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第九章 化学反応
13話
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グズグズと鼻をすすりながらご飯を食べていると、楓先生のPHSが鳴った。
「はい。――は?」
呼び出しの電話だろうか、と楓先生を見ていると、一際大きなノックが三回聞こえ、バタンッ――
オフィスのドアが盛大に開いた。
「楓、あんた何翠葉誘拐してんのよっ」
「そうよそうよ、楓くんずるいわよっ」
湊先生と栞さんが息巻いて入ってきた。
「いやいやいやいや、誘拐はしてないし。多少独り占めはしたけどさ」
楓先生は腕時計を見て、
「っていうか、まだ時間じゃないじゃん。なんで来たんだよ」
「だって翠葉が会うって昇から連絡があったからっ」
「なら翠葉ちゃんが逃げるわけないんだから時間どおりに来いよなぁ……。あーあ、中庭で対面予定がここになっちゃったよ……」
楓先生は本だらけの部屋を見渡し肩を落した。
「翠葉ちゃん、久しぶり」
栞さんが天使みたいな笑顔で私の前に座る。
「ずっと会っていたはずなんだけど……。でも、この翠葉ちゃんに会うのは久しぶり」
栞さんは目尻に涙を浮かべていた。
「ごめんなさい……。ずっと……ずっとひどいことしていて――ごめんなさい」
「……これからは側にいてもいいんでしょう?」
コクリと頷くと、涙が零れた。
「もう、側に来ないでなんてひどいこと言わないから……。でも、違う言葉で傷つけちゃうのが怖い……」
「翠葉ちゃん、大丈夫よ」
栞さんは間髪を容れずにそう言った。
どんな根拠があって「大丈夫」なんて言い切れるのだろう。
「大丈夫だから」
栞さんは何度もその言葉を繰り返した。
「だいたいにして、あんた悪口雑言の語彙少なすぎ……。司に聞いて呆れたわ」
「湊せんせ……」
「あんな言葉で傷つくほど、私たち柔じゃないわ。うちにはね、もっとかわいげのない弟や、やたらめったら頭の回転が速くて口の立つ人間が揃いに揃ってるの」
確かに、藤宮の人たちには敵いそうもないけれど……。
「翠葉、どんなことから逃げてもいい。でも、私たちからは逃げないで」
真っ直ぐに射抜くような視線からは逃れることができなくて、言葉も出なくて、ただ、目を合わせたまま頷いた。
壁に寄りかかって立っているのとか、腕を組んでいる姿勢とか、視線の鋭さまでもがツカサと一緒。
「よし、この話はここまでっ。……で? 何よこれ」
半分ほど残っている私のご飯を湊先生が眺める。
「味気のなさそうなご飯……」
「匂いがまだだめで……」
「そっか、果物は?」
「試してないのでわかりません。でも、アイソトニック系の味や匂いは一切受け付けなくて……」
「ま、清良さんがついているなら大丈夫ね」
と、湊先生は簡易ベッドに横になった。
栞さんは楓先生が用意したスツールを私の斜め前あたりに置いて座っている。
「楓、ブラインドくらい上げなさいよねっ?」
湊先生が立ち上がり、窓際のブラインドをジャッ、と上げた。途端、ギラギラとした太陽光が部屋に差し込む。
「何よこの紫外線っ」
先生は上げたブラインドを一気に下げた。
「それ上げてるとさ……この季節はあっという間に部屋の温度が五十度超えるんだよね~」
辟易とした楓先生の言葉に湊先生が噛み付く。
「空調管理されてんでしょっ!?」
「こっちの本館は建物自体が古いから、そこまで空調が利いてるわけじゃない。だから来年には建て替えって話が出てるでしょ?」
「あぁ、そんな話もあったわね」
言いながら、湊先生は再度簡易ベッドに寝転がった。
