250 / 375
第15章 学園入学編
250話 受験は戦争です!
しおりを挟む
白く、広大な敷地を誇り、優美でありながら荘厳な雰囲気を醸し出す。
正しくファンタジーな学園と言ったこの場所は、統一神界学園。
統一神城に匹敵する程、高度かつ強固な結界が展開され。
学園関係者以外の者が殆どいない学園は現在、多くの人々で溢れ返っていた。
この場にいる人々の目的はただ一つ。
何を隠そう今日この日が、統一神界学園の入学試験が行われる日。
いつもならば、こんな人混みの中に居れば確実に人見知りが発動する。
断言しても良い、しかし……
「お嬢様、ご機嫌を直して下さい」
今は全く気になら無い。
人混みの中を、メルヴィーを引き連れてズンズン歩く。
「別に拗ねてはいませんよ?
ただ、ちょっとイラついて、怒っているだけです」
怒っているからか、周囲の視線が全く気にならない!
見るなら見るが良い、そして僕から溢れる怒りの波動を感じ取って、恐れ慄くが良いっ!!
「拗ねてるお嬢様……抱きしめたい」
拗ねて無いって言ってるのに……
立派な淑女であり、自立した大人ですからね。
この程度で拗ねたりしませんし、そもそも公私の切り替えは社会人としては当然のスキル!
「あっ」
「こほん、ここは人通りが多く危のうございます。
僭越ながら、私が抱っこさせて頂きますね」
「メルヴィー……」
メルヴィーがこう言うって事は……くっ、イラつきで注意が散漫になっていた様ですね。
まさか周囲から向けられている悪意に気が付かないなんて。
我ながら情けない。
これも全ては、あの時のネルヴィアさまが勘違いして、忘れていたせいです!
オシークスさんの説明が終わり、歓談していた時にふと思ったのです。
皆んなも来て良いなら、皆んなも学園に行って神として登録してたら良いのでは? と。
そうなったら、皆んな同じ!
ネルヴィア様曰く、僕なら特待生は確実らしいですし、皆んなも余裕だし。
どの道、僕が統一神界に来れば皆んなもついて来るから一石二鳥!!
我ながら素晴らしいアイデアだと、自分で言って胸を張っちゃいましたね。
それなのに……それなのにっ!!
『おや、皆んなと仰ると、そちらのお嬢さん方や黒龍殿達でしょうか?
それならば、学園に通う必要はありませんな。
卒業資格さえあれば神として登録は可能、学園長である儂と神王様が認可すれば事足りますからな』
和やかな顔で言い放たれたオシークスさんの言葉に、一瞬場が凍り付いた。
唖然とネルヴィア様を見ると……
「あの明らかに目を泳がしたネルヴィア様の顔……許すまじです!
今度会ったら、ネルヴィア様のお茶とお菓子に無臭の特製激辛ソースを入れてやります!!」
当然、オシークスさんに事情を話して、願書の取り下げを試みるも……
神王たるネルヴィア様の推薦に加え、統一神界でも重鎮の一角であるエネトスさんが直接持って行ったせいで、最優先で願書は受理された後。
一旦受理されてしまえば、もう取り下げは不可能って!
何故そんな意味不明なルールを作ったのか!
おかげで、皆んなと一緒に登録大作戦が台無しです!!
「まぁ! ではその時は、私もお手伝い致しましょう」
「ん、お願いします!
フォルクレスのお仕置きも含めて、激辛ソースの実験をするとしましょう!!」
ネルヴィア様と同じシングルですし、丁度良いですね!
「ふふふ、それならば帰ったら、オルグイユ様やアヴァリス様と一緒に試作致しましょう。
おっと、お嬢様、受付に到着致しました」
「おぉ! いつの間に……」
ここの受付も、美人さんですね。
冒険者ギルドといい、何故、受付嬢は美人揃いなのでしょうか?
美人のプロフェッショナル、ちょっと憧れますね。
今度、遊びでやってみましょう!
「ふふ、これは可愛らしい受験生さんですね。
お名前と受験票を提示して頂けますか?」
「分かりました!」
うん、ここに居る人々は全員が神へと至った存在。
無限収納を使っても、一々驚かれないので楽ですね。
「名前はルーミエル、これが受験票です」
「はい、では確認させて頂きますね。
ルーミエルさん、推薦者は神王ネルヴィア様……神王様っ!?」
突然目を見開いて立ち上がり、カウンターから身を乗り出す受付嬢さん。
大声を出すから周囲の人の注目が……くっ、これが受験の厳しさですか!
ヤバイです。
イラつきが収まってしまった様です……でも、この驚愕に目を見開くみんなの視線。
ちょっと優越感が心地いい! 程よくメルヴィーに隠れて踏ん反り返ってやりましょうっ!!
もうこの際、周囲の視線なんて気にしてられません!
ネルヴィア様曰く、どのみち注目されるらしいですしね。
受験は戦争です! お仕事モードを凌ぐ、戦闘モードで受けて立ってやりますっ!!
