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2.信頼と忠誠と真意
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「現在、我がファルはマカムターホと冷戦状態にある、そのため諸君にはよりこの国を守るための力をつけて頂きたい、以上だ」
軍隊長からの挨拶が終わり各自持ち場へ戻る、だが俺たち3人は軍隊長に話があると呼ばれていた
「突然呼ばれて、なんだろうね」
「ジジイなんか聞いてないのか」
「俺もさっぱりだ、どこかに攻め入るならあの場で司令を出すだろうし、」
「偵察とかじゃねーの、」
「このメンバーで?見つかるリスク考えたら隠密兵とかじゃない?」
確かにそうだ、このメンバーでの偵察なんて馬鹿げている、実際にあるかないかは置いても現実的じゃなさすぎる、レッタはともかく、男2人は暴れることにしか脳がない、だから
「真相は聞いて、だな」
大扉の前に立ち止まり、ノックをし、声をかける
「失礼、ラ・トラフです」
ドアの向こう側からどうぞ、と声が掛かる3人はゆっくりとドアを開け中へ入っていった
「やぁ、来てくれたか」
「何かあったんですか軍隊長殿」
「いや実はだなコーステッドから招待状が届いたのだ、不戦条約についてなんだが、そこで我が国の実力者に来てもらいたいとの事なのだ」
詳しく話を聞くと、ファルとコーステッドで不戦条約を結びマカムターホ、そしてユースに攻められないよう協定を結びたいそうだ、
「それで私たち3人に向かえというのですか」
「3人ともかなりの実力者だからね」
「困ります、私たちが国を出ている間に攻められてしまっては元も子もありません、それに私は歳ですので、長旅は私には」
「じゃあ、トラフ、君はここに残ってくれ、招待は君たち2人で行ってきてくれないか?」
「私は大丈夫です、任せてください」
「俺も大丈夫だぜ」
「では半分の兵を連れてコーステッドへ向かってくれ」
「は、半分ですか?私たち2人では行けないと」
「可能性はゼロじゃない」
「そうそう、向こう側からも兵がくるのだ、もしコーステッドの兵がこの国で暴れたらトラフが抑え、君たち2人と我が軍がコーステッドを侵略する、そういうことだ、出発はいつになりそうだ?」
「今日にでも」
「うむ、そうだ、遊空船をだそう、あれならいくらコーステッドの都市でも3日で着くだろう」
「ありがとうございます、早急に準備致します」
「じゃあ部下達には私が連絡するので、失礼します」
3人は退出する
「はぁー、コーステッドかぁ」
「なんだ、不安か」
「そうじゃないです、どうせならユースが良かったですね、美味しいお魚とか食べたかったなぁ」
「コーステッドにも食べ物はある、確かフルーツだとか言う甘い野菜があったはずだ、不戦条約が結ばれればこの国にも輸入できるかもしれんな」
「ジジイ詳しいな、旅にでも出てたのか」
トラフはふむ、と考え、こう口にした
「私は、たぶん、この国の生まれじゃない」
「は、」
「え、トラフさん、他の国出身なんですか?」
「そうじゃない、20歳くらい、それくらいからしか記憶がないんだ」
「てことは、ジジイのラって旅人って意味の」
「そうだ、この国の軍に拾われた、」
「そうだったんですね、」
「まぁ俺がスパイかもしれないって心に留めておくんだな」
トラフは笑う、2人は黙る
「私にはそんなの関係ありません、あなたがスパイだろうと、あなたの下で魂を捨てる覚悟をしました、私が忠誠を誓っているのはこの国ではなく」
「おいおい、それ以上言うと反逆罪だぞ、気を引き締めろ」
「俺もジジイに、俺は強いやつに着いてくからな、お前を倒せたら、俺の手下にしてやる、だからそれまでは俺が部下だ」
「ふっ、お前らは、まぁいいさ、帰ってきたら旅に出てた頃の話をしてやる」
「ありがとうございます!」
「ジジイの強さがその旅に隠されてるかもしれないしな」
「じゃあお前ら、広場に行くぞ」
3人は各持ち場にいる兵士を招集した
「今からこの中の半数に遊空船に乗りコーステッドへ向かってもらう、そこで不戦条約を結ぶための戦力になってくれ、今から名前を読みあげられたものは準備をし、明日の朝に出発出来るよう頼む」
トラフは名前を読み上げる、その後ろでレッタが呟く、
「やっぱりトラフさんカッコイイよ」
「なんで、あんなクソジジイ」
「私たちみたいにこの国の出身じゃないのに、めっちゃこの国のこと考えて、最前線でも戦って、さっきだって言わなくてもよかったことを私たちに言ってくれた」
「確かにな、俺みたいな暴力的な孤児に目をつけて軍に入れなんて普通言わねぇ」
「だから私は彼についてく、死んでも、あの人は忘れない」
「俺もだ、だから、今回の旅、何があっても死ねねぇし、お前を死なせねぇから」
「ありがと、」
トラフは乗船者全員の名前を読み終わる、後ろの2人の方に振り向き
「それに加え、突撃隊[一刀]ロス・タル・カルロッタ、魔導隊長救護隊長メアトリア・レトアも乗船する、何かあった時は2人に連絡し、情報を停滞させないように、」
2人は任せろと言わんばかりの敬礼をしてみせる
