938 / 1,060
最終章 恋のあとさき
10話
しおりを挟む
「外、もう真っ暗ね」
先生の言葉に窓へ視線を向けると、陽はとっくに沈んでいた。
時計は五時半を指している。
「帰り、気をつけてね?」
「はい」
先生と生徒――来たときとよりはそれらしい会話をして、特教棟の三階、最奥の教室をあとにした。
校内は寒いと感じなかったけれど、特教棟を出ると冷たい風が吹いていた。
陽が落ちた今、ところどころにある外灯はすでに灯っている。
オレンジ色の明かりを見て思い出すのは紅葉祭二日目の夜。
ツカサと手をつなぎ、ジャックオウランタンを見ながら歩いた。立ち止まったり躓いたりしながら。
テラスからその通路を見ていると、佐野くんが部室棟に向って歩いてくる。
陸上部の人が何人か一緒だった。みんな白いジャージだからか、そこだけが浮き上がるように見える。
声をかけることはできなくて、じっと見ていると佐野くんが私に気づいてくれた。
「御園生!? ……終わったの、今?」
佐野くんは「何が」とは言わなかった。でも、何を指しているのか私には伝わった。
佐野くんがひとりなら、「終わった」と口にしたかもしれない。けど、ほかに人がいたから私は頷くことで返事をする。
「今から帰る?」
訊かれて、またひとつ頷いた。
「もう遅いから送ってく。七分で着替えてくるからちょっと待ってて?」
「えっ? いいよ、悪いよ」
咄嗟に声を発すると、
「あ、喋った」
佐野くんの周りにいた部員が口にしたのが聞こえた。
一方佐野くんは、
「これも一回頷くだけで良かったのに」
と笑う。
「ホント、ちょっぱやで着替えてくるからのんびり昇降口まで歩いててよ」
「え、佐野君っ!?」
佐野くんは私の返事を聞かずに走りだした。
白いジャージが小さくなるのを見送ると、その場に残された人たちの視線がまだ自分に向いてることに気づく。
どうしたらいいのかわからなくて、私は浅く会釈してそっとテラスから離れた。
佐野くんに言われたように、昇降口までゆっくり歩く。
右側にある学食は、非常灯が点いているのみ。
今は期末考査前だから遅い時間までは開いていないのだ。
試験前一週間を切っていることもあり、部活で学校に残っている人もいない。
特待生の佐野くんは試験四日前から休みに入るとのことだから、明日から休みになるはず。
そう考えてみると、さっき一緒にいた人達はどうして部活に出ていたのだろう。
近日中に記録会、もしくは大会があるのだろうか。
昇降口に着き靴に履き替えると、息を切らした佐野くんが現れた。今度は見慣れている制服姿で。
「部活、お疲れ様」
「ありがと。でも、御園生もね? お疲れ様」
「……ありがとう」
「午後からぶっ通しでこの時間だろ?」
「うん……」
「大丈夫だった?」
佐野くんは訊いたあとになって、
「いや、うんと……その、色々と」
決まり悪そうに言葉を濁す。
もしかしたら、佐野くんが心配してくれたのは「帰り道」ではなく、こっちだったのかもしれない。
そう思うと、心があたたかなものに包まれた気がした。
「大丈夫だったよ。……佐野くんたちが受けた筆記試験は全部口頭で答えて、最後の実技試験もパスしてきた」
佐野くんは意外そうな顔をしたけれど、すぐに表情を改める。
「御園生、冷静。すごく落ち着いてる」
「うん……。途中、色んなことを思い出して泣いちゃったりもしたけれど、それが良かったのかな? 少しすっきりした。それと、知ることができて良かったと思う」
「そっか」
「うん」
そんな会話をしてから昇降口を出た。
昇降口を出ても私道入り口までは十分くらいの時間がかかる。そして、公道に出てからの上り坂も私はゆっくり歩くことしかできない。
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だから……だから、公道に出たらバイバイしよう?」
「それは聞けないかな」
「え……?」
「この辺、駅前と比べれば治安はいいと思う。でも、駅前と比べたら人気がない。何かあって声をあげても人がいないことのほうが多い。そういうのもちゃんとわかってたほうがいいよ」
「……ありがとう」
「そう、それでよし……なんてね。実のところ、数学教えてほしいところあるんだわ」
「そうだったの?」
「うん」
「でも、それなら学校で教えたのに」
「まぁ、いいじゃん。部活終わってちょっと一息つきたいってのもあるし、マンションのカフェで何か飲もうかな。明日は学校も部活も休みだし」
「あ、そうだね」
私は少し考える。
今日が期末考査五日前ということは、あの会食が始まるのではないか、と。
藤宮の人たちが集まって夕飯を食べる、という恒例行事が始まる。
「先日の今日で……?」とは思う。でもきっと、海斗くんもツカサもマンションの方へ帰ってきているに違いない。
秋斗さんも来るのだろうか……。
ドクドク、と心臓の鼓動を強く感じる。
「御園生?」
「えっ? あ……なんだっけ?」
「いや、とくに何を話してたわけじゃないけど……どうした?」
どうもしなくて、どうもする。
いつもなら誰かしら欠けていることが通例の食事会も、今日はみんなが揃う気がした。
何かあったから人が揃わないのではなく、何かあったからこそ、人がみんな揃ってしまうような気がして――
佐野くんも海斗くんも携帯の件は知らない。
人に言うようなことでもない。
でも――全然関係のない人にいてほしい。
私は今、間違いなく「佐野くん」という人に逃げようと思っている。
何がそんなに怖いの?
藤宮が怖いわけじゃない。秋斗さんが怖いわけでもツカサが怖いわけでも、誰が怖いわけでもない。
藤宮と関わっていくことを後悔しているわけでもない。
じゃぁ何が――秋斗さんとツカサが揃うこと……?
「佐野くん、今日、うちでお夕飯を食べて行きませんか?」
私の突飛な申し出に、佐野くんはきょとんとした顔をした。
「もれなく蒼兄もついてきます」
そして、もれなく藤宮御一行もついてきますが……。
「いいのっ? いや、でも、急にって迷惑じゃない?」
「そんなことないよ」
少なくても私にとっては……。
それに、この会食のとき、料理は多めに作られている。直前になって参加できる、という連絡がくることもあり、栞さんは常にニ、三人分は多めに材料を買い揃えているのだ。
だから、大丈夫――
佐野くんは嬉しそうな顔をして快諾してくれた。
逆に、私の心には影が差す。
人をもので釣るのはよくない。
美味しそうなものを目の前にぶらさげて「おいでよ」って、何しているんだろう。何様なんだろう。
でも、お願い――助けて。今日一日だけでいいから。
私はずるいと思う。
とてもとてもずるいと思う。
今日の会食が一番緊張するものとなるはず。
それを知っていて佐野くんを連れて行くのだから、私は、とてもずるい――
佐野くんの数学はカフェラウンジで教えた。
ゲストルームじゃなくて、カフェラウンジ。
今ごろ、ゲストルームでは栞さんとお母さんが料理をしているだろう。そして、六時過ぎには会食が始まる。
今ちょうど六時になった。あと少ししたら携帯が鳴るかもしれない。
携帯が鳴ってもびっくりしないように――そう思って携帯を意識していると、オルゴール音が鳴り出した。
通話相手は唯兄。
『今どこ?』
「一階のカフェラウンジ」
『なんでそんなとこにいんの?』
「佐野くんに数学を教えていたの」
嘘はついてない。でも、後ろめたい。
『ゲストルームにつれてくればいいのに』
「うん、終わったから今から上がる」
『そう? もう海斗っちたちも揃ってるよ』
「すぐに上がるね」
海斗くんのほかに誰がいるのだろう。訊きたくても訊けなかった。
「じゃ、行こうか」
言いながら席を立つと、
「御園生……顔色悪い」
「え……そう?」
「何かある?」
「……あっちゃだめなの」
「何それ」
「あっちゃだめだけど、普通に振舞えない気がするから、だから――ごめん。佐野くん、助けて」
何ひとつ満足に説明もできない。
蒼兄で釣って佐野くんを誘った。
ものすごく後ろめたい。それでも助けてほしいと思ってしまう。
「――助けて、って初めて言われた」
「……え?」
「助けて、って初めて御園生に言われた。……だから、理由を教えてくれなくても助けるよ」
佐野くんはノートをかばんにしまって立ち上がる。
「どうすれば助けられるの? どうすれば助けることになるの?」
「ただ、いてくれるだけでいいの」
「それだけでいいの?」
私はコクリと頷き、エレベーターの中で謝った。
「ごめんね。蒼兄をエサにして、釣るような真似して――ごめんね……」
「事実、蒼樹さんには釣られる。でも、御園生に助けてって言われたことのほうが貴重。やっとだよ……もう冬、あと数日で十二月。その言葉を聞くまで八ヶ月以上もかかった」
佐野くんは目を細めて笑った。
ありがとう、佐野くん。
本当に、ありがとう……。
先生の言葉に窓へ視線を向けると、陽はとっくに沈んでいた。
時計は五時半を指している。
「帰り、気をつけてね?」
「はい」
先生と生徒――来たときとよりはそれらしい会話をして、特教棟の三階、最奥の教室をあとにした。
校内は寒いと感じなかったけれど、特教棟を出ると冷たい風が吹いていた。
陽が落ちた今、ところどころにある外灯はすでに灯っている。
オレンジ色の明かりを見て思い出すのは紅葉祭二日目の夜。
ツカサと手をつなぎ、ジャックオウランタンを見ながら歩いた。立ち止まったり躓いたりしながら。
テラスからその通路を見ていると、佐野くんが部室棟に向って歩いてくる。
陸上部の人が何人か一緒だった。みんな白いジャージだからか、そこだけが浮き上がるように見える。
声をかけることはできなくて、じっと見ていると佐野くんが私に気づいてくれた。
「御園生!? ……終わったの、今?」
佐野くんは「何が」とは言わなかった。でも、何を指しているのか私には伝わった。
佐野くんがひとりなら、「終わった」と口にしたかもしれない。けど、ほかに人がいたから私は頷くことで返事をする。
「今から帰る?」
訊かれて、またひとつ頷いた。
「もう遅いから送ってく。七分で着替えてくるからちょっと待ってて?」
「えっ? いいよ、悪いよ」
咄嗟に声を発すると、
「あ、喋った」
佐野くんの周りにいた部員が口にしたのが聞こえた。
一方佐野くんは、
「これも一回頷くだけで良かったのに」
と笑う。
「ホント、ちょっぱやで着替えてくるからのんびり昇降口まで歩いててよ」
「え、佐野君っ!?」
佐野くんは私の返事を聞かずに走りだした。
白いジャージが小さくなるのを見送ると、その場に残された人たちの視線がまだ自分に向いてることに気づく。
どうしたらいいのかわからなくて、私は浅く会釈してそっとテラスから離れた。
佐野くんに言われたように、昇降口までゆっくり歩く。
右側にある学食は、非常灯が点いているのみ。
今は期末考査前だから遅い時間までは開いていないのだ。
試験前一週間を切っていることもあり、部活で学校に残っている人もいない。
特待生の佐野くんは試験四日前から休みに入るとのことだから、明日から休みになるはず。
そう考えてみると、さっき一緒にいた人達はどうして部活に出ていたのだろう。
近日中に記録会、もしくは大会があるのだろうか。
昇降口に着き靴に履き替えると、息を切らした佐野くんが現れた。今度は見慣れている制服姿で。
「部活、お疲れ様」
「ありがと。でも、御園生もね? お疲れ様」
「……ありがとう」
「午後からぶっ通しでこの時間だろ?」
「うん……」
「大丈夫だった?」
佐野くんは訊いたあとになって、
「いや、うんと……その、色々と」
決まり悪そうに言葉を濁す。
もしかしたら、佐野くんが心配してくれたのは「帰り道」ではなく、こっちだったのかもしれない。
そう思うと、心があたたかなものに包まれた気がした。
「大丈夫だったよ。……佐野くんたちが受けた筆記試験は全部口頭で答えて、最後の実技試験もパスしてきた」
佐野くんは意外そうな顔をしたけれど、すぐに表情を改める。
「御園生、冷静。すごく落ち着いてる」
「うん……。途中、色んなことを思い出して泣いちゃったりもしたけれど、それが良かったのかな? 少しすっきりした。それと、知ることができて良かったと思う」
「そっか」
「うん」
そんな会話をしてから昇降口を出た。
昇降口を出ても私道入り口までは十分くらいの時間がかかる。そして、公道に出てからの上り坂も私はゆっくり歩くことしかできない。
「心配してくれてありがとう。でも、大丈夫だから……だから、公道に出たらバイバイしよう?」
「それは聞けないかな」
「え……?」
「この辺、駅前と比べれば治安はいいと思う。でも、駅前と比べたら人気がない。何かあって声をあげても人がいないことのほうが多い。そういうのもちゃんとわかってたほうがいいよ」
「……ありがとう」
「そう、それでよし……なんてね。実のところ、数学教えてほしいところあるんだわ」
「そうだったの?」
「うん」
「でも、それなら学校で教えたのに」
「まぁ、いいじゃん。部活終わってちょっと一息つきたいってのもあるし、マンションのカフェで何か飲もうかな。明日は学校も部活も休みだし」
「あ、そうだね」
私は少し考える。
今日が期末考査五日前ということは、あの会食が始まるのではないか、と。
藤宮の人たちが集まって夕飯を食べる、という恒例行事が始まる。
「先日の今日で……?」とは思う。でもきっと、海斗くんもツカサもマンションの方へ帰ってきているに違いない。
秋斗さんも来るのだろうか……。
ドクドク、と心臓の鼓動を強く感じる。
「御園生?」
「えっ? あ……なんだっけ?」
「いや、とくに何を話してたわけじゃないけど……どうした?」
どうもしなくて、どうもする。
いつもなら誰かしら欠けていることが通例の食事会も、今日はみんなが揃う気がした。
何かあったから人が揃わないのではなく、何かあったからこそ、人がみんな揃ってしまうような気がして――
佐野くんも海斗くんも携帯の件は知らない。
人に言うようなことでもない。
でも――全然関係のない人にいてほしい。
私は今、間違いなく「佐野くん」という人に逃げようと思っている。
何がそんなに怖いの?