正しくファンタジーな学園と言ったこの場所は、統一神界学園。
統一神城に匹敵する程、高度かつ強固な結界が展開され。
学園関係者以外の者が殆どいない学園は現在、多くの人々で溢れ返っていた。
この場にいる人々の目的はただ一つ。
何を隠そう今日この日が、統一神界学園の入学試験が行われる日。
いつもならば、こんな人混みの中に居れば確実に人見知りが発動する。
断言しても良い、しかし……
「お嬢様、ご機嫌を直して下さい」
今は全く気になら無い。
人混みの中を、メルヴィーを引き連れてズンズン歩く。
「別に拗ねてはいませんよ?
ただ、ちょっとイラついて、怒っているだけです」
怒っているからか、周囲の視線が全く気にならない!
見るなら見るが良い、そして僕から溢れる怒りの波動を感じ取って、恐れ慄くが良いっ!!
「拗ねてるお嬢様……抱きしめたい」
拗ねて無いって言ってるのに……
立派な淑女であり、自立した大人ですからね。
この程度で拗ねたりしませんし、そもそも公私の切り替えは社会人としては当然のスキル!
「あっ」
「こほん、ここは人通りが多く危のうございます。
僭越ながら、私が抱っこさせて頂きますね」
「メルヴィー……」
メルヴィーがこう言うって事は……くっ、イラつきで注意が散漫になっていた様ですね。
まさか周囲から向けられている悪意に気が付かないなんて。
我ながら情けない。
これも全ては、あの時のネルヴィアさまが勘違いして、忘れていたせいです!
オシークスさんの説明が終わり、歓談していた時にふと思ったのです。
皆んなも来て良いなら、皆んなも学園に行って神として登録してたら良いのでは? と。
そうなったら、皆んな同じ!
ネルヴィア様曰く、僕なら特待生は確実らしいですし、皆んなも余裕だし。
どの道、僕が統一神界に来れば皆んなもついて来るから一石二鳥!!
我ながら素晴らしいアイデアだと、自分で言って胸を張っちゃいましたね。
それなのに……それなのにっ!!
『おや、皆んなと仰ると、そちらのお嬢さん方や黒龍殿達でしょうか?
それならば、学園に通う必要はありませんな。
卒業資格さえあれば神として登録は可能、学園長である儂と神王様が認可すれば事足りますからな』
和やかな顔で言い放たれたオシークスさんの言葉に、一瞬場が凍り付いた。
唖然とネルヴィア様を見ると……
「あの明らかに目を泳がしたネルヴィア様の顔……許すまじです!
今度会ったら、ネルヴィア様のお茶とお菓子に無臭の特製激辛ソースを入れてやります!!」
当然、オシークスさんに事情を話して、願書の取り下げを試みるも……
神王たるネルヴィア様の推薦に加え、統一神界でも重鎮の一角であるエネトスさんが直接持って行ったせいで、最優先で願書は受理された後。
一旦受理されてしまえば、もう取り下げは不可能って!
何故そんな意味不明なルールを作ったのか!
おかげで、皆んなと一緒に登録大作戦が台無しです!!
「まぁ! ではその時は、私もお手伝い致しましょう」
「ん、お願いします!
フォルクレスのお仕置きも含めて、激辛ソースの実験をするとしましょう!!」
ネルヴィア様と同じシングルですし、丁度良いですね!
「ふふふ、それならば帰ったら、オルグイユ様やアヴァリス様と一緒に試作致しましょう。
おっと、お嬢様、受付に到着致しました」
「おぉ! いつの間に……」
ここの受付も、美人さんですね。
冒険者ギルドといい、何故、受付嬢は美人揃いなのでしょうか?
美人のプロフェッショナル、ちょっと憧れますね。
今度、遊びでやってみましょう!
「ふふ、これは可愛らしい受験生さんですね。
お名前と受験票を提示して頂けますか?」
「分かりました!」
うん、ここに居る人々は全員が神へと至った存在。
無限収納を使っても、一々驚かれないので楽ですね。
「名前はルーミエル、これが受験票です」
「はい、では確認させて頂きますね。
ルーミエルさん、推薦者は神王ネルヴィア様……神王様っ!?」
突然目を見開いて立ち上がり、カウンターから身を乗り出す受付嬢さん。
大声を出すから周囲の人の注目が……くっ、これが受験の厳しさですか!
ヤバイです。
イラつきが収まってしまった様です……でも、この驚愕に目を見開くみんなの視線。
ちょっと優越感が心地いい! 程よくメルヴィーに隠れて踏ん反り返ってやりましょうっ!!
もうこの際、周囲の視線なんて気にしてられません!
ネルヴィア様曰く、どのみち注目されるらしいですしね。
受験は戦争です! お仕事モードを凌ぐ、戦闘モードで受けて立ってやりますっ!!
10
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。
棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる