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08~20 Side 司 05話
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俺たちは藤棚をあとにし、そのまま光朗道を進んだ。
「司はどうして翠葉ちゃんだった?」
「……好きになった理由って意味?」
「そんなとこ」
「……俺が前に訊いたとき、秋兄がなんて答えたか覚えてる?」
「え?」
「好きになるのに理由はいらない。そう言った」
「それ、いつの話だっけ?」
「秋兄が翠と森林浴に行ったあと。秋兄があっちの携帯を解約してきたとき」
「……あぁ、よく覚えてたな?」
「そんな前の話じゃないし……」
俺は――
「……気づいたら気になってた。それが好きって感情だったかはわからないけど」
話し出した俺の言葉に秋兄は耳を傾ける。
「すごくわかりやすい指針は秋兄だった」
「俺……?」
「初めて人に嫉妬した。生まれてきた順番とか年とか関係なく、対人的な意味で嫉妬した。その最初の人間が秋兄っていうところが最悪」
秋兄はくつくつと笑う。
「あのさ、俺もなんだ」
「何が?」
「俺も、司に嫉妬して翠葉ちゃんを好きだって気づいた」
……それ、何もかもが最悪だろ。
「服の好みも好きな女の子の好みも一緒。顔だけは全然違くて助かったよ」
「あえて言葉にされると腹立たしさが増す」
そうは返したけど、本当に腹が立っているわけではない。
厄介だな、とは思うけど、そんなに嫌なわけじゃない。
俺、なんか変だ。
こんな会話内容なのに、気づいたら笑っていた。
そんな俺を見て秋兄が笑う。
「翠葉ちゃんってさ、本当に不思議な子だよね?」
「……翠と接していると、どれが素の自分なのかわからなくなってくる。嫉妬する自分なんて今まで想像もできなかったのに」
「その気持ちはわかるかな? どんなに格好つけようと思っていても、情けない自分だったり、普段人前じゃ見せない自分を引き出されて困ること多々」
秋兄は困ると言いながらも優しげな笑みを浮かべた。
「……なんか、自分だけじゃないってわかって少しほっとする」
「え?」
「自分の知らない自分を引き出されて困るっていうの、俺だけじゃなくてほっとした」
「あぁ、そういう意味ね」
秋兄が歩みを止めこちらに向き直る。
「俺たちの願いはさ――」
交わる視線でわかる。
そんな「願い」はひとつしかない。
「翠の笑顔」
「彼女の笑顔」
少なくとも、今のような状況ではない。
「もっと言うなら――」
秋兄の言葉を遮り自分が続ける。
「俺か秋兄が幸せにする」
秋兄は満足そうに笑って肩に腕を絡めてきた。
「俺たち、しょせんは『藤宮』だからな。粘着質のうえに独占欲が強い。静さんの二の舞にはならないように気をつけようか」
「本当……ああだけはなりたくない」
そこで会話は一段落ついた。
「どんないきさつがあるかは知らない。でも、翠の記憶は戻ったと思う」
秋兄は表情を改め頷いた。
「でも、唯たちは知らない……」
「つまり、誰にも話していない。もしくは、話せないような心境」
「司、どうする? 相変わらずあのお姫様は篭城が得意なようだけど」
「……そんなの、とっとと陥落させるのみ」
「同感」
散策ルートを回り終え私道に面するところまで来るとじーさんがいた。
「仲直りしたらしいのぉ?」
その一言にため息をつかざるを得ない。
「秋兄、訊くまでもないんだけど……」
「そう、俺をここに呼んだのはじーさんだ」
じーさんにはしてやられてばかりだ……。
「どうじゃ? 三人でローラの墓参りなぞ行かんか?」
じーさんの手には、摘んだばかりの秋菊とたっぷり水の入った桶。
「じーさん、水桶は俺が持つよ」
秋兄が水桶なら自分は花束か……。
