39 / 271
May
距離 Side 司 02話
しおりを挟む
翌日の日曜、俺は部活帰りに翠の携帯へ電話をかけた。
九コールしたところで、「ツカサ?」とこちらをうかがうような声が聞こえてくる。
電話をかけるなら十コールは鳴らしてほしい、というのが翠からの要望だった。
そんなに鳴らしたら寝ているときには起こすことになる。そう思った俺に対し、「十コール鳴らされたら絶対に起きられるから」と翠は正反対の持論を展開させた。
「悪い、起こした?」
『え? あ……ううん。今、お風呂から上がったところで……』
「あ、そう」
翠の趣味にはバスタイムというものがある。
シャワーや風呂は朝か夜、もしくは汗をかいたときに入るものだと思っていた俺にはかなり衝撃的な趣味だった。
翠は趣味として時間を問わず好きな時間にバスタイムを楽しむ。それも、二十分三十分なんてかわいいものではなく、一時間半以上がデフォルト。
なんでそんなに風呂に時間がかかるのか理解しかねた俺は訊いたことがあった。
「洗うところなんてそんなにないだろ?」
ただでさえ細い身体なのだから、身体の表面積などたかが知れている。
「あ……うん、それはそうなんだけど、髪の毛が長いとシャンプーやトリートメントを泡立てたり馴染ませたりするよりも、きちんと流しきるのに時間がかかって……」
「それでも一時間半以上は長すぎると思う」
「身体と髪の毛を洗うので四十分かかるんだよ? そのあとに半身浴をするとそのくらいはかかるっ」
なるほど、と思った。
翠は手術を受けたあとも運動に制限があるため、普段からあまり汗をかくことがない。
夏ですら手足は冷たく、発汗しているところはめったに見ない。どちらかというならば、発汗は発汗でも、冷や汗や脂汗ばかりを見ている気がする。だから、風呂での発汗は翠の身体機能にとっては重要な項目となるのだろう。
「ふやけそうだな……」
なんとなく口にした言葉に、翠はクスクスと笑いながら「うん、ふやけるよ」と答えた。
「でもね、その時間に音楽を聴いたりアロマの香りを楽しんだりするのが好き。時々携帯を持ち込んで読書したり」
それはそれは嬉しそうに話してくれた。
「翠、このあとの予定は?」
『え……? あ……髪の毛を乾かすことくらい?』
言った直後、慌てた様子で、
『あのっ、とくにはないよ。いいお天気だから少しお散歩に行こうかな、とは思っていたけれど……。ツカサは今日も部活って言ってたよね? 今はお昼休憩?』
「部活は午前で終わった。今、帰り。マンションへ向かってる」
幸い、俺には自宅と呼べる場所が二ヶ所ある。
一ヶ所は藤山にある実家。もう一ヶ所は姉さんが住んでいたマンションの一室。
姉さんは結婚してから静さんの家へ移り、それまで使っていた部屋は俺に譲られた。
名義上はまだ姉さんの所有物だが、俺が成人したら俺の名義に変更される予定。試験前には海斗や翠も来るけれど、それ以外は俺ひとり悠々自適に過ごせる場所となっていた。
『誰かに用事? ……確か、湊先生なら今日は栞さんと出かけるって言っていたけど。あ、楓先生?』
そこでなぜ自分だと思わないのか……。
「翠に用事……っていうか、翠に会おうと思って向かっているし、電話してるんだけど」
『……本当?』
「本当」
ここで本当かどうかを問われてしまうのは、俺に原因があるだろう。問われても仕方のないような態度をとってきたのだから。
『……私に用事って、何? 電話じゃだめなの?』
昨日感じた、「これ以上話したくない」という空気に酷似したものを感じる。暗に、「会いたくない」と言われているような、そんな感じ。
でも、今日は引かない。
「できれば会って話したい。だから、予定がないなら髪の毛乾かしたら十階に来て」
『……うん。でも、十五分くらいはかかるかも……』
「わかってる。急がなくていいから」
『わかった。……あ、今日ね、フロランタンを焼いたの。切り分けて持っていくね』
「待ってる」
通話を終えてため息ひとつ。
「……俺の考えすぎか?」
翠にしては単調すぎる話し方だった。そこにきてフロランタンのあれこれ。時間稼ぎをされている気がしてならないんだけど……。
それも仕方ない、と思うべきなのか。
どちらにせよ、翠は人を待たせるのが苦手だ。時間がかかる、とは言いながらもそれほど待たせることはできないだろう。
