追い出されたら、何かと上手くいきまして

雪塚 ゆず

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6巻

6-2

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 第二話 東の集落


 翌日の朝。
 学園長室にて、フィースは優雅にお茶を啜っていた。
 今日の学園長は、アレクと同じ年頃の少女の姿だ。重厚な椅子にその幼い姿はいまいち合っていないが、それは置いておく。
 いつもなら書類仕事をしてくれと突撃してくる教師達も、冬休みばかりは静かなものである。
 このまま穏やかな一日になることを願っていた学園長だったが、ふと妙な胸騒ぎを覚えた。昨日、アレクが連れてきた少女がどうも引っかかる。
 厄介事の匂いがする――そんなことを考えていると、ノックもなく学園長室の扉が開いた。
 そこに立っていたのは、アレクの姉であるエルルだ。

「いつも急だな、君は」
「私とガディ、アレクは救世主になったから」
「え?」
「ということで、しばらくいなくなるから、よろしく」
「待て待て待て待て待て待て」

 説明不足にも程がある。
 用件だけ伝えて去ろうとするエルルを、学園長は慌てて引き止めた。
 鬱陶うっとうしそうな表情でこちらを振り返るエルルだが、学園長も引く気はない。エルルは観念し、仕方なく事の経緯を説明した。

「――ってことで、ちゃちゃっと集落を救ってくるわ」
「軽い!」

 ちょっと散歩に出かけるような感覚で、集落を救いに行かないでほしい。
 今は冬休み。好きに過ごしてもらって構わないが、魔物のいる集落へ向かうとなると話は変わる。
 立場上、生徒の安全を守らねばならない。

「……わかった、私も行く」
「は?」
「君らだけじゃ、集落の人に誤解されそうだからな」
「私達をなんだと思ってるの?」
「暴走無茶ぶり野郎」
「いい覚悟ね?」

 割と本気の殺気を出して、短剣を構えるエルル。学園長は、「冗談だよ、冗談! アハハ~」と慌てたように誤魔化ごまかした。

「んで、その集落ってどこにあるのさ」
「確か……東? 私が報告に来ている間に、もう準備は済んでるはずよ」
「ほう。じゃあ、私も準備せねばな」
「あ、あとアレクの友達も連れていくから」

 アレクの友達というと、ユリーカ、ライアン、シオンのことだろう。

「なんで?」

 学園長が首を傾げると、エルルもまた首を傾げた。

「なんでって……何が?」
「いや、あの三人は関係ないじゃん」
「あぁ、アユムって奴と約束したみたいよ。救世主探しを手伝うって話だったみたいだけど、こうなったら集落を救うのも手伝うって。あと、ガディが三人をきたえるのにちょうどいいって」
「……いつの間に、そんな師弟関係みたいになってたの?」
「さあ?」

 ガディより人当たりがいいように見えるエルル。しかし、ふところに入れた人物に対して甘いのはガディのほうだ。他人に深入りするつもりのないエルルに代わり、他者とコミュニケーションを取ってきたのもガディである。
 ガディは、アレクが友人達を大切にしていることを知っている。アレクが必要とする以上、それを排除する気はないのだ。

「ライアンは、鍛えてほしいって乗り気みたいだけど」
「いや、ユリーカさんやシオンさんは、そうでもないだろう?」
「半分巻き込まれてるみたいなものだわ。まぁ筋はいいし、大丈夫でしょう」
「……珍しいね。君が人を褒めるなんて」
「だから、私をなんだと思ってるの?」
「度が過ぎたブラコン」
「行くなら、さっさと準備しなさい」
「これには怒らないんだ」

「はぁ」とわざとらしくため息をつき、学園長は腰を上げた。


 ◆ ◆ ◆


 準備を終えたアレク達のもとに、エルルが学園長を連れて戻ってきた。
 同行することになったらしく、瞬間移動で集落まで飛んでくれるという。
 学園長は、集落のおおよその位置を尋ねてきた。

「東って聞いたけど、どこにあるんだい?」
「えっと……その、よくわからなくて」
「え」
「無我夢中で走ってきたから……目印になる国はわかるんだけど、そこから先は全然……」