このメンバーで一緒にいるのは珍しいけれど、いつもどおりだな、と思えた。
お昼の時間はこんなふうに穏やかに過ぎていった。
その穏やかな時間は楓先生のPHSの呼び出しで終わりを告げる。
「翠葉ちゃん、午後の治療が始まるって」
「あ、はい」
手元には時間を知らせるものは何もなく、時間の経過をすっかり忘れていた。
「あ……楓先生お昼休み終わっちゃった!?」
先生はクスリと笑う。
「今日はもう帰ってもいい時間。夜勤明けなんだ」
やだ――もしかして、すごく眠いんじゃ……。
「ほら、そんな顔しない」
楓先生は再び私の正面に座った。
「一緒にお昼を食べられて良かった。家に帰ったらちゃんとまた食べるから。指きり」
楓先生は指を絡めて指きりげんまんを口にする。
「楓先生、ありがとうございます」
「どういたしまして。また今度ね」
「じゃ、翠葉は私たちと一緒に病室へ戻ろう」
湊先生に車椅子を押してもらって、栞さんは私と並んで話しかけてくれていた。
「翠葉、清良女史にいじめられてない?」
「……ないと思います」
「そう、ならいい……」
湊先生と藤原さんは仲が悪いのかな……。
「翠葉ちゃん、違うわよ? 湊にとって清良さんは先輩医師にあたる人なの。紫さんが学会で執刀できないときは清良さんが勤めるくらいに腕がいいのよ」
「……それは、心臓や循環器のお医者さんということ?」
「そうよ」
……そんな人が私なんかに付き切りでいいのかな。そもそも、もともとの雇い主に付いていなくても大丈夫なのだろうか……。
気づけばいつもの病棟、いつもの九階へ戻ってきていた。
ナースセンターの前を通ると、
「おかえりなさい。湊、白衣貸すから神崎医師の助手に入りなさい」
湊先生は藤原さんに白衣を押し付けられる。
「で、栞ちゃんはこっちに来てもらえる?」
栞さんがカウンター内へ入っていくと、湊先生は白衣に腕を通し、私を病室まで連れていってくれた。
病室へ入ると、
「治療始めんぞー」
昇さんの言葉に湊先生が舌打ちをする。
そんなことが珍しくじっと見ていると、
「まじまじと見ないっ!」
と怒られた。
病室にはすでにカートが運び込まれていて、患者以外は準備万端。
「今日は少し予定が狂ったからな。風呂は七時くらいだって清良女史が言ってた」
あ、そっか……今日はお風呂の日だったのだ。
数少ない予定なのに、急な予定が入るとどうしても抜けてしまう。
時計を見ると二時ぴったりだった。
「ご家族が来るのは四時ごろだ。治療が終わってから一休みはできる」
「ありがとうございます」
次は家族……。
湊先生たちとは意外な対面で、びっくりしているうちにいつもの流れになっていた。
緊張をする暇がなかった感じ。でも、今度は緊張する時間がたっぷりとある気がする。
「大丈夫よ」
消毒の用意をしながら湊先生が口にした。
「誰もあんたの敵じゃないんだから」
「なぁ、翠葉ちゃん。君は猛獣使いか何かか?」
ベッドに顎を乗せた昇さんに訊かれる。
「猛獣使い……ですか?」
「だって、あの猫にこの女豹だろ?」
昇さんの視線が湊先生を向く。
「湊先生も手懐けるのが大変だったんですか?」
「いんや、こっちよりあっちの猫だな」
とツカサを指し示す。
「ちょっとあんたたち……猫や豹で人を指さないでくれるかしら」
消毒薬を用意していたはずの先生の手には注射器が握られていた。とても危険な持ち方で……。
「でもな、一番厄介なのは狸なんだ」
湊先生をものともせずに話し続けるのは昇さん。
「狸、ですか?」
今までの話に狸なんて出てきただろうか……。
「狸はどうせうちの父親でしょう?」
湊先生がため息と共に口にする。
涼先生が狸……?