マンションのエントランスで軽食のオーダーをしてエレベーターホールへ直行。
自宅に着くとキッチンへ向かい、手だけ洗ってコーヒーメーカーをセットをした。その後、洗面所でうがいを済ませ、姉さんが住んでいたときから自室として使っている部屋へ向かう。
姉さんが静さんの家へ移ってからも、この家にある家具は何ひとつ変わらない。そして、置かれていた本なども移動されることなく置かれたままだ。
ひとつ変わったとすれば、南側にある主寝室のベットメイキングが変わった程度。引っ越すときに、それだけは姉さんが変えていった。
モノトーンを好む姉さんが、ベットメイキングだけは赤と白のタータンチェックを使用していた。つまり、それがあまりにも俺に不釣合いに思えたのだろう。今はチャコールグレーより若干薄いグレーのカバーがかけられている。
そして、何を思って残していったのかは不明だが、未だ数着、姉さんのルームウェアやパジャマの封を切っていないものがウォークインクローゼットの片隅に残されていた。
制服を着替え終わるころにはコーヒーのいい香りがしていた。そのタイミングで七倉さんがサンドイッチを届けてくれた。
落とし終わったコーヒーをカップに注ぎ、ダイニングでサンドイッチを食す。
なんとなしに時計を見ると、翠に電話をしてから三十分近い時間が経過していた。
髪を乾かして服を着替えて――はないか。ここならルームウェアのまま来るだろう。
ふと、テーブルに放った携帯に目をやる。
約束を反故にされたりして……。
さっきの電話の雰囲気からすると、あり得なくはないことだ。しかし、そんなことは問題になり得ない。
翠が来なければ自分が行けばいい。ただそれだけのこと。
サンドイッチが載っていたプレートを洗い終えたとき、インターホンが鳴った。
玄関のドアを開けると、膝丈のワンピースにレギンスを合わせた翠が立っていた。
「いらっしゃい」
「これ、お菓子」
おずおずと差し出されたのはきれいにラッピングされた包み。きっと中身はフロランタンだろう。
「そのまま持ってきてくれてよかったのに」
反する言葉が返されるかと思ったが、翠は何も言わずに俯いた。
「……悪い。上がって」
「お邪魔します」
「何か飲む?」
靴を揃える翠に尋ねると、
「ハーブティーある? あるなら自分で淹れるよ?」
いつも目を見て話す翠が俺を見なかった。
「ハーブティーなら棚にある」
「棚ってどれかな……?」
わざと尋ね返されるような返答をしてみたが、翠は廊下の先に視線を移し、俺を見ることはなかった。
一緒にキッチンへ向かい棚から茶葉の入った缶を下ろす。と、翠はお茶の準備を始め、俺はその隣できれいにラッピングされた包みを解き、フロランタンをプレートへ移す。
その後、一度はリビングへ行ったものの、「広すぎて落ち着かない」という翠の言葉に、テスト勉強で馴染みある俺の部屋へ移った。
「この部屋に来ると勉強しなくちゃ、って思っちゃう」
「リビングが落ち着かないって言ったのは翠だけど?」
「うん、そうなんだけど……」
翠は苦笑を浮かべ、ベッドを背に膝を抱えて小さく座りこむ。
その様が、より小さな面積で収まるように、と見えなくもなく、そんなにも居心地が悪いのか、と考えた。
いつもなら、俺は窓際にあるデスクチェアかベッドの正面にある本棚の前に座るわけだけど、今日は意識して翠の隣に座った。
「っ……どうしたの!?」
「……別に」
別に、じゃない。ここに座れば翠が疑問に思う。きっと尋ねてくる。それがわかっていたからここに座った。
ある意味、俺なりの決意表明。
「……本当に、どうしたの?」
翠は不安そうに俺の顔を覗き込んできた。
……やっと目が合った。
そうは思うものの、黒目がちな翠の目が潤んで見えて、困ったな、と思う。
翠の目はハナを彷彿とさせる。けど、これはどこからどう見ても人間で、自分が好きになった女で、翠でしかない――
九コールしたところで、「ツカサ?」とこちらをうかがうような声が聞こえてくる。
電話をかけるなら十コールは鳴らしてほしい、というのが翠からの要望だった。
そんなに鳴らしたら寝ているときには起こすことになる。そう思った俺に対し、「十コール鳴らされたら絶対に起きられるから」と翠は正反対の持論を展開させた。