 困ったとばかりに眉尻を下げるアユムに、学園長も頭を抱えた。するとアユムの頭に巻かれていたヒモが光り輝き、ヒノメが現れた。

「なんっじゃ、そりゃあ!?」

 ライアンが驚き大声を上げると、ヒノメがおびえた様子でアユムの後ろへと隠れる。

「え、え、今っ、ヒモが女の子に!? 魔法か!?」
「このバカッ」
「あでっ」

 アユムの背後を覗き込むようにして詰め寄るライアンに、ユリーカが軽くチョップを食らわせた。
 ライアンが大人しくなると、ヒノメがおずおずと顔を出す。

「どうしたの? ヒノメさん」

 首を傾げるアユムの服の裾を、ヒノメがくいくいと引っ張った。

「……」

 何か言いたげであるが、ヒノメは言葉を話せない。首を傾げたままのアユムに、シオンが口を開いた。

「その、ヒノメちゃん? その子は、集落までの行き方を知ってるんじゃないかなぁ」
「え、そうなの?」

 こくん! と大きく頷いたヒノメを見て、アユムは涙目になり叫んだ。

「ヒ、ヒノメさん~~~! 大好き! 信じてたっ!」
「……!」

 ヒノメを抱きしめて、頬擦りするアユム。ヒノメは嫌そうに顔をしかめて拒絶の意思を示すが、アユムは気にすることなく、学園長に向き直った。

「東の大国……ダンカート、だったか? そこまで飛んでくれないか?」
「わかった。じゃ、皆そばに来て」

 学園長にうながされ、アレク達は子供姿の学園長を取り囲むように立つ。

「ちょ、何、この圧迫感……苦しい……」
「ふん、なんで今日に限って子供の姿なんだ? 一瞬でもいいから本来の姿に戻れよ」
「ガディ君? それ、かなり魔力と集中力がいるんだけど、わかって言ってる?」
「それより早くしてちょうだい」
「……君達に慈悲じひはないのかな?」

 双子に文句を垂れつつ、学園長は瞬間移動を使ったようだ。
 一瞬のうちに周りの景色ががらりと変わり、見知らぬ場所に立っていた。

「……すごいな、都会の技術は」

 ぽかんと口を開けて言うアユムを見て、アレクは苦笑する。

「う~ん、都会っていうよりは――」
「学園長の技術だよねぇ」

 アレクの言葉に続けて、シオンがそう言う。「学園長は凄いな」とアユムが言い直すと、学園長は目を輝かせた。

「わかってくれるかい、わかってくれるかい……!」
「あ、待って! ヒノメさん!」

 感動に浸る学園長だったが、すぐさまヒノメが先陣を切って飛び出した。

「……切り替え早くない?」

 残念がる学園長には構わず、アレク達は慌ててヒノメを追いかけた。



「ふぅ、ふぅ、つ、疲れたぁ」
「シオン、大丈夫?」

 肩で息をするシオンを気遣い、アレクが声をかける。
 初めのうちは順調に進んでいた一行だったが、目的地は想像以上に遠かった。一番遅れているのはシオンだが、少し前を歩くユリーカと学園長もキツそうだ。

「ご、ごめんねぇ」

 シオンは汗をぬぐい、「大丈夫!」と力強く返した。

「私だって、頑張がんばらなきゃ……!」
「あんまり無理しないでね?」
「行けるよ!」

 シオンの張り切り具合を見て、アレクは少し意外に思った。
 以前まではすぐに諦めがちというか、見切りをつけるのが早かった気がするが、最近のシオンはねばり強さを見せることが多くなった。シオンの成長をの当たりにして、アレクはなんだか嬉しくなる。

「もうすぐ着くって!」

 アユムの一言を聞き、シオンの表情が明るくなる。ユリーカと学園長も、ホッとした様子だ。
 アレク、ガディとエルルはもちろん、ライアンとアユムもまだまだ元気で、足取りはそれほど重くない。
 普段の学園長であれば、アレク達と同様に余裕があっただろうが、瞬間移動で力を使ったこともあり疲れているようだ。
 しばらく歩き続けていると、アユムが再び声を上げた。

