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第7話 厳しいなブリドン王国
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アガトラム、ティア=ケヒト、七號乖離(ナナゴウカイリ)は三人でブリドン王国とフォーモール神国の国境にある関所を目指すことになった。
その道中、首吊り自殺した場合、頸動脈洞が圧迫されて頸動脈洞反射によって急激に血圧が低下し、痛みも苦しみもなく、平均で約7秒で意識喪失にいたる。この頸動脈洞反射が起きるため、首吊りは安楽な自殺方法であると本に書かれていたのを思い出した。首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。他の方法なんか考える必要はないとまで書いてあったな。
何でそんな事を考えているのかだって?そりゃあ・・・目の前にあるからだろ?首を吊ってる死体が、それも一体や二体じゃなく森の木々の枝に何百と吊るされていた。ただし人ではなくゴブリンの死体。うん、誰が殺ったかは直ぐに分かった。
「これ、お前がやったろカイリ?」
私の問いに、わざとらしく驚いた表情を浮かべてアガトラムを指差す。
「お前だよ!証拠はあがってんだよ!」
私は何体かのゴブリンの死体を指差す。
他の死体とは違い、首を吊られてるだけでなく身体を縄を奇妙な縛り方で、その縛り方はカイリの身体を縛っている縄と同じ縛り方であった。
「もう~、縛り方を覚えてるほどちゃんと見てたんだね。お・ま・せ・さん!もしかして興味が湧いたの!なら一緒に一流のサラケニストを目指そう!」
「ちげーよ!見せつけられたもんがインパクトがでかすぎて覚えてたんだ!誤魔化すな!完全にお前だろ!!!」
「ふっ、僕ときたら人型のモンスターを遭遇するとついつい試したくなるのが僕の悪い癖、人だと危ないから出来ないけどモンスターなら殺しても心を痛めずに済むから、どれくらいの角度まで折り曲げられるか?どれくらいの力で締め付けられるか?限界を知るのに便利だよね」
・・・・よく見ると人間も混じってた!
「ああ、あれは盗賊を装った暗殺者だから気にしなくていいよ。金を貰って人殺しするようなクズ共もモンスターと同列だと思っているからね~僕は」
「気持ち悪いよ!!!」
「もう~、はいはい、後始末しちゃおうかな?」
パチンッ!とカイリが指を鳴らした瞬間、ゴブリン達を縛っていた黒い縄が赤く輝き、一斉に爆ぜて死体を炎で包み込む。
ババババババババババババババババッ!!!
森に爆発音が鳴り響く。
「汚物は消毒・・・・」
「おい、カイリ・・・・これ、どんだけ吊るしてるんだ?」
ババババババババババババババババッ!
なおも続く爆発音。
「えっと、森に入って、通り道には・・・・っ、てへっ!」
「てへっ、じゃねええええよ!!!」
ババババババババババババババババッ!
死体を燃やす炎が死体を吊るしていた木に引火。炎がどんどん広がっていく。
ババババババババババババババババッ!
「ヤバいよヤバいよ!!!ハカセちゃん!!!どうしよう!!!」
「お前が火を着けたんだろう!なんとかしろ!」
「無理無理!僕の異能は起爆するだけだから!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに、この世界には『資質』と『能力』が存在する。
『資質』とはその人が生まれつき備えている性質や才能を指す。
資質は先天的な性質。
『能力』とは環境や教育などによって、その人の中に形成される物事を成し遂げる性質を指す。
能力は後天的な性質。
・七號乖離〈一部情報開示〉
『資質』【物体透視(任意発動)】
物質の壁を突き抜けて対象を認識する。
『資質』【エクスタシー(常時発動)】
興奮状態・無我状態に陥りやすい。
『能力』【黒縄爆導索】
内部に爆弾が埋め込まれた縄を生み出す能力。
投射すると自動追尾して標的に巻き付き拘束する。
強度・太さは自由自在。
起爆は本人の任意でのみ。火気を近付けても発火しない。
『能力』【カリギュラ(任意発動)】
敵(生物限定)の思考低下、自身に注意を引き付ける能力。
『能力』【ラジカルブースト(条件発動)】
服装が過激であればあるほど身体能力が上昇。
『能力』【ニルヴァーナ(条件発動)】
拘束具から解放後、全裸状態時のみ発動可能。全ての能力が超上昇。
制限時間(三分間)。
能力停止後、思考・身体能力一時低下。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バキバキバキバキッ!!!