「悪い、起こした?」
『え? あ……ううん。今、お風呂から上がったところで……』
「あ、そう」
翠の趣味にはバスタイムというものがある。
シャワーや風呂は朝か夜、もしくは汗をかいたときに入るものだと思っていた俺にはかなり衝撃的な趣味だった。
翠は趣味として時間を問わず好きな時間にバスタイムを楽しむ。それも、二十分三十分なんてかわいいものではなく、一時間半以上がデフォルト。
なんでそんなに風呂に時間がかかるのか理解しかねた俺は訊いたことがあった。
「洗うところなんてそんなにないだろ?」
ただでさえ細い身体なのだから、身体の表面積などたかが知れている。
「あ……うん、それはそうなんだけど、髪の毛が長いとシャンプーやトリートメントを泡立てたり馴染ませたりするよりも、きちんと流しきるのに時間がかかって……」
「それでも一時間半以上は長すぎると思う」
「身体と髪の毛を洗うので四十分かかるんだよ? そのあとに半身浴をするとそのくらいはかかるっ」
なるほど、と思った。
翠は手術を受けたあとも運動に制限があるため、普段からあまり汗をかくことがない。
夏ですら手足は冷たく、発汗しているところはめったに見ない。どちらかというならば、発汗は発汗でも、冷や汗や脂汗ばかりを見ている気がする。だから、風呂での発汗は翠の身体機能にとっては重要な項目となるのだろう。
「ふやけそうだな……」
なんとなく口にした言葉に、翠はクスクスと笑いながら「うん、ふやけるよ」と答えた。
「でもね、その時間に音楽を聴いたりアロマの香りを楽しんだりするのが好き。時々携帯を持ち込んで読書したり」
それはそれは嬉しそうに話してくれた。
「翠、このあとの予定は?」
『え……? あ……髪の毛を乾かすことくらい?』
言った直後、慌てた様子で、
『あのっ、とくにはないよ。いいお天気だから少しお散歩に行こうかな、とは思っていたけれど……。ツカサは今日も部活って言ってたよね? 今はお昼休憩?』
「部活は午前で終わった。今、帰り。マンションへ向かってる」
幸い、俺には自宅と呼べる場所が二ヶ所ある。
一ヶ所は藤山にある実家。もう一ヶ所は姉さんが住んでいたマンションの一室。
姉さんは結婚してから静さんの家へ移り、それまで使っていた部屋は俺に譲られた。
名義上はまだ姉さんの所有物だが、俺が成人したら俺の名義に変更される予定。試験前には海斗や翠も来るけれど、それ以外は俺ひとり悠々自適に過ごせる場所となっていた。
『誰かに用事? ……確か、湊先生なら今日は栞さんと出かけるって言っていたけど。あ、楓先生?』
そこでなぜ自分だと思わないのか……。
「翠に用事……っていうか、翠に会おうと思って向かっているし、電話してるんだけど」
『……本当?』
「本当」
ここで本当かどうかを問われてしまうのは、俺に原因があるだろう。問われても仕方のないような態度をとってきたのだから。
『……私に用事って、何? 電話じゃだめなの?』
昨日感じた、「これ以上話したくない」という空気に酷似したものを感じる。暗に、「会いたくない」と言われているような、そんな感じ。
でも、今日は引かない。
「できれば会って話したい。だから、予定がないなら髪の毛乾かしたら十階に来て」
『……うん。でも、十五分くらいはかかるかも……』
「わかってる。急がなくていいから」
『わかった。……あ、今日ね、フロランタンを焼いたの。切り分けて持っていくね』
「待ってる」
通話を終えてため息ひとつ。
「……俺の考えすぎか?」
翠にしては単調すぎる話し方だった。そこにきてフロランタンのあれこれ。時間稼ぎをされている気がしてならないんだけど……。
それも仕方ない、と思うべきなのか。
どちらにせよ、翠は人を待たせるのが苦手だ。時間がかかる、とは言いながらもそれほど待たせることはできないだろう。
マンションのエントランスで軽食のオーダーをしてエレベーターホールへ直行。
自宅に着くとキッチンへ向かい、手だけ洗ってコーヒーメーカーをセットをした。その後、洗面所でうがいを済ませ、姉さんが住んでいたときから自室として使っている部屋へ向かう。
姉さんが静さんの家へ移ってからも、この家にある家具は何ひとつ変わらない。そして、置かれていた本なども移動されることなく置かれたままだ。
