完全無欠な侍従Ωは、俺の言いなり

たたた、たん。

文字の大きさ
1 / 1

短編


 

「晃様。それは如何なものかと思われます」

 俺の侍従はいつも、厳しく小煩い。子供の頃、俺が偶々拾い凪と名付けた完全無欠のΩは、αの俺に迫るほどの能力を見せつける。
 ΩはΩらしくなんて古めかしい事は、好きじゃない。だが、俺の侍従についてからこいつは、感情を見せなくなったし、それなのに四六時中俺の側をべったり張り付いて離れない。正直、迷惑だった。

「うるせぇ。俺は、もう21だ。少しくらい羽目を外したっていいだろ」

 こんな時、自分の家柄が面倒くさくなる。名門αを数々生み出した俺の実家は、αのカーストの中でも上位でだからこそ、規範に厳しい。
 そういう家柄だからこそ、Ω差別が激しそうなんて言われたことはあるが、それも違う。きっちりとした身分というのは残っているが、カーストが上だからこそ、社会情勢に乗っ取った行動をとらなければならない。

「そのような事赦されません。晃様は高貴なる宮塚家の嫡男なのですから。お家柄を汚されるような事決してなさってはいけないのです」

「煩い。俺は行くったら行く。お前はどうするんだ」

「……しょうがありません。晃様が行くのであれば、勿論私も行きます」




「あれ、晃じゃん。珍しいね。こんなとこ来るなんて」
「そういうお前はいつもいんのか?」

 ここは、Ωとαの会員制クラブだ。出会いを目当てにとの謳い文句だが、ほぼセックス目的で利用されている。俺もここを利用したかったのだが、二十歳までは凪以外の監視もあってなかなか来れなかったのだ。

「まあねぇ。でも、そのおかげで俺の性生活は順調よ?だいたいのΩ喰ったもん」
「お前、病気気をつけろよ」
「おいおい、会員制舐めんなよ。ここには、良家の子女しかいません。良いお家柄ってのは楽だよな。病気の心配無いし」
「つくづく屑だな、お前」
「お互い様っしょ」
「そうだなぁ、でも、晃の後ろに例外いるじゃん?庶民なのに出入りしているΩ。あ、でも絶対に病気の心配なさそう」

 言外に処女だと笑われていても、凪は澄ました顔で俺の後ろを離れない。

「でも、こいつ本当にΩなの?なんのフェロモンも感じないんだけど」
「さあ、欠陥品なんじゃねぇの?」
「まじか。欠陥品Ω初めて見た。つか、あの宮塚家のご子息がそんな差別用語出して怒られないわけ?」
「黒井家の次男に言われる筋合いもねぇなぁ」

 先から話しているこいつは、黒井悠里。俺の次のカーストを持つ一番親しい男。そんでもって、悪食くらいで。

「でも、そんな欠陥品Ωちゃんも喰べてみたいなぁ。ねぇ、凪ちゃん今晩どう?」
「お断りします」

 こんなやり取りを何百回も聞いた。

 このVIP席を使えるのは、俺と悠里位で。そろそろ下に行って美味そうなΩを見繕うかと腰をあげる。

「じゃあ、先っぽだけ。ね? 先っぽだけならいいでしょ?」
「お断りします」
「おい、いい加減にしろ。俺、下行くけどお前は?」
「えー、釣るのめんどい。凪ちゃん入れて4Pしよ」
「お断りします」
「じゃあ、俺とお前と釣り上げたお魚ちゃんの3Pで。あー、いつもの視姦コースかぁ」

 ここに出入りするようになってからは、だいたい悠里と3Pで。凪は、それをただじっと眺める、という奇妙な行動を繰り返している。
 見られるのは、慣れている。自分で言うのもなんだが、俺はαの中でも優秀で、顔も良く家柄も優れていたから、目立った。だからこそ、このクラブを使わなくとも、性欲処理にも困りはしなかった。

