断罪は決定済みのようなので、好きにやろうと思います。

小鷹けい

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8話

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悪徳貴族とか、悪辣な令息……とかは耳にすることもあるけど、悪役令息って呼び方はそんなに……っていうかあんまり。そこまで耳にすることはない。
そもそも『役』っていうくらいだから、物語や演劇の中に登場する人物なんかを表すのとか、それに関する感想を伝え合っている人たちの間で聞くくらいなものだと思う。
僕もあんな夢さえ見なければ、自分がこの世界における悪役令息という立ち位置にいるとは思ってもみなかっただろうし。
つまり、僕を『悪役』令息って呼ぶからには、その人にとってこの世界がなんらかの物語で、関わる人たちは『人』じゃなく『その物語の登場人物』。っていう前提で物事を見ていることになる。
……まあ、あくまで可能性だけど。
そう、可能性でしかないけど、もしかしたらパージュも僕と同じ夢を見て、自分がこの世界の主人公だって気付いたんじゃ……。
そこまで考えて、はたと冷静になる。
夢で見た最悪な事態を免れるために地味に抗ってた僕とは違って、あっちは主人公だ。
そして今までの態度を見る限り、物語に逆らうことなく行動しているはず。
そうなるとやっぱり、僕が断罪される未来は今も変わらず決定済みのようにも思える。
だって、おそらくパージュが辿っているであろうと思われる攻略対象者はレオンハルト様だ。その上、残念なことにどれだけ頼んでも婚約を解消してもらえていない僕は今現在もレオンハルト様の婚約者なわけで。
断罪+レオンハルト様との婚約破棄まで、残りあと一年とちょっと。
その舞台となる中等部の卒業パーティーまでにはなんとか、解消してもらえるように頑張んないと……。


