銀腕のアガトラム
『七年前』
ブリドン王国、モツイラ騎士学校の卒業式。
一組男女の卒業生が決闘事件を起こす。
その二人は騎士学校卒業試験を歴代最高点でクリアした最優秀生徒である。
一人はブリドン王国公爵家の次女。
一人はブリドン王国男爵家・・・から推薦してもらい騎士学校に入学していた平民。
その決闘の結末、勝利したのは公爵家の令嬢。
男の方は右腕を切断する重傷を負う。
二人の卒業後は騎士団に内定が決まっていたが公爵家令嬢は見習いをすっ飛ばし近衛騎士に、平民の男は内定が取り消され永久追放処分。
男は公爵家令嬢に決闘を申し込み傷を負わせたことにより卒業資格を取り消し、騎士学校を退学させられ、王都と公爵家の領地に立ち入りを禁じられた。
世間では自分の力に酔いしれ思い上がった平民の男が公爵の令嬢に決闘を挑み、無様に返り討ちにあい逃げ去ったと、だが、真相は違う。
実は卒業式当日、公爵家の令嬢が平民の男を人気のない場所に呼び出し、なんと愛の告白したのだ。
その現場に令嬢の兄、次期公爵家当主(シスコン)が目撃して後ろから斬りかかり平民の男を殺害しようとしたのだ。
この醜聞が流れるのは公爵家とっては相当にまずい。
現当主、令嬢の父は噂が広がり過ぎて騒ぎをなかったことにはできないと判断し、公爵家側の都合の良いような内容にした。
平民の男は自分を推薦してくれた男爵家に迷惑が掛からないようにするという条件でそれを了承し王都から姿を消した。
『現在』
平民の男は冒険者・・・ではなく自作した銀細工を売る露店商をやっていたが全く売れず路上で寝る生活を送っていた。
だがその生活はモンスターに襲われていたある少女を助けたことにより一変する。
『貴方の異能力は普通じゃない!!!』
彼は銀を生み出し操る異能力が使えたが、彼の生み出す銀はただの銀ではなく、というより名前に銀は付くが全くの別物で『聖王銀』と呼ばれるものだった。
聖王銀・・・古の獣王が生み出したと云われ、本来この世界には存在しない物質。
永遠に錆びず、熱に強く、形を変える事は非常に困難、あらゆる病を払い除ける力を持つと伝えられている。
その価値、指輪一つで一生を遊んでくらせるものだった。
この世界には異能力や魔法が存在し、獣人やエルフといった特殊な人種も存在する。しかしその中でも男の力は群を抜き異質であり注目を浴びるようになる。
平民の男は犬の獣人(本当は絶滅したと云われている狼の獣人)。
本名は捨て、現在はアガトラムと名乗る。
彼は一体どうなってしまうのか?
ブリドン王国、モツイラ騎士学校の卒業式。
一組男女の卒業生が決闘事件を起こす。
その二人は騎士学校卒業試験を歴代最高点でクリアした最優秀生徒である。
一人はブリドン王国公爵家の次女。
一人はブリドン王国男爵家・・・から推薦してもらい騎士学校に入学していた平民。
その決闘の結末、勝利したのは公爵家の令嬢。
男の方は右腕を切断する重傷を負う。
二人の卒業後は騎士団に内定が決まっていたが公爵家令嬢は見習いをすっ飛ばし近衛騎士に、平民の男は内定が取り消され永久追放処分。
男は公爵家令嬢に決闘を申し込み傷を負わせたことにより卒業資格を取り消し、騎士学校を退学させられ、王都と公爵家の領地に立ち入りを禁じられた。
世間では自分の力に酔いしれ思い上がった平民の男が公爵の令嬢に決闘を挑み、無様に返り討ちにあい逃げ去ったと、だが、真相は違う。
実は卒業式当日、公爵家の令嬢が平民の男を人気のない場所に呼び出し、なんと愛の告白したのだ。
その現場に令嬢の兄、次期公爵家当主(シスコン)が目撃して後ろから斬りかかり平民の男を殺害しようとしたのだ。
この醜聞が流れるのは公爵家とっては相当にまずい。
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だがその生活はモンスターに襲われていたある少女を助けたことにより一変する。
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