 いつだっだろうか。
 高校生になったくらいの時、俺は、αならではの支配欲に悩まされていた。学校の奴らは、すぐに俺にひれ伏し、言うことを聞いた。それなのに、凪だけは、思い通りにいかず、俺の苛立ちは募っていく。
 そんな時、あるΩがセックスに凪も混ぜたいと言ってきたのだ。凪は、学園で嫌われ者だった。俺の後ろについて回る金魚の糞。それが凪のあだ名で、でも、誰も凪に直接手出し出来ないほど、凪は優秀なΩだった。凪はΩ独特のフェロモンを出さない出来損ないのΩで、もしかしたら、本当はαなんじゃないかと言う噂もあったくらいだ。

 俺は、凪が学園でずっと嫌がらせを受けていたことを知っていた。それでも何もしなかった。やめさせもしなかったし、拡張させもしなかった。学園にはこう言う嫌悪の捌け口が必要なのだ。俺も、唯一俺に抗う凪が目障りでしょうがなかったし、それ以上に凪にそこまで興味がなかったのかもしれない。

 ある時、俺の取り巻きのαたちが、凪を襲おうとした時があった。俺は、それを知っても止めはしなかったし参加もしなかったが、結果、そいつらは凪にボコボコにされて停学処分を受けた。

 その時、俺は初めて凪が武道を嗜んでいたことを知り、何事かのためにボイスレコーダーを持ち歩いていることを知った。凪に返り討ちを受けたα達は、俺に助けを求めたが知ったこっちゃなかった。凪なんかに負けた出来損ないα達に興味はない。

「凪、やれ」
「ほら、凪君? 晃様の御命令ですよぉ~? 僕のおちんちん咥えて」
「晃様、それは出来ません」
「うるせぇ。お前如きが俺の命令に逆らう気か」
「そぅだよー。早くぅ」
「……望まない性行為を強要させるのは、法律違反です」
「お前、俺の侍従の癖に俺を犯罪者にするつもりか」
「犯罪者になるのは、そちらのΩです。私の実力を舐めないで頂きたい」
「っ!い、いいよ。晃様、もう!こいつなんか無視してヤろ?」

 そのΩは、凪なら本当にやりかねないと思ったのだろう。なんといっても、過去の事例がある。それでも、俺は、イラつきが収まらなかった。

 なんとかして、こいつの余裕面を剥がしてやりたかった。だからだろう。

「じゃあ、そこから一歩も動くな。そこで見てろ。それなら俺らはお前に指一本触れていない」
「そんなの、モラル的に赦されません」
「あーあ、お前うるせぇし、伊織にやろうか。伊織もお前欲しがってたしちょうどいいだろ」
「……分かりました」

 伊織というのは、俺の弟で俺のものを何でも欲しがる。それは、凪に対してでも同じで、凪が盲目的に俺に忠誠心を置いているこらこそ、凪は俺から引き離されることを恐れていた。だから、ちょっとのことなら、この脅しでなんとかなる。


「あんっ」

 わざとらしい喘ぎ声と共に腰を激しく前後させる。俺にとって、性欲処理の作業はつまらなく、ちらりと凪の方を見る。

 凪は、俺から嫌そうに目を逸らしていた。

 初めてだった。忠実なそのくせ、煩いあのロボットみたいな凪があんな表情をするのは。その表情を見てからは俄然やる気が出てその日のセックスはいつもより気持ちよかった。



「今日はハズレだったね」
「あのΩ、ゆるゆるすぎどんだけヤリマンなんだか」
「凪ちゃんに視姦してもらってなきゃ萎えるとこだった」
「晃様そろそろ時間です」
「早くね? もうちょっといいじゃん真面目すぎ。凪ちゃん」
「ああ、そういえばこいつ、そろそろ発情期だから。なんで俺がお前の都合に合わせなきゃいけないんだよ。ほんと、めんどくさい奴。勝手にお前だけが帰ってろよ」
「そんなわけにもいきません。私は晃様の侍従ですので離れるわけにはいかないのです」

 結局、凪に言われ俺は帰ることになった。すぐこいつは、家に言いつけようとするからだ。本当に面倒なΩ。それにしてもこんな欠陥品メガでも、発情期なんてくるんだなと、その時簡単に考えていた。