爆破の勢いに太い樹木でも耐えきれず次々に倒れ、私達の方にも向かってきた。
ティアは能力を発動させる。
ティアは右腕を前方に突き出すとバチバチと音を鳴らせながら手首に青色の電気の輪が発生。
「【マグネティックウェーブ】」
ティア達の方へ倒れてきた樹木を含めた三人以外の全ての物がティアを中心に100m先まで弾き出される。
「「「「キィーキィー」」」」
上空に神国では見たことがないモンスターが複数匹私に向かって飛んできた。
「何なのあれ!!!」
「ん?ああ、あれは『モスマン』っていうモンスターだな。見ての通り体長約2mほどで顔が黒い靄に包まれていて目が赤くギラギラ光って灰色の毛に覆われたコウモリのような翼を持つモンスター。馬より早く飛べて人間の子供くらいなら持ち上げて飛ぶ事もできるぞ」
「懐かしいね~、ブリドン王国じゃあ子供の躾によく『悪い事する子供はモスマンに拐われちゃうわよ』ってお母さんに言われたっけ」
「俺のガキの頃、友達が拐われたな。結局三日後に村の近くで死体で発見された」
「アガトラムもカイリも冷静過ぎだろ!!!」
「「ちなみに奴等は人間の子供が大好物だ」」
「狙いは私かい!!!って、こっち来たあああああ!!!私をなめるなよ、やったるぞこんやろおおおおお!!!【グラビテイション】」
ティアが左腕を前方に突き出すと手首から黒色の光の粒子が発生して輪を形成すると。
ゴシャ!ミキャ!バキバキ!メキャ!
上空にいたモスマンが地面に叩き付けられ、そのまま地面にめり込んでいく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ティア=ケヒト(仮)〈一部情報開示〉
『資質』【アドベント(常時発動)】
出会いやすくなる。時期が多く発生する。
『資質』【アルケニー】
卑金属から貴金属を精練させる。成功確率低。
『能力』【グラビテイション】
自在に重力を操作できる能力。
『能力』【マグネティックウェーブ】
自身を中心としたあらゆる認識物を自在に吸い寄せ・反発させることが出来る能力。
『能力』【ヒートフィンガー】
片手に帯びるように超分子振動を発生させる能力。
『能力』【鉄火の閃光】
火炎をビーム状にして遠距離の相手に放つ技。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「戦闘に不馴れと言っていた割には意外とやるな。まだ来るけど」
バシュ!!!バシュ!!!バシュ!!!