食えない老人から荷物のすべてをもぎ取る。
この日、じーさんと秋兄と俺、という異色のメンバーで墓参りをした。
たまにはこういうのもいいかもな……。
いわし雲の空を仰ぎ見てそう思った。
「じーさん、母さんが夕飯を一緒に食べようって」
「ほう、じゃぁ邪魔するかの」
「秋兄は?」
「行きたいところだけどこれから本社。真白さんによろしく伝えて」
「了解」
じーさんの車で家に戻ると兄さんの車が停まっていた。
「今日は楓もおるのか」
車を見て判断したじーさんは、玄関に入ってさらに嬉しそうな声を発する。
「この靴は湊じゃの」
じーさんは口髭をいじりながら目尻を下げていた。
「お父様、いらっしゃい」
「おじい様、いらっしゃい」
母さんが最初に出てきて、その後ろから父さんと姉さん兄さんが出てきた。
ダイニングにはすでに鍋の用意が整っており、あとは人が揃うのを待つのみだったらしい。
じーさんがうちで夕飯を食べることはさほど珍しいことではないものの、この面子が揃うことはめったにない。
この日は陽気なじーさんを囲んでの夕飯だった。
八時まであと少しというとき、じーさんの携帯が鳴りだした。
じーさんは着信名を見て怪訝な顔をする。
「なんじゃ。――ふぅむ……。わかった、朝一でパレスへ行く。五時に迎えに来い」
「お父様……? どうかなさったのですか?」
母さんの問いかけに、じーさんはにこりと笑って俺の方を向いた。
「司よ、あのお嬢さんは、今白野行きの列車の中じゃ」
「っ……!?」
白野って、なんで――
「白野っていったらブライトネスパレスがある場所だけど……」
兄さんの言葉にじーさんが頷き、姉さんは目の色を変える。
「なんでまた、あんのバカっ」
その言葉には同感だ。
本当にバカだと思う。
そこまで逃げなくてもいいものを……。
翠はいつだって俺たちの予想の範疇を超えることばかりしてくれる。
「湊、彼女薬は?」
父さんは医者らしく、すぐに薬の心配をした。
「それは大丈夫だと思うわ。翠葉はいつでも余分に持ち歩く癖があるから」
「ならいい」
俺は言うかどうするか悩んだ末、ついさっき秋兄と出した結論を姉さんと兄さんに話すことにした。
「翠はたぶん、記憶が戻ってる」
「「いつっ!?」」
「そこまではわからない。記憶が戻っているっていうのも、俺と秋兄の推測であって翠本人から聞いたわけじゃない。それに、御園生家の人間も知らない」
気づいていそうな人間は約一名いるけど。
静かになった食卓に、今度は俺の携帯が鳴り始める。
嫌な予感を抱きながらディスプレイに視線を向けると、メールの着信を知らせる表示が出ていた。
差出人は翠。
明日の約束をキャンセルしたい、という内容のみが書かれていた。
「くくく、あのお嬢さんもやりよるわい。司、心配せずとも木田が一緒じゃ。それから、警備の人間も動いておるわ」
木田春馬(きだはるま)――ブライトネスパレスの総支配人。そして、ウィステリアホテルグループにおける総支配人の頂点に立つ人間。
ひとりではないということにいくらか安心することができた。
「じーさん、明日、俺も連れていって」
「かまわぬが……会わせぬぞ?」
「なっ……!?」
「わしがお嬢さんに会いたいからのぉ。司や秋斗を連れていったらわしの出る幕がないじゃろう?」
さも当然、と言わんが如くの返答だった。
「お嬢さんに会わず、陰でおとなしくしていられるのなら連れていってもよかろう」
俺は息を吐き出しその条件を呑んだ。
「わかった。翠のことはじーさんに任せる。帰りは別でいいから連れていって」
「よかろう。……さ、明日は早いからの。わしは帰るとするわい」
じーさんは意気揚々と帰っていった。
翠……。
逃げるだけじゃ問題は解決しない。
翠が逃げても俺と秋兄が追いかけるまでだ。