 オメガの発情期の時、俺の家では離れが使わせられる。オメガは1週間発情している間は、その家から出て来れないのである。
 それはふとした思いつきだった。あの完璧なΩである凪が離れの鍵を忘れていったことからだった。
 俺はあいつの発情期を見たことがなかったし、好奇心だった。そんなに期待していたわけではない。ただ面白おかしく、動画でも撮って、脅しの道具入れの使えればいいと思ったそれだけだった。

 離れに近づくにつれ酷く甘いフェロモンを感じる。こんな強いフェロモンは生まれて初めて、嗅いだこともないような甘ったるい砂糖を煮詰めたような匂いだった。
 まさか、とは思った。
 あのフェロモンのない凪が。

 そんなバカなはずあるわけない。
 屋敷の他のΩが使っているのかもしれない。そう思って俺は気づかれないように近づいた。念の為を思って、抑制剤を持っている。

 離れに近づくにつれ、甘い声が聞こえる。それは、誰かの名前を呼んでいるようだ。

「まさか、凪? 」

 その離れは、鉄製の何重にも出来た鍵で埋め尽くされた扉で出来ていて、興味心と興奮の勝った俺は、その鍵を一つ一つ震える手で開けていった。

 こんなに興奮するのは、初めてだった。

 次第に甘くなるそして強くなるには言わ、俺の意思を溶かしていくダメだとこで止まらなければいけない。そう思っているはずなのに、手は止まってくれない。何回もオメガのヒートを目にしたことがある。でも、このフェロモンは、どのオメガのヒートよりも強く俺の脳をとかした。

 そして扉を開けて目にしたものは、俺を凍らせるには十分なものだった。
 あの凪が、あの堅物の凪が隠語を叫びながら自慰にふけている。大きなショッキングピンクのディルドをズボズボと上下させ、乳首にはクリップ付きのローターが取り付けられている。白目を剥いて、口をだらしなく開かせた、紛れもないアヘ顔。

「晃様♡晃様♡あん、あっあっ、んんう♡愛してます♡あっ、もっとそこぐりぐりしてぇ♡あっ、んんんーーー♡っいくいくいくいっちゃう♡晃様のおちんちんでいっちゃうよお♡晃様、僕の晃様♡晃様の生のおちんちんがほちい、ほちいよぉ♡晃様、助けて♡凪のおまんこがとけちゃうの♡あん、あん♡いや、晃様三号でいっちゃう♡いっちゃう♡あーーーー♡♡♡」

 ごくり、と生唾を呑み込む。
 スマホで動画を撮ることなんて、すっかり忘れて、カツン、と抑制剤を落としてしまう。その音で、扉の隙間から見ていた俺に気づいた凪は、一気に幸せそうな顔になり、俺に微笑みかけた。

「あれぇ♡晃様だあ♡どうしたんですかぁ♡あっあ、んんぅ凪のおまんこをなぐさめにきてくれたんですかぁ♡はやくぅ♡はやくぅ♡晃様のおちんちんくだしゃい♡凪のここ、もうたまらなくて、ほらみて。おみつがとまらないのぉ♡」

 この凪に、完全無欠の面影はない。俺は、なけなしの理性で、抑制剤を拾おうとしたが、その前に足に鎖をつけた凪がズルズルと四つん這いで、俺に手を伸ばそうとする。だが、その手は、足につけられた鎖が邪魔して決して届くことはない。
 凪は、何度も何度も俺に手を伸ばした。

「お願い、凪を犯して♡凪のおまんこは、晃様のためのものなの♡晃様以外誰も入れたくなかったら、凪のおまんこは晃様のものだよ♡ね、ね、はやくおかしてぇ♡我慢できないよぉ♡はやくそのりっぱなおちんちん様でぐちゃぐちゃにして♡♡ずっとそうしてほしかったのぉ♡♡♡」

 凪の足首は、拘束帯が擦れて血が滲んでいる。

「晃さま♡晃さま♡好きなんです、好きなんです♡犯して♡」

 そこら辺で、俺の理性がぷつんと切れた。

 何もしなくとも、俺の自慢のペニスは腹につくほどそそり勃っていて、それを凪の愛液で溢れた性器に突き刺す。俺の腕ほどあり、しかも、凸凹と突起のついたディルドを咥えこんでいたくせに、処女のような締め付けで俺のペニスを包み込む。凪の穴はとんでもない名器だった。