「……! 帰ってきた。あれが俺の故郷だ」

 アユムが指差した先には、小さな集落があった。



「長老っ、長老ーーー!!」

 集落に到着し、アユムは大声で長老を呼びながら駆けていく。

「……!? アユムか! よくぞ戻った!」

 やがて一人の老人が血相を変えて、こちらに走り寄ってくる。この老人が長老らしい。
 長老はアユムの無事を確認して大きく息を吐き、後ろにいたアレク達に目を向けた。

「それで……どなたが救世主様かな?」
「あっ、えっと、この方々です」

 アユムは慌てたように、アレク、ガディ、エルルを長老に紹介した。すると長老は、泣き出しそうな表情を浮かべて頭を下げる。

「急な話で、申し訳なく思っております。アユムについてきてくれたこと、感謝してもしきれませぬ。ですが、どうか我々のためにお力添えを……」
「長老さん、僕達、頑張りますんで!」

 アレクがぐっとこぶしを握って言うと、長老は涙を浮かべた。

「あぁ、あぁ、ありがとう……!」

 やがて集落の者達もアレク達に気づき、集まってくる。
 その時、アユムがキョロキョロとあたりを見回して長老に尋ねた。

「長老。クルミは?」
「クルミか? そういえば、見ておらぬな」

 クルミとは誰だろう。アレクが首を傾げていると、一人の少年が声を上げた。

「姉ちゃんなら、いつものとこ」
「シュウ!」

 シュウと呼ばれた少年は、黒髪に、桜色の瞳をしている。どうやらアユムが探している人物は、彼の姉らしい。

「帰ってきたんだな、アユム。んで、そいつらが救世主様?」
「無礼だぞ、シュウ」

 アユムはそうたしなめて、アレク達を紹介した。

「ふぅん……」

 シュウは、アレクをじろりとめつける。
 鋭い視線であったが、直感的にらしてはいけないと感じ取り、アレクはシュウを見つめ返す。

「……ま、信じてやるよ」

 そう言って、その場を後にするシュウ。長老は困った様子で、アレク達に謝罪した。

「すみません。生意気な子でして」
「いいえ、気にしませんよ」

 アレクに代わり学園長がそう返すと、長老は胸をろしたようだ。
 その様子を見ながら、アユムがアレクに向き直った。

「悪いが、少し抜けてもいいか? 友達が待っているんだ」
「うん。もちろん」

 アレクがにっこり笑って答えると、アユムは「すまない」と短く謝り、駆けていった。


 ◆ ◆ ◆


 アユムは、集落を守るように鎮座する祈り石のもとに向かっていた。この石は守り石とも呼ばれており、厳重にくさりが巻かれ、集落の信仰対象にもなっている。
 アユムの親友であるクルミは、いつもそこにいた。

「クルミ!」

 アユムの声に反応し、小柄な少女が振り返る。シュウと同じく桜色の瞳を持つ、意志が強そうな顔立ちの少女だ。
 アユムの姿を認めると、クルミと呼ばれた少女の表情はふわりと柔らかくなった。

「アユちゃん! 帰ってきたの!」
「あぁ。救世主を連れてきたんだ! これでっ……これでクルミは大丈夫だ! 生贄いけにえになんて、ならなくていい!」

 アユムが必死になっていた理由。それはもちろん集落のためであったが、同時に、クルミのためでもあった。
 この集落では、百年に一度、魔物の封印が解けるとされている。しかし救世主が見つからなかった時には、再び魔物を封印しなければならない。その際、必要となるのが生贄だ。
 集落のおさの家に生まれた赤子は、きたるべき日の生贄として大切に育てられる。
 生まれてすぐに、首にかけられる石がその証だ。これは祈り石のカケラであり、魔物の封印石として使われる。生贄となった少女の香りが石の匂いを消し、少女ごと食らった魔物がそのまま封印される――というわけだ。
 いつの時代にも、救世主は現れなかったと聞いている。そのため集落は、悲しい歴史を繰り返してきた。
 しかし、今回は違う。アレク達を見つけることができて、アユムは本当に運が良かった。
 アユムは喜びのあまり、まくしたてるように事の経緯を説明する。そして話を聞き終えたクルミから伝わってきたのは、歓喜ではなく戸惑いだった。

「……本当に? 救世主様が?」
「ああ、本当だ! ヒノメさんが選んだ!」
「まさか……伝承が、本当に」

 信じられないと首を横に振るクルミに、アユムは再度叫ぶ。

「クルミは死ななくていいんだよ! これからは自由に生きよう! ここから出ていってもいい!」
「アユちゃん」

 名前を呼ばれ、アユムはハッとして顔を上げた。
 一方的にしゃべりすぎてしまった。反省するアユムに、クルミは小さく笑いかけた。

「私のためにありがとう。まさか本当に救世主様を見つけてきてくれるなんて、思ってもみなかった」
「……ああ。絶対見つけるって、決めてたからな」
「本当に。ありがとう」

