お飾りな伴侶になった過去の自分へ忠告します「お飾りは捨てるな」と

るい

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忠告5.紛れもなく父上の血を受け継いでいます

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 食堂にはまた先にオルウェンが座っていた。彼はこちらへ優しく微笑んで「今日も美しいよ」と伴侶としての優等生ぶりを発揮している。苦笑気味に微笑み私は「ありがとうございます、オルウェン様」と無難に返す。もう顔の方は赤くならなずに済んだ。

 席につき、運ばれる料理を頂く。昨日と同じく無言かと思われたがオルウェンが赤ワインをひと口飲んでからこちらを見た。

「一日ここで過ごしたが何か足りないものやしてほしいことはあるかい?」
「え、いえ、特には……」

 突然の会話に驚き、本当は色々あったが反射でないと言ってしまったことを私は後悔する。「そうか、また何かあれば言ってほしい」と彼は締めくくり食事を再開してしまった。その流れを私は見ていたが心と脳よりも口が意を決してしまい「あの、私にも気遣いは必要ありません。贈り物も結構です」と言った。
 私達が話さなければ静まりかえるこの場がより静寂にそして温度が少し下がった気がする。きっと気のせいと感じたい私だったが今の言葉が変に誤解されてオルウェンの気分を害したかと冷や汗が出た。その彼は食事の動作を止めたままでこちらに視線は向けていなかったがついに目が合う。

「……僕は気遣いというより当たり前のことをしているだけ。贈り物というのは服のことか? 気に入らなかったのならすまない。望み通り二度と贈らないよ」

 怒りは見えず私の言葉を受け止め、ただただ申し訳なさそうにオルウェンはしている。ほんの少し眉も下がり、悲しそうにも見える彼に私は完全に失敗したと、自分が酷いやつだと思った。これはまずい軌道修正と口を開くもなんと言えばいいのか考える時間を有し、その間に彼は食事を終えて食堂を去ってしまう。

 シーンと静まりかえる食堂に残された私を待機する使用人達が睨んでいるような気がする。いや、これは私が悪いとは分かっているから、出過ぎた真似をしました! すみません、だから殺さないでっ。と心内で謝罪の嵐を開催させながら私は席を立ち食堂を出た。

 逃げるように自室に戻る私の後ろをセルビスと他数名の使用人がついてくるが追われている感覚になる。私の命日は今日なのかもしれない。
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