「昇さん……涼先生は麗しすぎて狸には見えないのですが」
「いや、中身の話だ」
真顔で返され、どう答えていいのか迷った。
そんな中、治療が始まる。
治療が終わったあと、絶対に休むどころではないと思っていた。でも、充電が終わった携帯から流れてくるツカサの声を何度か聴いたら、そのまま眠ってしまったみたい。
あの声は精神安定剤よりも、もっと高価なものなんじゃないかと思い始めている自分がいた。
「はい。――は?」
呼び出しの電話だろうか、と楓先生を見ていると、一際大きなノックが三回聞こえ、バタンッ――
オフィスのドアが盛大に開いた。
「楓、あんた何翠葉誘拐してんのよっ」
「そうよそうよ、楓くんずるいわよっ」
湊先生と栞さんが息巻いて入ってきた。
「いやいやいやいや、誘拐はしてないし。多少独り占めはしたけどさ」
楓先生は腕時計を見て、
「っていうか、まだ時間じゃないじゃん。なんで来たんだよ」
「だって翠葉が会うって昇から連絡があったからっ」
「なら翠葉ちゃんが逃げるわけないんだから時間どおりに来いよなぁ……。あーあ、中庭で対面予定がここになっちゃったよ……」
楓先生は本だらけの部屋を見渡し肩を落した。
「翠葉ちゃん、久しぶり」
栞さんが天使みたいな笑顔で私の前に座る。
「ずっと会っていたはずなんだけど……。でも、この翠葉ちゃんに会うのは久しぶり」
栞さんは目尻に涙を浮かべていた。
「ごめんなさい……。ずっと……ずっとひどいことしていて――ごめんなさい」
「……これからは側にいてもいいんでしょう?」
コクリと頷くと、涙が零れた。
「もう、側に来ないでなんてひどいこと言わないから……。でも、違う言葉で傷つけちゃうのが怖い……」
「翠葉ちゃん、大丈夫よ」
栞さんは間髪を容れずにそう言った。
どんな根拠があって「大丈夫」なんて言い切れるのだろう。
「大丈夫だから」
栞さんは何度もその言葉を繰り返した。
「だいたいにして、あんた悪口雑言の語彙少なすぎ……。司に聞いて呆れたわ」
「湊せんせ……」
「あんな言葉で傷つくほど、私たち柔じゃないわ。うちにはね、もっとかわいげのない弟や、やたらめったら頭の回転が速くて口の立つ人間が揃いに揃ってるの」
確かに、藤宮の人たちには敵いそうもないけれど……。
「翠葉、どんなことから逃げてもいい。でも、私たちからは逃げないで」
真っ直ぐに射抜くような視線からは逃れることができなくて、言葉も出なくて、ただ、目を合わせたまま頷いた。
壁に寄りかかって立っているのとか、腕を組んでいる姿勢とか、視線の鋭さまでもがツカサと一緒。
「よし、この話はここまでっ。……で? 何よこれ」
半分ほど残っている私のご飯を湊先生が眺める。
「味気のなさそうなご飯……」
「匂いがまだだめで……」
「そっか、果物は?」
「試してないのでわかりません。でも、アイソトニック系の味や匂いは一切受け付けなくて……」
「ま、清良さんがついているなら大丈夫ね」
と、湊先生は簡易ベッドに横になった。
栞さんは楓先生が用意したスツールを私の斜め前あたりに置いて座っている。
「楓、ブラインドくらい上げなさいよねっ?」
湊先生が立ち上がり、窓際のブラインドをジャッ、と上げた。途端、ギラギラとした太陽光が部屋に差し込む。
「何よこの紫外線っ」
先生は上げたブラインドを一気に下げた。
「それ上げてるとさ……この季節はあっという間に部屋の温度が五十度超えるんだよね~」
辟易とした楓先生の言葉に湊先生が噛み付く。
「空調管理されてんでしょっ!?」
「こっちの本館は建物自体が古いから、そこまで空調が利いてるわけじゃない。だから来年には建て替えって話が出てるでしょ?」
「あぁ、そんな話もあったわね」
言いながら、湊先生は再度簡易ベッドに寝転がった。
このメンバーで一緒にいるのは珍しいけれど、いつもどおりだな、と思えた。
お昼の時間はこんなふうに穏やかに過ぎていった。
その穏やかな時間は楓先生のPHSの呼び出しで終わりを告げる。