 クルミの笑顔に、アユムは心底安堵した。
 この少女が死なずにすむのは、何よりも喜ばしいことなのだ。


 ◆ ◆ ◆


 アユムと別れた後、アレク達は長老の家に招かれ、この集落に伝わる魔物の伝承を教わった。
 長老の話は思いのほか長く、すっかり日が暮れてしまった。
 アレクの隣に座るライアンが船をぎ始めると、すかさずユリーカがチョップをして叩き起こす。
 幸い長老はそれに気づくことなく、話を続けていた。

「魔物の封印は、おそらくあと二日ほどで解けるはずです。百年に一度――我らの先祖が施した封印の解ける日がやってきます。皆さんには、その魔物を退治していただきたい」

 長老の言葉を受け、皆、真剣な表情で頷く。
 何せ相手は、繰り返し封印してきた魔物だ。
 SSSランク冒険者であるガディとエルル、そして学園長がいるとはいえ、油断はできない。
 緊張した面差しのアレクに、ユリーカが声をかけた。

「アレク君。私達もいるから、頼って」
「あ、ありがとう、ユリーカ」
「まだまだ弱いかもしれないけれど……絶対、迷惑はかけないから」

 その言葉は、決意のような重みを含んでいた。
 頼れる人がいるとわかると、アレクの不安も少しは軽くなる。
 話を聞き終えたアレク達は、長老の家を後にし、集落で最も大きい家に案内された。

「今夜は、この家をお貸しいたします。どうぞ、ごゆっくりなさってください」

 室内には人数分の布団が敷かれていて、蝋燭ろうそくの炎が頼りなげに揺れている。

「俺達はまだしばらく起きてるつもりだが、どうする?」

 ガディの質問に真っ先に答えたのは、ライアンだった。

「俺はもう寝るっス! めっちゃ疲れたんで!」
「お前、そこまでヤワじゃないだろう」
「話を聞くのに疲れたんスよ! 難しい言葉ばっかで!」

 勢いよく布団に倒れ込んだライアンに続いて、シオンも腰を下ろす。

「あ、あの、私も、そうします……」
「じゃあ、私も」

 ユリーカも、シオンの隣の布団に座り込んだ。
 エルルが学園長に「どうするの?」と尋ねると、学園長は悩ましげにうなってから答えた。

「あ~~……弓矢の手入れをしておこうかな。というわけで、私も、もうちょっと起きてるよ。君達は、何かするの?」
「外の様子を見てくる」
「偵察よ、偵察」

 ガディとエルルが家から出ていくのを見送り、アレクもライアン達と一緒に寝ようとした時――

「失礼します」

 一人の少女が家を訪ねてきた。
 初めて会う少女だ。アレク達が首を捻っていると、少女はアレク達を順番に見ながら尋ねてくる。

「救世主様はいらっしゃいますか? 話しておきたいことがあります」
「あ、僕です。残りの二人は、外ですけど……」
「そうですか。なら、あなただけでも」
「わかりました! 行ってくるね」
「行ってらっしゃーい」

 ライアン達に見送られ、アレクは少女についていく。
 やがて少女が立ち止まったのは、大きな石の前だった。
 アレクはその石を見て、異様な空気を感じ、思わず体を震わせる。石に巻かれた鎖が、どこかいびつなものに見えた。

「救世主様……で、間違いありませんよね」
「はい」
「私、長老の孫のクルミといいます。改めてお礼が言いたくて、連れ出してしまいました。すみません」
「わざわざお礼なんて。僕はただ、アユムを助けたかっただけですから」

 アレクが遠慮がちにそう言うと、クルミははかなげに微笑んだ。

「アユちゃんは……私のために頑張ってくれました。それはとても嬉しいです。救世主様が現れるなんて、本当に思ってもいませんでした」
「そんなに珍しいんですか?」
「はい。今まで一度も現れたことがなかったんです」

 クルミの言葉に、アレクはひどく驚いた。

「どうか、この集落を救ってください。お願いします」
「……はい、任せてください」

 アレクはクルミと改めて約束を交わし、家へと戻っていった。


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