転移?異世界上等!

我龍

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第三話 転移

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 時が戻り、転移の時がやってきた!


 「では、皆さん異世界に行ってダンジョン攻略頑張ってください!貴方達に与えたスキルは大切に使ってください!」

女神はそう言って俺と高校生達を転移した!

 「貴方達が行く世界は広いですよ!簡単にダンジョンは攻略出来ませんからね笑」

 女神は笑っていた。





 強い光に包まれた俺と高校生達は気がつくとテンプレよろしくなどこかの城の部屋だ!

 目の前には多くの兵士とお姫様らしき人物がいた。

 「皆様よくおいで下さいました。 私はリンガル王国第1姫 リンガル=アルシェと申します! 皆様にはこの国のダンジョンを攻略していただきたく女神エレシア様に祈り、来ていただきました。」

 なんとも美しい姫だがダンジョン攻略の為に異世界から召喚するのか?まぁ大変だからそうするしかないのだろう!


 そんな事を思っていたら、イケメン男子が何か言っている。

 「アルシェ姫様、この海斗がダンジョンを攻略してみせましょう!俺達には上級職業とユニークスキルをたくさん持っている仲間がいます!だから、すぐにダンジョンを攻略しましょう。」

 コイツはバカなのか?自分の能力を隠す気もなくよくもまぁ喋れるな?普通は疑って隠すべきなのに!

 他の高校生達も兵士達に喋っている。人を疑う事も知らないで可哀想に!
高校生達が喋っている間に俺はスキルの能力で隠蔽スキルと魔力操作、魔力探知、危険気配察知を創造してバレたらヤバいスキルを隠蔽した!

 「では、皆様 国王陛下に挨拶をしに行きましょう。その後は皆様の能力と職業を把握するために水晶に触れていただきます」

ほら来た。まぁそれぐらいしないとヤバいヤツもいるだろう。

 アルシェ姫に連れられて国王陛下に挨拶をした!

 「異世界の勇敢なる戦士たちよ我らの国を救ってくだされ!頼む」

一国の王が俺達に頭を下げるぐらいこの国は大変なんだと思った!

 それから、挨拶を済ませ別の広間にて職業とスキルを検索していく。

  「おーこんなにも凄いとは!姫様これで我が国は安心して民を守れます!」

  「剣神に賢王、ドラゴンスレイヤー、神職業に上級職業、最上級職業、スキルもユニークスキルばかりです!ダンジョン攻略が出来ればこの国を豊かに出来ますね!」

兵士や姫様、メイドや執事達が喜んでいる。高校生達は自分達が物語の主人公とでも思っているかのように浮かれている!
 俺のところにも兵士が来たけど態度が一変した。

 「何で無職の奴が居るんだ?コモンスキルしか持ってないやつ何か必要ないんだよ!」

 「これ、やめなさい。私達が勝手に召喚したのですからそのような扱いや言動はやめてください!」

アルシェ姫が兵士を怒ってくれたから少しは怒りが治まった。
 
 「アルシェ姫様、俺には力がありません。なのでよろしければ街に出て冒険者になりたいです。ここにいる高校生達の足を引っ張りたくないので。」
そう言うと、姫様は残念そうに許可を出してくれた。

 「分かりました 貴方を自由にさせましょう。ただし、生きていてください!」
優しい姫様だな。

俺は許可をもらったので城を出ることにした!
出る前には高校生達に馬鹿にされたが気にもしない。
 これからが俺の自由ライフが始まるんだ!

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