「これは軍事行動であるが長旅には変わらない、今日半日は自由行動とし、家族や友達に挨拶に行く許可を得ている、そういうことだ、以上、解散!」
軍隊長からの挨拶が終わり各自持ち場へ戻る、だが俺たち3人は軍隊長に話があると呼ばれていた
「突然呼ばれて、なんだろうね」
「ジジイなんか聞いてないのか」
「俺もさっぱりだ、どこかに攻め入るならあの場で司令を出すだろうし、」
「偵察とかじゃねーの、」
「このメンバーで?見つかるリスク考えたら隠密兵とかじゃない?」
確かにそうだ、このメンバーでの偵察なんて馬鹿げている、実際にあるかないかは置いても現実的じゃなさすぎる、レッタはともかく、男2人は暴れることにしか脳がない、だから
「真相は聞いて、だな」
大扉の前に立ち止まり、ノックをし、声をかける
「失礼、ラ・トラフです」
ドアの向こう側からどうぞ、と声が掛かる3人はゆっくりとドアを開け中へ入っていった
「やぁ、来てくれたか」
「何かあったんですか軍隊長殿」
「いや実はだなコーステッドから招待状が届いたのだ、不戦条約についてなんだが、そこで我が国の実力者に来てもらいたいとの事なのだ」
詳しく話を聞くと、ファルとコーステッドで不戦条約を結びマカムターホ、そしてユースに攻められないよう協定を結びたいそうだ、
「それで私たち3人に向かえというのですか」
「3人ともかなりの実力者だからね」
「困ります、私たちが国を出ている間に攻められてしまっては元も子もありません、それに私は歳ですので、長旅は私には」
「じゃあ、トラフ、君はここに残ってくれ、招待は君たち2人で行ってきてくれないか?」
「私は大丈夫です、任せてください」
「俺も大丈夫だぜ」
「では半分の兵を連れてコーステッドへ向かってくれ」
「は、半分ですか?私たち2人では行けないと」
「可能性はゼロじゃない」
「そうそう、向こう側からも兵がくるのだ、もしコーステッドの兵がこの国で暴れたらトラフが抑え、君たち2人と我が軍がコーステッドを侵略する、そういうことだ、出発はいつになりそうだ?」
「今日にでも」
「うむ、そうだ、遊空船をだそう、あれならいくらコーステッドの都市でも3日で着くだろう」
「ありがとうございます、早急に準備致します」
「じゃあ部下達には私が連絡するので、失礼します」
3人は退出する
「はぁー、コーステッドかぁ」
「なんだ、不安か」
「そうじゃないです、どうせならユースが良かったですね、美味しいお魚とか食べたかったなぁ」
「コーステッドにも食べ物はある、確かフルーツだとか言う甘い野菜があったはずだ、不戦条約が結ばれればこの国にも輸入できるかもしれんな」
「ジジイ詳しいな、旅にでも出てたのか」
トラフはふむ、と考え、こう口にした
「私は、たぶん、この国の生まれじゃない」
「は、」
「え、トラフさん、他の国出身なんですか?」
「そうじゃない、20歳くらい、それくらいからしか記憶がないんだ」
「てことは、ジジイのラって旅人って意味の」
「そうだ、この国の軍に拾われた、」
「そうだったんですね、」
「まぁ俺がスパイかもしれないって心に留めておくんだな」
トラフは笑う、2人は黙る
「私にはそんなの関係ありません、あなたがスパイだろうと、あなたの下で魂を捨てる覚悟をしました、私が忠誠を誓っているのはこの国ではなく」
「おいおい、それ以上言うと反逆罪だぞ、気を引き締めろ」
「俺もジジイに、俺は強いやつに着いてくからな、お前を倒せたら、俺の手下にしてやる、だからそれまでは俺が部下だ」
「ふっ、お前らは、まぁいいさ、帰ってきたら旅に出てた頃の話をしてやる」
「ありがとうございます!」
「ジジイの強さがその旅に隠されてるかもしれないしな」
「じゃあお前ら、広場に行くぞ」
3人は各持ち場にいる兵士を招集した
「今からこの中の半数に遊空船に乗りコーステッドへ向かってもらう、そこで不戦条約を結ぶための戦力になってくれ、今から名前を読みあげられたものは準備をし、明日の朝に出発出来るよう頼む」
トラフは名前を読み上げる、その後ろでレッタが呟く、
「やっぱりトラフさんカッコイイよ」
「なんで、あんなクソジジイ」
「私たちみたいにこの国の出身じゃないのに、めっちゃこの国のこと考えて、最前線でも戦って、さっきだって言わなくてもよかったことを私たちに言ってくれた」
「確かにな、俺みたいな暴力的な孤児に目をつけて軍に入れなんて普通言わねぇ」
「だから私は彼についてく、死んでも、あの人は忘れない」
「俺もだ、だから、今回の旅、何があっても死ねねぇし、お前を死なせねぇから」
「ありがと、」
トラフは乗船者全員の名前を読み終わる、後ろの2人の方に振り向き
「それに加え、突撃隊[一刀]ロス・タル・カルロッタ、魔導隊長救護隊長メアトリア・レトアも乗船する、何かあった時は2人に連絡し、情報を停滞させないように、」
2人は任せろと言わんばかりの敬礼をしてみせる
「これは軍事行動であるが長旅には変わらない、今日半日は自由行動とし、家族や友達に挨拶に行く許可を得ている、そういうことだ、以上、解散!」
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