決意を新たに、騒つく放課後の教室を後にしようと廊下に出たところで、僕を追って出てきたらしいパージュに腕を掴まれ驚いた。
「ちょっと、あんた」
「……僕、ですか?」
まさかむこうから話しかけてくるとは思ってもいなかったため、戸惑いがちに返すと肯定も否定もしないまま「いいからきて」と、どこか不機嫌そうな顔で腕を引っ張られた。
「ど、どこに行くんですか」
「いいから。黙ってついてきて」
一応抵抗してみたものの、……マズい、なかなかに力が強い。
グイグイと腕を引かれて廊下を歩く間中、そこここから突き刺さってくる視線が痛かった。
絵面的には、パージュが僕を力尽くで引っ張ってどこかに連れて行こうとしているものだったんだけど、すれ違う人すれ違う人に胡乱な目で見られているのは僕の方だった。中にはあからさまなまでに睨んでくる奴もいるくらいで。
向けられるそれらの視線は、人気のない裏庭に着くまで無遠慮に注がれ続けた。
そうして人の目がなくなった途端、掴んでいた僕の腕を鬱陶しそうに振り払ったパージュが盛大なため息を吐く。
それにちょっとビクリと震えてしまったのは、普段のパージュのイメージとの落差があまりにもありすぎたからで。気圧されたとかではない。ないけどっ、多少怖いものがある。猫を被るにしても、ここまで態度が違うと二重人格を疑っていいレベルじゃない?
「あんたさぁ~、やる気あんの?」
そして薄々自覚はしていたけど、多分僕は……パージュのことを快く思っていない。
むこうももちろん、直接は言われていないけどきっとそう。たった今、かけられた言葉の端々から嫌悪感と苛立ちが伝わってくる。
「やる気、ですか?」
なるべく穏やかに返しながらも考える。目の前にいるこの人に、どうあっても好意的になれない理由を。
婚約者を取られたとか、そんな単純なことじゃなくて。もっと根本的なとこで。……なんて言ったらいいんだ、これ。
腹の中で、答えの出ない気持ち悪さを味わっている最中。
またしても嫌味ったらしく嘆息してみせた相手が、普段は可愛らしさしかないその顔を歪ませて、蔑むように吐き捨てた。
「悪役令息ならもっとちゃんと悪役としての仕事してくれない?!」
ギャップとか軽く流せる範囲じゃないし、剥き出しの敵意も気になるけどそれは別にいい。いいんだけど、なにを言っているのかすぐには理解できなかった。
「……は?仕事、とは……??」
しかもまた、今度はハッキリと『悪役令息』って言ったし。
それよりなにより、悪役令息の仕事ってなんだよ。
困惑しきりの僕を置き去りにしてパージュは話を進める。
「どうせあんたも転生者でしょ?ボクのためのストーリーを捻じ曲げるの、ほんとやめて欲しいんだけど。いい迷惑」
「てん、せいしゃ……?」
「しらばっくれちゃって。いいよ、もう。わかってるから」
鬱陶しげに、会話にもならない会話を叩っ斬られたものの、そっちがわかっていたとしてもこっちは全くわかっていないんだが!?としか言いようがない。
「主人公補正があるおかげで好感度上げるのは比較的楽なんだけどさぁ」
また耳慣れない言葉が聞こえてきたけど、その意味を問い質したとしても答えてもらえそうにないのは明白だ。それに、ずっとグルグルモヤモヤしていた感情が、急にストンと腹の腑に落ちてきた。
……ああ。相容れない、だわ。受け入れ難いというか、なに考えてんのか理解不能。ていうか、ここまで傍若無人だと理解したいとも思えない。
デュリオの強引さとかわがままとはまた別の。なんとなく、シャレにならない厄介事に巻き込まれそうな気配がヒシヒシとするというか。自分中心に世界が回ってるとでも言いたげな雰囲気と態度が、まず無理。
「とにかくさ、あんたがちゃんと悪役やってくれないから、レオの反応もイマイチって言うか」
「はぁ……」
王太子殿下を呼び捨てにしておいて『イマイチ』って。十分特別扱いされてると思いますけどね。言う必要もないし、言う気もないので黙っていますが。
僕にしてみればパージュが言っていることの半分も理解できていないわけだけど、あっちは僕が理解しているものと思い込んでいるらしく、曖昧な相槌を打つたび間を開けずにポンポン捲し立ててきては一人で勝手に怒りを増幅しているっぽい。
またしても声を荒げ気味にして。
「レオに対して気のないフリしてんのも作戦のうちなわけ??取り巻き全員奪われても涼しい顔しちゃってさぁ、そういうとこほんっと腹立つ!!自分の役割わかってんの!?」
取り巻きって、誰のことだよ。ていうか、この人。今、まわりに侍らせている人たちのこと、友人ですらなく取り巻きだとでも思ってんのかな。
あんな善人ぶった笑顔全開で『えへっ、みんながいてくれるから心強いんだ』とか言ってるくせに。
……うわ。無理だわ。本気で相容れない。無理。一生分かり合えないタイプの人間かも。
「宰相の妻も悪くないけど~」
表情にも大概出ていたかもしれないが、現実逃避がてら心の中で引いていた僕の耳に、今度は甘えが混じったような粘ついた声が届いた。
「ボクさぁ~、お姫様になりたいんだよね。毎日煌びやかな服を着て、高価なアクセサリーつけて、ボクが主役の豪華なパーティーを毎晩開いてもらって」
夢見るように次々理想を語る相手に対して、正面切って『それは無理』って言ってやれたらどれだけいいか。
っていうか、この感じだと僕よりもこの世界を舞台としたゲームとやらの知識があるはずなのに、なんでそれに気づかないんだろ。
いまだに無茶でしかないお姫様論を謳うように吐き出している相手を冷めた目で見る。
第一王子妃になっても、第二王子の妃になったとしても、パージュがお姫様でいられる期間なんかごくわずかだ。むしろ、そんな文字通り夢みたいな暮らしができると思っているんだろうか。
ある程度の期間をかけて学ぶ時間の余裕があった僕とは違って、今からだと勉強勉強で遊ぶ暇すらないと思う。それと並行して、パージュの場合は高等部卒業までの間に成績もそれなりのものにしておかなきゃならないわけで。
だからこそ、ケルネールス様にも一応進言しておいたのに。
この態度からしてみるに、言ってもいないし聞かされてもいないな……多分。
「……で、み~んながボクにひれ伏すの。だって誰より可愛いお姫様なんだから、どんなワガママでも通るのが当然だよね」
僕に文句を言っていた時とは打って変わって、頬をバラ色に染めて恍惚とした微笑みを浮かべるその顔は、確かに絵本の中のお姫様と見紛うばかりだけど。
言っていることは、一から十までメチャクチャだ。
