地面に嘔吐するのであった。
アガトラムが歩き出したためティアもアガトラムの隣について歩き出した。
「なんて呼べばいい?アガトラムって呼び捨ては、馴れ馴れしいかな?さん?くん?先輩?」
「・・・好きに呼べ」
「じゃあ呼び捨てる!アガトラムは元冒険者なのか?さっきの動きは素人じゃ絶対にできないだろ?・・・片腕をモンスターにやられて引退したみたいな?」
出会ってすぐの奴に話したくないだろうが、私は己の研究のためなら他人の傷口に塩を塗りたくり抉ることも辞さないのだ!!!
「・・・・俺は冒険者じゃない、というよりなれない」
アガトラムは左腕を見せてくる。
「????」
ティアはアガトラムが何が言いたいのかが理解出来なかった。アガトラムは左腕にある黒の二本線、シンプルなタトゥーを指差す
がそれでもティアはわからないでいた。
アガトラムは説明する。
左腕にある二本線のタトゥーは特別な道具で彫られる『絶対に消えないタトゥー』で罪人を意味する。
冒険者になるためには、冒険者ギルドに登録する必要がある。登録時に、『名前』・『出身地』・『希望役職』と『制約書』にサインを書かされる。基本的には、それだけで冒険者にはなれる。
だが犯罪歴がある者は、罪の軽い重い関係なく王国に属する貴族の保証人が必要なのだ。冒険者だけではなく王国で罪人は保証人なしでは真っ当な仕事には就けず、犯罪者は犯罪を繰り返すらしい。
「お前、神国から来たのか?」
「まあ、その、・・・・そうだが」
神国と王国は今のところ敵対はしてないが、仲が良いとは言い難く変に言い訳すると間者と疑われ通報されてしまうかもしれないのでとりあえずは素直に肯定しておく。
「・・・・そうか、お前がこの国に住み続けるなら魔物が食えるようにならないとな」
「えっ!!!王国じゃあ魔物を食べるのか!!!」
「・・・・『オーク』とかな」
「うえええ!!!あの豚面野郎食べるのか!!!」
オークとは猪のような牙が目立つ豚のような顔、肌の色は灰色で分厚い筋肉に覆われ巨漢のような体躯で二足歩行をし、山間部や荒れ地によく発見される残虐な食人性を持つモンスターで、旺盛な生殖欲を持ち、エルフ以外の人種と交配が可能と云われている。オークの上異種の中には予知に近い能力を持つ者がいると言われている厄介なモンスターだ。
「学生時代に食堂で魔物肉入りと知らずに頼んだ神国の留学生が吐いて大変だったな。ブリドン王国だけじゃなくて他の国でも食べてるぞ、」
アガトラムは急に立ち止まる。
「どうした?」
「ちょうどオークが歩いてるぞ」
アガトラムが指差す方向にはオークが一体で歩いてる。
「近辺にはオークはアイツしかいないな。群れから離れたのか?」
「『気配察知』でも使えるの?」
「いや、匂いで分かる。少なくとも2~3キロ圏内にはいないな」
何を言っているんだこの男は?嗅覚に特化した獣人は他にもいるが数キロ先の匂いが嗅ぎとれるやつなんていないぞ。
『・・・・いや、待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!まさか!!!!『原種』に限りなく近い血筋なのか!!!!それならあり得る!!!!』
現代の獣人は人間に獣の耳や尻尾等の部分を足したような容姿をしているが古代は違った。どちらかと言えばモンスターに部類されてしまいそうな容姿だったらしい。
私が見つけた古文書にそう記されていた。
これを世間に発表しても信じてはもらえないだろうが。というより自分達の先祖がモンスターに部類されるような存在など絶対に獣人達は認めないだろう。
古代の獣人は、動物の頭部と人間のような構造の上半身に脚部が動物の足、動物の尾、 全身を毛皮で包まれていた。
今のような容姿になったのは『獣王』と呼ばれた一体の狼の獣人『銀狼』のせいとも記されていた。
現在、大陸の人口は人間の方が圧倒的に多いが、昔は獣人の方が多かった。かつて大陸では『竜種』等の圧倒的な強さを誇るモンスターが数多く、当時は特殊な力を持たなかった人間はモンスターの食料にされていた。獣人は逃げ切るだけの身体能力があるため、モンスターに遭遇しても人間よりは生存率が高かった。
そんな時代に一体の獣人が現れ、獣人の栄光と失墜の時代が訪れる。
その獣人は竜種のような強力なモンスターを捕食していた。そのおかげで獣人だけでなく他の種族の生存率がグッと上がり、道の往来が可能となり、今まで関わり合うことのなかった他の種族同士が出会い、多少の衝突はあったものの和解し、親交を深めていった。このおかげで人間は他種族との血が交ざり、様々な能力を身に宿すようになる。
他種族達は銀狼を最強の獣人、『獣王』と呼び、崇める者もいたらしい。