 挿入しただけで射精しそうになったのを堪えて何度も何度も中を抉る。

「あー♡あー♡きもちっ、きもちーよぉ♡晃さまのおちんちんが凪のおまんこにはいって♡あ、ああっ、いっちゃう♡いっちゃう♡♡♡」

 処女のくせに、大きな乳首……いや、こんなに淫乱なら処女じゃないかもしれない。発情しきった頭の中、そう冷静に考えたら苛立ちが酷く、凪とその相手を殺したくなる衝動に駆られる。

「凪、てめぇ俺以外のちんこ咥えたことねぇだろうな」
「ない♡ないですぅ♡ないですのおまんこは晃さま専用なのぉ♡ちゃきなひと以外なんてムリ、晃さま、晃しゃまだからぁ、あん、あっいいのぉ♡あー、いく、いくいく♡また、いっちゃうよぉ♡♡♡」
「嘘をついてたら殺す」
「あ、晃しゃまに嘘ついたことなんてぇ、あ、あん、しゅきなことを晃さまにはバレないようにぃ、あっ♡するくらいでぇ、それだけ♡♡それだけ、なのぉ♡あいしてるあいしてる晃しゃま♡」
「凪、俺のことずっと好きだったんだな。上手く隠してたもんだ。ほら、念願の俺のちんこだぞ。喜べ」
「うれしー♡♡うれしーですぅ♡凪、晃しゃまのおちんちん、ずっと欲しかった♡♡晃しゃまに拾われたあの日からずっと、晃しゃまにおか、んあっ、されたくて♡たまらなくてぇ♡♡今は、晃さま三号でぇ」

 凪は、先のディルドを指差しながら言う。
 ムカつく。何故か、今は、そこに転がるパッションピンクの玩具にも腹が立った。

「お前が欲しいのは、これだろうが!!」

 ぱん、と音がなるほどペニスを打ち付けると、凪はまた面白いようにところてんを繰り返した。乳首に付いていたローターを口で荒くパチン、と剥ぎ取ると、それだけで感じたように、凪の中がきゅんと中がひきつく。
 流石に耐え切れず、射精したが、甘ったるい匂いと凪の痴態にすぐ勃ちあがって抽送を再開する。赤く腫れた大きな乳首を噛むたびに、あんあんと大きな声で喘ぎ、俺は、我を忘れて凪を犯しつくした。

 それから、何時間か経った後。

 α特有の優れた聴覚で、離れに近寄ってくる足音を察知する。それは、急ぎ足でこちらは向かってくるようで。

(こいつは、俺のものだ)

 その時だけ、縋り付いてくる凪を引き離し、誰も俺達を邪魔できない様に内側から扉を閉めた。鍵がこちらにある以上、もうどうやっても扉は開かない。

「晃さま♡♡晃さま♡あいしてる、やめないで♡まだ、疼いてたまらないのぉ♡♡晃さまの生おちんちん、たまらにゃいのぉ♡」

 凪が他の男に盗られる、と思うと目の奥が紅くなる。吐き気がするほどに苛立ち、早く自分のものにしたくて、何度もうなじを噛んだ。

「チョーカー、邪魔」
「あ、あん♡♡晃さま♡♡晃さま♡あいしてる♡あいしてます♡」
「チョーカーの鍵は」
「チョーカー……?あ、ああ、凪の部屋にありまふ♡」

 この状態で、凪から離れるなんて出来なかった。

「くそっ」

 それから、俺は腹上死する勢いで、凪とセックスをした。日付が変わり、俺がいないことに気づいた家の者が連絡してきたら、取り敢えず返事だけ返して、また凪を抱く。
 最低限の食料は、離れにあるから、それを食べて、三日間はヤリ続けたと思う。その頃には、俺の理性は戻っていた。