マグネティックウェーブで押し出されて積み重なった樹木を飛び越えてまた見知らぬモンスターが現れた。
「なんで陸上に魚がいるの!!!」
「『カナガシラ』だな。全長は最大5mほどになる陸上歩行が可能な魚型モンスター。見ての通り頭部は純金でおおわれている。鼻先が前方に尖っていて、歯は小さなとげが左右にかたまって生え、大きな口を開き獲物をバリバリと噛み砕いて骨ごと食べる。胸びれの一番下の軟条3対は遊離して太く発達しておりこれを脚のように動かして地面を歩く、にしても珍しいなこんなところに出てくるなんて」
「懐かしいね~、僕の子供の頃に住んでた村の近くにある湖にもいたっけ・・・・そういえば幼馴染が水を汲み上げようとして食べられたな~、歯が小さいから中々死ねなくて血を吐き泣き喚いて助けを求めて、最後は湖に引きずり込まれていったっけ」
「冷静過ぎだろお前ら!!!」
「「王国のド田舎では普通だぞ(よ)。ちなみに子供が大好物」」
「子供に厳し過ぎだろブリドン王国!!!」
その道中、首吊り自殺した場合、頸動脈洞が圧迫されて頸動脈洞反射によって急激に血圧が低下し、痛みも苦しみもなく、平均で約7秒で意識喪失にいたる。この頸動脈洞反射が起きるため、首吊りは安楽な自殺方法であると本に書かれていたのを思い出した。首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。他の方法なんか考える必要はないとまで書いてあったな。
何でそんな事を考えているのかだって?そりゃあ・・・目の前にあるからだろ?首を吊ってる死体が、それも一体や二体じゃなく森の木々の枝に何百と吊るされていた。ただし人ではなくゴブリンの死体。うん、誰が殺ったかは直ぐに分かった。
「これ、お前がやったろカイリ?」
私の問いに、わざとらしく驚いた表情を浮かべてアガトラムを指差す。
「お前だよ!証拠はあがってんだよ!」
私は何体かのゴブリンの死体を指差す。
他の死体とは違い、首を吊られてるだけでなく身体を縄を奇妙な縛り方で、その縛り方はカイリの身体を縛っている縄と同じ縛り方であった。
「もう~、縛り方を覚えてるほどちゃんと見てたんだね。お・ま・せ・さん!もしかして興味が湧いたの!なら一緒に一流のサラケニストを目指そう!」
「ちげーよ!見せつけられたもんがインパクトがでかすぎて覚えてたんだ!誤魔化すな!完全にお前だろ!!!」
「ふっ、僕ときたら人型のモンスターを遭遇するとついつい試したくなるのが僕の悪い癖、人だと危ないから出来ないけどモンスターなら殺しても心を痛めずに済むから、どれくらいの角度まで折り曲げられるか?どれくらいの力で締め付けられるか?限界を知るのに便利だよね」
・・・・よく見ると人間も混じってた!
「ああ、あれは盗賊を装った暗殺者だから気にしなくていいよ。金を貰って人殺しするようなクズ共もモンスターと同列だと思っているからね~僕は」
「気持ち悪いよ!!!」
「もう~、はいはい、後始末しちゃおうかな?」
パチンッ!とカイリが指を鳴らした瞬間、ゴブリン達を縛っていた黒い縄が赤く輝き、一斉に爆ぜて死体を炎で包み込む。
ババババババババババババババババッ!!!
森に爆発音が鳴り響く。
「汚物は消毒・・・・」
「おい、カイリ・・・・これ、どんだけ吊るしてるんだ?」
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なおも続く爆発音。
「えっと、森に入って、通り道には・・・・っ、てへっ!」
「てへっ、じゃねええええよ!!!」
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ババババババババババババババババッ!
「ヤバいよヤバいよ!!!ハカセちゃん!!!どうしよう!!!」
「お前が火を着けたんだろう!なんとかしろ!」
「無理無理!僕の異能は起爆するだけだから!」
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ちなみに、この世界には『資質』と『能力』が存在する。
『資質』とはその人が生まれつき備えている性質や才能を指す。
資質は先天的な性質。
『能力』とは環境や教育などによって、その人の中に形成される物事を成し遂げる性質を指す。
能力は後天的な性質。
・七號乖離〈一部情報開示〉
『資質』【物体透視(任意発動)】
物質の壁を突き抜けて対象を認識する。
『資質』【エクスタシー(常時発動)】
興奮状態・無我状態に陥りやすい。
『能力』【黒縄爆導索】
内部に爆弾が埋め込まれた縄を生み出す能力。
投射すると自動追尾して標的に巻き付き拘束する。
強度・太さは自由自在。
起爆は本人の任意でのみ。火気を近付けても発火しない。
『能力』【カリギュラ(任意発動)】
敵(生物限定)の思考低下、自身に注意を引き付ける能力。
『能力』【ラジカルブースト(条件発動)】
服装が過激であればあるほど身体能力が上昇。
『能力』【ニルヴァーナ(条件発動)】
拘束具から解放後、全裸状態時のみ発動可能。全ての能力が超上昇。
制限時間(三分間)。
能力停止後、思考・身体能力一時低下。
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バキバキバキバキッ!!!