獣人達は獣王を真似て、我関せずで孤高を貫き強力なモンスターを狩り続けたが問題が発生した。
狩り続けた結果、自分達より強い、または苦戦するほどの強いモンスターが減り食料が少なくなった。おまけに『生態系が崩れる何かしらの現象』が起こり、竜種に次ぐ強いモンスターも急激に数を減していった。
なら別の物を食べればいいじゃんと思った人もいるだろうが、銀狼を筆頭に、当時の上位獣人は・・・・残念ながら脳筋馬鹿だった。
『我は己が狩った肉しか喰わぬ!!!なにいいい、畑で採れた野菜を食えばいいだと?馬鹿か?あんな草なんぞエルフにでも食わせていろ!!!』
『なにいいい、我が狩った獲物を保存して置いた?これならセーフだと?そんな屁理屈まかり通るか!!!そんな物、欲しがっている他種族にでもくれてやれ!!!』
『新生竜を見つけたので狩りに行きませんかだと?成竜になるまで待てぬか馬鹿が!!!新生竜なんぞ弱過ぎるわ!!!百年以上掛かる?なら別の竜種を見つけてこい!!!』
『・・・・弱い、弱過ぎる!!!貴様等が食え!!!我は強者しか食わぬが捨て置くのはさすがに気が引けるのでな!!!』
銀狼は十年以上、食べ物を口にせず衰弱死した。
強い獣人たちは飢えて次々に死んでいった。
竜種のような強力な力を持つモンスターは激減したものの人種が手に負えないモンスターもまだまだ残っている。全ての獣人が強いわけではない。
中には狩りが不得意な獣人達も存在する。
原種の獣人は若い頃は一ヶ所に定住せず旅をして一人で生き、伴侶を見つけると縄張りを作り生涯をその地で生きる。自身の子ができた場合は成人まで育て、その後は住み処から追い出し二度と帰ってこさせなかったが、このままでは獣人の絶滅は避けられない。最初は群れを作り協力しあい生活していたが、なかなか上手くいかず、獣人達は他種族と手を組むことを決断。
そして多くの他種族と交流し、この大陸で始めて『国』というものを作った人間と接触し、永い年月を掛けて人間から集団での生活のノウハウを学び、その対価として獣人は身体能力を活かして人間の国で肉体労働で支払った。獣人達は村を作り、町を作り、国を作り上げていった。
その永い年月、人間との深い交流によって獣人の中に人間の血が濃く混ざり、段々と獣の血が薄まり、見た目が今のような姿になり獣人の生き方も人間とたいして変わらないものとなった。
って!!!腕の話から見事に逸らされて別の事を考えてたよ!
「おい、食わねえのか?」
思考の海に沈んでいる間にオークを倒していたようだが、私は信じられない光景を目にする。
ゴキャア!!ブチブチブチ!!!バチュン!!!
アガトラムは地面に倒れたオークの体を足で踏み固定した後にオークの右手首を掴むと力一杯引っ張り引き千切る。そして信じられないことにアガトラムはそのオークの腕にかぶりついた。
ワイルドおおおお!!!野性味溢れ過ぎだろ!!!え?ブリドン王国って生で魔物の肉食べるの?焼かないの?ヤバい、生きていける気がしないんですけど!!!『お父様』があの国は野蛮人の国と言っていたが気持ちがわかる気がする!!!
立ち尽くす私を見て何かに気付いたかのように、アガトラムは自身の腰にあるバックの中に手を突っ込み、ある物を取り出すと私に近付き手渡してきた。
ティアは『ナイフ』と『フォーク』を手に入れた。
・・・・ちげえええええよ!!!別に口や手を汚したくなくて食べないわけじゃないから!!!え?口周りをオークの血で汚れたままでぎこちない笑みを浮かべて、ほら、遠慮すんな、みたいな顔?え?ホントに食べるの?食べなきゃダメ?
少し涙目になっている私を見たアガトラムはまた腰のバックの中に手を入れてある物を取り出し私に渡してきた。
ティアは『タオル』を手に入れた。
だから、ちげえええから!!!汚れを気にしてるわけじゃねえよ!!!あああもういい!!!女は度胸!!!やってやんよ!!!
私はアガトラムが持っていたオークの腕にかぶりつく。
・・・・うえええええええ!!!口一杯に広がるオークの血!!!ていうか、まんま生肉なんですけど!!!不味い不味い不味い不味い!!!吐きそう!!!けど我慢!!!根性!!!噛みきれないいいい!!!オークの筋肉かっったい!!!ようやく噛み千切れたけど・・・無理!!!やっぱり無理だよおおおお!!!!!!!うえええええええ!!!・・・・飲み込めた、やった、やったぞ、お父様、お母様、お兄様、私は試練に打ち勝ったぞ。
「・・・・まあ、調理せずに生で食うのは俺くらいなもんだがな」
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