それに、翠の記憶が戻ろうが戻るまいが、何が変わるわけでもない。
これから嫌というほどにわからせてやる――
「司はどうして翠葉ちゃんだった?」
「……好きになった理由って意味?」
「そんなとこ」
「……俺が前に訊いたとき、秋兄がなんて答えたか覚えてる?」
「え?」
「好きになるのに理由はいらない。そう言った」
「それ、いつの話だっけ?」
「秋兄が翠と森林浴に行ったあと。秋兄があっちの携帯を解約してきたとき」
「……あぁ、よく覚えてたな?」
「そんな前の話じゃないし……」
俺は――
「……気づいたら気になってた。それが好きって感情だったかはわからないけど」
話し出した俺の言葉に秋兄は耳を傾ける。
「すごくわかりやすい指針は秋兄だった」
「俺……?」
「初めて人に嫉妬した。生まれてきた順番とか年とか関係なく、対人的な意味で嫉妬した。その最初の人間が秋兄っていうところが最悪」
秋兄はくつくつと笑う。
「あのさ、俺もなんだ」
「何が?」
「俺も、司に嫉妬して翠葉ちゃんを好きだって気づいた」
……それ、何もかもが最悪だろ。
「服の好みも好きな女の子の好みも一緒。顔だけは全然違くて助かったよ」
「あえて言葉にされると腹立たしさが増す」
そうは返したけど、本当に腹が立っているわけではない。
厄介だな、とは思うけど、そんなに嫌なわけじゃない。
俺、なんか変だ。
こんな会話内容なのに、気づいたら笑っていた。
そんな俺を見て秋兄が笑う。
「翠葉ちゃんってさ、本当に不思議な子だよね?」
「……翠と接していると、どれが素の自分なのかわからなくなってくる。嫉妬する自分なんて今まで想像もできなかったのに」
「その気持ちはわかるかな? どんなに格好つけようと思っていても、情けない自分だったり、普段人前じゃ見せない自分を引き出されて困ること多々」
秋兄は困ると言いながらも優しげな笑みを浮かべた。
「……なんか、自分だけじゃないってわかって少しほっとする」
「え?」
「自分の知らない自分を引き出されて困るっていうの、俺だけじゃなくてほっとした」
「あぁ、そういう意味ね」
秋兄が歩みを止めこちらに向き直る。
「俺たちの願いはさ――」
交わる視線でわかる。
そんな「願い」はひとつしかない。
「翠の笑顔」
「彼女の笑顔」
少なくとも、今のような状況ではない。
「もっと言うなら――」
秋兄の言葉を遮り自分が続ける。
「俺か秋兄が幸せにする」
秋兄は満足そうに笑って肩に腕を絡めてきた。
「俺たち、しょせんは『藤宮』だからな。粘着質のうえに独占欲が強い。静さんの二の舞にはならないように気をつけようか」
「本当……ああだけはなりたくない」
そこで会話は一段落ついた。
「どんないきさつがあるかは知らない。でも、翠の記憶は戻ったと思う」
秋兄は表情を改め頷いた。
「でも、唯たちは知らない……」
「つまり、誰にも話していない。もしくは、話せないような心境」
「司、どうする? 相変わらずあのお姫様は篭城が得意なようだけど」
「……そんなの、とっとと陥落させるのみ」
「同感」
散策ルートを回り終え私道に面するところまで来るとじーさんがいた。
「仲直りしたらしいのぉ?」
その一言にため息をつかざるを得ない。
「秋兄、訊くまでもないんだけど……」
「そう、俺をここに呼んだのはじーさんだ」
じーさんにはしてやられてばかりだ……。
「どうじゃ? 三人でローラの墓参りなぞ行かんか?」
じーさんの手には、摘んだばかりの秋菊とたっぷり水の入った桶。
「じーさん、水桶は俺が持つよ」
秋兄が水桶なら自分は花束か……。
食えない老人から荷物のすべてをもぎ取る。
この日、じーさんと秋兄と俺、という異色のメンバーで墓参りをした。
たまにはこういうのもいいかもな……。
いわし雲の空を仰ぎ見てそう思った。