爆破の勢いに太い樹木でも耐えきれず次々に倒れ、私達の方にも向かってきた。
ティアは能力を発動させる。
ティアは右腕を前方に突き出すとバチバチと音を鳴らせながら手首に青色の電気の輪が発生。
「【マグネティックウェーブ】」
ティア達の方へ倒れてきた樹木を含めた三人以外の全ての物がティアを中心に100m先まで弾き出される。
「「「「キィーキィー」」」」
上空に神国では見たことがないモンスターが複数匹私に向かって飛んできた。
「何なのあれ!!!」
「ん?ああ、あれは『モスマン』っていうモンスターだな。見ての通り体長約2mほどで顔が黒い靄に包まれていて目が赤くギラギラ光って灰色の毛に覆われたコウモリのような翼を持つモンスター。馬より早く飛べて人間の子供くらいなら持ち上げて飛ぶ事もできるぞ」
「懐かしいね~、ブリドン王国じゃあ子供の躾によく『悪い事する子供はモスマンに拐われちゃうわよ』ってお母さんに言われたっけ」
「俺のガキの頃、友達が拐われたな。結局三日後に村の近くで死体で発見された」
「アガトラムもカイリも冷静過ぎだろ!!!」
「「ちなみに奴等は人間の子供が大好物だ」」
「狙いは私かい!!!って、こっち来たあああああ!!!私をなめるなよ、やったるぞこんやろおおおおお!!!【グラビテイション】」
ティアが左腕を前方に突き出すと手首から黒色の光の粒子が発生して輪を形成すると。
ゴシャ!ミキャ!バキバキ!メキャ!
上空にいたモスマンが地面に叩き付けられ、そのまま地面にめり込んでいく。
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ティア=ケヒト(仮)〈一部情報開示〉
『資質』【アドベント(常時発動)】
出会いやすくなる。時期が多く発生する。
『資質』【アルケニー】
卑金属から貴金属を精練させる。成功確率低。
『能力』【グラビテイション】
自在に重力を操作できる能力。
『能力』【マグネティックウェーブ】
自身を中心としたあらゆる認識物を自在に吸い寄せ・反発させることが出来る能力。
『能力』【ヒートフィンガー】
片手に帯びるように超分子振動を発生させる能力。
『能力』【鉄火の閃光】
火炎をビーム状にして遠距離の相手に放つ技。
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「戦闘に不馴れと言っていた割には意外とやるな。まだ来るけど」
バシュ!!!バシュ!!!バシュ!!!
マグネティックウェーブで押し出されて積み重なった樹木を飛び越えてまた見知らぬモンスターが現れた。
「なんで陸上に魚がいるの!!!」
「『カナガシラ』だな。全長は最大5mほどになる陸上歩行が可能な魚型モンスター。見ての通り頭部は純金でおおわれている。鼻先が前方に尖っていて、歯は小さなとげが左右にかたまって生え、大きな口を開き獲物をバリバリと噛み砕いて骨ごと食べる。胸びれの一番下の軟条3対は遊離して太く発達しておりこれを脚のように動かして地面を歩く、にしても珍しいなこんなところに出てくるなんて」
「懐かしいね~、僕の子供の頃に住んでた村の近くにある湖にもいたっけ・・・・そういえば幼馴染が水を汲み上げようとして食べられたな~、歯が小さいから中々死ねなくて血を吐き泣き喚いて助けを求めて、最後は湖に引きずり込まれていったっけ」
「冷静過ぎだろお前ら!!!」
「「王国のド田舎では普通だぞ(よ)。ちなみに子供が大好物」」
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