「晃さま、晃さま♡あいしてます♡♡」
「当たり前だ。凪は俺のものだ」

 それでも、凪は一向にヒート状態が治らなかった。普段、フェロモンがない反動だろうか、凪はひたすら俺に愛を囁き俺とセックスをしたがった。

 その時には、もう、自分の心に気付いていた。













「大変申し訳ありませんでした。私は責任を取ってこの屋敷から即刻退去させていただきます」



 5日目の朝、目が覚めたら凪が土下座で待機していた。

「ああ?うざっ」
「っ、私は晃様を守る立場でありながらっ」
「お前如きに守ってもらう俺じゃねぇんだよ。だが、そうだな。今、責任取るって言ったな?取ってもらうぞ」
「はい。何でもする所存です」




「じゃあ、命令だ。ーーーーーーーーーー!!」






感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

ノアにゃん
2019.06.05 ノアにゃん

え?これで完結?

最後の命令 なに?

なんとなく想像出来るけど、、、

普通に続き読めるならみたい!

2019.06.06 たたた、たん。

お読み頂きありがとうございます!
最後は、ご想像にお任せします……
私としては、下衆エンド(俺専門の肉奴隷的な:歪んだ独占欲)か溺愛エンドのどちらか迷ったのですが、機会があったらどっちかのエンドを書いてみたいと思います(*^^*)

解除

あなたにおすすめの小説

繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました

こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。毎日18時50分公開予定です

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜

トマトふぁ之助
BL
 某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。  そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。  聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

ネガティブなΩがスパダリαから逃げる

ミカン
BL
オメガバース

貧乏子爵のオメガ令息は、王子妃候補になりたくない

こたま
BL
山あいの田舎で、子爵とは名ばかりの殆ど農家な仲良し一家で育ったラリー。男オメガで貧乏子爵。このまま実家で生きていくつもりであったが。王から未婚の貴族オメガにはすべからく王子妃候補の選定のため王宮に集うようお達しが出た。行きたくないしお金も無い。辞退するよう手紙を書いたのに、近くに遠征している騎士団が帰る時、迎えに行って一緒に連れていくと連絡があった。断れないの?高貴なお嬢様にイジメられない?不安だらけのラリーを迎えに来たのは美丈夫な騎士のニールだった。

鳥籠の夢

hina
BL
広大な帝国の属国になった小国の第七王子は帝国の若き皇帝に輿入れすることになる。

塩対応の同室αが実は俺の番を狙っていた

雪兎
BL
あらすじ 全寮制の名門学園に入学したΩの俺は、入寮初日から最悪の同室相手に当たった。 相手は学年でも有名な優等生α。 成績優秀、運動もできる、顔もいい。なのに—— めちゃくちゃ塩対応。 挨拶しても「……ああ」。 話しかけても「別に」。 距離も近づけないし、なぜか妙に警戒されている気がする。 (俺、そんなに嫌われてる……?) 同室なのに会話は最低限。 むしろ避けられている気さえある。 けれどある日、発情期トラブルで倒れた俺を助けてくれたのは、 その塩対応αだった。 しかも普段とは違い、必死な顔で言われる。 「……他のαに近づくな」 「お前は俺の……」 そこで言葉を飲み込む彼。 それ以来、少しずつ態度が変わり始める。 距離は相変わらず近くない。 口数も少ない。 だけど―― 他のαが近づくと、さりげなく間に入る。 発情期が近いと察すると、さりげなく世話を焼く。 そして時々、独占欲を隠しきれない視線。 実は彼はずっと前から知っていた。 俺が、 自分の運命の番かもしれないΩだということを。 だからこそ距離を取っていた。 触れたら、もう止まれなくなるから。 だけど同室生活の中で、 少しずつ、確実に距離は変わっていく。 塩対応の裏に隠されていたのは―― 重すぎるほどの独占欲だった。

貧乏Ωが御曹司αの将来のために逃げた話。

ミカン
BL
オメガバース

オメガの復讐

riiko
BL
幸せな結婚式、二人のこれからを祝福するかのように参列者からは祝いの声。 しかしこの結婚式にはとてつもない野望が隠されていた。 とっても短いお話ですが、物語お楽しみいただけたら幸いです☆