「翠葉ちゃん、午後の治療が始まるって」
「あ、はい」
手元には時間を知らせるものは何もなく、時間の経過をすっかり忘れていた。
「あ……楓先生お昼休み終わっちゃった!?」
先生はクスリと笑う。
「今日はもう帰ってもいい時間。夜勤明けなんだ」
やだ――もしかして、すごく眠いんじゃ……。
「ほら、そんな顔しない」
楓先生は再び私の正面に座った。
「一緒にお昼を食べられて良かった。家に帰ったらちゃんとまた食べるから。指きり」
楓先生は指を絡めて指きりげんまんを口にする。
「楓先生、ありがとうございます」
「どういたしまして。また今度ね」
「じゃ、翠葉は私たちと一緒に病室へ戻ろう」
湊先生に車椅子を押してもらって、栞さんは私と並んで話しかけてくれていた。
「翠葉、清良女史にいじめられてない?」
「……ないと思います」
「そう、ならいい……」
湊先生と藤原さんは仲が悪いのかな……。
「翠葉ちゃん、違うわよ? 湊にとって清良さんは先輩医師にあたる人なの。紫さんが学会で執刀できないときは清良さんが勤めるくらいに腕がいいのよ」
「……それは、心臓や循環器のお医者さんということ?」
「そうよ」
……そんな人が私なんかに付き切りでいいのかな。そもそも、もともとの雇い主に付いていなくても大丈夫なのだろうか……。
気づけばいつもの病棟、いつもの九階へ戻ってきていた。
ナースセンターの前を通ると、
「おかえりなさい。湊、白衣貸すから神崎医師の助手に入りなさい」
湊先生は藤原さんに白衣を押し付けられる。
「で、栞ちゃんはこっちに来てもらえる?」
栞さんがカウンター内へ入っていくと、湊先生は白衣に腕を通し、私を病室まで連れていってくれた。
病室へ入ると、
「治療始めんぞー」
昇さんの言葉に湊先生が舌打ちをする。
そんなことが珍しくじっと見ていると、
「まじまじと見ないっ!」
と怒られた。
病室にはすでにカートが運び込まれていて、患者以外は準備万端。
「今日は少し予定が狂ったからな。風呂は七時くらいだって清良女史が言ってた」
あ、そっか……今日はお風呂の日だったのだ。
数少ない予定なのに、急な予定が入るとどうしても抜けてしまう。
時計を見ると二時ぴったりだった。
「ご家族が来るのは四時ごろだ。治療が終わってから一休みはできる」
「ありがとうございます」
次は家族……。
湊先生たちとは意外な対面で、びっくりしているうちにいつもの流れになっていた。
緊張をする暇がなかった感じ。でも、今度は緊張する時間がたっぷりとある気がする。
「大丈夫よ」
消毒の用意をしながら湊先生が口にした。
「誰もあんたの敵じゃないんだから」
「なぁ、翠葉ちゃん。君は猛獣使いか何かか?」
ベッドに顎を乗せた昇さんに訊かれる。
「猛獣使い……ですか?」
「だって、あの猫にこの女豹だろ?」
昇さんの視線が湊先生を向く。
「湊先生も手懐けるのが大変だったんですか?」
「いんや、こっちよりあっちの猫だな」
とツカサを指し示す。
「ちょっとあんたたち……猫や豹で人を指さないでくれるかしら」
消毒薬を用意していたはずの先生の手には注射器が握られていた。とても危険な持ち方で……。
「でもな、一番厄介なのは狸なんだ」
湊先生をものともせずに話し続けるのは昇さん。
「狸、ですか?」
今までの話に狸なんて出てきただろうか……。
「狸はどうせうちの父親でしょう?」
湊先生がため息と共に口にする。
涼先生が狸……?
「昇さん……涼先生は麗しすぎて狸には見えないのですが」
「いや、中身の話だ」
真顔で返され、どう答えていいのか迷った。
そんな中、治療が始まる。
治療が終わったあと、絶対に休むどころではないと思っていた。でも、充電が終わった携帯から流れてくるツカサの声を何度か聴いたら、そのまま眠ってしまったみたい。
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