「じーさん、母さんが夕飯を一緒に食べようって」
「ほう、じゃぁ邪魔するかの」
「秋兄は?」
「行きたいところだけどこれから本社。真白さんによろしく伝えて」
「了解」
じーさんの車で家に戻ると兄さんの車が停まっていた。
「今日は楓もおるのか」
車を見て判断したじーさんは、玄関に入ってさらに嬉しそうな声を発する。
「この靴は湊じゃの」
じーさんは口髭をいじりながら目尻を下げていた。
「お父様、いらっしゃい」
「おじい様、いらっしゃい」
母さんが最初に出てきて、その後ろから父さんと姉さん兄さんが出てきた。
ダイニングにはすでに鍋の用意が整っており、あとは人が揃うのを待つのみだったらしい。
じーさんがうちで夕飯を食べることはさほど珍しいことではないものの、この面子が揃うことはめったにない。
この日は陽気なじーさんを囲んでの夕飯だった。
八時まであと少しというとき、じーさんの携帯が鳴りだした。
じーさんは着信名を見て怪訝な顔をする。
「なんじゃ。――ふぅむ……。わかった、朝一でパレスへ行く。五時に迎えに来い」
「お父様……? どうかなさったのですか?」
母さんの問いかけに、じーさんはにこりと笑って俺の方を向いた。
「司よ、あのお嬢さんは、今白野行きの列車の中じゃ」
「っ……!?」
白野って、なんで――
「白野っていったらブライトネスパレスがある場所だけど……」
兄さんの言葉にじーさんが頷き、姉さんは目の色を変える。
「なんでまた、あんのバカっ」
その言葉には同感だ。
本当にバカだと思う。
そこまで逃げなくてもいいものを……。
翠はいつだって俺たちの予想の範疇を超えることばかりしてくれる。
「湊、彼女薬は?」
父さんは医者らしく、すぐに薬の心配をした。
「それは大丈夫だと思うわ。翠葉はいつでも余分に持ち歩く癖があるから」
「ならいい」
俺は言うかどうするか悩んだ末、ついさっき秋兄と出した結論を姉さんと兄さんに話すことにした。
「翠はたぶん、記憶が戻ってる」
「「いつっ!?」」
「そこまではわからない。記憶が戻っているっていうのも、俺と秋兄の推測であって翠本人から聞いたわけじゃない。それに、御園生家の人間も知らない」
気づいていそうな人間は約一名いるけど。
静かになった食卓に、今度は俺の携帯が鳴り始める。
嫌な予感を抱きながらディスプレイに視線を向けると、メールの着信を知らせる表示が出ていた。
差出人は翠。
明日の約束をキャンセルしたい、という内容のみが書かれていた。
「くくく、あのお嬢さんもやりよるわい。司、心配せずとも木田が一緒じゃ。それから、警備の人間も動いておるわ」
木田春馬(きだはるま)――ブライトネスパレスの総支配人。そして、ウィステリアホテルグループにおける総支配人の頂点に立つ人間。
ひとりではないということにいくらか安心することができた。
「じーさん、明日、俺も連れていって」
「かまわぬが……会わせぬぞ?」
「なっ……!?」
「わしがお嬢さんに会いたいからのぉ。司や秋斗を連れていったらわしの出る幕がないじゃろう?」
さも当然、と言わんが如くの返答だった。
「お嬢さんに会わず、陰でおとなしくしていられるのなら連れていってもよかろう」
俺は息を吐き出しその条件を呑んだ。
「わかった。翠のことはじーさんに任せる。帰りは別でいいから連れていって」
「よかろう。……さ、明日は早いからの。わしは帰るとするわい」
じーさんは意気揚々と帰っていった。
翠……。
逃げるだけじゃ問題は解決しない。
翠が逃げても俺と秋兄が追いかけるまでだ。
それに、翠の記憶が戻ろうが戻るまいが、何が変わるわけでもない。
これから嫌というほどにわからせてやる――
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