もしも、まかり間違ってレオンハルト様とパージュが婚約したら……。
想像して、一番に脳裏に浮かんだのが……王妃殿下のブチ切れた顔だった。絶対ケンカになる。
たとえ、陛下とレオンハルト様が間に入って取り成そうと努めたとしても、……無理だろうなぁ。
どうやってもレオンハルト様が王妃殿下に絞め上げられる未来しか思い浮かばない。一緒になれさえすればいいならそれでいいんだけど。さっきのパージュの様子を見るに、王子妃って地位の方に重きを置いているっぽいしな。
「いい?!次のイベントは特に大事なヤツなんだから!!明日の昼休みは絶対に食堂にくること!!いっつも逃げ回ってさぁ。卑怯だと思わない?!明日はちゃんと悪役らしく振る舞ってよね!!」
想像でしかないのにありありとその情景を思い描けすぎて遠い目をしてた僕に向かって、ビシッと指を突きつけてきた相手が居丈高に言い放つ。
碌な未来が待ち受けてない側からすると、好きにさせてくれよ……としか思えないんだよな。
過程は違っても、僕とレオンハルト様が平穏無事に婚約を解消して、そのあとパージュと正式に婚約を結び直すとかじゃダメなわけ??反対は、あるだろうな……とは思うけど。パージュが猫を被ったままなら、大丈夫ってこともなくもない……か??
結婚したとして、特に王妃殿下と絶対うまく行きっこないのはわかりきっているものの、今の二人の仲なら。陛下と王妃殿下も、一考くらいはしてくれるんじゃないか?
無言で見つめていた僕の顔があまりに物言いたげだったんだろうな……。
矢庭に纏う空気を切り替えて詰め寄ってきたパージュが、
「言うこと聞かないんだったら、断罪パーティーであんたに下す処分。もっともっと重くて酷いものにしてやるから」
鼻先で脅すような口調で囁き、トンッと突き放すように僕の胸を押した。
思わずよろけた僕に構うことなく、言うだけ言って立ち去って行く背中を呆然と見つめていると、誰か人が来たのかパージュが笑みを浮かべたのが遠目でもわかった。
すれ違うパージュを気にする素振りを見せたその人影が、一拍遅れて僕の存在に気づき軽く手を上げる。
見慣れたその姿にホッとして気が抜けたのか、脱力して折れそうになった膝に慌てて力をこめた。
「エル?パージュ君と二人で話していたのかい?」
「ああ……はい。なんというか……」
後ろを気にしつつも早足で近づいてきた兄様にそう声をかけられて曖昧に濁す。
「エルに用があって教室に行ったら、裏庭の方にいるんじゃないかと言われてね」
伺うようにソッと伸ばされた手で頰を撫でられて、「顔色が悪いな」と心配そうに顔を覗き込まれるに至って薄く苦笑いを返した。
「……兄様」
過剰なほどに心配はしてくれるけど、その原因について無理に聞き出そうとはしない人だから助かる。今は、特に。
まだ混乱しているってのもあったし。なにより肝心な、パージュが僕のことを『悪役令息』って呼ぶ理由について聞けていないことに今さら気づいて、落ち込むべきか。それともあれ以上深く関わらずに済んだことに安堵すべきかでまたグルグル悩んでた。しかも……断罪パーティーか。うわ。卒業じゃなくて、そっちがメインなんだ。今さらダメージが……。
たまに変な知識に長けている兄様に、聞いてみるのも一つの手かもしれない。とは思うものの、『悪役令息?なにかの物語の話??』とか言われたらそこで話が終わってしまう。例の夢の話は、誰にもしていないし。
どうするべきかの答えも出ないまま黙りこくっていた僕の頭を、手遊びのように撫で続けていた兄様が、
「ほら、前に魅了の使い手について気にしていただろう?」
唐突に話を切り出した。
「……ああ。はい」
気にしていました、少し前まで。多少なりとも本気でそれを疑っていました。
でも、魅了云々じゃなくてパージュがいうには『しゅじんこうほせい』?とかいうものだったらしいけど。
「一応ね?俺も気になったから。父上と、父上の伝手で宰相閣下にも探りを入れてみたんだが、今のところそういった類のものは感知されていないらしい」
自分も気になったとは言いつつも、兄様なら父様に頼らなくてもある程度情報を拾えるはず。
だからきっと、これはより正確な情報として僕に教えるために確実に物事を把握している人たちにわざわざ確認をとってくれたってことなんだろうな。
そこまでしてくれたのに、読みが外れたどころか……魅了よりもかえって意味不明な力が働いてるらしいことを知らされて困り果ててる真っ最中で。
……無駄足を踏ませてごめん、兄様。しかも、それだといつか兄様やデュリオも変わってしまう恐れがあるってこと?
それも怖いし、なによりも明日。僕に課せられた、果たすべき役割とやらを思うと頭を抱えたくなる。
その一方で、そんな無理してやらなくてもいいんじゃ……って思いがなくもない。
けど、最悪な未来を回避するために細々とした抵抗を続けてきただけに、脅すようにパージュが言い残していった『処分を重くて酷いものにする』ってセリフがどうしたって判断を鈍らせる。
「感知されていない、といっても魔術関係は元々厳しい監視下に置かれているものだし…………どうしたんだい?さっきから、様子が……」
話の途中で手の甲を額に押し付け俯いた僕の肩に手を置いて、狼狽したような声で話しかけてきた兄様の方へと視線を向けた。
「……兄様」
「ん?」
「……てんせいしゃ、って……しゅじんこうほせい?って……なに」
「は??」
疲労を限界まで引き摺ったまま声を絞り出した僕を見て大きく目を見開いた兄様が、次の瞬間苦虫を噛み潰したようなものへと表情を変え、唸るように。
「あー、なるほどねぇ……」
……って。
今まで一度も目にしたことがないような酷薄そうな薄笑いを浮かべ、低い声で呟いた。
でもそれは、見間違いかと思うくらいにほんの一瞬のことで。
「安心して、エル。たった今パージュ君は兄様の中で、殿下と並んで最重要エネミーに認定されたから」
むしろ今度は輝くばかりの笑顔をその花貌にのせ、ハッキリキッパリそう言い切った。



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作品説明に注意事項を付け足しました。
読んでいて受け入れられない表現や進行がありましたら、深傷を負う前にブラウザバックやミュートなどをしていただけますとありがたく存じます。
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