ひとつ変わったとすれば、南側にある主寝室のベットメイキングが変わった程度。引っ越すときに、それだけは姉さんが変えていった。
モノトーンを好む姉さんが、ベットメイキングだけは赤と白のタータンチェックを使用していた。つまり、それがあまりにも俺に不釣合いに思えたのだろう。今はチャコールグレーより若干薄いグレーのカバーがかけられている。
そして、何を思って残していったのかは不明だが、未だ数着、姉さんのルームウェアやパジャマの封を切っていないものがウォークインクローゼットの片隅に残されていた。
制服を着替え終わるころにはコーヒーのいい香りがしていた。そのタイミングで七倉さんがサンドイッチを届けてくれた。
落とし終わったコーヒーをカップに注ぎ、ダイニングでサンドイッチを食す。
なんとなしに時計を見ると、翠に電話をしてから三十分近い時間が経過していた。
髪を乾かして服を着替えて――はないか。ここならルームウェアのまま来るだろう。
ふと、テーブルに放った携帯に目をやる。
約束を反故にされたりして……。
さっきの電話の雰囲気からすると、あり得なくはないことだ。しかし、そんなことは問題になり得ない。
翠が来なければ自分が行けばいい。ただそれだけのこと。
サンドイッチが載っていたプレートを洗い終えたとき、インターホンが鳴った。
玄関のドアを開けると、膝丈のワンピースにレギンスを合わせた翠が立っていた。
「いらっしゃい」
「これ、お菓子」
おずおずと差し出されたのはきれいにラッピングされた包み。きっと中身はフロランタンだろう。
「そのまま持ってきてくれてよかったのに」
反する言葉が返されるかと思ったが、翠は何も言わずに俯いた。
「……悪い。上がって」
「お邪魔します」
「何か飲む?」
靴を揃える翠に尋ねると、
「ハーブティーある? あるなら自分で淹れるよ?」
いつも目を見て話す翠が俺を見なかった。
「ハーブティーなら棚にある」
「棚ってどれかな……?」
わざと尋ね返されるような返答をしてみたが、翠は廊下の先に視線を移し、俺を見ることはなかった。
一緒にキッチンへ向かい棚から茶葉の入った缶を下ろす。と、翠はお茶の準備を始め、俺はその隣できれいにラッピングされた包みを解き、フロランタンをプレートへ移す。
その後、一度はリビングへ行ったものの、「広すぎて落ち着かない」という翠の言葉に、テスト勉強で馴染みある俺の部屋へ移った。
「この部屋に来ると勉強しなくちゃ、って思っちゃう」
「リビングが落ち着かないって言ったのは翠だけど?」
「うん、そうなんだけど……」
翠は苦笑を浮かべ、ベッドを背に膝を抱えて小さく座りこむ。
その様が、より小さな面積で収まるように、と見えなくもなく、そんなにも居心地が悪いのか、と考えた。
いつもなら、俺は窓際にあるデスクチェアかベッドの正面にある本棚の前に座るわけだけど、今日は意識して翠の隣に座った。
「っ……どうしたの!?」
「……別に」
別に、じゃない。ここに座れば翠が疑問に思う。きっと尋ねてくる。それがわかっていたからここに座った。
ある意味、俺なりの決意表明。
「……本当に、どうしたの?」
翠は不安そうに俺の顔を覗き込んできた。
……やっと目が合った。
そうは思うものの、黒目がちな翠の目が潤んで見えて、困ったな、と思う。
翠の目はハナを彷彿とさせる。けど、これはどこからどう見ても人間で、自分が好きになった女で、翠でしかない――
13
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
光のもとで1
葉野りるは
青春
一年間の療養期間を経て、新たに高校へ通いだした翠葉。
小さいころから学校を休みがちだった翠葉は人と話すことが苦手。
自分の身体にコンプレックスを抱え、人に迷惑をかけることを恐れ、人の中に踏み込んでいくことができない。
そんな翠葉が、一歩一歩ゆっくりと歩きだす。
初めて心から信頼できる友達に出逢い、初めての恋をする――
(全15章の長編小説(挿絵あり)。恋愛風味は第三章から出てきます)
10万文字を1冊として、文庫本40冊ほどの長さです。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる