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9.神様たちの密会
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神の国のとある社。
黒の漆喰の木で築き上げていて、趣がある。長い年月をかけたのか古びていて、歴史を感じさせる茶室であった。
そんな茶室へ向かって優雅に歩く、天女のような女性と巻物を括りつけている杖を持つ老人。
そんな二人が歩く光景は、倭国の姫と大臣が共に散歩しているかのよう。
天照大神様が向かう茶室を眺めては、そばにいる老人に顔をゆっくりと向けた。
「寿老人が、まさか私を誘うなんて、思いもしませんでしたよ」
「かっかっかっ。天照大神よ、神さまの関係で、ちょっと話したいことがあってのう」
寿老人様が、優しげな微笑みを浮かべた。
「ふふっ、そうですね。神さまは、アキラさんと一緒にいたがっていますからね」
お互いに微笑を漏らしながら、歩くたびに砂利がジャリジャリと鳴らす。
クスクスと笑う声が、かき消えるように。
辺り一面に白い砂利が敷かれている。その中心に小さな丘に苔が覆われては、一本の松の木がたっていた。
まるで、白い海の上に浮かぶ孤島ようだ。
寿老人は、女性にゆずり合う気持ちを忘れない。そっと、優しげに手を差し伸べた。
「天照大神よ、そこにかけてくだされ」
「ふふ、ありがとう」
赤い布が覆われている長い椅子に座っている天照大神様と寿老人様が日本庭園のような光景を眺めては、抹茶を嗜んでいる。
「寿老人、無事に受かると良いですね」
「かっかっかっ、神さまは陽気な性格じゃからのう。ネガティブに考えないところが強みじゃ。アキラという者はもしかしたら、神さまを成長させる鍵なのかも知れん」
神さまがまさか、日本に住み着くとは思いもしなかったようだ。
名付けまで行うアキラの無知さは神様たちには驚かせたが、確かに今の神さまでは成長できないだろうと考えていた。
「そうですね。アキラさんを期待しましょう」
天照大神様は、アキラが神さまにどう成長させるのか、期待しているかように目を輝かせていた。私もこっそり日本へ行こうかしらと、そんなことも考えていた。
だが、寿老人様は、そんな天照大神様の思惑に察し、釘を刺した。
「それはそれと、天照大神よ、下界へ遊びに行くつもりではあるまいな?」
────ギクッ。
しどろもどろになる天照大神様を見つめた寿老人様は、溜め息を漏らした。
「まったく、お主とは……神さまといい、似た者同士じゃのう。これこれ、天の岩戸に隠れるではないぞ?」
「隠れませんよっ!」
ムスっと視線を逸らし、抹茶を嗜む天照大神様だった。
神様たちは、コノハとアキラの成り行きを見守っているようだ。
黒の漆喰の木で築き上げていて、趣がある。長い年月をかけたのか古びていて、歴史を感じさせる茶室であった。
そんな茶室へ向かって優雅に歩く、天女のような女性と巻物を括りつけている杖を持つ老人。
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「寿老人が、まさか私を誘うなんて、思いもしませんでしたよ」
「かっかっかっ。天照大神よ、神さまの関係で、ちょっと話したいことがあってのう」
寿老人様が、優しげな微笑みを浮かべた。
「ふふっ、そうですね。神さまは、アキラさんと一緒にいたがっていますからね」
お互いに微笑を漏らしながら、歩くたびに砂利がジャリジャリと鳴らす。
クスクスと笑う声が、かき消えるように。
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まるで、白い海の上に浮かぶ孤島ようだ。
寿老人は、女性にゆずり合う気持ちを忘れない。そっと、優しげに手を差し伸べた。
「天照大神よ、そこにかけてくだされ」
「ふふ、ありがとう」
赤い布が覆われている長い椅子に座っている天照大神様と寿老人様が日本庭園のような光景を眺めては、抹茶を嗜んでいる。
「寿老人、無事に受かると良いですね」
「かっかっかっ、神さまは陽気な性格じゃからのう。ネガティブに考えないところが強みじゃ。アキラという者はもしかしたら、神さまを成長させる鍵なのかも知れん」
神さまがまさか、日本に住み着くとは思いもしなかったようだ。
名付けまで行うアキラの無知さは神様たちには驚かせたが、確かに今の神さまでは成長できないだろうと考えていた。
「そうですね。アキラさんを期待しましょう」
天照大神様は、アキラが神さまにどう成長させるのか、期待しているかように目を輝かせていた。私もこっそり日本へ行こうかしらと、そんなことも考えていた。
だが、寿老人様は、そんな天照大神様の思惑に察し、釘を刺した。
「それはそれと、天照大神よ、下界へ遊びに行くつもりではあるまいな?」
────ギクッ。
しどろもどろになる天照大神様を見つめた寿老人様は、溜め息を漏らした。
「まったく、お主とは……神さまといい、似た者同士じゃのう。これこれ、天の岩戸に隠れるではないぞ?」
「隠れませんよっ!」
ムスっと視線を逸らし、抹茶を嗜む天照大神様だった。
神様たちは、コノハとアキラの成り行きを見守っているようだ。
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