藤宮が怖いわけじゃない。秋斗さんが怖いわけでもツカサが怖いわけでも、誰が怖いわけでもない。
藤宮と関わっていくことを後悔しているわけでもない。
じゃぁ何が――秋斗さんとツカサが揃うこと……?
「佐野くん、今日、うちでお夕飯を食べて行きませんか?」
私の突飛な申し出に、佐野くんはきょとんとした顔をした。
「もれなく蒼兄もついてきます」
そして、もれなく藤宮御一行もついてきますが……。
「いいのっ? いや、でも、急にって迷惑じゃない?」
「そんなことないよ」
少なくても私にとっては……。
それに、この会食のとき、料理は多めに作られている。直前になって参加できる、という連絡がくることもあり、栞さんは常にニ、三人分は多めに材料を買い揃えているのだ。
だから、大丈夫――
佐野くんは嬉しそうな顔をして快諾してくれた。
逆に、私の心には影が差す。
人をもので釣るのはよくない。
美味しそうなものを目の前にぶらさげて「おいでよ」って、何しているんだろう。何様なんだろう。
でも、お願い――助けて。今日一日だけでいいから。
私はずるいと思う。
とてもとてもずるいと思う。
今日の会食が一番緊張するものとなるはず。
それを知っていて佐野くんを連れて行くのだから、私は、とてもずるい――
佐野くんの数学はカフェラウンジで教えた。
ゲストルームじゃなくて、カフェラウンジ。
今ごろ、ゲストルームでは栞さんとお母さんが料理をしているだろう。そして、六時過ぎには会食が始まる。
今ちょうど六時になった。あと少ししたら携帯が鳴るかもしれない。
携帯が鳴ってもびっくりしないように――そう思って携帯を意識していると、オルゴール音が鳴り出した。
通話相手は唯兄。
『今どこ?』
「一階のカフェラウンジ」
『なんでそんなとこにいんの?』
「佐野くんに数学を教えていたの」
嘘はついてない。でも、後ろめたい。
『ゲストルームにつれてくればいいのに』
「うん、終わったから今から上がる」
『そう? もう海斗っちたちも揃ってるよ』
「すぐに上がるね」
海斗くんのほかに誰がいるのだろう。訊きたくても訊けなかった。
「じゃ、行こうか」
言いながら席を立つと、
「御園生……顔色悪い」
「え……そう?」
「何かある?」
「……あっちゃだめなの」
「何それ」
「あっちゃだめだけど、普通に振舞えない気がするから、だから――ごめん。佐野くん、助けて」
何ひとつ満足に説明もできない。
蒼兄で釣って佐野くんを誘った。
ものすごく後ろめたい。それでも助けてほしいと思ってしまう。
「――助けて、って初めて言われた」
「……え?」
「助けて、って初めて御園生に言われた。……だから、理由を教えてくれなくても助けるよ」
佐野くんはノートをかばんにしまって立ち上がる。
「どうすれば助けられるの? どうすれば助けることになるの?」
「ただ、いてくれるだけでいいの」
「それだけでいいの?」
私はコクリと頷き、エレベーターの中で謝った。
「ごめんね。蒼兄をエサにして、釣るような真似して――ごめんね……」
「事実、蒼樹さんには釣られる。でも、御園生に助けてって言われたことのほうが貴重。やっとだよ……もう冬、あと数日で十二月。その言葉を聞くまで八ヶ月以上もかかった」
佐野くんは目を細めて笑った。
ありがとう、佐野くん。
本当に、ありがとう……。
3
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる